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映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』の概要:ケータは妖怪を見ることができる時計、妖怪ウォッチを持っていた。だが、それがいつの間にか無くなってしまう。ケータは妖怪のことを見ることができず、妖怪の存在を忘れてしまっていた。そんな時、町で奇妙な事件が起きる。

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』の作品情報

妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!

製作年:2014年
上映時間:97分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
監督:高橋滋春、ウシロシンジ
キャスト:戸松遥、関智一、小桜エツコ、梶裕貴 etc

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』の登場人物(キャスト)

天野景太(戸松遥)
通称ケータ。妖怪ウォッチの力を借り、妖怪を見ることができる。妖怪の友達がたくさんおり、妖怪ウォッチを使って呼び出すことができる。
ウィスパー(関智一)
妖怪執事。ケータの友達。周囲から雑に扱われることが多い。新たに出会った妖怪達の説明を、ケータ達に行う役割を担っている。
ジバニャン(小桜エツコ)
妖怪・地縛霊。ケータの友達。お菓子のチョコボーが好き。めんどくさがり。
フユニャン / デカニャン / ダークニャン(梶裕貴)
ケイゾウの友達を自称する。妖怪・浮遊霊。怪魔と戦うケイゾウを助ける存在を、長い間探し求めていた。その過程で、妖力が溜まり巨大化してしまう。
ケイゾウ(朴路美)
ケータの祖父。妖怪ウォッチの第1号の製作者。ある事件を機に、友達を作ることを止めてしまう。頑固で意地っ張り。困っている妖怪を助けるなど、心優しい人物。漫画の人気ヒーロー、ガッツ仮面に憧れている。
マスターニャーダ(志村けん)
最強の妖怪。高齢のため、短時間しか戦うことができない。怪魔を倒すため、ケータにある物を授ける。ガッツ仮面が好き。
ウバウネ(片岡愛之助)
妖怪。生前やってもいない罪を擦りつけられ、獄中で亡くなっていた。そのため、人間に激しい憎しみを抱いている。怪魔を従え、人間を滅ぼそうと画策する。

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』のあらすじ【起】

ケータが暮らす町で、突然物が大きくなるという現象が多発していた。ケータは妖怪デカニャンの鼻息によって物がでかくなっていることに気づく。妖怪の存在に驚いていると、デカニャンが迫ってきた。デカニャンはケータが妖怪の存在を忘れていることに気づき、電流を浴びせて記憶を取り戻す手助けをした。ケータは友達の妖怪、ウィスパーとジバニャンのことを思い出す。

ケータはデカニャンの鼻息によって頭が大きくなってしまう。デカニャンを懲らしめようとしたとき、妖怪を呼び出すことができる妖怪ウォッチがなくなっていることに気づく。なぜなくなったのか、ケータにもウィスパーにも分からなかった。

デカニャンはこの世界が大ピンチだとケータに警告しようとするが、何者かに攻撃を受ける。ウィスパーとジバニャンにははっきりと姿が見えていたが、妖怪ウォッチを嵌めていないケータにはぼんやりとしか敵の姿を捕らえることができなかった。デカニャンはボロボロの状態で、友達を助けて欲しいとケータに頼んだ。さらに言葉を紡ごうとするが、攻撃を受けて消滅してしまう。

ケータはジバニャンに敵を倒してくれと頼んだ。ジバニャンは戦おうとするが、攻撃を繰り出す間もなくやられてしまう。そんなケータ達の前に、妖怪ウォッチを奪った3人の妖怪(キン・ギン・ドウ)が現れる。キン達は人間から全てを奪おうとしていることを告げ、不敵な笑い声を残して姿を消した。

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映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』のあらすじ【承】

ケータは両親と共に、祖母がいる毛馬本村に帰った。実は、毛馬本村には馬鹿でかいネコが子供を攫うという言い伝えがあった。ケータはその言い伝えが、デカニャンと関係があると睨んでいた。

ケータは祖母から亡くなった祖父のケイゾウの話を聞いた。祖母は祖父のことを立派な人だったと褒めた後、ちょっと困った人だったとケータに教えた。ケータは詳しく話を聞こうとするが、祖母は途中で会話を止めてしまう。その時、ジバニャンは何者かの気配を察知する。

ケータ達は気配を辿って、古い土蔵に辿り着く。扉を開けると、デカニャンがいた。ケータ達はデカニャンに頼まれ、デカニャンのお尻に刺さっている栓を抜いた。すると、妖気が抜けてデカニャンは小さくなった。デカニャン改め、フユニャンは今までの事情をケータ達に話した。

フユニャンは友達を救ってくれる人を60年間探し求めていた。フユニャンの友達は怪魔と戦っていた。その友達とはケータの祖父のケイゾウのことだった。ケイゾウは妖怪ウォッチの第1号の製作者でもあった。だが、怪魔が歴史を変えたせいで、妖怪ウォッチの存在がなくなっていた。ケータの腕から妖怪ウォッチがなくなったのもそのせいだった。

ケータ達は怪魔を倒して妖怪ウォッチを取り戻すため、フユニャンと共に60年前にタイムスリップした。そこには、怪魔に取り憑かれた人間がいた。怪魔とは妖怪とは比べものにならないほど邪悪な存在で、人間に取り憑いて悪い心を膨らませ争わせていた。

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』のあらすじ【転】

ウィスパーが怪魔に取り憑かれてしまうが、ケイゾウに助けられる。ケイゾウはケータにビー玉を渡した。そのビー玉を通すと、怪魔を見ることができた。ケータ達はケイゾウに事情を説明するが、ケイゾウは助けを拒んでアジトへと帰ってしまう。ケータ達はとりあえず後をついて行き、妖怪ウォッチを作って欲しいと頼んだ。だが、ケイゾウは友達なんていらないと言って、作ることを拒んだ。

