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映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』の概要:世界中で愛された伝説的児童書、『ナルニア国物語』シリーズがとうとう実写映画化!子供達が扉を潜ったその先には、見たこともない光景が広がっていた。キャストも豪華俳優陣を揃え、そのスケールに圧倒されること請け合い。

映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』の作品情報

ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女

製作年:2005年
上映時間:140分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
監督:アンドリュー・アダムソン
キャスト:リーアム・ニーソン、ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ etc

映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』の登場人物(キャスト)

ルーシー・ペベンシー(ジョージー・ヘンリー)
ペペンシー家の末っ子。好奇心が旺盛で、誰とでも仲良くなる。最初にナルニア国への扉を見つけた人物。
エドマンド・ペベンシー(スキャンダー・ケインズ)
ペペンシー家の次男。白い魔女の「王にしてやる」という甘い言葉に誑かされ、彼女の手に落ちてしまう。
ピーター・ペベンシー(ウィリアム・モーズリー)
ペペンシー家の長男。責任感が強く、自分達を守るために犠牲になったアスランの代わりに、打倒白い魔女を掲げる。
スーザン・ペベンシー(アナ・ポップルウェル)
ペペンシー家の長女。ネガティブだが真面目な女の子。ピーターと共に、白い魔女に立ち向かう。
白い魔女(ティルダ・スウィントン)
平和だったナルニア国を突如として脅かせた恐ろしい存在。自分に刃向かう者を石にしてしまうという恐ろしい力を持つ。
アスラン(リーアム・ニーソン)
ナルニア国の偉大なる王。白い魔女の台頭と共に姿を消していた。奪われたエドマンドを助けるべく、ピーター達が助けを求めた存在。
タムナス(ジェームズ・マカヴォイ)
初めてナルニア国を訪れたルーシーが出会った半神半獣。ルーシーを匿った罪で白い魔女に捕らえられてしまう。

映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』のあらすじ【起】

時代は遡り、第二次世界大戦中のイギリスでのこと。当時、イギリスには敵対しているドイツから連日空爆が落とされ、人々は死の恐怖に怯えていた。そんなイギリスに、ペペンシーという一家が暮らしていた。ペペンシー家には4人の子供がおり、4人の両親は日に日に激しさを増していく戦争から子供達を守るため、彼らを田舎に住むカーク教授の元へと疎開させる決意をするのだった。

長男であるピーターは、お転婆な兄弟達を纏めるのに一苦労、長女のスーザンは、兄弟の中でも一際真面目で、ややネガティブではあるものの慎重な性格をしていた。次男のエドマンドはやや皮肉屋ではあるものの、好奇心旺盛な男の子、そして、次女で末っ子のルーシーは、とにかく無邪気で、誰とでもすぐに仲良くなれるという特技を持っていた。

田舎に着いた彼らを待っていたのは、とにかく広い、カーク教授の屋敷だった。そんな屋敷に、彼らは戦争の厳しさも一時忘れ、大はしゃぎするのだった。

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映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』のあらすじ【承】

子供達にとって、その広い屋敷は格好の遊び場だった。彼らは早速、その広大な屋敷でかくれんぼをすることにする。この屋敷には、隠れるところが十二分にありゲームは非常に盛り上がる。

そんな中、ルーシーはいい隠れ場所を探していた。そして、彼女はとある部屋へと入り込む。すると、その部屋にはとても大きな、真っ赤な衣装ダンスがあったのだ。そこに隠れようと思ったルーシーは、扉を開き衣装ダンスの中に入り込む。できるだけ隅っこで身体を小さくしていよう、と思ったルーシーだったが、ここで信じ難いことが起こる。タンスの中にあった衣装を掻き分け進んだその先には、なんと雪景色が広がっていたのだった。その時のルーシーが知る由も無いが、そこはナルニア国という別世界だった。衣装ダンスは、なぜかナルニア国と繋がっていたのである。

好奇心旺盛なルーシーは、そのままナルニア国に踏み込んだ。そこは、現実世界とは全く異なる場所だった。動物達は言葉を操り、彼女はそこでタムナスという半神半獣と知り合った。彼曰く、このナルニア国は、かつてアスランというライオンが統べる国だった。ナルニア国では幸せな毎日が送られていたが、しかし、その幸せも突如として終わりを迎えることとなる。

映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』のあらすじ【転】

『白い魔女』という、自身に逆らう者を石に変えてしまうという恐ろしい力を持った存在が現れたのだ。この世界が現在一面雪景色なのも、その魔女の力によるものだった。アスランは姿を消してしまい、国民は白い魔女に苦しめられる。そんな彼らを支えたのは、とある予言だった。それは、「2人の『アダムの息子』と2人の『イヴの娘』がケア・パラベルの4つの王座を満たす時、白い魔女の支配は終わる」というものだった。

