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映画『クレイジーズ 42日後』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『クレイジーズ 42日後』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『クレイジーズ 42日後』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『クレイジーズ 42日後』の結末までのストーリー
  • 『クレイジーズ 42日後』を見た感想・レビュー
  • 『クレイジーズ 42日後』を見た人におすすめの映画5選

映画『クレイジーズ 42日後』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0055128

製作年 2020年
上映時間 92分
ジャンル アクション
ホラー
監督 ジョニー・マーティン
キャスト タイラー・ポージー
サマー・スピロ
ドナルド・サザーランド
ロバート・リチャード
製作国 アメリカ

映画『クレイジーズ 42日後』の登場人物(キャスト)

エイデン(タイラー・ポージー)
アパートで一人暮らしをしている青年。目覚めてから点けたテレビで、世間が謎のウイルスにより緊急事態に陥っていることを知り、部屋の中でのサバイバルを決意する。
エヴァ(サマー・スピロ)
エイデンが住むアパートの、向かい側に住んでいる若い女性。互いにウイルスには感染していないとわかり、窓越しに意志を交わすようになる。
エドワード(ドナルド・サザーランド)
エイデンが侵入したアパートの部屋にいた老人。エドワードもそこの住人ではなく、別の部屋から壁に穴を開けて潜入して来ていた。

映画『クレイジーズ 42日後』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『クレイジーズ 42日後』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『クレイジーズ 42日後』のあらすじ【起】

アパートで一人暮らしをしている青年・エイデンは、ある日目覚めてテレビを点けると、世間が緊急事態に陥っていることを知る。謎のウイルスが蔓延し、感染した者たちが狂暴化して人々を襲い始めたのだ。そして感染者たちは、襲った者の肉を食べているという情報も入っていた。

エイデンはアパートの外が暴動のような騒ぎになっていることに気付き、ドアの前に冷蔵庫を置いて固く閉ざし、部屋の中に閉じこもることにする。そこからエイデンの、孤独な1人きりのサバイバルが始まる。

エイデンは携帯に入っていた留守電で、実家にいる両親も感染者に襲われたらしいことを知り、激しく落ち込む。幸い部屋の中には非常食などの蓄えがあり、生き延びることは出来ていたものの、エイデンは孤独感と絶望感に襲われるようになる。

サバイバルを始めてから42日目、食糧が残りわずかになり、それまで続いていた電気の供給も止まったことで、エイデンは首を吊って自殺することを決意する。

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映画『クレイジーズ 42日後』のあらすじ【承】

それまでエイデンは部屋の窓に紙を貼り付けて外を見ないようにしていたが、死ぬ前に貼った紙をビリビリに破くと、外の景色を見つめながら、天井から吊るしたロープの輪に首を通そうとする。するとアパートの向かい側の部屋に、若い女性の姿を見つける。

その女性は感染者ではなく、明らかに自分と同じ「生存者」と思われ、エイデンは自殺を中止して窓越しに向かい側の部屋をのぞき込む。向かい側の女性もエイデンに気付いたものの、窓のカーテンを閉ざしてしまう。

エイデンはその女性となんとかコンタクトを取ろうと考え、質問事項などを書いた紙を用意し、女性がカーテンを開けたところでその用紙を、部屋のバルコニーで掲げる。

女性もエイデンの行動に気付き、ボードに文字を書いてエイデンに質問をしてくる。エイデンはその女性がエヴァという名前だと知り、自分は孤独ではなく他にも助かった人がいるのだと、生きる気力を取り戻す。

その後エイデンは残り少ない食料を調達するため、護身用のバットを持ちリュックを背負って、天井のダクトから隣室に侵入し、残っていた保存食などを確保する。

映画『クレイジーズ 42日後』のあらすじ【転】

そして隣室で小型の無線機を見つけたエイデンは、そのひとつをエヴァのいる部屋のバルコニーに投げ込み、互いに連絡が取れるようにする。紙による文字でのやり取りではなく、無線機を通じて会話が出来ることになり、エイデンとエヴァは何気ない雑談などで盛り上がる。

そしてエヴァの持つ食料が残り少ないことを知ったエイデンは、更に食料を調達するため、前とは別の部屋に侵入する。その部屋は無人かと思われたが、壁に穴が開いていて、他の部屋から潜入して来たエドワードという老人が隠れ住んでいた。

エドワードは人と話すのは久しぶりだと語り、部屋にあった食料をエイデンに渡してくれる。エイデンは有難く食料を受け取ったものの、壁に穴を開けて潜入して来たエドワードが信用しきれず、エヴァのことは黙っていた。