ケイゾウは今までたくさんの妖怪を助けており、妖怪達から慕われていた。だが、ケイゾウは妖怪と友達になることを拒んでいた。フユニャンはケータならケイゾウと仲良くなれるのではないかと思っていた。ケイゾウは漫画の人気ヒーロー、ガッツ仮面に憧れていた。その漫画にはガッツ仮面がただ1人力を借りる存在、敏腕助手のビートがいた。ケータはビート役になって、ケイゾウと仲を深めることになった。

ケータ達はフユニャンの提案で、最強の妖怪マスターニャーダを探しに町を訪れた。すると、電気屋の展示のテレビで、ガッツ仮面のアニメが流れた。ケイゾウは初めてアニメのガッツ仮面を見たため、興奮して喜んだ。ケータはケイゾウに、ガッツ仮面が好きな理由を尋ねた。ケイゾウは仲が良い友達がいたことを話した。しかし、友達が不良に絡まれたとき、ケイゾウは怖くて友達を助けることができなかった。友達はケイゾウを非難して去っていった。そんな時、ケイゾウはガッツ仮面が登場する漫画に出会った。ケイゾウは大切な存在を守るヒーローのガッツ仮面になること、全てを守る男になるまでは友達を作らないことを心に誓っていた。

ケータ達はマスターニャーダを見つけ、怪魔を倒すための教えを乞うた。マスターニャーダはピンチのときに使うよう、筒をケータに授けた。今は決して開けてはならないと言われたため、何が入っているかは分からなかった。

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』の結末・ラスト(ネタバレ)

ケータ達の前に、キン達と怪魔を束ねるリーダー・ウバウネが現れる。ウバウネはジバニャンを捕まえ、返して欲しければ3丁目の夕陽ヶ丘工場に来るよう言葉を残して去っていった。ケータはケイゾウに妖怪ウォッチを作って欲しいと頼むが、友達なら道具に頼らず自分の手で救いに行けと叱られる。ケータはケイゾウと共に自分の手でジバニャンを救いに行くことにした。

ウバウネは怪魔を使って人を争わせ、滅ぼそうとしていた。ケイゾウの友達に絡んだ不良にも、怪魔が取り憑いていた。全てはケイゾウに妖怪ウォッチを作らせないために、キン達が仕組んだことだった。

ケータ達は工場内に侵入し、捕らえられているジバニャンを発見する。助けようとしたとき、ウバウネ、キン達、怪魔が立ちはだかった。キン達は時間を巻き戻すことができる機械を操るため、ケータ達は苦戦を強いられる。すると、マスターニャーダが現れ、ホースを使うよう助言される。ケータがマスターニャーダから渡された筒の中を確認すると、ホースが入っていた。そのホースを蛇口に取りつけ、機械に水をかけて壊した。

ウバウネは強力な怪魔を生み出し、ケータ達に攻撃を仕掛けた。フユニャンは戦うがやられそうになる。ケイゾウは恐怖心を振り払い、フユニャンを助けるために怪魔に立ち向かった。そして、怪魔を倒した。

ケータはケイゾウを連れて工場の屋上に向かった。そして、妖怪達に呼びかけた。それを見たケイゾウは、自ら妖怪達に助けを求め友達になって欲しいと頼んだ。妖怪達はケイゾウの呼びかけに応じた。すると、ケイゾウの腕に嵌っていた妖怪ウォッチの改良前の腕輪が、妖怪ウォッチ・零式に変わった。さらに、ケータの腕にも妖怪ウォッチが戻った。ケータは妖怪ウォッチを使い、ジバニャンを救い出した。

ケイゾウとケータは妖怪ウォッチを使い、妖怪を呼び出した。そして、力を合わせキン達を倒した。それでもなお、ウバウネは諦めることなくケータ達に攻撃を仕掛けてきた。ケータはウバウネが人間を憎む理由を知るため、妖怪・バクロ婆(本音を暴露させる)に取り憑かせた。ウバウネは生前やってもいない罪を擦りつけられ、獄中で亡くなっていた。人生を奪われたことで、人間に激しい憎しみを抱くようになったのだった。

ウバウネは巨大ウバウネへと変化した。ケータ達の仲間の妖怪が攻撃するが、全く歯が立たなかった。なぜなら、巨大ウバウネはウバウネが100万に分裂した姿で構成されていたからだった。フユニャンは100万のウバウネを倒すため、妖怪ウォッチに仲間の妖怪のパワーを集めるようケータ達に指示した。フユニャンは集まった力を使ってダークニャンに、ジバニャンとウィスパーが混ざり合ってブチニャンに変身した。ダークニャンとブチニャンは巨大ウバウネを倒した。

ケイゾウはケータに感謝し、自分の腕に嵌っていた妖怪ウォッチを渡した。ケータはケイゾウに別れを告げ、元の世界に戻った。祖母はケータの腕に妖怪ウォッチが嵌っているのを見て、祖父が大事にしていたメダルを渡した。それは、フユニャンの妖怪メダルだった。

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』の感想・評価・レビュー

妖怪ウォッチの起源を知れる物語だった。ケイゾウはしっかり者で強いところもあるのだが、ヒーローのガッツ仮面が好きだったり素直になれないところがあったり、子供らしい可愛らしい部分もあって素敵なキャラクターだった。そして、くまモンが出ていたり『スター・ウォーズシリーズ』のヨーダによく似たマスターニャーダが出ていたり、遊び心があって楽しかった。「友達」をテーマにした物語になっており、大人が見ても胸に響くような言葉や場面がたくさんあった。(MIHOシネマ編集部)

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