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映画『グレイス 消えゆく幸せ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『グレイス 消えゆく幸せ』の概要:駆け出しの弁護士ジャスミンは、大勢のメディアに取り扱われている事件の容疑者、グレイスの裁判を引き受ける。彼女が人殺しをするように思えなかったジャスミンが独自で事件について調べていると驚きの真実が浮かび上がってくるのだった。

映画『グレイス 消えゆく幸せ』の作品情報

グレイス 消えゆく幸せ

製作年:2020年
上映時間:120分
ジャンル:サスペンス
監督:タイラー・ペリー
キャスト:クリスタル・フォックス、フィリシア・ラシャド、ブレシャ・ウェッブ、メカッド・ブルックス etc

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映画『グレイス 消えゆく幸せ』の登場人物(キャスト)

ジャスミン・ブライアント(プレシャ・ウェッブ)
駆け出しの若手弁護士。司法取引のまとめ仕事ばかりで裁判経験はなかったが、グレイスの弁護を引き受けたことをきっかけに、自分の正義を信じて職務を遂行するようになる。
グレイス・ウォーターズ(クリスタル・フォックス)
シャノン殺害の容疑者として逮捕された女性。夫と別れ傷心していたところに彼と出会い惹かれていくも、資産や社会的信用など全てを奪われてしまう。
サラ・ミラー(フィリシア・ラシャド)
シャノンの友人で、傷心の彼女に寄り添っていた女性。ジャスミンが事件のことで話を聞きにきた際は心よくこれに応えたものの、事件の夜のことで秘密を抱えていた。
シャノン・デロング(メカッド・ブルックス)
自称写真家としてグレイスに近づいた結婚詐欺師。結婚する前は紳士的で優しい人物であったにも関わらず、結婚後は態度が豹変する。
ジョーダン・ブライアント(マシュー・ロー)
ジャスミンの夫で警察官。事件を調べる中で、挫折しそうになるジャスミンを何度も励まし、彼女の精神的な支えとなっていた人物。
マルコム・ウォーターズ(ウォルター・フォントルロイ)
グレイスの息子。彼女が司法取引で終身刑になると知ると、担当弁護士のジャスミンの元に彼女の無罪を訴えに来た。

映画『グレイス 消えゆく幸せ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『グレイス 消えゆく幸せ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『グレイス 消えゆく幸せ』のあらすじ【起】

とある民家で女性が屋根から飛び降りようとしている。警官は彼女を宥めようと説得を試みるも、まるで聞く耳を持たない。

フェルドマンと呼ばれるその女性は、資産を失ってしまい絶望しているのだった。

次の瞬間、警官の努力も虚しく女性は身を投げ出してしまう。

ある日の朝、弁護士のジャスミン・ブライトは職場に向かうと、上司からグレイス・ウォーターズの弁護をするよう言い渡される。彼女は夫を殺した罪で逮捕されているのだった。

グレイスは自分の犯行を自白しているため、司法取引をするよう上司は助言するも、弁護士経験の浅いジャスミンはこの事件を取り扱う自信がない。

同僚からの応援もあり、引き下がれなくなったジャスミンは渋々この弁護を引き受けるのだった。

その後、拘置所に向かいグレイス事情聴取を行うジャスミンだったが、グレイスは非協力的で、取引条件として一番近い刑務所を希望するのみだった。

自宅に戻り、状況を整理するジャスミンは、警官である夫のジョーダンと話し、今後の弁護士としてのキャリアに魅力を感じず、早くやめてしまいたいと言い出すのだった。

映画『グレイス 消えゆく幸せ』のあらすじ【承】

翌日、事務所にマルコム・ウォーターズと名乗る人物がやってくる。彼はグレイスの息子で、グレイスの弁護を引き受けたジャスミンに彼女の無実を訴えにきたのだ。

検察との協議で、検察側は仮釈放なしの終身刑を提示。このままでは裁判で死刑判決が下る可能性があると知ったグレイスは司法取引を受け入れることにする。

信心深く前科もないグレイスが殺人を犯すようには思えないジャスミンは、グレイスの友人であるサラに事情を聞くことにする。彼女曰く、グレイスは彼の息子の結婚をきっかけに不幸を嘆くようになったという。元夫とは離婚しているものの、彼の裕福な暮らしを目の敵にしていた。また、彼女はその後とある男性と再婚していたのだった。

犯罪の動機になりうる過去を知ることができなかったジャスミンは、司法取引をやめて彼女を弁護したいと考えるようになり、グレイスに過去を話すようお願いすると、彼女は静かに口を開き、自分の過去を語り始めるのだった。

映画『グレイス 消えゆく幸せ』のあらすじ【転】

いつもと変わらないある日、グレイスはサラの勧めで写真の展示会に向かった。そこでシャノンと名乗るハンサムな男性と出会ったグレイスは、彼との会話に夢中になる。この展示会は彼が主宰したものだったのだ。

