12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』
スポンサーリンク
スポンサーリンク

映画『アンダルシア 女神の報復』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『アンダルシア 女神の報復』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アンダルシア 女神の報復』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『アンダルシア 女神の報復』の結末までのストーリー
  • 『アンダルシア 女神の報復』を見た感想・レビュー
  • 『アンダルシア 女神の報復』を見た人におすすめの映画5選

映画『アンダルシア 女神の報復』 作品情報

アンダルシア 女神の報復

  • 製作年:2011年
  • 上映時間:125分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:西谷弘
  • キャスト:織田裕二、黒木メイサ、戸田恵梨香、谷原章介 etc

映画『アンダルシア 女神の報復』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『アンダルシア 女神の報復』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『アンダルシア 女神の報復』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『アンダルシア 女神の報復』 あらすじ【起・承】

スペインの隣の小国、アンドラ公国で、日本人投資家の遺体が発見された。遺体は川島直樹という男で、警視総監の息子だった。どうやら自殺したらしい。
フランス・パリにいた外交官の黒田康作は、この事件の調査を命じられる。

アンドラ公国で黒田を迎えたのは、インターポールの神足誠と第一発見者である銀行員の新藤結花だった。結花は何かにおびえているようで、逃げようとしたり不審な行動をする。結花は多くを語らず、神足は結花を疑っている。表には出さないが、黒田も結花が何か知っていると踏む。
黒田は、今は安達が赴任しているバルセロナの日本領事館に結花を保護してもらおうと向かうが、武装したグループに襲われてしまう。
結花は、襲撃してきたグループはテロ組織かもしれないという。

黒田は、事件の背後にある真相について調査を始める。友人のフリーライターの協力を再び得つつ調査を進めると、国際テロ組織のマネーロンダリングが関わっていることを知る。

映画『アンダルシア 女神の報復』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『アンダルシア 女神の報復』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『アンダルシア 女神の報復』 結末・ラスト(ネタバレ)

一行は、アンアルシア地方で国際テロ組織とビクトル銀行との不正取引が行われるとの情報を手にするが、圧力がかけられ警察からも外務省からも捜査を打ち切る様に命令が下されてしまう。
神足は、警視庁で内部告発をして左遷されていた。真相を明らかにするか、小さい息子の元に無事帰るかで悩む。

結花は黒田を出し抜き、神足に接触して取引を持ち掛ける。川島の死の真相を教えるかわりに解放しろという。神足はこれを承諾する。
川島は、投資で大損して自殺したことを偽造するために強盗に襲われたように見せかけたのだ。

神足は取引に承諾し、黒田を射殺して結花を逃がすが、実は結花を泳がせる罠だった。事前に防弾チョッキを着ていた黒田は生きており、二人で結花を追跡していた。
自由になった結花は取引の証拠である川島のパソコンを隠していた場所から取り出す。と、ここで結花は神足や黒田に捕まり、逮捕された。

事件は解決し、マネーロンダリングの証拠を見つけて銀行の不正を暴いた黒田は免職からなんとか逃れることができ、神足もインターポールとして出世するのだった。

映画『アンダルシア 女神の報復』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『アンダルシア 女神の報復』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

複雑なわりに全く面白くない

前作に引き続き、海外での事件を扱ったサスペンスだが、いろんな事柄が絡み合ってストーリーは複雑になっている。複雑だからと言って面白いわけではない。前作の『アマルフィ 女神の報酬』と同様、なぜ海外を舞台にする必要があるのか、なぜアンダルシアなのかが全く分からない。その必要があるとは到底思えないのだ。
『アマルフィ 女神の報酬』の時と同様、結花によってまた黒田は各地を連れまわされるのだが、やはり観光地での撮影が目当てというしかない。
お金をかけて続編を作ったなら前作を超える出来の映画になったのかと思ったが、全く学んでいないことが分かった。

