映画『悪魔は闇に蠢く』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「悪魔は闇に蠢く」のネタバレあらすじ結末と感想

悪魔は闇に蠢くの概要:ソウル市内のシンソルドンにて奇妙な失踪事件が発生。付近に住む姉妹が犯行を目撃してしまい、耳の不自由な妹が連れ去られてしまう。姉は妹を助けるべく、下水道に住み着く悪魔のような男と対峙するのであった。

悪魔は闇に蠢くの作品情報

悪魔は闇に蠢く

製作年:2014年
上映時間:101分
ジャンル:サスペンス
監督:シン・ジェヨン
キャスト:チョン・ギョンホ、チョン・ユミ、キム・セロン、イ・ヨンユ etc

#N/A

悪魔は闇に蠢くの登場人物(キャスト)

スチョル(チョン・ギョンホ)
幼い頃、父親による放火で一家心中に巻き込まれる。姉によって下水道へ逃がされるも、当時の凄惨な記憶から精神を病んでしまい、姉と同年代の女性をマンホールから下水道へ引きずり込んでは、殺害している。
ヨンソ(チョン・ユミ)
スチョルの姉。病弱な妹スチョルのことをとても気にしており、大切に育てている。妹とは手話で会話し、保護者として守ろうと強く心に刻んでいる。
スジョン(キム・セロン)
耳が不自由で手話で会話する。とても素直で天真爛漫。笑顔が可愛らしい女の子。姉ヨンソのことをとても慕っている。
チョンホ(チェ・ドクムン)
失踪事件の被害者である娘の父親。タクシーの運転手をしながら、娘の行方を必死に探している。
ピルギュ(チョ・ダルファン)
チョンホの友人で刑事。少し抜けたところがあり、失敗ばかりして上司に謹慎を言い渡されている。

悪魔は闇に蠢くのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『悪魔は闇に蠢く』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

悪魔は闇に蠢くのあらすじ【起】

ソウル市内、シンソルドンにて奇妙な失踪事件が相次いで発生。被害者はすでに10人にも及び、いずれも若い女性ばかりであった。
同じ地区には、耳が不自由な妹スチョルと姉ヨンソが住む家がある。姉は幼い頃から病弱なスジョンを過保護なほどに心配していた。スジョンもまた、ヨンソだけが唯一の肉親であるため、姉が仕事で遅くなると心配になり、叱られるのを覚悟してバス停まで迎えに行ってしまうのだった。
姉妹仲はとても良く、耳が不自由ながらも素直で天真爛漫に育ったスジョンが可愛くて仕方ないヨンソ。

犯人の男スチョルは路地裏の外灯を意図的に消灯し、被害者の視界を奪った後、マンホールから下水道へ夜な夜な引きずり込んでいる。そうして、少女を姉と呼び生活を強要するのだ。地下の一室を生活区域として利用し、監視カメラの映像まで操作するほど徹底している。

元刑事で現在はタクシー運転手のチョンホの娘も、失踪事件の被害者であった。彼は必死に娘の行方を捜していたが、1人で集められる情報は限られている。そこで、彼は元同僚の刑事ピルギュを上手く利用し、失踪事件の情報を入手し拳銃までも奪った。

翌朝、映像課の担当者がカメラの調整へ来たところを、巧みな罠にて下水道へ誘導。スチョルによって殺害されてしまう。彼は警官の衣服とバイクを入手し、その夜も若い女を襲った。
その頃、またも仕事で遅くなった姉の迎えに出たスジョン。彼女はそこで、スチョルが女を引き摺っているのを目撃してしまう。
一方、娘の行方を探しているチョンホは、スジョンが通る道を見張っていた。そこで、娘に良く似た少女を発見し、追いかける。

悪魔は闇に蠢くのあらすじ【承】

迎えに出たと妹から連絡を受けたヨンソは慌ててビデオ電話をしたが、スジョンは逃走中で電話に出ている場合ではなかった。だが、物陰に隠れて通話を押した直後、背後に迫ったスチョルに捕縛されてしまう。ヨンソは男の顔を目撃し、知っている人物であることを思い出し自宅を訪ねる。その家は一家心中で廃墟と化した家。家に誰かがいるとは思えなかったが、生活している様子は窺える。しかし、中へと入りある一室から地下へ通じる穴を発見。その穴の底でスジョンの携帯が鳴っているのを聞きつける。

恐る恐る、地下へ降りたヨンソ。下水道は鉄の格子で区切られており、先へ進むと格子戸が閉まって動かなくなってしまう。道を進むと、奥の方から口笛と何かを引き摺る音が響いてくる。ヨンソは物陰から、殴られて虫の息となった女性を引き摺るスジョンの姿を目撃してしまうのだった。

同じ頃、チョンソも下水道へ侵入。彼は別ルートから入り、更に地下へ潜る穴の底に無数の女性の死体が転がっているのを発見。すぐさま、ピルギュへ連絡を入れた。ピルギュはチョンソの話から近くの監視カメラ映像を調査。
電話を切った後、チョンソは遺体を見て回り、自分の娘がいないかを確認する。

更に奥へ進んだヨンソ。同じ通路の奥から人影が近づいて来るのを目にし、即座に踵を返した。彼女は用水路を発見し潜って別の通路へ逃走。そのせいでスマホが水没してしまう。スジョンと連絡する手段がなくなってしまったが、通路を見ていてふと、用水路が奴の部屋に繋がっているのではないかと気付く。

