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映画『ハード・プレイ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ハード・プレイ』の概要:プロバスケ選手になる夢を諦めきれないビリーは、タレントになりたいと夢見る恋人と共にその日暮らしをしていた。ある日、バスケの賭け試合を行うシドニーと出会い、才能を認め合った二人はタッグを組んで荒稼ぎを目論む。

映画『ハード・プレイ』の作品情報

ハード・プレイ

製作年:1992年
上映時間:115分
ジャンル:スポーツ、コメディ
監督:ロン・シェルトン
キャスト:ウェズリー・スナイプス、ウディ・ハレルソン、ロージー・ペレス、ティラ・フェレル etc

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映画『ハード・プレイ』の登場人物(キャスト)

ビリー・ホイル(ウディ・ハレルソン)
大学でバスケットボールの選手として活躍していたが、「白人は飛べない」という暗黙の了解に捉われプロ選手にはならなかった。しかし、バスケで食べていきたいという夢を捨てきれず、賭け試合で日銭を稼いでいる。ダンクシュートがうてない。チンピラのストッキ兄弟に8000ドルの借金がある。
シドニー・ディーン(ウェズリー・スナイプス)
ビリーが流れ着いた街で、2on2での賭け試合を仕切っているバスケ選手。白人であるビリーに敗北し、二人でチームを組もうと持ち掛ける。妻子と共に高級住宅へ引っ越すため幾つかの仕事を掛け持ちしている。
グローリア・クレメンテ(ロージー・ペレス)
ビリーの恋人。クイズ番組へ出演し、賞金女王を経て女優になることを夢見る。ストッキ兄弟への借金を返すため、貯金に余念がない。バスケのこととなるとなり振り構わないビリーに呆れている。
ロンダ(ティラ・フェレル)
シドニーの妻。シドニーとビリーへ、賭け試合ではなく正式な2on2のトーナメントに出るよう勧める。

映画『ハード・プレイ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ハード・プレイ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハード・プレイ』のあらすじ【起】

シドニーは、バスケの賭け試合でその腕前を発揮していた。しかし、止まらない軽口がうるさく対戦相手からは嫌厭されていた。2on2の最中、対戦相手の一人が休憩すると言い出したため、シドニーは掛け金を巻き上げるカモとして偶然居合わせたビリーへ声を掛けた。

引越して来たばかりのビリーは、シドニーとその仲間達だけでなく、試合を観戦していた群衆からも白人だから負けるだろうと馬鹿にされた。しかし、彼らの意に反しビリーは次々とシュートを決め、あっという間にマッチポイントに迫った。納得のいかないシドニーは試合を中断し、5回シュートして多く入った方が勝ちというゲームにビリーを誘った。結果、ビリーが勝利した。

掛け金を得たビリーは、恋人のグローリアが待つアパートへ帰宅。ストッキ兄弟への借金を返すまで残り7194ドルねと喜ぶ彼女だったが、そこへビリーの後を追ってきたシドニーが訪れ、チームを組んで2on2の賭け試合に参加し大金を巻き上げようと提案した。先の勝負でシドニーの腕前を認めたビリーは快諾した。

ビリーとシドニーは、他人のフリをする作戦で賭け試合へ挑んだ。得意のおしゃべりで二人組みの対戦相手を挑発したシドニーが、偶然を装いバスケコートを訪れたビリーと「ハンデ」で即席のチームとなり、油断して掛け金を跳ね上げた相手から大金を巻き上げたのだ。作戦は大成功に終わった。

映画『ハード・プレイ』のあらすじ【承】

翌朝、ビリーとグローリアが些細なことで喧嘩をしている最中、ストッキ兄弟が自宅を訪れた。二人は着の身着のまま逃げ出し、街外れのモーテルへ駆け込んだ。

一方のシドニーは、妻子と新居の下見をしていた。妻ロンダが気に入った家は高級住宅であったため、シドニーは資金を工面するため賭け試合に勝つことと、仕事を掛け持ちすると約束した。

強豪揃いのワッツ地区を訪れたシドニーは、昨日のように巧みな挑発で賭け試合の対戦者を募り、1700ドルをちらつかせながら「俺のパートナーはお前が選んでいい」とけしかけた。そこへ丁度良くビリーが姿を現すと、相手はシドニーのパートナーにビリーを選択した。余裕しゃくしゃくのシドニーとビリーだったが、実力が及ばず負けてしまい、二人は全財産を失った。

