映画『山猫は眠らない6 裏切りの銃撃』の概要:伝説の狙撃手トーマス・ベケットの息子ブランドンは、ジョージアの石油基地の警護を命じられ、凶悪なテロリストを相手に戦う。しかし、味方の動きは全て敵に筒抜けで、苦戦を強いられるのだった。
映画『山猫は眠らない6 裏切りの銃撃』の作品情報
上映時間:99分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ドン・マイケル・ポール
キャスト:チャド・マイケル・コリンズ、ビリー・ゼイン、ニック・ゴメス、ラヴィル・イシアノフ etc
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映画『山猫は眠らない6 裏切りの銃撃』の登場人物(キャスト)
- ブランドン・ベケット(チャド・マイケル・コリンズ)
- 海兵隊の狙撃兵。一等軍曹。伝説の狙撃手トーマス・ベケットの息子であるが、父と比較されることを嫌がっている。テロリストに狙われた石油基地を守るジョージア軍の支援に当たる。
- リチャード・ミラー少佐(ビリー・ゼイン)
- ブランドンの父、トーマス・ベケットの古くからの友人であり、ブランドンに狙撃を指導した教官でもある。今回はブランドンと同じチームでジョージア軍の援護に当たる。
- ロビン・スレイター(ステファニー・ヴォクト)
- 軍民融合センター(CFC)の指揮官。ジョージアの石油基地の警備を指揮する。ドローンの安全性を信頼しており、増強を考えている。
映画『山猫は眠らない6 裏切りの銃撃』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『山猫は眠らない6 裏切りの銃撃』のあらすじ【起】
トルコ付近のとある海岸。海兵隊狙撃兵のブランドン・ベケットはかつての教官リチャード・ミラーや同僚たちと共に、アメリカ人の人質を救出するため、海岸で待機していた。そこに黒装束のテロリスト集団と人質が現れ、少年兵に人質の殺害を実行させようとする。ブランドンは狙撃命令が下りたものの、相手が少年兵であったため躊躇ってしまう。同僚たちが狙撃して銃撃戦となるが、味方のヘリの援護も加わり、その場にいたテロリストは全滅する。
任務が終わったチームは、イスタンブールの港のオープンカフェで乾杯をした。ブランドンの父が伝説のスナイパー、トーマス・ベケットであることは周知の事実であり、同僚の女性は彼のことをジュニアと呼んだ。ブランドンは不機嫌になり席を外すが、子供を見て躊躇うような自分はジュニアと呼ばれても仕方がないと、自分のふがいなさを反省する。
ブランドンは港に佇む美女を見つけてナンパを試みるが、見失う。そんな彼を見知らぬ狙撃兵が追跡していた。彼は命を狙われるが、かつての上司ビットウェル少佐が狙撃兵を殺害し、彼は命拾いをする。その後、ブランドンたちは大佐や少佐と合流し、次のミッションが告げられた。それはジョージアを横断する石油のパイプラインの警備任務。そして指揮官として現れたのは、先ほどの美女ロビン・スレイターだった。
映画『山猫は眠らない6 裏切りの銃撃』のあらすじ【承】
石油基地で狙撃事件や爆破事件を繰り返すのは、アフガン兵士ロシャン・ガザコフをリーダーとするテロリスト軍団だった。ロビンはブランドンたちに、最新鋭のMQIプレデターというドローン3機で監視をしているため、上空からの警備は万全であると説明する。
ブランドンたちがジョージアのガス施設に到着すると、ミラーが上官として待っていた。この後、オーストリアの石油王グリューンが、土地の権利を交渉するため訪問するのだという。チームは早速配置に就くが、テロリストたちも彼らを狙っていた。銃撃戦が始まると、敵は姿を見せないが狙いは正確であり、狙撃チームは劣勢となる。上空のドローンが敵を見つけて攻撃し、その場は収束した。