悪魔は闇に蠢くのあらすじ【転】

その頃、意識を取り戻したスジョンは、鎖に繋がれた獣じみた少年に襲われそうになる。だが、少年は酷く怯えた様子で手の平を怪我していたため、飴玉を与える。すると、そこへスチョルが戻り、スジョンの首を絞めて再び意識を奪ってしまう。気がついたら後ろ手に拘束されていたスジョンだったが、拘束バンドをどうにか切断。密かに逃走しようとしたが、空き缶を蹴飛ばしてしまいスチョルに気付かれてしまう。

一家心中の折、姉によって下水道へ逃がされたスチョル。下水道は最早、彼にとっては庭のようなものだった。スジョンを逃がし、暗視スコープを装着したスチョルは、まるで狩りを楽しむかのように部屋を出て行く。

用水路から妹が逃げて行く姿を見つけたヨンソは、通路へ降りてようやくスジョンと合流。そこで、妹は地下鉄の振動を感じ、助けを求めるために地下鉄へ向かったが、深夜であるためにホームには誰もおらず無駄骨に終わった。

その後、脱出するために梯子を上ったヨンソだったが、後ろにいたスジョンがスチョルによって引き摺り落とされる。そのせいで、妹は意識を失ってしまい、再び奴によって連れ去られてしまう。外へ逃れたヨンソは近くの家へ向かい助けを求めたが、深夜であるために誰も来てはくれず。仕方ないので、自力で立ち向かう覚悟をして再び下水道へ。しかし、彼女もまたスチョルによって捕まってしまうのであった。

幸いスジョンと同じ部屋に閉じ込められていたヨンソ。姉妹はスチョルの監視を避け、物陰に身を潜めた。すると、姿が見えなくなったことで焦ったスチョルが中へ入って来る。そこで、姉妹は力を合わせて奴へと反撃。だが、ヨンソが捕まってしまいスジョンだけが逃走。すると、スチョルは鎖を引き摺る少年に妹を追わせ、自分はヨンソの捕縛を行おうとする。彼女は必死に抵抗して、スタンガンを手に入れひとまずはそれで、奴の動きを止めることに成功。無事にその場から逃走を図る。

悪魔は闇に蠢くの結末・ラスト(ネタバレ)

少年に追われたスジョンは、彼にまたも飴玉を差し出し懐柔。少年へ涙ながらに助けを乞うた。すると、少年は優しくしてくれる彼女にほだされ、管理室のような場所へ案内。下水道通路にも監視カメラが設置されており、その部屋ではカメラの映像が確認できる。スジョンはそこで、カメラに映る姉を発見するが、背後にスチョルが迫っていることに気付く。すると、それに気付いた少年がしきりに電灯のレバーを指さしたため、スジョンはレバーを作動させた。暗闇の通路に電灯が点く。暗視スコープを装着していたスチョルは目がくらんだことで悲鳴を上げ、ヨンソは無事に逃げ切る。スチョルが電灯を破壊している間に少年はスジョンを連れて逃げるのだった。

下水道をさ迷い歩いていたチョンソは、ラップに巻かれ息絶えている娘を発見する。逆さまに吊るされた娘に深い悲しみを覚え、泣き暮れるチョンソ。彼は娘の亡骸を移動し、監視カメラの映像に目を留める。そこには、電灯を破壊し続けるスチョルの姿が映し出されていた。

無事に再会した姉妹だったが、そこへ狂気を滾らせたスチョルが登場。危うく殺されそうになるが、チョンソが助けに現れ奴と対峙。その隙に姉妹は逃走を果たし、残された少年はスジョンの後を追った。チョンソはピルギュの銃で奴を銃撃し、更に殴り続けたが、鉄パイプで反撃されてしまう。2人ともふらふらであったが、チョンソが銃を発砲。そのせいで、ガス管を傷つけ更なる発砲で下水道が炎に巻かれる。

少年のお陰で命拾いした姉妹。出口へやって来たが、少年は頑なに出ようとしない。仕方ないので彼を助けに戻ると約束をして梯子を上った。しかし、ヨンソが上り切ったところで梯子が壊れまたもスジョンが落下。
梯子を上り切ったヨンソは、そこにスチョルがいるのを目にして恐怖に震える。彼女は奴に殴られ地下へ逆戻り。意識を取り戻したスジョンだったが、少年に拘束され逃げることも、姉に近寄ることもできない。そこへスチョルが現れ、スジョンを殴り殺そうとする。だが、寸前で意識を取り戻したヨンソが庇う。苛立ったスチョルが彼女を投げ飛ばしたが、ヨンソは地面に垂れ流されている油へと持っていたライターで引火。スチョルはたちまち炎に巻かれ、走り去ってしまう。

そこへ、無事だったチョンソが到着し、スジョンを助けてくれるのだった。
長い夜が明ける。ヨンソは命を落とし、スジョンはとうとう一人になってしまった。チョンソは姉がつけていた指輪を形見として妹へ渡す。少女は愛する姉を失ったことを実感し、チョンソに抱き着いて泣き暮れるのであった。

悪魔は闇に蠢くの感想・評価・レビュー

序盤からすでに、犯人が姿を現し女性をマンホールへ引きずり込む。物語の3分の2は暗闇の下水道内でどこからともなく突然、姿を現す犯人から常に脅かされる。延々、恐怖を感じさせられ、ずっと緊張状態である。そんな中でも姉妹が必死に助け合い、逃れようとする姿は健気である。

ただし、警察の対応が悪すぎる上にほとんど対処されず、唯一の刑事は下水道へ入るものの、犯人とも鉢合わせず、全く働きが見えない。ただ、ただ姉妹が逃げ惑う姿を描いている。残念と言えば、その点だろうか。リアルを求めず、スリルだけを味わうなら悪くない作品。(MIHOシネマ編集部)

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