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映画『パラメディック 闇の救急救命士』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『パラメディック 闇の救急救命士』の概要:重体患者の救急搬送中、不慮の事故によって下半身不随となってしまった救急救命士のアンヘル。そのせいで、付き合っていた恋人のヴァネサと別れてしまう。だが、アンヘルは彼女を諦めきれず、ストーカーして監禁。更に弊害となる者たちをも手にかけていく。

映画『パラメディック 闇の救急救命士』の作品情報

パラメディック 闇の救急救命士

製作年:2020年
上映時間:94分
ジャンル:サスペンス
監督:カルレス・トラス
キャスト:マリオ・カサス、デボラ・フランソワ、ギジェルモ・フェニン、マリア・ロドリゲス・ソト etc

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映画『パラメディック 闇の救急救命士』の登場人物(キャスト)

アンヘル(マリオ・カサス)
救急救命士として働いていたが、不慮の事故により下半身不随となってしまう。少々癖のある性格で盗癖があり、ヴァネサに強い執着心がある。
ヴァネサ(デボラ・フランソワ)
獣医師を目指し大学へ通う女子大生。子供を欲しがっていたが、アンヘルによってスマホにハッカーアプリを仕込まれていることに気付き別れる。とても優しく愛情深い。リカルドと交際し妊娠する。
リカルド(ギジェルモ・フェニン)
アンヘルの同僚で救急車の運転手。不注意によりトラックと衝突してしまうが、頭部に軽い外傷を負っただけで済む。アンヘルと別れた後のヴァネサと交際し、妊娠までさせる。

映画『パラメディック 闇の救急救命士』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『パラメディック 闇の救急救命士』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『パラメディック 闇の救急救命士』のあらすじ【起】

救急救命士のアンヘルは恋人のヴァネサと同棲中だった。彼は怪我人の救助に向かう際、小物を一つ蒐集する癖がある。ヴァネサは子供を欲しがっていたが、アンヘルと何度体を重ねても妊娠しない。その原因はもしかして自分にあるのかもしれないと思ったアンヘル。密かに病院を受診し、調べてもらうことに。すると、精子に元気がなく卵子にまで到達できないという精子無力症であることが判明。医師は現在の症状だったら不妊治療で改善できると言うのだった。

そんなある夜、交通事故の現場へ向かい意識不明の怪我人を搬送することになったアンヘル。怪我人は非常に危険な状態で搬送中にバイタルが低下し、けいれんを起こしてしまう。救急車は病院へ急いでいたが、運転手であるリカルドの不注意によって大型トラックから突っ込まれてしまう。そのせいでアンヘルは脊髄を損傷するという大怪我を負い、下半身不随となってしまうのだった。

ヴァネサは憔悴するアンヘルを労ってくれるが、近頃彼女は男性の同級生と頻繁に連絡を取り合っている。そこで、浮気を疑ったアンヘルはヴァネサのスマホにハッカーアプリを仕込み彼女の動向を探ることにした。

アンヘルは日中、バスに乗ってリハビリに通っている。担当の理学療法士は女性だったが、アンヘルに厳しい。以前とは違って不自由になってしまった彼は、次第に苛立ちを見せ始めヴァネサにも当たり散らすようになった。その上、深夜になると感覚がないはずの両足が酷く痛み、耐えがたいほどに辛い。ヴァネサに何度も連絡を入れるが、彼女は電話に出ない。仕方ないので自力で移動し、痛み止めを服用した。そして、アンヘルは痛み止めをわざと隠してしまう。

映画『パラメディック 闇の救急救命士』のあらすじ【承】

翌日、自宅へとやって来たヴァネサに痛み止めが無くて辛かったとこれみよがしに訴えた。すると、ヴァネサはむっとしながらも薬局へ痛み止めを買いに行ってくれる。だが、彼女は密かにアンヘルの態度に苛立ちを募らせ、どうしたら良いか友人に相談。友人は以前からアンヘルを嫌っており、ヴァネサに対する仕打ちは虐待だと指摘し、別れるよう促した。アンヘルが仕込んだハッカーアプリから全てを把握されていることなど露とも知らない。

そこで、アンヘルはヴァネサを労うことに。肌を合わせた後、アンヘルはシャワーへ。そこで、ヴァネサのトークアプリが着信音を鳴らす。同じ音がアンヘルのPC端末から聞こえ、彼女はアンヘルによってハッカーアプリを仕込まれていることに気付く。恐怖を覚えたヴァネサは早々に荷造りを行い、アンヘルの元を去ってしまうのだった。

数か月後、もうじきクリスマスという頃になり、アンヘルはようやくリハビリを再開。一人侘しくクリスマスと年明けを過ごした。更に彼は密かにヴァネサをストーカーしており、現在付き合っている恋人がアンヘルを下半身不随へと至らしめた事故を起こしたリカルドであることを突き止める。そして、2人を尾行しヴァネサが妊娠したことを知った。

そこで、アンヘルは激痛を和らげたいと知り合いの薬剤師に訴え、麻薬を入手。ヴァネサのストーカーを続け、彼女に声をかけこれまでの礼と別れを告げた。すると、優しいヴァネサは彼を家まで送ってくれる。アンヘルはこの機会に彼女が置いて行った荷物を持って行けばいいと告げ、まんまと家の中へ招き入れることに成功。更に抗うつ剤で朦朧としていると加えれば、心配したヴァネサはスマホの番号を教えてくれると言う。