狙撃チームは石油王を守ったものの、2人の仲間を失った。しかしなぜか、ジョージア兵は無傷であった。ブランドンはジョージア兵の中に内通者がいるのではと疑い、そのことでミラーと激しい言い合いとなる。上司に楯突いた結果、ブランドンは標高3600メートルの大カフカス山脈の国境警備に左遷されることとなった。険しい山の上の山小屋には、堅物のジョージア兵たちが監視任務に就いており、新顔のブランドンと衝突する。やがてジョージア兵の上官ゾトフと打ち解けたブランドンは、軍に内通者がいると話すと、敵の狙撃兵から情報を得るのが一番だと言われ、ガザコフと直接交渉することを勧められる。
映画『山猫は眠らない6 裏切りの銃撃』のあらすじ【転】
雪山の上の無線傍受施設で、ジョージア兵は侵入するチェチェン人を殺害した。その夜、ゾトフはブランドンに、トーマス・ベケットを知っていると打ち明ける。彼がロシアの特殊部隊にいた時に、敵同士で向かい合ったことがあるのだそうだ。
ブランドンは山岳地帯の警備に同行した。しかし、小屋を離れた時、チェチェン人の軍隊が小屋に侵入し、ジョージア兵は次々と襲われてしまう。ブランドンは遠くからチェチェン人を狙撃して、ゾトフの命を助ける。彼はブランドンの腕前を称え、任務は終了したと握手を交わすのだった。
ブランドンは米ジョージア軍合同軍基地に戻ると、ゾトフから紹介された盲目の男に、ガザコフに会うための手配を依頼する。ガザコフの義弟の遺体の一部を受け取ったブランドンは、それと引き換えにガザコフと交渉しようと考えていた。その後、ブランドンは盲目の男と共に、ガザコフがいる敵地へと赴いた。
ガザコフと面会を果たしたブランドンだったが、内通者の情報は得られなかった。兵が耐久性ノートパソコンを所持しているのを確認した後、ガザコフと格闘する。その時、味方のドローンが上空からミサイルを発射。ブランドンは衝撃で倒れながらも脱出する。
映画『山猫は眠らない6 裏切りの銃撃』の結末・ラスト(ネタバレ)
部隊に戻ったブランドンは、敵がドローンの情報を傍受しているとロビンに報告する。しかし彼女は、ドローンの安全性を信じて疑わなかった。上空からドローンが見張る中、狙撃部隊はガザコフの潜伏先に向かうジョージア軍の援護を続行した。しかし、ドローンの情報を傍受した敵の正確な攻撃により、部隊は再び苦戦を強いられる。ブランドンは防弾チョッキに組み込まれたGPSが原因だと確信し、全員の防弾チョッキを脱がせた。すると敵の攻撃が収束。ミラーはようやく、ブランドンが正しいことを認めた。
ジョージア軍はガザコフの次の襲撃地コブレチに先回りし、急襲することにした。ドローンの不備をロビンに指摘したミラーは、ジョージア軍と共にコブレチに向かい、ブランドンはガス施設に留まった。ガス施設で待機していたロビンと大佐を、ガザコフが襲撃。コブレチに向かうという情報は嘘であった。ドローンがハッキングされていることにようやく気付いたロビンは、すぐにドローンの飛行中止を命じた。
その後、激しい銃撃戦となるが、ブランドンはガザコフを仕留めたことで敵は撤退。任務は終了する。ミラーはブランドンに、勇気と根性があるところが父親によく似ていると称えた。チームはイスタンブールに戻り、任務終了の祝杯を挙げる。ロビンは自分の判断ミスを認めるが、ブランドンは彼女の立場を理解し、責めることはしなかった。
映画『山猫は眠らない6 裏切りの銃撃』の感想・評価・レビュー
『山猫は眠らない5 反逆の銃痕』の続編で、今回は息子の若きブランドン・ベケットが主人公である。伝説の狙撃手トーマス・ベケットは登場しないものの、前回は登場していなかったビリー・ゼイン演じるミラー少佐が復活するので、ファンには嬉しいだろう。
ジョージアの険しい山々が主な舞台。中でも雪の迷彩服に身を包んだブランドンが、大コーカサス山脈の壮大な自然の中で繰り広げる狙撃シーンは、雪山ならではのワイルドな迫力があった。狙撃手目線のカメラワークはピリピリとした雰囲気が伝わり、今回もスリリングで安定感のある面白さだった。(MIHOシネマ編集部)
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