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映画『マン・オブ・スティール』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『マン・オブ・スティール』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マン・オブ・スティール』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『マン・オブ・スティール』の結末までのストーリー
  • 『マン・オブ・スティール』を見た感想・レビュー
  • 『マン・オブ・スティール』を見た人におすすめの映画5選

映画『マン・オブ・スティール』の作品情報

マン・オブ・スティール

製作年:2013年
上映時間:143分
ジャンル:SF、アクション
監督:ザック・スナイダー
キャスト:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケヴィン・コスナー etc

映画『マン・オブ・スティール』の登場人物(キャスト)

クラーク・ケント / カル=エル(ヘンリー・カヴィル)
クリプトン人の生き残りだが、そのことを知らず地球人として育つ。強大な力を有しており、その力で地球を守るため立ち上がる。
ゾッド将軍(マイケル・シャノン)
カル=エルと同じくクリプトン人の出身。クリプトン星復活のため、地球をクリプトン星に作り替えようとしている。
ジョナサン・ケント(ケヴィン・コスナー)
カル=エルの育ての親。周りとは違う自分に思い悩む彼に道を示す。
ジョー=エル(ラッセル・クロウ)
カル=エルの実父。崩れゆくクリプトン星から息子を逃がす。その後、道に迷う息子にスーパーヒーローとしてのスーツを授けた。

映画『マン・オブ・スティール』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『マン・オブ・スティール』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マン・オブ・スティール』のあらすじ【起】

宇宙のどこかにある惑星、クリプトン。そんなクリプトンで、新たな生命が誕生した。その赤ん坊の名前はカル=エル。近年人工生育が主となったクリプトンにおいて、数百年ぶりに自然に生を得た男の子だった。しかし、クリプトンはその頃、度重なる資源の無駄遣いによって破滅の危機にまで陥っていた。カル=エルの父、ジョー=エルはそのことを惑星の上層部へと伝えるが、彼らはそんな事実から目を逸らそうとする。

しかし、そんな時だった。そんな上層部に対して、ゾッド将軍という人物がクーデターを起こしたのである。ゾッド将軍は、ジョー=エルにクーデターに参加するように声をかけるが、ジョー=エルはそれを拒否。彼は自身の息子に、クリプトン人の遺伝情報が記録されたコデックスというものを託すと、彼をとある惑星へと送り出した。ジョー=エルは、いずれ惑星が滅びることを察し、カル=エルにクリプトン人の復興を託したのである。やがてゾッド将軍によるクーデターは鎮圧されたものの、資源の枯渇したクリプトン星は、とうとう崩壊するのだった。

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映画『マン・オブ・スティール』のあらすじ【承】

一方、惑星の崩壊に伴いクリプトン星人が生き絶えていく中、ゾッド将軍とその仲間は、なんと奇跡的に生き残っていた。その頃、父親のおかげで一人クリプトン星から逃げのびていたカル=エルは、とある惑星へと辿り着いていた。地球である。

彼がたどり着いたのは、アメリカのカンザス州にあるとある場所だった。そして、カプセルに入ったカル=エルを、とある夫婦が見つけだす。子供のいなかったジョナサン・ケントとマーサ・ケント夫妻は、カル=エルを引き取り、自分達の子供として育てていく決心をするのだった。

クラーク・ケントと名付けられたカル=エルは、夫婦の愛を受けながら、すくすくと成長していった。しかし、彼は周りの子供達とは違っていた。クラークには、生まれつき超能力が備わっていたのである。自分の力をうまく扱えないクラークは周囲から浮いてしまうが、それでもケント夫妻はクラークに惜しみない愛情を注ぐのだった。

映画『マン・オブ・スティール』のあらすじ【転】

ケント夫妻は、大きくなったクラークに彼を拾った時の話を包み隠さず打ち明けた。そして、彼に無闇に能力を使わないよう、さらに、自身が何者かを突き止めるように伝えるのだった。しかし、そんなジョナサンが、突然竜巻に巻き込まれ命を落としてしまう。愛する父親を失い悲しみにくれるクラークだったが、ジョナサンの生前の言葉を思い出し、自分の出自を求める旅に出るのだった。

