映画『最/終/感/染 アンチ・ソーシャル』の概要:SNSによって人々が狂暴化していくという、「パンデミック・サイト」の続編。ウィルス感染したが、荒治療を行って生き延びた女性が、世界の終焉を意味するアップデートを前に、連れ去られた息子を探す。
映画『最/終/感/染 アンチ・ソーシャル』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:SF、ホラー
監督:コーディ・キャラハン
キャスト:ミッシェル・マイレット、ステファン・ボガルト、ジョセット・ハルパート、サミュエル・ファラーチ etc
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映画『最/終/感/染 アンチ・ソーシャル』の登場人物(キャスト)
- サム(ミッシェル・マイレット)
- 妊娠4か月で生まれた我が子をさらわれ、行方を探している女性。子供の父親は、すでに感染して死んでいる。感染後に治療を行い、脳の腫瘍を取り出した“欠陥品”。感染前に妊娠し、その後、感染して治療を行った。額に、治療の痕でもある傷跡があり、それを隠すために帽子をかぶっている。家出してきたビーンに助けられ、一緒に行動するが、軍につかまって実験台にされてしまう。息子ジェイコブは、サムの存在を感知できるが、サムには特別な力は無い。レッドルームのウィルスに対して、強い抵抗力を持つ。
- ビーン(ジョセット・ハルパート)
- 本名はベアトリス。母と兄がいたが、母は治療後に再発して感染者となり、兄も感染者になって死んだ。元感染者を人間扱いしない、軍人の父を嫌っている。家出した時にサムと出会い、慕うようになった。レッドルームを3分以上見ると、再発すると知っている。実際に会ったことはない、レッドルーム内の友人ジョーイに片思いしている様子。電子機器に詳しく、軍の施設内の通信機器などの調整も行っている。感染者の行動を操ることができる、特殊なアプリを使うことができる。
- ジェイコブ(サミュエル・ファラーチ)
- 年齢は3歳だが、成長スピードが異常に早く、知能と体は9歳児並みという不思議な少年。レッドルームのウィルスに何らかの影響を受けているようで、感染者を操ったり、アップデートの停止方法を探ることもできる。軍の施設に幽閉されていて、世界を救う救世主として育てられた。実はサムの息子で、サムが感じた痛みを同じように感じるなど、母との間に不思議な絆を持っている。
- マックス(ステファン・ボガルト)
- ビーンの父。軍人で、レッドルームとウィルスに関する研究を行っている。ビーンに治療を施した張本人。元感染者である“欠陥品”を人間扱いせず、人類を救うための実験台として、反人道的な実験も平気で行う。ジェイコブの特殊な力を利用するため、サムに残虐な実験を行う。唯一の家族であるビーンのことは溺愛しており、“欠陥品”の実験台にしようとはしない。
映画『最/終/感/染 アンチ・ソーシャル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『最/終/感/染 アンチ・ソーシャル』のあらすじ【起】
SNSサイト“レッドルーム”の使用を促すサブリミナル信号が原因で、人間に感染するコンピューターウィルスが蔓延した。
感染者は、死後、よみがえって人間を襲うようになった。
一部の感染者たちは、脳にできた腫瘍を取り除き、レッドルームへの免疫を得た代わりに“欠陥品”と呼ばれるようになった。
サイトを閉鎖しても、なぜか復元され、感染は広がっていった。
そんな荒廃した世界で欠陥品として生きるサムは、感染前に妊娠していた。
逃げ込んだ建物の中で激痛に襲われ、偶然居合わせた女性に手伝ってもらって、男の子を出産した。
その時、サムは妊娠4か月だった。
女性はサムが死ぬことを見越して、生まれた子供をさらっていった。
しかしサムは意識を取り戻し、さらわれた我が子を探し始める。
サムが息子を探し始めて、3年が経とうとしていた。
ある日、生存者の男性2人組に襲われるが、サムが“欠陥品”だとわかると殺そうとしてくる。
だが感染者たちに襲撃され、2人は逃げていった。
翌日、ビーンという少女と出会ったサム。
同じ“欠陥品”であるビーンは、アプリを使って2人組に感染者を襲撃させていた。
軍人の父の治療で助かったが、その後の対応が嫌になって逃げだしたと話すビーン。