後日、ルーシーは兄弟を引き連れて再びナルニア国を訪れた。しかし、ルーシーに親切にしてくれたタムナスが、ルーシーを匿った罪で逮捕されてしまったというのだ。彼らはタムナスを救うため、白い魔女の住む城へと向かう。しかし、なんとその途中、エドマンドが白い魔女の甘言に誑かされ、彼女に捕まってしまうのだった。エドマンドを助けるためには、伝説の王、アスランの力を借りる他ない。そして、ピーター達は、アスランの元へ向かい、協力を頼むのだった。

映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』の結末・ラスト(ネタバレ)

その話を聞いたアスランは、彼らへの協力を誓う。そして、アスランはとある約束を白い魔女と交わす代わりに、エドマンドを取り返すことに成功したのだ。しかし、その約束とは、自分の命を白い魔女に明け渡すことだった。エドマンドを助けるため、アスランは彼女に殺されてしまったのである。

そのことを知り、責任を感じたピーター。そして、彼はアスランの代わりに国民を鼓舞し、白い魔女と戦うことを決意するのだった。兄弟達も、そんなピーターに手を貸した。ルーシーは一人、アスランの遺体の元に留まり涙を流していた。しかし、辛い夜が終わり、朝が訪れた時だった。朝の光を浴びたアスランが、なんと生き返ったのである。復活したアスランに、疲弊していた軍は再び士気を上げる。そして、アスランが白い魔女を打ち倒し、長きに渡った戦いは終わりを迎えたのである。

その後、平和が訪れたナルニア国で、戴冠式が行われることとなった。兄弟達が、ナルニア国の王になることとなったのである。それから暫く、彼らはナルニア国で時を過ごした。しかし、ある日、大人になった彼らは見覚えのある衣装ダンスを見つける。再びその扉を潜った瞬間、彼らは現実世界に戻っていた。そして、不思議なことに、大人になったはずの彼らの体は、初めて扉を潜ったあの時に戻っていたのだった。

映画『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』の感想・評価・レビュー

物語の中で一番印象に残っているのは、魔法の国のような、不思議な世界と美しい自然、そして言葉を話す動物たちの姿です。扉を開けると、そこは…!?というような現実と非現実の世界間の話で、現実の世界でも戦争という二文字が存在し、又ナルニア国でも同じように二つの力がぶつかり合っています。状況、時代が違っていても戦いが起こっているという事が、とてもこの映画では印象的でした。また言葉を話すライオン、アスランを見た時、なんて格好いいんだろう!と衝撃を受けました。お話の最後には大人になった4人がまた扉をくぐる時、時間も越えてまた子どもに戻るという設定があり、そこも面白いポイントの一つだなと思いました。(女性 20代)


戦争で疎開された四人兄弟のピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーが不思議な衣装タンスの中の世界に入り、女王に支配された冷たい冬から暖かい春を取り戻すファンタジー映画である。喋る動物や植物たちを守ったり、魔法を使える女王に立ち向かったりと、通常ではあり得ない事だが、その世界に居るような感覚になる。男らしい勇気であったり、女の子ならではの優しさや賢さなど、個性を生かして戦いに挑んだり、兄弟ならではのぶつかり合いなどもあり、終始楽しめる映画である。(女性 20代)


かの有名な小説「ナルニア国シリーズ」を映画化した作品である。活字で読むだけでも、非常に壮大な世界観を感じられる作品だったが、見事に映像として再現されており、冒頭から引き込まれてしまう。ナルニア国の王であるアスランはライオンの姿なのだが、何とも勇ましく、アスラン自体のファンになる人も少なくないだろう。家のクローゼットが、見た事も無い世界に繋がっていたという発想自体は、他の作品でも似たようなものがあるが、元が小説だけあって、裏付けがしっかりされており、様々な設定も違和感無く楽しめる。もちろん続編も続けて観る事をオススメする。(男性 30代)


タイトルは知ってるけど本編は観たことがない作品を適当に選んでレンタルしてきたのですが、動物が言葉を話し、半獣姿の住人がいる世界。久しぶりに本格的なファンタジーの世界に引き込んでくれて、ワクワクした作品でした。半獣たちの戦争のシーンも良かったです。
ナルニアに4兄弟が残り「現実世界のお母さんは?」と思ったら、元の子供の姿で現実世界に戻る終わり方で良かったです。続編もぜひ観たいと思いました。(女性 40代)


壮大な世界観や独特な演出は、当時の作品としてはとても斬新に思えた。しかしストーリーが少し難解であり、子供が理解するのは難しいのではないだろうか。だからといって大人向けに製作された作品ではないため、どの層に向けた作品なのかは不明である。
序盤は物語のテンポがよく、原作をなぞって作られているなといった印象を受けた。しかし中盤から終盤にかけては少し中だるみを起こしてしまっているように感じる。観賞後に長かったなという感想を抱いてしまうのがもったいない部分である。(男性 20代)


