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映画『マン・オブ・スティール』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『マン・オブ・スティール』の概要:アメリカにおいてトップレベルの知名度を誇るスーパーヒーロー、『スーパーマン』。そんなスーパーマンの始まりを描いた一本。主演を務めたヘンリー・カヴィルの圧倒的美貌にも注目。

映画『マン・オブ・スティール』の作品情報

マン・オブ・スティール

製作年:2013年
上映時間:143分
ジャンル:SF、アクション
監督:ザック・スナイダー
キャスト:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケヴィン・コスナー etc

映画『マン・オブ・スティール』の登場人物(キャスト)

クラーク・ケント / カル=エル(ヘンリー・カヴィル)
クリプトン人の生き残りだが、そのことを知らず地球人として育つ。強大な力を有しており、その力で地球を守るため立ち上がる。
ゾッド将軍(マイケル・シャノン)
カル=エルと同じくクリプトン人の出身。クリプトン星復活のため、地球をクリプトン星に作り替えようとしている。
ジョナサン・ケント(ケヴィン・コスナー)
カル=エルの育ての親。周りとは違う自分に思い悩む彼に道を示す。
ジョー=エル(ラッセル・クロウ)
カル=エルの実父。崩れゆくクリプトン星から息子を逃がす。その後、道に迷う息子にスーパーヒーローとしてのスーツを授けた。

映画『マン・オブ・スティール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『マン・オブ・スティール』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マン・オブ・スティール』のあらすじ【起】

宇宙のどこかにある惑星、クリプトン。そんなクリプトンで、新たな生命が誕生した。その赤ん坊の名前はカル=エル。近年人工生育が主となったクリプトンにおいて、数百年ぶりに自然に生を得た男の子だった。しかし、クリプトンはその頃、度重なる資源の無駄遣いによって破滅の危機にまで陥っていた。カル=エルの父、ジョー=エルはそのことを惑星の上層部へと伝えるが、彼らはそんな事実から目を逸らそうとする。

しかし、そんな時だった。そんな上層部に対して、ゾッド将軍という人物がクーデターを起こしたのである。ゾッド将軍は、ジョー=エルにクーデターに参加するように声をかけるが、ジョー=エルはそれを拒否。彼は自身の息子に、クリプトン人の遺伝情報が記録されたコデックスというものを託すと、彼をとある惑星へと送り出した。ジョー=エルは、いずれ惑星が滅びることを察し、カル=エルにクリプトン人の復興を託したのである。やがてゾッド将軍によるクーデターは鎮圧されたものの、資源の枯渇したクリプトン星は、とうとう崩壊するのだった。

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映画『マン・オブ・スティール』のあらすじ【承】

一方、惑星の崩壊に伴いクリプトン星人が生き絶えていく中、ゾッド将軍とその仲間は、なんと奇跡的に生き残っていた。その頃、父親のおかげで一人クリプトン星から逃げのびていたカル=エルは、とある惑星へと辿り着いていた。地球である。

彼がたどり着いたのは、アメリカのカンザス州にあるとある場所だった。そして、カプセルに入ったカル=エルを、とある夫婦が見つけだす。子供のいなかったジョナサン・ケントとマーサ・ケント夫妻は、カル=エルを引き取り、自分達の子供として育てていく決心をするのだった。

クラーク・ケントと名付けられたカル=エルは、夫婦の愛を受けながら、すくすくと成長していった。しかし、彼は周りの子供達とは違っていた。クラークには、生まれつき超能力が備わっていたのである。自分の力をうまく扱えないクラークは周囲から浮いてしまうが、それでもケント夫妻はクラークに惜しみない愛情を注ぐのだった。

映画『マン・オブ・スティール』のあらすじ【転】

ケント夫妻は、大きくなったクラークに彼を拾った時の話を包み隠さず打ち明けた。そして、彼に無闇に能力を使わないよう、さらに、自身が何者かを突き止めるように伝えるのだった。しかし、そんなジョナサンが、突然竜巻に巻き込まれ命を落としてしまう。愛する父親を失い悲しみにくれるクラークだったが、ジョナサンの生前の言葉を思い出し、自分の出自を求める旅に出るのだった。

そして、旅の最中、クラークは北極の氷の下に眠る、とある謎の物体に関する情報を掴む。一方、その謎の物体に関する調査を進めていた人物がいた。新聞記者のロイス・レインである。ロイスは北極に向かい、そこで、超人的な力を持つクラークと出会うのだった。

そして、その謎の物体とは、ジョー=エルの記憶がインプットされた宇宙船だった。その記憶から、クラークは自らがクラプトン人であること、そして、自身の出生についてを知るのだった。さらに、ジョー=エルは、クラークに一枚のスーパースーツを手渡すのだった。

映画『マン・オブ・スティール』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、そんな時地球にある人物がやってきた。惑星の崩壊から生き延びていたゾッド将軍である。ゾッド将軍は地球上の電波をジャックすると、カル=エルを差し出すように国民に呼びかけるのだった。そして、カル=エルは自らのすべきことを考え、父に与えられたコスチュームを身に纏い、ゾッド将軍の前に姿を現すのだった。

ゾッド将軍の狙いは、地球を第二のクリプトン星へと作り変えることだった。しかし、母国と同様大切な人が住む地球も愛しているカル=エルは、そんなゾッド将軍を止めようとする。そして、意見を違えた二人の激しい戦いが幕を開ける。

