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映画『エージェント・ゾーハン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『エージェント・ゾーハン』の概要:ゾーハンはイスラエルの凄腕対テロ兵士として活躍していた。だが、彼には夢があった。それは、ヘアスタイリストになることだった。ゾーハンは夢を叶えるため、自分の死を偽装してニューヨークへと旅立った。

映画『エージェント・ゾーハン』の作品情報

エージェント・ゾーハン

製作年:2008年
上映時間:113分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:デニス・デューガン
キャスト:アダム・サンドラー、ジョン・タートゥーロ、エマニュエル・シュリーキー、ニック・スウォードソン etc

映画『エージェント・ゾーハン』の登場人物(キャスト)

ゾーハン・ドヴィル(アダム・サンドラー)
イスラエルの凄腕対テロ兵士。女好き。ヘアスタイリストになるのが夢。明るく陽気な性格。
ファントム(ジョン・タートゥーロ)
37歳。身長185cm。テロリスト。ゾーハンを殺したということで、パレスチナでは英雄として扱われる。実は、靴屋になるのが夢。
ダリア(エマニュエル・シュリーキー)
アメリカで美容室を営む。イスラエルとパレスチナが戦っていることに心を痛めている。ファントムの妹。

映画『エージェント・ゾーハン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エージェント・ゾーハン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エージェント・ゾーハン』のあらすじ【起】

ゾーハンはビーチで休暇を楽しんでいると、ヘリコプターが現れ仕事の呼び出しを受ける。実は、ゾーハンはイスラエルの凄腕対テロ兵士だった。テロリストのファントムが目撃されたため、隠れ家を襲撃することになった。大人数で行くと付近の住民に被害が及ぶ可能性があったため、ゾーハンは1人で隠れ家に乗り込むことにした。

ゾーハンは軍を辞めて、ヘアスタイリストになりたいという夢があった。両親に打ち明けるが、受け入れてはもらえなかった。傷ついたゾーハンは、ベッドで1人悲しみに暮れた。その後、ゾーハンはファントムの隠れ家を襲撃した。そして、ファントムに殺されたように見せかけ、ニューヨークへと旅立った。

ゾーハンは人気の美容室を訪れるが、責任者のミッチェルはいなかった。店内で待たせてもらおうとするが、他の美容院から古臭い髪形を笑われてしまう。ゾーハンは気にすることなく、ミッチェルに自分が来たことを伝えるよう頼んだ。

ゾーハンは事故に巻き込まれ、困っている男性・マイケルを助ける。ゾーハンはマイケルの家で食事を御馳走になった。その時、マイケルの母親のゲイルから、部屋を提供してもらう。ゾーハンはゲイルと体の関係を持ってしまい、マイケルに怒られる。マイケルの不満を解消するため、ディスコ(クラブ)に誘った。

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映画『エージェント・ゾーハン』のあらすじ【承】

ゾーハンはクラブで自分の正体を知っている男性・オーリーに声をかけられる。オーリーはゾーハンのファンだった。ゾーハンがヘアスタイリストの職に就こうとしていることを打ち明けると、仕事を紹介するので明日自分が働いている電気店に来るよう名刺を渡される。ゾーハンは誘いを断り、1人で雇ってくれる美容室を探した。だが、なかなかうまくいかなかった。

ゾーハンは電気店を訪れ、オーリーにパレスチナ人が経営する美容室を紹介される。パレスチナ人の店で働くことに躊躇していると、ファントムがパレスチナに戻って事業を成功させ妻を買い集めていることを教えられる。ゾーハンを倒した英雄として人気を集めているのだ。ゾーハンはオーリーに説得され、夢を叶えるためにパレスチナ人が経営する美容室を訪ねることにした。

店主のダリアはヘアスタイリストとして経験がないゾーハンを雇おうとはしなかった。しかし、ゾーハンは賃金は要らないので雇って欲しいと必死に頼んだ。ダリアは熱意に負け、切った髪の掃除係として雇うことにした。

ゾーハンは同僚のクロードにカットの仕方を教えてもらい、ゲイルと会話の練習を行った。夜間はリムジンの運転手として働いた。そんなある日、店のヘアスタイリストの1人が辞めてしまう。ゾーハンはダリアに、客の髪をカットさせて欲しいと頼んだ。ダリアは店のことを考えて断るが、客のスキッツァーがゾーハンを指名した。ダリアは許可するしかなかった。ゾーハンはスキッツァーの髪を切った後、仕上げとして体の関係を持った。スキッツァーは満足した様子で帰っていった。

映画『エージェント・ゾーハン』のあらすじ【転】

ゾーハンの評判を聞き、マダム達が店に集まってきた。ゾーハンはヘアスタイリストとして店で働いた。すると、ミッチェルから引き抜きの電話がかかってくる。ゾーハンはダリアの店で働くことを決めていたため、断った。