初めてこの映画を見た後は、一日中クローゼットの中を探索したりしたものだ。それ程にリアルで美しい世界が広がっている。子供の頃は、ただそれだけで満足していた。大人になった今だからこそ、また違った楽しさが感じられる。雪の女王が最後に放った意味深な言葉やサンタクロースが子供たちに贈った言葉の意味などが理解でき、その後の展開を想像出来る。ただ感じるままに見ていた作品だからこそ、とても楽しく感じる。(女性 20代)


ナルニア国物語を原作に、映画化されたストーリー。ファンタジーの世界に思う存分浸かりたい。日常からかけ離れた壮大な世界に圧倒されるのではないだろうか。子供達の冒険の物語、普段は味わえない迫力、ファンタジーならではの世界観を満喫したい。原作を読んだことがある人も、読んだことがない人も楽しめる作品に仕上がっている。考えながら観るのではなく、ただ映画の世界観を楽しむことでより映画の魅力を味わえるはずだ。休暇を使ってゆっくり観たい。(女性 30代)


家族ぐるみで大ファンのファンタジー映画だ。本作のサウンドトラックはお気に入りの一つで、今でも聴いている。アスランの気高さにはいつも見惚れ、ターキュッシュディライトは観るたびに食べたくなる。とにかく子供が憧れるようなシーンが沢山詰まっているのだ。

三作目までシリーズがあるが、初期のペベンシー兄弟四人が全員揃った本作がやはり一番良い。小さい頃のルーシーの可愛さは驚異的だ。戦のシーンは迫力があって素晴らしく見応えがある。(女性 20代)

関連作品

次作 ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛

みんなの感想・レビュー

  1. RAI より:

    とても美しい世界観で描かれたファンタジー作品です。ワクワクしながら夢のような世界に浸れて、CGも違和感なく鑑賞できます。
    深く考えなければ単純に楽しいだけで終わるのですが、よくよく考えながら観ると説明が甘く、設定を理解するには難しい部分があります。この部分は原作小説を読んでいないと厳しいです。
    原作を読んでいなければ、1度観ただけでは美しい世界観とやたらかっこいいライオンしか頭に残りません。

  2. 匿名 より:

    本で読む前に、映画で鑑賞しました。
    最初お屋敷に行ったばかりの時、執事みたいな人も怖くて、教授も怖そうな印象があったけれど、いがいにもすごく優しくて驚いちゃいました~!
    結局4人は、なんか、イブの娘やら、何やらで戦えとか、アスランに会えとかで、大騒ぎだったけど、子どもたちの夢の一つにあるサンタクロースに会うこともできて、武器とかプレゼントとかもらってるの見てて、うらやましいなってめちゃくちゃ思った。
    皆さんはどうですか?一度だけサンタクロースに会ってみたくありませんか?
    私と同じ意見の人、一緒にナルニア国を探しましょ~う!(なんかすみません)

  3. 匿名 より:

    世界的ファンタジー小説をディズニーが映像化し、期待通りの素晴らしい映像と物語だった。原作に忠実で、ペベンシー兄妹のキャラクターも良かった。まったく無名の子役だと思うが、特にルーシーとエドマンドはこれからも重要な役割を担っていくだけあっていい子役を選んだと思う。
    物語の世界観は、原作を読んでいても分かりにくいことが多い。特に日本の子供が読んでも、キリスト教が下敷きになっているので理解は難しいかもしれない。

  4. 匿名 より:

    ①映画シリーズの中では一番の完成度

    C・S・ルイスによる世界三大ファンタジーシリーズ(他は『指輪物語』・『ゲド戦記』)である『ナルニア国物語』の実写映画第一弾。何しろ世界中で詠まれているファンタジー超大作なので、公開当時の期待度は高かった。小学生の頃原作を読んでいたので、どれだけ忠実に再現してくれるのかが気になっていたが、期待通りの出来だった。
    こういうファンタジー映画は、第一作目が一番力が入っていると思う。『ハリー・ポッター』シリーズだって、「賢者の石」が一番原作に忠実だったし、観ていても一番わくわくできた。この映画も同じで、この後三作目までが作られているが「ライオンと魔女」が一番原作に忠実だし面白い。
    ライオンが人の言葉を話すなど、このシリーズはなかなかアクが強く、大人が観るとばかばかしくて満足できるとは言えないが、それでも原作を読んだころを思い出してわくわくした。

    ②原作を読んでいなければ理解は難しいかも

    「ライオンと魔女」はシリーズの一作目ではあるが、時系列に沿ってシリーズを並べると一番最初ではない。だから、一応世界観を説明してはいるけれど謎は残っている。予言のことや、アスランのこと、そしてなぜ教授の家の洋服ダンスがナルニアに通じているのかなど。
    これらの謎はシリーズを追うごとに解き明かされていくのだが、映画が全シリーズを制作するのは難しそうだ。「ライオンと魔女」公開からすでに10年は経っているが、未だに三作目までしか作られていないのだ。
    よって、映画としては未完成のまま終わってしまうことになる。