映画『最/終/感/染 アンチ・ソーシャル』のあらすじ【承】
その日の夜、アップデートの噂の話をするビーン。
アップデートが完了すると、レッドサイトを見なくても、誰もが感染者になるという噂があったのだ。
眠りについた後、軍にさらわれてしまう2人。
気付いたサムの前には、ビーンの父親、マックスがいた。
“欠陥品”のサムを実験台にするため、監禁するマックス。
一方、父の元に連れ戻されたビーンは、レッドルームにアクセスして、片思いしていたが感染者となったジョーイとチャットをする。
だが、人間味の無いジョーイとのチャットは、つらいものだった。
何とかしてサムを助けようとするビーンは、3年前にさらわれた息子を探している、という事情を打ち明けられる。
施設の中には、驚異的な速さで成長し続ける少年ジェイコブが幽閉されていた。
ジェイコブは、サムの存在を感じ取っていた。
サムに会わせろと、軍の職員を感染者にして操り、マックスを脅すジェイコブ。
そして、サムは無理やりレッドルームを見せられるという拷問を受ける。
サムが気絶すると、ジェイコブも気絶した。
2人はつながっていた。
その日の夜、アップデートが完了する予定だった。
不信感を抱いた職員たちは、マックスに対して反乱を起こそうとするが、丸め込まれてしまう。
映画『最/終/感/染 アンチ・ソーシャル』のあらすじ【転】
レッドルームを見続けても、再発しなかったサム。
マックスは、サムの体内にあった完全体のウィルスを取り出し、それを脳に戻した。
サムを助けるために部屋に入ってきたビーンは、その光景を見て、ショックを受けて去っていった。
そこに、サムから子供を奪った女性が現れる。
ジェイコブは、サムの息子だったのだ。
感染したサムを通じて、ジェイコブにアップデートの止め方を聞くマックス。
しかし返事は無いまま、サムは血を吐いて死んだ。
ビーンを心配したマックスは、ビーンの部屋へと急ぐ。
しかし、サムは死んでいなかった。
助けようとした女性職員は、ジェイコブをさらった女性に殺された。
しかし彼女は、息子を探し求めるサムによって殺されてしまった。
サムを殺されたショックから、レッドルームにつながりを求め、サイトを見続けるビーン。
自ら望んで再発して感染者となったビーンは、マックスに襲い掛かり、射殺されてしまった。
そしてマックスは自殺しようとするが、銃弾が入っていなかったせいで死ねなかった。
アップデート完了まで、99パーセントになった。
映画『最/終/感/染 アンチ・ソーシャル』の結末・ラスト(ネタバレ)
サムは、ビーンの遺体を見つけてショックを受ける。
そして、息子ジェイコブの部屋にたどり着いたサム。
そこで待っていたマックスは、ジェイコブの母親がサムだと教え、育てた自分のためにアップデートを止めるよう強要する。
しかしジェイコブは、サムの体内にあったウィルスを、マックスの中へと移動させる。
そしてサムは、マックスを殺した。
息子と再会したサムだったが、アップデートが完了してしまう。
世界中の誰もがつながる世界を目前に、苦しむ母の姿を見ていられなくなったジェイコブは、サムを助けようとする。
そして静かになった軍の施設から、サムとジェイコブは出ていこうとする。
するとそこに、死んだはずのサムの最愛の人マークが現れた。
喜ぶサムだったが、ジェイコブはサムに起きろと言う。
アップデートは完了し、みんなつながる世界になったのだ。
レッドルームのチャットでは、ビーンとジョーイが、みんなつながったという話をしていた。
暴れないよう、柱に磔にされたサムに対し、自分も同じ場所へ行くと言ってパソコンを見るジェイコブの姿があった。
映画『最/終/感/染 アンチ・ソーシャル』の感想・評価・レビュー
サムが出産した時に妊娠4か月だったという設定がかなり不思議でずっと気になっていましたが、感染による後遺症かなとも思っていました。しかし、ジェイコブの不思議な能力やサムとの繋がり、そして見た目の3倍発達した頭脳などまさか…と気づいた時に物凄くすっきりしました。
独特の世界観でテンポもそれほど良くないのですが、序盤の伏線に気付くとかなり楽しめると思います。(女性 30代)
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前作 パンデミック・サイト
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