この記事では、映画『怒霊界エニグマ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『怒霊界エニグマ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0060911
製作年 | 1987年 |
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上映時間 | 89分 |
ジャンル | ホラー ミステリー |
監督 | ルチオ・フルチ |
キャスト | ジャレッド・マーティン ララ・ナツィンスキー スージー・ケンドール ウーリ・ラインサレール |
製作国 | イタリア |
映画『怒霊界エニグマ』の登場人物(キャスト)
- ケティ(ミリヤナ・ジロイェビッチ)
- アメリカのボストンにある、全寮制の女学院・聖マリアカレッジに通う女学生。体育教師のフレッドとのデートに出かけるものの、それは同級生たちが仕掛けた悪戯で、真相を知ったケティはショックで道路に飛び出し、事故に遭ってしまう。
- エバ(ララ・ナツィンスキー)
- 聖マリアカレッジに転校して来た女学生。体育教師のフレッドや、自分を診察に来た医師のアンダーソンに惚れるなど、美人ではあるが奔放な性格の持ち主でもある。
- アンダーソン(ジャレッド・マーティン)
- エバを診察するため、聖マリアカレッジにやって来た医師。エバはアンダーソンに心惹かれるが、アンダーソンはエバと寮で同室のジェニーと仲良くなっていく。
- ジェニー(ウーリ・ラインサレール)
- 聖マリアカレッジの寮で、エバと同室になった女学生。入院したエバを心配するうち、エバを診察していたアンダーソンと心を通わせるようになる。
- メアリー(デュシカ・ゼガラック)
- 聖マリアカレッジで、雑用係をしている女性。ケティの母親でもあり、親が学校の雑用係をしていることが、ケティがいじめの対象になる理由にもなっていた。
映画『怒霊界エニグマ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『怒霊界エニグマ』のあらすじ【起】
アメリカのボストンにある、全寮制の女学院・聖マリアカレッジで。ケティという女学生が、友人に服を選んでもらい化粧もしてもらって、デートに出かけていく。相手は学校の体育教師・フレッドで、車の中でフレッドに抱きしめられ、ケティは嬉しさに震える。
しかしフレッドとケティの会話は、フレッドの車のすぐ後ろで、車に乗って隠れていた学生たちに筒抜けだった。学校の雑用係で知的障害のあるメアリーを母に持つケティは、他の学生からいじめの対象になっていて、学生たちはフレッドをそそのかしてケティをデートに誘い、その様子を見てからかうつもりだった。
学生たちの乗った車からライトで照らされ、自分が騙されていたことに気付いたケティは、フレッドの車から降りてその場から逃げ出していく。学生たちが面白がってケティを追いかけるが、ケティは走って来た対向車に轢かれてしまう。
幸いケティの命は助かったものの、意識不明の重体で病院に収容される。そんな時、聖マリアカレッジにエバという転校生がやって来る。
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映画『怒霊界エニグマ』のあらすじ【承】
奔放な性格で美人のエバは、体育の授業でフレッドにひと目惚れし、フレッドもエバを気に入って、自分の経営しているスポーツジムにエバを誘う。しかしエバが来る前に、フレッドは鏡の中から出て来た自分の分身によって殺害される。
フレッドが死亡した時、意識不明なはずのケティの脳波が、異常な数値を示していた。ケティは自分を酷い目に遭わせたフレッドや学生たちを恨み、自分の魂をエバに乗り移らせて、復讐を遂げようとしていた。
そして、メアリーがランチとして運んで来たエスカルゴの食事を「気持ち悪い」と拒絶したヴァージニアという女生徒が、その夜ベッドの上で多数のカタツムリに襲われて死亡するという事件が起きる。更に見学に行った美術館に忘れ物を取りに行ったグレースという生徒は、突然動き出した彫刻によって殺害される。
いずれも死体が発見された時には、カタツムリも動く彫刻もその姿はなく、心臓麻痺などの自然死と判断されるが、ケティの呪いが自分をいじめた者への復讐を果たしていたのだった。
映画『怒霊界エニグマ』のあらすじ【転】
ケティが復讐を果たす度に、エバの精神はケティの魂に侵蝕され、エバは次第に錯乱状態になっていく。そして寮までエバを診察に来たアンダーソンという医師に、エバは恋焦がれるようになる。
錯乱状態のエバを見た学校のシスターは、自分たちの手には負えないと考えて、エバを強制的に入院させてしまう。しかしエバは夜中に病院を抜け出し、寮へと戻って来る。そして掃除をしているメアリーに、「私はあなたの娘よ」と語りかける。
メアリーもエバの中にケティの魂が宿っていることに気付き、エバとメアリーの目が妖しく光り出す。その夜、デート前のケティに化粧をしたキムという女学生が、部屋の中に現れた亡霊のようなケティの姿に怯え、寮の窓から飛び降りて死亡する。そして、寮の部屋でキムと密会していたボーイフレンドの青年も、窓ガラスに頭を挟まれ、首を切断されてしまう。
映画『怒霊界エニグマ』の結末・ラスト(ネタバレ)
その一方アンダーソン医師は、寮でエバと同室で、入院したエバを心配するジェニーという女学生と心を通わせるようになる。しかし病院を抜け出したエバは、デートに出かけるアンダーソンとジェニーの姿を目撃し、嫉妬の炎を燃やし始める。
アンダーソンに会うため、ケティが入院している病院に行ったジェニーは、アンダーソンを探して従業員通路をさまよううちに、誤って死体安置所の中に入ってしまう。そして安置所内では、エバがジェニーを待ち構えていた。
エバは持っていたナイフでジェニーに襲いかかるが、そこにアンダーソンが駆け付け、エバはジェニーを庇ったアンダーソンをナイフで切りつける。そして更にとどめを刺そうとしたところで、エバは意識を失い、安置所の床に力なく崩れ落ちる。
ちょうどその時、ケティの病室にメアリーが忍び込み、ケティに繋がった呼吸器や点滴の針を外していた。メアリーは、娘の魂が恐ろしい復讐をしていることに気付き、ケティの延命を途絶えさせることで、それを辞めさせようとしたのだ。ベッドの上で呼吸の止まった娘の姿を、メアリーは静かに見つめるのだった。
映画『怒霊界エニグマ』の感想・評価・レビュー
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映画『怒霊界エニグマ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『怒霊界エニグマ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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