金をスったことに怒ったグローリアは、ビリーがシドニーにはめられたと確信し、クレンショーにある彼の自宅へ押しかけた。グローリアの予想は的中し、シドニーは昼間試合をした連中と自宅でピザを食べていた。事情を知ったロンダは、2on2の正規のトーナメントに出るようシドニーとビリーへ提案した。妻に逆らえないシドニーは承諾した。

地域の交流を深めるためのイベント“2on2兄弟よ手を組もうトーナメント”に出場した二人は、優勝し賞金の5000ドルを手に入れた。しかし、シドニーはビリーが試合中にダンクシュートをうてなかったことを指摘。二人は賞金を賭けダンクシュートで勝負をした。結果、ビリーはシュートを決められず再び全財産を失った。

映画『ハード・プレイ』のあらすじ【転】

ビリーが余計な賭けで賞金を失ったと知ったグローリアは、怒りを爆発させモーテルを飛び出した。彼女の後を追おうとしたビリーはストッキ兄弟に居場所を突き止められ、1週間以内に金を返すよう脅された。

賞金を手にしたシドニーは、それを元手に大工として起業していた。順調に仕事をする彼の元を訪れたビリーは、借金を返済しグローリアを取り戻したいと相談した。シドニーはビリーのことが見捨てられず、テレビスタジオのクイズ番組を制作している友人へ声を掛けると、番組にグローリアを出演させた。

クイズ番組“ジュパディ”に出演したグローリアは、日ごろの勉強の成果を発揮し、初登場にも関わらず優勝賞金1万4000ドルを獲得した。応援に来ていたビリーは控え室のグローリアへ謝罪し、二人はよりを戻した。

その後も番組のオファーを受けたグローリアは、5週勝ち抜きで得た賞金を元手に女優になるという新たな夢を持った。ビリーは、プロ選手は諦めると彼女へ告げた。二人の将来を考えるグローリアは彼の決断を応援し、2000ドルを手渡すと就職するよう言った。

同じ頃、シドニーのアパートは空き巣被害を受けており、今度はシドニーが全財産を失った。

映画『ハード・プレイ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ベビーベッドすら盗まれていたシドニーは、ビリーの元を訪れると「ダックとキングが戻った」と告げた。グローリアはコンスタントにチャンピオン賞金を獲得し、ビリーも就職しようとしていた矢先、ビリーは再びシドニーとチームを組み賭け試合を行う算段を立てた。それを知ったグローリアは静かに涙を流し、ビリーに別れを告げた。

地元で最強と言われたダックとキングを前に、シドニーとビリーはバスケットコートに立った。二人はこれまでと異なり、互いを貶し合うことなく協力してプレーした。観客は盛り上がり、掛け金はこれまでにない程に跳ね上がっていった。

14対13のマッチポイントを向かえた局面で、シドニーはビリーへ高めのパスをした。ビリーは初めてダンクシュートを決め、二人は賭けに勝利した。

ビリーは急いで帰宅したが、グローリアの姿はなかった。シドニーは、今更「女の言うことを聞け」とアドバイスした。

その後、ビリーはストッキ兄弟への借金を返済し、シドニーの会社でまともに働く決心をした。二人はまたしてもいがみ合いながら、ビーチでバスケをしながら帰路に就いた。

映画『ハード・プレイ』の感想・評価・レビュー

ウェズリー・スナイプスがヴァンパイアハンターになる以前、ウディ・ハレルソンがゾンビハンターになる以前の作品である。こんなに軽口を叩き続けるウェズリー・スナイプスは初めて見た。そして、ウディ・ハレルソンに髪の毛がある!ヘラヘラしていない!わたしが持つ彼らへのイメージは本作で覆された。

単なるスポーツ映画ではなく、バスケを通して人種の垣根を超えた友情が芽生える社会派なテーマも見受けられた。ビリーとシドニーは基本的にずっと罵りあっているが、その内容は互いの人種(と母親)を貶すような内容だ。それでも二人は、バスケの才能だけは認めている。仲の良い子供の喧嘩を見ているようで微笑ましく、一方で、やはり友情や信頼に人種の壁はないのだと思わせる爽やかな映画だった。(MIHOシネマ編集部)

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