そして、旅の最中、クラークは北極の氷の下に眠る、とある謎の物体に関する情報を掴む。一方、その謎の物体に関する調査を進めていた人物がいた。新聞記者のロイス・レインである。ロイスは北極に向かい、そこで、超人的な力を持つクラークと出会うのだった。

そして、その謎の物体とは、ジョー=エルの記憶がインプットされた宇宙船だった。その記憶から、クラークは自らがクラプトン人であること、そして、自身の出生についてを知るのだった。さらに、ジョー=エルは、クラークに一枚のスーパースーツを手渡すのだった。

映画『マン・オブ・スティール』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、そんな時地球にある人物がやってきた。惑星の崩壊から生き延びていたゾッド将軍である。ゾッド将軍は地球上の電波をジャックすると、カル=エルを差し出すように国民に呼びかけるのだった。そして、カル=エルは自らのすべきことを考え、父に与えられたコスチュームを身に纏い、ゾッド将軍の前に姿を現すのだった。

ゾッド将軍の狙いは、地球を第二のクリプトン星へと作り変えることだった。しかし、母国と同様大切な人が住む地球も愛しているカル=エルは、そんなゾッド将軍を止めようとする。そして、意見を違えた二人の激しい戦いが幕を開ける。

カル=エルは、決してゾッド将軍を殺したいわけではなかった。しかし、カル=エルに押され、無関係の親子を手にかけようとしたゾッド将軍を、仕方なくカル=エルは手にかけてしまう。彼は戦いに勝利したものの、深い悲しみに包まれるのだった。その後、カル=エルは自らが敵ではないことを人類に表明する。そして、ロイスの働く新聞社で、クラークとして働くことになるのだった。

映画『マン・オブ・スティール』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

伝説的ヒーローであるスーパーマンの出生に触れる事の出来る作品。マーベル作品でもそうだが、同じヒーロー映画でも主演を変えて、別枠として売り出す事を良くするのだが、今回スーパーマンを演じたヘンリーカヴィルはまさにはまり役だと感じた。スーパーマンは他のヒーローと違い、とにかく無敵で、かつ公平で、人間味があるという、子供にとっても夢のような人物であるので、少しイメージが違うだけで理想像が崩れてしまうものだが、ヘンリーカヴィルの演じるスーパーマンはまさに人類の希望になり得る存在感があった。(男性 30代)


本作はスーパーマン誕生を描いた作品。彼の出生や本当の家族、幼少期が分かるスーパーマンファンにはたまらない構成なのではないだろうか。
ド派手なアクションと、ド派手な戦闘、人知を超えた強固な体を持つクリプトン人の戦いはすごく見応えがあった。
また、スーパーマン役、ヘンリーカヴィルの悲痛で影を感じさせる整った顔立ちが今回のスーパーマンにははまり役だったなと思う。
所々矛盾のようなものを感じる場面があり、少々気になったが、他は良かった。(女性 20代)


自分が想像していたスーパーマン像とはかなりかけ離れていたので驚いた。そもそもスーパーマンという名前は知っていても、彼が何者かはまったく知らなかったので、生まれた星から違うというのは個人的には衝撃だった。
大きすぎる能力に苦悩するヒーローというのは珍しくないが、その部分にここまでスポットを当てるのはなかなか珍しいと思う。物語全体のダークな雰囲気が、主人公の葛藤とマッチしていて良かった。
あんなに派手な原色スーツを着ているのに、憂いをおびた表情が様になるヘンリー・カヴィルが凄い。(女性 30代)


これまでのスーパーマンと明確に違うのはヘンリー・カヴィル演じるクラーク・ケントは非常に人間臭い。馬鹿にされて怒りをあらわにするし、人間の側につくか苦悩もする。そのためヒーロー映画でありながら人間ドラマ重視のシナリオ。MCU的なポップなノリを期待すると重いシナリオに圧倒される。