その日は何もなく帰宅し、翌日出勤すると、シャノンから手紙が届いており食事の誘いを受ける。久しぶりに男性から誘われたグレイスは心が弾む。実際に食事に行くと、彼の内面や紳士的な態度に惹かれる。

あっという間に3ヶ月が経つとシャノンはグレイスにプロポーズし、彼女はそれを受け入れたのだった。

しかし、彼と結婚したグレイスの幸せは長くは続かなかった。

ある日、上司に呼ばれたグレイスは、顧客の口座から不正に金を引き落とした罪で解雇される。身に覚えのないグレイスは必死に真相を探るが、何者かが自分になりすまして新たに住宅ローンを組んでいることを知り、さらに生活が苦しくなっていく。

銀行の監視カメラで犯人がシャノンであるとわかったグレイスが、彼を問い詰めるとシャノンはあっさり自白し開き直るのだった。こうして結婚詐欺に引っかかり、職も資産も失ったグレイスは、シャノンへの憎しみと裏切られた絶望で彼を殺害。

その後、グレイスはサラに殺人のことを相談したものの、遺体は消えていたのだった。

映画『グレイス 消えゆく幸せ』の結末・ラスト(ネタバレ)

一連の出来事を知ったジャスミンは再びサラの下を訪れる。彼女が事件の日の夜、グレイスの息子のマルコムが車で走り去っていくところを目撃したと話すと、ジャスミンはグレイスが息子を庇っていると考える。

裁判で戦うことを決意したジャスミンの熱意に感化され、グレイスは司法取引をやめて、法廷に出廷する。

証人尋問としてサラを召喚することを決めたジャスミンは、裁判に向けて準備を始める。

裁判が始まると、検察の印象操作によって陪審員は有罪に傾きかける。これに対し、ジャスミンは遺体が見つかっていないことを取り上げ、直接証拠が存在していないことを訴える。

検察に圧倒され戦況は不利に傾いているタイミングで、サラの証人尋問に移ると、検察側の質問によって窮地に追い込まれる。

なんとか巻き返そうとするジャスミンの努力も虚しく、有罪判決が下ると再びグレイスは拘置所に戻される。

翌日、ジャスミンがサラを慰めるために彼女の家に向かうと、彼女が部屋を貸している同居人から、前にもグレイスのように詐欺に引っ掛かった同居人がいたことを知る。

地下室で物音がしたため、様子を見に行ったジャスミンだったが、何者かに監禁されてしまう。目覚めるとそこにいたのは、グレイスの友人のサラと彼女を母と呼ぶシャノンだったのだ。

その後、彼女からの連絡がない夫が不思議に思い、サラの家を訪ねると、彼女の家の地下にはジャスミンだけでなく、結婚詐欺に引っ掛かった女性たちが監禁されていた。

彼は監禁されている女性たちを救出。彼女はベティ・ミルズという名の詐欺師で、息子と共に指名手配されていたのだった。

これによってグレイスの疑いは晴れ、ジャスミンは勝訴する。

その後、逃亡中のベティ・ミルズは新たな町で異なる人物として生活しているのだった。

映画『グレイス 消えゆく幸せ』の感想・評価・レビュー

夫と離婚して傷ついたグレイスが、シャノンと出会って幸せを迎えたところまではラブストーリーのようで心穏やかな気持ちになったが、最後に一番身近な人に裏切られた時の絶望感と驚きは言葉にできなかった。

また、ジャスミンの経験が少ないながらも自分の信じた方向に向かって懸命に働く姿は、まさに正義の弁護士であり、最後のグレイスの裁判のシーンは見応えがあった。(MIHOシネマ編集部)


人間不信になりそうになる作品だった。もっと人は信じるとことは信じて、疑うところは疑わなければならないと強く感じさせられた。普通に過ごしていれば、まずなかなかないとは思いたいが、「何があるかはわからない」ということを終盤にかけてかなり感じさせてくる。そしてジャスミンのように素直に根気強く生きていけたら、きっとちゃんと報われる時は来るだろう、と希望ももらえた。一番怖いのはやはり人間なんだなというところ。(女性 20代)


本作は、心優しいグレイスが自白した新婚の夫殺し事件の担当弁護士が、供述を裏付ける真実に辿り着く様子を描いたサスペンス作品。
愛する人に裏切られた時の絶望や苦しみには怒りが込み上げてきた。
もし同じ立場で、ここまで何もかも奪われたら、もう誰も信用できなくなるだろう。
前半から何となく怪しい人物は分かっていたけれど、後半からアップテンポで急展開を迎え、それに加えて予想外のどんでん返しな結末で、もう一度見直したくなった。(女性 20代)


ここまで親身になって助けてくれる弁護士に出会えたら本当にラッキーだなと思った作品です。「映画の中の話」と思ってしまいがちな結婚詐欺。騙されるわけないと思っていても、愛は脆いもので意外と簡単に騙されてしまうようですね。
無実の人間が罪に問われるなんて、絶対にあってはならないことですが、ここまで裏をかいて親身になってくれる弁護士がついてくれたら安心だなと感じました。(女性 30代)

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