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映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0093190

製作年 2022年
上映時間 118分
ジャンル サスペンス
監督 アリ・アッバシ
キャスト メフディ・バジェスタ二
ザール・アミール=エブラヒミ
アラシュ・アシュティアニ
フォルザン・ジャムシドネジャド
製作国 デンマーク
ドイツ
スウェーデン
フランス

映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』の登場人物(キャスト)

ラヒミ(ザール・アミール=エブラヒミ)
イスラム教で聖地のひとつとされる町・マシュハドに、「蜘蛛殺し」と呼ばれる連続殺人犯の取材に来た女性記者。取材を進めるうちに、警察が真剣に犯人を追ってないような雰囲気があることに気付く。
シャリフィ(アラシュ・アシュティアニ)
ラヒミの知り合いで、マシュハドの地に住む地元の記者。蜘蛛殺しの犯人から、死体をどこに遺棄したかという情報を知らせる電話を受けていた。
サイード(メフディ・バジェスタニ)
マシュハドに住む、敬虔なイスラム教徒の男。しかし胸の内には、イスラム法に反する仕事であり、聖地を汚す存在である娼婦を憎む思いがあった。

映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』のあらすじ【起】

イスラム教の聖地のひとつとされる、イランのマシュハドの地で。街角に立つ娼婦を次々に殺害する殺人事件が発生し、人々は捜査の目を潜り抜けて犯行を重ねる犯人を「蜘蛛殺し(スパイーダーキラー)」と呼んで恐れ、若い女性は夜間の外出を控えるなどの事態に発展していた。

そんな時、イランの首都・テヘランからラヒミという女性記者がやって来る。ラヒミは知り合いの現地人記者・シャリフィを訪ね、蜘蛛殺しの事件について取材するつもりだった。

蜘蛛殺しの犯人は、殺人を犯す度にシャリヒィの元に電話をかけ、遺体をどこに遺棄したかを知らせていた。シャリヒィは犯人が自分を記者だと知った上で、犯行を記事にしてもらいたいのだろうと推察していた。

ラヒミは地元の警察や裁判所の判事を訪ねるが、建前上は連続殺人への怒りを口にするものの、イスラム法で違法とされ「汚れた存在」だと認識されている娼婦たちを殺害する犯人を、真剣には追っていないように感じられた。

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映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』のあらすじ【承】

一方、敬虔なイスラム教徒として知られているサイードという男は、見かけ上は妻と3人の子供に囲まれ、幸せな生活を送っているように見えた。しかしサイードの中ではいつしか娼婦に対する嫌悪感が膨らみ始め、町を浄化するという理由付けのもと、町で娼婦を拾っては殺害するという犯行を繰り返していた。

殺害された娼婦は半年間で10人にも及び、捜査が一向に進んでいないことに不満を覚えたラヒミは、自らがオトリとなって娼婦のフリをして街角に立ち、犯人を誘い出そうと考える。

ラヒミは夜になると多くの娼婦が集まっているという噂の公園に行き、そこにいた清掃員から怪しいバイクを見かけたという情報を得る。清掃員は、バイクに乗った男が娼婦を乗せてどこかへ消えていくのを何度か目撃したと語る。

シャリヒィは危険だからやめた方がいいと忠告するが、ラヒミは公園近くで娼婦になりすまし、怪しいバイクが近づくのを待ち続ける。そしてある夜、バイクに乗ったサイードがラヒミに声をかけて来て、ラヒミは素知らぬフリをしてバイクの後ろに乗る。

映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』のあらすじ【転】

シャリヒィはバイクに乗ったサイードとラヒミの後を車で追跡するが、バイクは住宅地で細い路地に入り、シャリヒィはその行方を見失ってしまう。サイードは犯行を重ねるうちに手口も大胆になり、妻や子供が妻の両親の家に行っている間に、自宅に娼婦を連れ込んで殺害していた。

ラヒミも家族が留守中のサイードの自宅に連れて来られ、トイレを借りたラヒミは隠していた録音テープのスイッチを入れ、小型のナイフを懐に忍ばせる。そしてサイードはラヒミに話しかける素振りをしながら、首を絞めようと襲いかかって来る。

ラヒミはナイフを取りだして必死に抵抗し、なんとかサイードの家から逃走する。そして翌日、家族が戻ったサイードの家に警察がやって来て、サイードは連行されて行く。

ラヒミの証言によりサイードの有罪は動かないはずだったが、サイードは裁判で「やるべきことをやっただけだ」と堂々と証言し、信心深いイスラム教徒たちの中にも、町を浄化したサイードを救おうという動きが起き始める。

映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』の結末・ラスト(ネタバレ)

ラヒミはサイードの妻や子供にも取材をするが、妻も子供もサイードが殺人を犯したことにはショックを受けていたものの、神の教えに従っただけであり、無罪で釈放されると信じていた。

そして判決の日がやって来て、サイードには求刑通りに死刑が言い渡される。それでもサイードは、自分を支援してくれる仲間たちが助けてくれるものと信じていたが、死刑が執行される日になり、誰も助けには来ないことを悟り、「俺を騙したな!」と叫びながら、首を吊るされる。

サイードの死刑が終ったあと、ラヒミはシャリヒィに別れを告げ、テヘランへと帰っていく。テヘランへ向かう夜行バスの中、ラヒミは取材したサイードの子供を録画した映像を再生する。

映像の中でサイードの息子は、「警察が現状に対処しないなら、いつか第二のサイードが現れる。僕も周りの人に、父さんの後を継げと言われている」と語りながら微笑み、妹をモデルにして、父親から教わった殺害方法をラヒミの前でやって見せる。「父さんはこうして、社会から邪悪なものを取り除いたんだ。」そう語る息子の顔には、悪びれた様子は全く伺えなかった。

映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』の感想・評価・レビュー

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映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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