するとエドワードはエイデンの持っていたバットを奪い、後ろから殴りつける。エイデンが目を覚ますと、部屋のベッドに縛り付けられていて、ベッドの上では拘束された女性の感染者が叫び声をあげていた。

映画『クレイジーズ 42日後』の結末・ラスト(ネタバレ)

感染者はエドワードの妻で、エドワードは凶暴化した妻を殺すことが出来ず、拘束して生かしていたのだった。そして感染者が人肉を食べることを知り、エイデンを妻のエサにするつもりだった。そこで無線にエヴァからの連絡が入り、エドワードが気を取られた隙にエイデンは反撃し、エドワードは妻に食いつかれる。

エドワードの部屋を脱出したエイデンだったが、エヴァの部屋にも感染者が突入してきていた。エイデンは決死の覚悟でバルコニーからロープを垂らして地上へ降り、今度は向かいのアパートのバルコニーをよじ登って、エヴァの部屋へと急ぐ。

エヴァを助け出したエイデンは自室へと戻るものの、部屋に入る直前に感染者に襲われてしまう。噛みつかれて自分も感染すると考えたエイデンは、エヴァを残してバルコニーから飛び降りようとする。

しかし噛みつかれたのは服の上からで、幸い皮膚に傷口はついていなかった。助かったとわかったエイデンはエヴァと抱き合い、2人でこの世界を生き抜いていく決意をするのだった。

映画『クレイジーズ 42日後』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

ウイルスにより世界が崩壊したなか、アパートに孤立する主人公の焦燥感がリアルすぎて、自分まで息苦しくなりました。特に、他人との接触が命取りになるという状況が現実のパンデミックとも重なり、妙なリアリティを感じました。後半で現れる女性との出会いで希望が生まれるかと思いきや、まさか彼女の父親があんな形で出てくるとは…。ヒューマンドラマとしても見応えありです。(20代 男性)


ホラーというよりも、終末世界での孤独と人間関係に重きを置いたサバイバル作品という印象。序盤の絶望的な静けさと、ゾンビ化した人々の不気味さが心に残りました。中盤以降、女性との交流に希望が見えたのも束の間、父親が実は狂人だったという展開が怖すぎる…。生き残るだけではなく、「誰と生きるか」が問われるラストには考えさせられました。(30代 女性)


『アイ・アム・レジェンド』っぽい雰囲気を期待して観ましたが、もっと小規模で人間ドラマに焦点を当てた感じ。それが逆に良かった。極限状態で人間が壊れていく様や、希望を見つけようとする姿がリアルで、テンポも良かったです。特に、彼女の父親が“狂気の人間”として登場する展開は衝撃的。ゾンビより人間の方が怖いと思える一本でした。(40代 男性)


怖さというより「孤独」がテーマの映画。主人公が42日間、誰とも接触せずにただ生き延びる様子は、コロナ禍を思い出させてゾッとしました。出会った女性との絆が深まるところでほっとしたのに、その父親が狂っていたという展開は予想外。でもその展開があったからこそ、ラストでの二人の旅立ちに強い希望を感じられました。(50代 女性)


リアルな閉塞感と人間の弱さが見事に描かれていました。スマホで発信しながら、誰にも届かない絶望感に苛まれる主人公の姿がとにかく切ない。序盤は無音と孤独の演出が素晴らしく、中盤の女性との出会いに希望を感じたけど、まさか父親がサイコ野郎だったとは…。ジャンル的にはホラーだけど、人間の精神的なサバイバルが主軸の映画です。(30代 男性)


女性視点で観ると、終盤の展開が本当に怖かった。ゾンビよりも、身内が危険な存在になるというリアルな恐怖。感染者の描写も不気味で、走る系ゾンビに近い俊敏さが地味に怖いです。最後は希望があるけど、全体的には重めのトーン。でも、ヒロインがただの“守られる存在”ではなく、自ら立ち向かう強さを持っていたのが印象的でした。(20代 女性)


昔のゾンビ映画好きには少し物足りないかもしれないけど、この映画は人間心理の変化が主役。主人公が徐々に壊れていく様子が丁寧に描かれていて、共感できるシーンが多かった。人とのつながりが生きる意味をくれるというラストのメッセージが胸に響く。ゾンビ映画としてよりも、サバイバルドラマとしておすすめ。(60代 男性)


