マーベル・コミックの人気キャラクターを主役に据えた人気シリーズのリブート2作目。搭乗する悪役はエレクトロとグリーンゴブリン。監督は『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ、脚本は『トランスフォーマー』のアレックス・カーツマインら。
映画『アメイジング・スパイダーマン2』 作品情報
- 製作年:2014年
- 上映時間:136分
- ジャンル:アクション
- 監督:マーク・ウェブ
- キャスト:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン、キャンベル・スコット etc…
映画『アメイジング・スパイダーマン2』 評価
- 点数:30点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★★
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『アメイジング・スパイダーマン2』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『アメイジング・スパイダーマン2』のあらすじを紹介します。
前作の戦いを経て平和を取り戻したニューヨーク。スパイダーマンとして街を守るピーターは、恋人グウィンと充実した日々を過ごしていた。しかし、前作のラストでグウィンの父と交わした約束が頭を離れず、グウィンはピーターのために別れを告げた。
話はマックスという電気技師へと移る。優秀な技師だった彼は冴えない容姿とジメジメした性格から友だちができなかったが、前作で命を救ってくれたスパイダーマンに陶酔するあまり、異常な執着を見せるようになった。
ある日、彼は仕事中の事故で電気人間へ変貌してしまい、ニューヨークを暴れまわる。
執着していたスパイダーマンに名前を覚えてもらっていなかったこと、皆から愛されるスパイダーマンに嫉妬した彼は、文字通りのモンスターとしてスパイダーマンを狙うようになってしまった……。
映画『アメイジング・スパイダーマン2』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『アメイジング・スパイダーマン2』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
悪くない 良くもない
マーク・ウェブは恋愛映画出身の監督です。私はピーターとグウィンの恋愛描写が凄いことになっているはず!と思って前作を見に行き、しかめっ面で劇場を後にした経験があります。つまり、
「アクションはもちろんのこと、恋愛シーンもおざなりじゃないか!」
私はヒロインのエマ・ストーンの大ファンなので、彼女が出ているだけで5億点なんですが、いくらなんでも……。アンドリュー・ガーフィールドは魅力に欠けるし、せっかく金髪にしたエマ・ストーンの魅力も引き出せていないなんて。衝撃でした。
アメコミ映画に求められることは何でしょう?アメコミに熱中する若い男女を画面に引きこむようなアクション!場合によっては恋愛も!これらは必須なんですよ。それがない。相変わらず改善されていなかった。これはひどいですよ。
ひどい。ひどいぞ!
なぜアクションがひどいのか
ハリウッドのアクション映画は、今やすべてのシーンでCGが使われていると言っても過言ではありません。
そのため、キャラクターの実在感がないんですよ。CGで計算しつくされているから、生き物っぽい動きをしない。
ピクサーやドリームワークスのアニメは違いますよ。ちゃんと生き物らしい動きをしますよね。アメリカナイズされているとはいえ、生き物です。
でも、スパイダーマンは生き物じゃないんですよ!ゆらぎが無いんです。寝る前の妄想で見るような体の動きですよ。
『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムはちゃんと実在感があったんですけどね。今後のCGには改善点が山積みですよ。
美しい夜景と、エレクトロの戦闘シーンが目に焼き付いています。今作はグラフィックと音楽がとにかく最高で、気分が上がります。また、グウェン役のエマ・ストーンが非常に可憐で目が離せません。唯一の華であるグウェンが亡くなる必要があるのかと、ふと疑問に思いました。しかしながら、ヒーローは家族や愛する人を巻き込んでしまうものだというメッセージにも感じられます。続編があるようなラストでしたが、今作で終了と知り悲しく思います。(女性 30代)
アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマン。トビー・マグワイアよりはまだ見られますが、トム・ホランドほどのワクワク感はありません。これは完全にキャストミスでしょう。どうして世界的に人気なアメコミヒーロー・スパイダーマンを演じているのにこんなにもイライラさせられるのでしょうか?何を正義だと思っているのか、自分の使命はなんなのかがイマイチ伝わってこなくて、最後まで彼のやり方が理解できませんでした。
個人的にはデイン・デハーンが大好きなのであの色白で危うい表情がたまりません。大人の事情で続編は打ち切りという事ですが、トム・ホランドのほうが人気が出てしまったのでこれはこれで仕方ないかなと思ってしまいます。(女性 30代)
前作は楽しかった。しかしこの続編はどこか印象が薄い。
特撮(?)のスケールはこれまでの関係作品よりも大きく、その視界の広がり方もアメイジング。音楽との絡みも面白い。しかし、なんというかヒーロー物なのでヒーローの存在感というか熱量というか、そういったものが大事な気がするのだけど、それを感じられない。グウェンとの関係も前作のラストの後なのに、なんだかんだべったりしていることに違和感を覚えずにいられない。別シリーズでのMJよりもグウェンの方が遙かにかわいいのにあの扱いもなぁ・・・何かと残念。(男性 40代)
映画『アメイジング・スパイダーマン2』 まとめ
エマ・ストーンの大ファン、前作から続く金髪がたまらなく好きなだけに、ガッカリ度も大きかったです。またこの程度のエマ・ストーンを見せられてしまった!本シリーズは『4』の制作が決定していますから、あと2回、冴えないエマ・ストーンを見せられることになります。ガッカリ。
アンドリュー・ガーフィールドだってそうです。どうしてここまで冴えないんでしょうね?監督の代表作『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットは魅力的だったのに。マーク・ウェブは作品選びに失敗しましたね。監督としての評価は下がる一方ですよ。
いっそのこと、監督を交代させてしまえばいいんです。グレッグ・モットーラなんかいいんじゃないですかね。オタク度は激増するでしょうけど、面白くはなります。
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