かっこつけハードボイルド映画

織田裕二の代表作『踊る大捜査線』シリーズも織田裕二ありきの、主人公のキャラクターが重要な作品だったと思うが、この「外交官・黒田康作」シリーズも同様だと思う。もちろん『踊る大捜査線』シリーズとは全くキャラクターが違い、無口なハードボイルドキャラなのだが、それも織田裕二だからこそできる役だと思う。
シリーズ第一作の『アマルフィ 女神の報酬』の時からこのキャラクターはかっちり定まっていて、織田裕二も役柄に徹している。このシリーズはハードボイルドでかっこいい織田裕二を楽しむ映画なのだ。
織田裕二が好きな人はストーリーなんて気にせず楽しめばいい。しかし織田裕二が特別好きなわけではない人にとって、このシリーズはあまりにも苦痛なのだと思う。


『アマルフィ 女神の報酬』を鑑賞した時に、なぜ海外のこの場所をわざわざ作品の舞台にしたのか、その理由や必要性が全く理解出来ず、日本で普通に撮れば良かったんじゃ…なんて思ってしまいましたが、今作でも全く同じことを思ってしまいました。
スペインの美しい風景は見ていて本当に癒されるし、この作品を見てロンダに行きたくなったなんて人も少なくないとは思いますが、個人的にはそれだけでした。セリフの言い回しや演技もなんだか少しダサいというか私の好みでは無くて、せっかく良い俳優が素敵な場所で演じているのにとても勿体ないなと思ってしまいました。(女性 30代)


前作『アマルフィ 女神の報酬』に続く外交官・黒田康作シリーズ第2弾。スペインのアンダルシアを舞台にしながらも、日本的な正義感と葛藤が交錯する硬派なサスペンスでした。特に、黒田が事件の裏にある金融犯罪と命を賭けて向き合う姿には、感情が揺さぶられました。ラスト、由佳との別れが切なかったです。外交官シリーズとしての魅力も健在で、今後も続いてほしい作品です。(30代 男性)


黒田康作のクールなキャラクターが今回も魅力的で、どんな危機にも冷静に対処していく姿に惚れ直しました。物語の中盤で明かされる、由佳の兄の死の真相とその背後にある金融スキャンダルは、現代社会ともリンクしていて考えさせられました。ラスト、由佳が兄の真実と向き合うことで成長していく過程も見応えがあり、アクションと人間ドラマが上手く融合した映画だと思いました。(40代 女性)


ストーリー展開は少し複雑でしたが、終盤に向けてすべての伏線が回収される構成に引き込まれました。ヨーロッパの風景が美しく、特にアンダルシアの自然と街並みの映像美が物語の緊張感を柔らかくしてくれていたのが印象的。外交官という職業ならではの立場で正義を貫く黒田の姿に共感しました。エンタメとしても社会派としても楽しめる良作でした。(50代 男性)


前作のファンとして期待して観ましたが、期待以上でした!外交の現場の緊張感、金融犯罪の裏側、そして黒田の人間味あふれる対応…特に由佳との信頼関係がゆっくりと深まっていく描写が丁寧で良かったです。最後、黒田がすっと去る姿にぐっときました。かっこよさと哀愁が共存する名シーンでした。女性目線でも満足できる政治サスペンスです。(30代 女性)


実際の国際問題や金融スキャンダルをベースにしている点がリアルで、フィクションでありながらどこか他人事とは思えない緊張感がありました。外交官という存在が命を賭けて真実に迫っていく姿に、静かなヒーロー性を感じます。黒田の判断力と、感情をあまり表に出さないところが逆に魅力的。アンダルシアという舞台が物語に新しい風を吹き込んでいました。(60代 男性)


今までの邦画にはあまりない「国際的な舞台設定」がとても新鮮で、アンダルシアの美しさが逆に物語の裏にある闇を引き立てていました。黒田と由佳の関係性は恋愛ではないけれど、お互いを信頼し合っているのがよく伝わってきて感動。兄の死の真相が明らかになった時の由佳の表情が忘れられません。主演の福山雅治さんの抑えた演技が光る作品でした。(20代 女性)


ストーリーがしっかりしていて、最後まで飽きずに観られました。外交官という仕事の難しさ、正義を貫くことの孤独さがよく描かれていたと思います。終盤、黒田が情報を交換するために危険な橋を渡るシーンは、まるでスパイ映画のような緊迫感でした。地味だけど、静かな力強さのある映画。次回作があればぜひ観たいです。(40代 男性)