パレスチナ人であるタクシー運転手は、美容室で働いている男性を見てゾーハンだと気づく。昔、兵士だったゾーハンにサンダルを投げたり唾をかけたり、嫌がらせをしたことがあった。その時、ゾーハンに懲らしめられ、飼っていたヤギを奪われていた。タクシー運転手は友人に連絡を取り、ゾーハンを捕まえてイスラエルと取引をしようと話を持ちかけた。

ゾーハンのお蔭で店が潤ったため、ダリアはお礼としてゾーハンを散歩に誘った。その時、ダリアは民族間の争いから逃れるために、アメリカに来たことを打ち明けた。ダリアはイスラエルとパレスチナの戦争を憂えていた。

ダリアと出かけてから、ゾーハンの大事な部分が勃たなくなってしまう。ゲイル親子やオーリーに相談すると、ダリアに運命を感じているからだと言われる。その後、ダリアと話していると、大事な部分が反応した。ゾーハンはダリアが運命の女性であると確信した。

映画『エージェント・ゾーハン』の結末・ラスト(ネタバレ)

ウォルブリッジはダリアの店がある区域に高級ホテルを建設しており、住民を追い出してモールを建設しようとしていた。だが、住民達から激しい抵抗にあっていた。ダリアの美容室もその1つだった。一方、タクシー運転手はファントムに連絡を取り、ゾーハンが生きていることを伝えた。

ゾーハンは新聞の記事で、ファントムが自分を始末しに来ることを知る。ゲイル達に真実を打ち明け、ダリアにも隠し事をしない方がいいと勧められる。ゾーハンはダリアに全てを打ち明け思いを伝えるが、拒まれてしまう。ダリアは別れのプレゼントとして、ゾーハンに最新のヘアスタイル本を贈った。

「ハッキー・サック大会」が開催され、イスラエルのチームとパレスチナのチームが戦うことになった。開催者はウォルブリッジで、両者間の争いを利用して立ち退きの話を進めようと画策していた。さらに、会場にはファントムの姿もあった。

ゾーハンはファントムと戦おうとした。その時、マイケルから助けを求める電話がかかってくる。ゴロツキが町に火を放ったのだ。パレスチナ人はイスラエル人が火を放ったのだろうと責め立てた。そこに、ファントムが駆けつける。ファントムは火を殴って消そうとした。ゾーハンはそれでは火が消せないと思い、放水を行った。

ゾーハンは争うことを止め、ファントムに殴られても手を出さなかった。そこに、ダリアが駆けつける。ダリアは考えを改めて憎しみを捨てたゾーハンの姿に喜び、思いを伝えた。ダリアの兄であるファントムはショックを受ける。

ダリアとゾーハンに説得され、町に暮らすイスラエル人とパレスチナ人は和解した。その時、爆発音が響いた。ゾーハンが確認すると、ユダヤ人と黒人が嫌いなテロリスト・オスカンロンがいた。オスカンロンはウォルブリッジに雇われ、町を破壊していた。真実を知ったゾーハンとファントムは、協力してオスカンロン一味と戦った。ゾーハンとファントムは親に夢を理解されないという共通点があり、意気投合する。

ウォルブリッジは逮捕された。戦いによって町が破壊されてしまったため、火災保険で平和と友愛を象徴した新しいモールが建てられた。ファントムは夢だった靴屋を開き、タクシー運転手はヤギを飼った。ゾーハンはダリアと結婚し、新しい美容室で働いた。そこに、ゾーハンの両親がやってくる。両親はゾーハン達を祝福した。

映画『エージェント・ゾーハン』の感想・評価・レビュー

イスラエルとパレスチナの争いについて描きながらも、終始馬鹿げた笑いが続く楽しい作品だった。アクションシーンは派手で圧倒された。少しお下品な笑いもあるため、家族で見るのはあまりお勧めしない。気まずい思いをするため、見るときは1人の方がいいと思う。アダム・サンドラーのコミカルな演技が素晴らしく、彼が好きな人はぜひ見て欲しい。ヒロイン役のエマニュエル・シュリーキーがとにかく可愛くて、ファンになった。(MIHOシネマ編集部)


アダム・サンドラーだから許される、ある意味過激で衝撃的な作品でした。
イスラエルの対テロ兵士、ゾーハンを演じるアダム・サンドラー。敏腕兵士でありながら本当は「美容師」になるのが夢というとんでもないストーリー。
猫を蹴っ飛ばしたり、熟女を抱きまくったり、差別的な発言や下ネタがかなり多いこの作品ですが、脚本と主演がアダム・サンドラーということでなんとか「許される」作品になっていると感じました。(女性 30代)

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