映画『アナコンダ3』の概要:2008年制作のアメリカ放映のテレビ映画(原題:Anakonda3)。本作品は劇場映画ではなくテレビのためだけに制作された物語である。女性生物学者が研究していたアナコンダが巨大化するところから進展していく。
映画『アナコンダ3』 作品情報
- 製作年:2008年
- 上映時間:91分
- ジャンル:ホラー
- 監督:ドン・E・ファンルロイ
- キャスト:デヴィッド・ハッセルホフ、クリスタル・アレン、ジョン・リス=デイヴィス、アンソニー・グリーン etc
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映画『アナコンダ3』 評価
- 点数:50点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★★☆☆☆
- キャスト起用:★★☆☆☆
- 映像技術:★★☆☆☆
- 演出:★★☆☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『アナコンダ3』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『アナコンダ3』のあらすじを紹介します。
物語は前作パート2でブラッドオーキッドの花を探していた製薬会社ウェクセル・ホールの秘密ラボからスタートする。
金儲け主義の社長の下で働く科学者たちは、万病に効く薬の副作用の原因究明に追われていた。
しかしこの薬は蛇には副作用が何故かでないという。
ラボの奥では巨大なアナコンダを研究用に飼育していた。
様子を見に来た社長のマードックは悪戯心に火がついてガラスの外からライトを当ててみた。
すると興奮したアナコンダはガラスを割り、周囲にいる人間を襲って仲間を連れて逃げ出してしまった。
あくまで公にしたくないマードックは何とか自力で問題を解決しようとする。
そこで雇われたのが凄腕兵士たち。
彼らはプロの蛇ハンターだったのだ。
ここで女性生物学者から衝撃的な事実が告げられる。
逃げたのはツガイのアナコンダでありもう少しで赤ちゃんが生まれてしまう、しかもその子供は親のアナコンダよりすばしこくこの国が乗っ取られてしまうと。
生物学者と兵士たちは力を合わせてアナコンダを探しにいく。
しかしそのトップのヘビハンターは実は金儲け主義の悪人であり、アナコンダを生け捕りにして報酬をもらおうと考えていた。
そして仲間を殺害し、女性生物学者も殺そうとしたとき彼女が抵抗しナイフでハンターの胸をひとつき。
爆発物を用意していた彼はアナコンダもろとも爆発してしまう。
全て解決したと思いきや現場に一人の男が。
その男はマードックに雇われたで男であり、赤ちゃんアナコンダを捕獲しにきたのだ。
そのことを知らない女性生物学者は研究を後悔し、全てのデータを廃棄するのであった。
映画『アナコンダ3』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『アナコンダ3』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
シリーズは2で終わらせるべきだったのでは?
1と2はそれなりにモンスターパニックホラーという演出や技術があり、それなりに面白かったが3になると酷い。
さすがテレビ映画という感じで、CGも荒く話の展開もお粗末になってきている。
特にアナコンダのCG処理は本当に雑で、巨大な蛇というよりももはや顔の巨大な宇宙人である。
気味の悪い映像やモンスターが好きな人にはオススメの作品であるかもしれない。
B級具合と言ったらそれはもうものすごいので、このジャンルでB級好きなら間違いなくはまることだろう。
3になって一気に殺し方がグロくなった
1と2もそれなりに酷い殺し方ではあったが、3になって物語の粗さを隠すためなのかアナコンダの殺し方がグロさを増している。
何もそんな風に首を切られなくてもというシーンもあり、本当にこのジャンルとアナコンダファン以外には厳しい作りになっている。
と言ってもどこから襲って来るのかわからない神出鬼没なアナコンダは健在で、やはりその恐怖感がハラハラドキドキさせ盛り上げることは否定できない。
4があることが不思議
そんなに根強いファンがいるのかと思うほどシリーズ化したアナコンダ。
アナコンダ自体のファンが多いのか、それとも映画好きの中にB級モンスターパニック映画好きが多いのか非常に謎である。
質としては徐々に悪くなっていくのは目に見えているし、3はすでに劇場公開が目的とされていない。
とすると4もたかがしれているだろう。
3になって一気にしょうもないCG感も強くなっていることを考えると、4はもはや蛇ではないかもしれないとさえ思う。
どのくらいの需要があって4を製作しているのか制作スタッフに聞いてみたい衝動にかられてしまうのは自分だけだろうか?
どんどんつまらなくなってしまうタイプのシリーズ物って少なくありませんよね。むしろ、シリーズ物はどれもそんな気がします。3作目となる『アナコンダ』シリーズですが、今作はテレビドラマ向けに作られた作品だとか。どうりで…と思ってしまうようなお粗末な描写や無理矢理派手にした攻撃など見ていて冷めてしまうシーンが多々ありました。
2作目でやめておけば良かったなと思いつつも、4作目も出ていることを知り妙な期待感を抱いてしまったので間違いなく『アナコンダ4』も鑑賞してしまいます。(女性 30代)
映画『アナコンダ3』 まとめ
どんなに面白くても1より2、2より3とどんどん質も人気も下がるのがシリーズ映画。
それは映画好きなら誰もが知っている事実である。
よっぽどストーリー構成を継続させて鑑賞させるか、話を徐々に盛り上げて面白くするかで興味を引くしかない。
その定説に見事にはまってしまったのがアナコンダシリーズである。
1が出てきたときは巨大な蛇に人間が襲われるという恐怖に映画を楽しんだ人も多くいたことであろう。
しかし大きな蛇にも徐々に慣れ、大きな生き物に襲われる映画に慣れてしまった現代人にとってもうアナコンダは古い映画になってしまった。
時代遅れの巨大なモンスターがTV放映されると何となく見てしまうのは、このレトロさが未だに人気があるということなのかもしれない。
関連作品
- アナコンダ4 次作
- アナコンダ2 ボルネオ島の迷宮 前作
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