俳優陣も豪華だし、ヒーロー映画という色眼鏡で見なければ人間ドラマとしてとても面白い。アクションシーンも相当にお金をかけているので迫力も凄い。(男性 30代)


クリプトン星出身の異邦人が地球で父親の教えを胸に、壮絶な戦いに挑む姿はまさに“現代の神話”。特に、街ごとブラスターで吹き飛ばされるようなバトルシーンは、スーパーヒーローの力とその代償を痛烈に描いていて圧倒されました。最後、自らを犠牲にしてでも守り抜こうとする姿に、涙が止まりませんでした。(20代 男性)


前半はクラークの人間性が丁寧に描かれ、彼が葛藤を乗り越えて真のヒーローになるまでの道のりが心に刺さりました。大都市を舞台にしたドゥームズデイとの戦いは、特撮とリアルな破壊描写の融合が見事。だが一方で「これでもか」と肉弾戦を描くあまり人命軽視の印象もあり、賛否が分かれそうです。(30代 女性)


スーパー戦闘機と手合わせしたスーパーマンの描写に驚きました。拳一発で戦闘機を粉砕するシーンは、感覚として「これが本物の能力か」と鳥肌が立ちました。ただ破壊シーンが派手すぎて、一緒に戦う側の人間の存在感が薄れたのは少し残念。もっと家族や街のSOSにも寄り添う演出が欲しかったです。(40代 男性)


地球とクリプトン、2つの故郷の間で揺れる苦悩が深く描かれていたのが印象的。主人公の孤立感や、自分はどこに帰属すべきかというアイデンティティの葛藤が、ただのアクション映画以上の深みを感じさせました。特にラストで決断する瞬間の哀しみが心に残ります。(50代 女性)


アクションの迫力に圧倒されつつ、少年クラーク時代の描写が未来の彼の行動を補強していて見事な構成。両親の愛情と彼らの教えが説得力を持っているからこそ、「ヒーローとは何か」の問いが胸に響くのだと気づきました。復活した人類と共に希望が芽生えるラストは清々しかったです。(30代 男性)


正直、ハイスペックすぎるスーパーマンにはついていけないかもと思いましたが、彼の“普通じゃない普通さ”を両親が育てる過程が丁寧で共感できました。特にジョナサン・ケントの最期のセリフは、「力があるからこそ守る価値がある」と泣けるメッセージ。バトルの迫力とヒューマン要素のバランスが良かったです。(20代 女性)

映画『マン・オブ・スティール』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マン・オブ・スティール』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

この映画を一言で表すと?

神と人間の信念が激突する、重厚なスーパーヒーロー対決映画!

どんな話?

スーパーマンの存在が世界に与える影響を危惧するバットマンが、正義の名のもとに彼と対決する一方、背後でレックス・ルーサーの陰謀が動き出す。ヒーロー同士の衝突と共闘、そして人類の未来を懸けた戦いが展開される。

ここがおすすめ!

『マン・オブ・スティール』の続編的な位置づけで、スーパーマンの“神性”に対する問いかけがさらに深まります。圧倒的なビジュアルと、ヒーローたちの心理描写のバランスが見事。DCEUファンは必見の一本です。

ウォッチメン

この映画を一言で表すと?

ヒーローの正義と闇を描く、超異色な大人向けダーク・ヒーロー映画。

どんな話?

冷戦時代、かつて活躍していたヒーローたちが陰謀に巻き込まれ、一人ずつ命を狙われていく。謎を追ううちに、正義とは何か、そして人類にとっての“救済”とは何かが問われていく。

ここがおすすめ!

『マン・オブ・スティール』と同じザック・スナイダー監督による作品で、映像美と哲学的テーマが融合。ヒーローものの枠を超えた、人間の本質に迫る重厚なストーリーが魅力です。

インターステラー

この映画を一言で表すと?

人類の未来と親子の絆をかけて宇宙に挑む、感動のSF叙事詩。

どんな話?

地球の終焉が迫る中、父である元宇宙飛行士が人類の新天地を探すためにワームホールを通じて宇宙へ。そこには時間と空間を超えた旅と、娘への思いが待っていた。

ここがおすすめ!