一人の男性が、ひたすら閉じ込められた部屋の中で絶望と向き合いながら過ごす日々は、観ていて精神的に来るものがありました。でも、同じ孤独を抱える女性と出会い、生きる力を取り戻す流れがとても良かった。そこに立ちはだかる“父親”という狂気の存在が、平穏を壊す展開には本当にヒヤッとしました。人間の善と悪が対比的に描かれていて深い。(40代 女性)


極限状態のなかで人は何を考え、何を信じて生きるのか。それがテーマのように感じました。ゾンビ映画にありがちなパニックよりも、“人間の孤独と再生”に重きが置かれていて、静かだけど心に残る作品です。父親が最後の敵として出てくる展開は予想外で、人間がもっとも恐ろしい存在であることを再確認。地味だけど良作です。(50代 男性)


ラストシーンのヘリの音を聞いた瞬間、胸が熱くなりました。生き延びることだけが目的ではなく、信頼できる誰かと繋がることが生きる意味なんだと伝わる構成。中盤から出てくる父親の存在が“人の狂気”を象徴していて、終盤の緊迫感がすごかったです。シンプルな設定だからこそ、メッセージが強く伝わる映画でした。(30代 女性)

映画『クレイジーズ 42日後』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『クレイジーズ 42日後』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

28日後…

この映画を一言で表すと?

「静寂と狂気が交錯する、サバイバル・ゾンビ映画の金字塔!」

どんな話?

謎のウイルスによりロンドンが崩壊し、生存者のジムが目を覚ましたとき、世界は狂人だらけになっていた――。仲間を求めて旅する彼の姿を通して、人間の希望と狂気を描く終末世界のサバイバル・ドラマ。

ここがおすすめ!

圧倒的な没入感と緊張感。音のない街、突然の暴走感染者、人間の本質に迫る哲学的要素が魅力。『クレイジーズ 42日後』の閉塞感が好きなら、こちらの作品も絶対ハマります。

アイ・アム・レジェンド

この映画を一言で表すと?

「“たったひとり”の孤独と闘う、世界終末アクションドラマ」

どんな話?

ウイルスによって人類の大半が消滅。感染者の残党と戦いながら、科学者ロバート・ネビルがニューヨークで孤独な日々を過ごす。人との絆を求める彼の苦悩と希望を描いた、ウィル・スミス主演の名作。

ここがおすすめ!

犬との絆や無人の都市描写が印象的。静寂の中で生きるという孤独、そして“誰かを救いたい”という想いが胸に響く。『クレイジーズ 42日後』の主人公に共感した人には特におすすめ。

ザ・サバイバル(原題:#生きている)

この映画を一言で表すと?

「オンライン時代の“孤独”を描いた新感覚ゾンビスリラー」

どんな話?

突然ゾンビ感染が広がり、自室に閉じこもったゲーム好きの青年がSNSとスマホだけを頼りに生存を試みる。予想外の出会いや危機を通じて、孤独と向き合う現代的なサバイバル物語。

ここがおすすめ!

韓国らしいテンポの良さと感情の爆発力が魅力。『クレイジーズ 42日後』と似た閉じ込められ系の恐怖や“つながり”の大切さをテーマにしていて、非常に相性が良い一本です。

ザ・ナイト・イート・ザ・ワールド(原題:La nuit a dévoré le monde)

この映画を一言で表すと?

「静かなる終末、アートなゾンビ映画」

どんな話?

パリで目覚めると、街はゾンビで溢れ、ひとり取り残された主人公サム。ラジオもテレビも沈黙した世界で、彼は芸術的に生き延びようとする。感情を抑えた静かなトーンが特徴の異色ゾンビ映画。

ここがおすすめ!

『クレイジーズ 42日後』と同じく“ひとりきり”の世界がテーマ。映像美とミニマルな演出が詩的で、ホラーよりも哲学的な余韻が残る作品。雰囲気映画が好きな方におすすめです。

ザ・ロード

この映画を一言で表すと?

「希望を捨てない父子のサバイバル黙示録」

どんな話?

文明が崩壊した世界。名もなき父と息子が、生きる糧と安全を求めて旅をする。道中には食人鬼や荒廃した街、失われた道徳など、生き残るための苦難が待ち受けている。原作はピュリッツァー賞受賞作品。

ここがおすすめ!

派手さはないが、心に深く刺さる人間ドラマ。『クレイジーズ 42日後』のように、「絶望の中での希望」を探す作品が好きな方には特におすすめ。演技と演出がとにかく渋くて秀逸です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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