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映画『ワイルド・ストーム』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ワイルド・ストーム』の概要:「ワイルド・スピード」のロブ・コーエン監督によるディザスター・クライム・アクション。超巨大ハリケーンが迫るアラバマ州で、強盗団が財務省の紙幣処理施設を襲撃!地元の気象学者が凶悪な犯人に立ち向かう。

映画『ワイルド・ストーム』の作品情報

ワイルド・ストーム

製作年:2018年
上映時間:104分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ロブ・コーエン
キャスト:トビー・ケベル、マギー・グレイス、ライアン・クワンテン、ラルフ・アイネソン etc

映画『ワイルド・ストーム』の登場人物(キャスト)

ウィル・ラトリッジ(トビー・ケベル)
気象博士。ブリーズの弟。子供の頃に巨大ハリケーンで父を失っている。愛車はハリケーンでも飛ばされない機能を搭載した災害用特殊車両「ドミネーター」。
ケーシー・コービン(マギー・グレイス)
財務省のエージェント。3億ドルの古い紙幣を財務省の紙幣処理施設に輸送して、金庫にある全6億ドルを裁断するという重大な任務を任される。
ブリーズ・ラトリッジ(ライアン・クワンテン)
ウィルの兄で街の修理屋。元軍人でアフガニスタンに従軍した経験もある。ケーシーから処理施設の配電盤の修理を依頼され、事件に巻き込まれる。
コナー・パーキンス(ラルフ・アイネソン)
強盗団のリーダー。ハリケーンの混乱に乗じて紙幣処理施設の現金を奪う計画を企てる。

映画『ワイルド・ストーム』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ワイルド・ストーム』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ワイルド・ストーム』のあらすじ【起】

1992年、アラバマ州。ウィルとブリーズ兄弟は父とドライブ中、カテゴリー5の超巨大ハリケーン・アンドリューに巻き込まれた。避難先の住居は強風で飛ばされ、父は飛んできた貯水タンクに圧し潰されて死んでしまう。

25年後の現在。気象博士となったウィル・ラトリッジは、迫りくるハリケーン・タミーの観測をするためドローンを飛ばし、大きな被害をもたらすと予測した。住民たちは嵐の前に避難しようと街を離れていく中、3台の大型トラックが猛然と街に向かう。それは財務省のエージェント、ケーシー・コービンが率いる現金輸送トラック。古い紙幣3億ドルを積載し、財務省の紙幣処理施設に向けて運んでいた。

彼女は金庫内の6億ドルを全て断裁処理するという重大な任務を、財務省から託されていた。3億ドルを無事に金庫に運び入れたことを、この仕事を紹介してくれたモリスに報告。その後、キーコードを変更して一旦金庫を離れた。裁断機が故障したため、彼女は街の修理屋ブリーズ・ラントリッジに依頼に向かう。

ケーシーがいない間に、コナー・パーキンスが率いる強盗団がハリケーンの混乱に乗じて処理施設に侵入する。彼らは財務省職員たちを人質に立て籠もり、事前に侵入させていたハッカーに金庫を開けさせようとしたが、ケーシーが直前にキーコードを変更していたため開けられないことに気付く。

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映画『ワイルド・ストーム』のあらすじ【承】

ケーシーは修理屋のブリーズを車に乗せて施設に戻り、強盗団の襲撃を受ける。ブリーズは人質として捕らえられ、配電盤の修理をさせられることになった。ケーシーはウィルに助けられて施設から逃げ切り、警察署に助けを求める。警察署はハリケーンの強制避難で、保安官のジミー以外は誰もいなかった。ウィルは処理施設が襲われたことを説明するが、実はジミーも強盗団の一味であっため、逆に銃で脅されてしまう。

ケーシーとウィルは反撃して逃走。ウィルの車はハリケーンにも耐えられる特殊仕様だったため、追跡してくるジミーにわざと衝突させてダメージを負わせた。ジミーが気絶している間に銃や通信機器を奪ったウィルたちは、通信の鉄塔に向かう。強盗団の通信を妨害するのが目的で、ウィルは時速230キロの強風が吹き荒れる中、鉄塔をよじ登ってワイヤーを括り付けた。強盗団の銃撃をかわしながら、ワイヤーを車で引っ張り鉄塔を倒すことに成功。これによって強盗団は通信が使えなくなり、キーコードの解析ができなくなる。

映画『ワイルド・ストーム』のあらすじ【転】

ジミー以外の保安官も強盗団とグルであった。ジミーは保安官たちを引き連れて処理施設に乗り込み、ハリケーンを利用したことが逆効果になったなどと、コナーと言い合いとなる。仲間割れの結果、ジミーは射殺されてしまう。

ハリケーン・タミーは猛威を増し、桁外れの勢いで街を飲み込み始めた。ケーシーは自分と引き換えに、人質の財務省の職員やブリーズの解放を求める。ショッピングモールで人質の交換が行われることになるが、それはウィルがハリケーンを利用して、敵を突風に巻き込ませるための作戦であった。作戦は成功し、強盗団の複数名がハリケーンに吹き飛ばされた。

ケーシーはウィルの愛車に爆弾を積んで爆破テロを起こそうとした。ウィルは仕方なく応じて準備をしていたが、強盗団の残りのメンバーの襲撃を受けてしまい、さらに洪水も発生して離れ離れとなってしまう。ウィルは溺れていたところをボートで来た兄に助けられたが、ケーシーは強盗団に捕まり、ついに金庫を開けさせられてしまった。

映画『ワイルド・ストーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

周辺がハリケーンの目に入り、一瞬強風が収まった。そのタイミングを利用して、ウィルとブリーズ兄弟は自宅に戻り、武器をかき集めて処理施設に向かった。しかし、コナーたちは6億ドルの現金を3台のトラックに積み込み、処理施設を出た後だった。ウィルたちは近道を使ってトラックの先回りをすることにした。

トラックに追い付いた兄弟は、最後尾のトラックに飛び移って運転手を襲撃。そのトラックの運転は兄に任せ、ウィルはさらに2台目のトラックに飛び移り、捕らえられていたケーシーを救出した。兄弟は先頭トラックを運転するコナーを追いかけ、「レッドドッグオハマ22」というアメフトの作戦で挟み撃ちにする。ハリケーンの壁に押し付けられたコナーのトラックは荷台を吹き飛ばされ、大量の札束が吹き飛んだ。その後荷台は宙を飛び、コナーに直撃した。ブリーズはウィルとケーシーが乗るトラックに飛び移る。

ハリケーンが通り過ぎると、風は嘘のように収まった。ケーシーは2億ドルを持ってメキシコに行こうと冗談を言いながら、3人を乗せたトラックは国道を走り抜けるのだった。

映画『ワイルド・ストーム』の感想・評価・レビュー

ハリケーンの最中に強盗団が紙幣処理施設を強盗団が襲うという、いろんな要素がてんこ盛りのアクション映画。そもそも6億ドルもの紙幣が、穀物でも運ぶかのような丸見えの状態で輸送される訳がないし、こんな重要な任務を財務省がエージェントに託すわけがない。無茶苦茶な設定だらけだが、細かいことは気にせずにざっくりと楽しみたい。

暴風雨が吹き荒れる中のアクションシーンには相当力が入っており、鉄塔やショッピングモールの暴風シーンは必見。その一方で、まったりとした会話シーンが妙に長いのが気になるが、見どころ突っ込みどころが満載なので、家族や友達と見ると大いに盛り上がれるに違いない。(MIHOシネマ編集部)

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