ヒーロー映画とはジャンルが異なりますが、スケール感とヒューマンドラマの融合という点で共通。超常的存在と人間の感情が交差するストーリーは、『マン・オブ・スティール』の深みが好きな人に刺さるはず。

アイアンマン

この映画を一言で表すと?

兵器開発者がヒーローに生まれ変わる、MCUの原点にして傑作。

どんな話?

天才発明家トニー・スタークが拉致され、自作の兵器で命を脅かされたことをきっかけに、パワードスーツを開発。アイアンマンとして悪と戦う人生を選ぶようになる。

ここがおすすめ!

スーパーパワーを持たない人間が、自らの知恵と覚悟でヒーローとなる姿は、クラーク・ケントとは異なるアプローチの魅力。技術と正義のジレンマ、成長するヒーロー像が心に響きます。

ロボコップ(2014年版)

この映画を一言で表すと?

機械の身体に宿る人間の魂が描く、SFアクションと倫理の融合。

どんな話?

重傷を負った警察官がロボットとして再生され、サイボーグ警官“ロボコップ”として犯罪と戦う。だが、徐々に人間としての記憶と感情が甦り、システムに抗うようになる。

ここがおすすめ!

超人的存在の苦悩と葛藤というテーマが『マン・オブ・スティール』と重なります。圧倒的なアクションと倫理観のせめぎ合いが描かれ、人間とは何かを改めて考えさせられる一本です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    続編として「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」という作品がある。アメリカンコミックスを原作としたヒーロー映画「スーパーマン」のリブート作品。
    スーパーマンの出生までさかのぼるという新しい展開が面白く、ザック・スナイダー監督ならではの斬新なビジュアルも目を引く。

    主演に抜擢されたヘンリー・カヴィルは、新しいスーパーマンのイメージにぴったり。
    地球上の父にはケヴィン・コスナー、クラプトンの父にはラッセル・クロウなど大物が抜擢されている。
    レインの上司ペリー・ホワイト編集長は、原作やリブート前の作品では白人男性という設定になっていたにも関わらず、アフリカ系アメリカ人のローレンス・フィッシュバーンが起用された。

  2. 匿名 より:

    ①飛び回るスーパーマンのスピード感が素晴らしい

    世界的ヒーロー映画の主人公であり、誰もが一度は耳にするであろうスーパーマンの誕生の秘密や、出生についてを細かく描いた作品。

    スーパーマンは、クリプトンという星で生まれた最後の子供で、生きて別の惑星との架け橋になってほしいという希望を含め、地球に送り出されていたこと。
    スーパーマンの象徴でもある胸の「S」のアルファベットが、クリプトン星のスーツのマークだったことなど、知られざる一面が明らかになっていき、過去のスーパーマンの映画を見たことが無くても楽しめる内容。

    宇宙船内部の近未来的な作りや、ゾッド将軍との戦いのシーンなどは迫力満点で、地球の裏側での戦闘シーンなどはスピード感たっぷり。
    クラークが乗ってきた宇宙船とゾッド将軍たちの宇宙船をぶつけてブラックホールを作り出すのにも、ギリギリまでレインが手間取ったりするので、ハラハラ感も楽しめる。

    幼い頃のクラークの視点で、他人の身体の中がレントゲン写真のように見えるのには驚かされる。

    ②時系列に悩まされるストーリー展開

    エネルギー不足によって滅亡寸前のクラプトン星の話が消滅するまでや、クラーク(カル=エル)が生まれて地球に送られるなど、細かく描かれたストーリー。
    しかし、時系列がコロコロ変わりすぎているのが難点。

    クラプトンから地球へ送られた後のシーンでは、漁船の乗組員が海上用石油プラントの火事を発見して騒ぎになるシーンになっている。
    そこで使えない新人と言われていたのがクラークなのだが、あまりにも唐突な切り替わり方で、最初はとても戸惑う。

    少年時代のクラークの話と大人になったクラークの話が入れ替わりながら進むのだが、気になって世界感に集中できるのと同時に、入れ替わりすぎて着いていけなくなる可能性も高い。