カル=エルは、決してゾッド将軍を殺したいわけではなかった。しかし、カル=エルに押され、無関係の親子を手にかけようとしたゾッド将軍を、仕方なくカル=エルは手にかけてしまう。彼は戦いに勝利したものの、深い悲しみに包まれるのだった。その後、カル=エルは自らが敵ではないことを人類に表明する。そして、ロイスの働く新聞社で、クラークとして働くことになるのだった。

映画『マン・オブ・スティール』の感想・評価・レビュー

伝説的ヒーローであるスーパーマンの出生に触れる事の出来る作品。マーベル作品でもそうだが、同じヒーロー映画でも主演を変えて、別枠として売り出す事を良くするのだが、今回スーパーマンを演じたヘンリーカヴィルはまさにはまり役だと感じた。スーパーマンは他のヒーローと違い、とにかく無敵で、かつ公平で、人間味があるという、子供にとっても夢のような人物であるので、少しイメージが違うだけで理想像が崩れてしまうものだが、ヘンリーカヴィルの演じるスーパーマンはまさに人類の希望になり得る存在感があった。(男性 30代)


本作はスーパーマン誕生を描いた作品。彼の出生や本当の家族、幼少期が分かるスーパーマンファンにはたまらない構成なのではないだろうか。
ド派手なアクションと、ド派手な戦闘、人知を超えた強固な体を持つクリプトン人の戦いはすごく見応えがあった。
また、スーパーマン役、ヘンリーカヴィルの悲痛で影を感じさせる整った顔立ちが今回のスーパーマンにははまり役だったなと思う。
所々矛盾のようなものを感じる場面があり、少々気になったが、他は良かった。(女性 20代)


自分が想像していたスーパーマン像とはかなりかけ離れていたので驚いた。そもそもスーパーマンという名前は知っていても、彼が何者かはまったく知らなかったので、生まれた星から違うというのは個人的には衝撃だった。
大きすぎる能力に苦悩するヒーローというのは珍しくないが、その部分にここまでスポットを当てるのはなかなか珍しいと思う。物語全体のダークな雰囲気が、主人公の葛藤とマッチしていて良かった。
あんなに派手な原色スーツを着ているのに、憂いをおびた表情が様になるヘンリー・カヴィルが凄い。(女性 30代)


これまでのスーパーマンと明確に違うのはヘンリー・カヴィル演じるクラーク・ケントは非常に人間臭い。馬鹿にされて怒りをあらわにするし、人間の側につくか苦悩もする。そのためヒーロー映画でありながら人間ドラマ重視のシナリオ。MCU的なポップなノリを期待すると重いシナリオに圧倒される。

俳優陣も豪華だし、ヒーロー映画という色眼鏡で見なければ人間ドラマとしてとても面白い。アクションシーンも相当にお金をかけているので迫力も凄い。(男性 30代)

関連作品

次作 バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    続編として「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」という作品がある。アメリカンコミックスを原作としたヒーロー映画「スーパーマン」のリブート作品。
    スーパーマンの出生までさかのぼるという新しい展開が面白く、ザック・スナイダー監督ならではの斬新なビジュアルも目を引く。

    主演に抜擢されたヘンリー・カヴィルは、新しいスーパーマンのイメージにぴったり。
    地球上の父にはケヴィン・コスナー、クラプトンの父にはラッセル・クロウなど大物が抜擢されている。
    レインの上司ペリー・ホワイト編集長は、原作やリブート前の作品では白人男性という設定になっていたにも関わらず、アフリカ系アメリカ人のローレンス・フィッシュバーンが起用された。

  2. 匿名 より:

    ①飛び回るスーパーマンのスピード感が素晴らしい

    世界的ヒーロー映画の主人公であり、誰もが一度は耳にするであろうスーパーマンの誕生の秘密や、出生についてを細かく描いた作品。

    スーパーマンは、クリプトンという星で生まれた最後の子供で、生きて別の惑星との架け橋になってほしいという希望を含め、地球に送り出されていたこと。
    スーパーマンの象徴でもある胸の「S」のアルファベットが、クリプトン星のスーツのマークだったことなど、知られざる一面が明らかになっていき、過去のスーパーマンの映画を見たことが無くても楽しめる内容。

    宇宙船内部の近未来的な作りや、ゾッド将軍との戦いのシーンなどは迫力満点で、地球の裏側での戦闘シーンなどはスピード感たっぷり。
    クラークが乗ってきた宇宙船とゾッド将軍たちの宇宙船をぶつけてブラックホールを作り出すのにも、ギリギリまでレインが手間取ったりするので、ハラハラ感も楽しめる。

    幼い頃のクラークの視点で、他人の身体の中がレントゲン写真のように見えるのには驚かされる。

    ②時系列に悩まされるストーリー展開

    エネルギー不足によって滅亡寸前のクラプトン星の話が消滅するまでや、クラーク(カル=エル)が生まれて地球に送られるなど、細かく描かれたストーリー。
    しかし、時系列がコロコロ変わりすぎているのが難点。

    クラプトンから地球へ送られた後のシーンでは、漁船の乗組員が海上用石油プラントの火事を発見して騒ぎになるシーンになっている。
    そこで使えない新人と言われていたのがクラークなのだが、あまりにも唐突な切り替わり方で、最初はとても戸惑う。

    少年時代のクラークの話と大人になったクラークの話が入れ替わりながら進むのだが、気になって世界感に集中できるのと同時に、入れ替わりすぎて着いていけなくなる可能性も高い。