黒田が前作以上に「孤高の男」として描かれていて、まさに日本のボンドという雰囲気。かっこいいだけでなく、人間味もあって惹かれました。由佳が兄の死に向き合いながら、真実を知ることで少しずつ強くなっていく過程も良かったです。ハリウッド映画とは違うけど、邦画でもここまで洗練されたサスペンスが作れるんだと感心しました。映像も綺麗で、映画館で観る価値ありです。(30代 男性)


アクションよりも駆け引き重視のサスペンスという印象でしたが、それが逆にリアルでハマりました。黒田の落ち着きと説得力のあるセリフ、そして相手の懐に入っていく柔らかな圧力が見事。由佳との共闘も良かったし、事件の根底にある金融利権と欲望の構図が現代的で興味深かったです。地味だけど心に残る映画。(50代 女性)

映画『アンダルシア 女神の報復』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アンダルシア 女神の報復』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

アマルフィ 女神の報酬

この映画を一言で表すと?

「国際舞台で外交官が動く、日本製サスペンス・スリラーの新たな地平」

どんな話?

イタリア・アマルフィを舞台に、日本人少女の誘拐事件を追う外交官・黒田康作の活躍を描く。事件の背後に潜む国際的な陰謀と、黒田の冷静な判断力が絡み合い、観客を引き込むサスペンスです。

ここがおすすめ!

『アンダルシア』の前日譚としても必見。福山雅治演じる黒田康作のキャラクターの原点がここにあります。ヨーロッパの美しい景観、緊迫した駆け引き、エレガントな映像美が楽しめる完成度の高い一本です。

外事警察 その男に騙されるな

この映画を一言で表すと?

「正義と裏切りの狭間で揺れる、リアル志向の情報戦スリラー」

どんな話?

公安外事警察の情報捜査官が、核兵器開発を巡る国際的陰謀に巻き込まれながらも、真相に迫っていく。表には出ない”裏の外交戦”を描いた、緊張感溢れるリアル系サスペンスドラマ。

ここがおすすめ!

ハリウッド的アクションではなく、情報戦・心理戦・駆け引きを重視した本格派スリラー。『アンダルシア』のような知的な緊迫感やリアルな国際舞台の裏側を描く作品が好きな方にぴったりです。

THE INFORMANT!(インフォーマント!)

この映画を一言で表すと?

「内部告発者の告白は真実か嘘か?予測不能の知的エンタメ」

どんな話?

企業スパイの証言者としてFBIに協力する男が、次第に嘘と秘密に溺れていく。実話ベースながらブラックユーモア満載で、観る者の常識を揺さぶる企業&政府陰謀サスペンス。主演はマット・デイモン。

ここがおすすめ!

『アンダルシア』のように、表と裏の顔を使い分ける人物や複雑な国際的陰謀が好きな方におすすめ。主人公が何者なのかが最後まで分からない展開が秀逸で、何度でも見返したくなる構成力です。

交渉人 真下正義

この映画を一言で表すと?

「一夜限りのサスペンス劇、地下鉄を止めた“声”と対峙せよ」

どんな話?

東京の地下鉄で発生した制御不能な暴走車両。その裏で通信を仕掛けてきた“犯人”との交渉に挑むのは、警視庁の交渉人・真下正義。制限時間内に事件を止められるのか──リアルタイムの攻防戦が展開される。

ここがおすすめ!

『アンダルシア』同様、一つの事件の裏に潜む複数の思惑と、緊迫した心理戦が見どころ。交渉を通じて人間の本質に迫っていく描写は、サスペンス好きにはたまらない一作。テンポ感も抜群です。

裏切りのサーカス(TINKER TAILOR SOLDIER SPY)

この映画を一言で表すと?

「静かなセリフの裏に潜む、冷戦下の知略バトル」

どんな話?

1970年代の冷戦時代、イギリス情報機関“MI6”内部に潜む二重スパイの存在が明らかに。引退した元諜報員スマイリーが密かに調査に乗り出し、裏切り者の正体に迫る渋く重厚なスパイスリラー。

ここがおすすめ!

情報、沈黙、疑念──『アンダルシア』と同じく、言葉の裏側に込められた緊張感が全編に漂う作品。派手なアクションではなく、知的な心理戦を堪能したい人にこそ勧めたい“玄人向け”の名作です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

影山みほをフォローする
サスペンス映画

みんなの感想・レビュー