映画『パラメディック 闇の救急救命士』のあらすじ【転】

かつて祖母が使っていた部屋へ案内したアンヘルは、ヴァネサに麻酔薬を打ちベッドへ拘束してしまう。彼女が意識を取り戻したのは翌朝のこと。悲鳴を消すべく大音量で音楽をかけ、その間にヴァネサのスマホを操作してリカルドへと出産を諦めると連絡を入れ、スマホを川に捨てた。
外出後、日が暮れてから帰宅。ヴァネサは一頻り泣き喚いて諦めた様子だったが、口枷を外すとすぐさま叫び声を上げる。そのため、アンヘルは更に麻薬を打つ羽目になるのだった。

薬で朦朧としている彼女の横へ並び、ご満悦のアンヘル。ところが、隣室の老人がアンヘルの部屋からヴァネサの叫び声が聞こえたと心配して部屋を訪ねて来る。何度も心配いらないと返答したが、老人は諦めない。仕方ないので娼婦を呼んだと説明するとようやく納得してくれるのだった。

リハビリに行った夜、家の前でリカルドが待ち伏せている。忽然と行方不明になったヴァネサを心配しているようだ。彼はヴァネサと付き合っていることを明かし、何か分かったら情報をくれるよう頼み込む。

監禁して3日目。アンヘルはヴァネサに網膜外麻酔を打って下半身を一時的に麻痺させ、拘束を解いた。ヴァネサは足を引き摺って逃げようとしたが、ドアには鍵がかかっていて出られなかった。

リカルドからアンヘルへ何度も連絡が入っていたが、そのどれにも応答せず。彼はヴァネサとの生活を楽しむ。アンヘルは産まれて来る子供を楽しみにしていると言うが、ヴァネサにはその気などない。彼女は隙を突いて空きビンでアンヘルを強打。痛みに呻いている間に逃走しようとしたが、アンヘルによって薬を打たれ虚脱状態になってしまう。すると、隣人が彼女の叫び声を聞きつけ慌てた様子で部屋を訪問。警察へ通報すると騒ぎ出した。激情に駆られたアンヘルはうるさい老人を刺殺してしまう。

映画『パラメディック 闇の救急救命士』の結末・ラスト(ネタバレ)

老人の遺体を専門の業者に引き取ってもらったアンヘル。翌朝、警察が自宅へと訪れる。どうやらリカルドがヴァネサの失踪届を出したようだ。そこで、アンヘルはリカルドを待ち伏せて襲い掛かり、毒殺してしまう。しかも、自殺したと見せかける工作まで行った。

老人を刺殺してから、逃走を諦めたのかヴァネサの態度が軟化する。アンヘルは母体を労り子供を迎える準備を着々と進める。更に結婚指輪を出してプロポーズまでした。ヴァネサは常に薬漬けで下半身は麻痺状態。室内の移動は車椅子だった。シャワーを浴びるため、浴室へやって来た彼女は、アンヘルを追い出し一人きりになる。そこで密かに剃刀とドライバーを入手。

夜になりアンヘルが外出したため、ヴァネサは隠し持っていた剃刀で拘束を解きドアを破壊して室外へ。薬が切れかけているため、立ち上がることはできるが、二律歩行は難しい。エレベーターへと到達間近。最悪にもアンヘルが帰って来てしまう。彼女は慌てて階段を降り、アンヘルと揉み合った末に彼を刺して階下へと突き落としてしまった。

それなのにアンヘルは死ぬことなく、全身麻痺になりながらも助かった。身動きできない彼の前にヴァネサが現れる。彼女は彼から受けた仕打ちを返すべく、今後の世話は全て自分がすると不敵な笑みを浮かべ、アンヘルを引き取るのであった。

映画『パラメディック 闇の救急救命士』の感想・評価・レビュー

NETFLIXにて配信されているスペインの犯罪スリラー。救急救命士だった男が下半身不随となり、別れた恋人へと異常な執着を示し犯罪へとひた走るという内容。

事故に遭う前から主人公の異常性がちらちらと映し出され、不穏な空気が漂っている。恐らく元々彼はちょっと危ない性格だったのだと暗に示唆しており、それが下半身不随になってから如実に表れるようになる。最初から最後まで主人公の異常性を見せられ、不気味というよりは執着された恋人が可哀想で仕方なくなる。個人的に主人公はただの我儘で甘えたがりのクソガキとしか思えず、正直見るに堪えない状況だった。作品としての演出はなかなか面白く、構成も悪くない。異常性が強調されていて良かったと思う。(MIHOシネマ編集部)


プライドが高く、手癖が悪い上束縛も強めという、職業が救命救急士だから何とか認められる不気味な男が主人公です。とにかく終始性格が歪みっぱなしで、車椅子生活に陥ってさらに拍車がかかります。よって全く事故の件に関しては同情できません。話はベタで最後はスカッとしますが、正直ここまで気持ちの悪い人間とは関わり続けるのが嫌ですね。笑うか引くかの境界線を常に綱渡りして観るような感じの作品です。(男性 20代)

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