映画『アルカディア』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「アルカディア」のネタバレあらすじ結末と感想

アルカディアの概要:カルト教団と言われるアルカディアから10年前に脱退した兄弟。現代の生活に馴染めずにいたある日、自宅に1本のビデオテープが届く。教団へ一時的に帰省することにした兄弟だったが、そこでは超自然的な現象が起こっているのだった。

アルカディアの作品情報

アルカディア

製作年:2017年
上映時間:111分
ジャンル:SF、アクション、ファンタジー
監督:アーロン・ムーアヘッド
キャスト:アーロン・ムーアヘッド、ジャスティン・ベンソン、キャリー・ヘルナンデス、リュー・テンプル etc

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アルカディアの登場人物(キャスト)

アーロン(アーロン・ムーアヘッド)
ジャスティンの弟。少年時代をキャンプ・アルカディアにて過ごし、生活に馴染み切っていた。兄には不満ばかりを抱いており、強制的に脱退させられたことを恨んでいる。釣りが得意。
ジャスティン(ジャスティン・ベンソン)
アーロンの兄。キャンプ・アルカディアにて少年時代を過ごしたが、異常さを覚えアーロンを連れて脱退する。弟をひたすら心配している現実主義者。
アナ(キャリー・ヘルナンデス)
黒髪の女性でカルト教団、キャンプ・アルカディアにて衣類を作成している。シェーンとは恋人関係にあるが、アーロンに好意を抱いている。
ハル(テイト・エリントン)
アルカディアでの仕切り役をしている。アーロンとジャスティンのことも覚えており歓迎してくれるが、戻って来た目的に疑問を抱いている。数学者である方程式を延々、解こうとしている。他にも銃の収集をしている。
シェーン(シェーン・ブレイディ)
手品を極めようとしている男性。普段はアルカディア内にて大麦を育てたりしている。アナとは恋人関係にある。
ティム(リュー・テンプル)
髭面の壮年の男性。キャンプ・アルカディアにて酒作りを主に行っている。独自のビールを生産し、アルカディアの収入源ともなっている。無口。

アルカディアのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アルカディア』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

アルカディアのあらすじ【起】

少年時代をカルト教団アルカディアにて育った兄ジャスティンと弟のアーロン。ある日、2人の前に教団から1本のビデオテープが届く。中にはアルカディアに住む女性アナが終末を知らせるメッセージが映っていたが、それを見たアーロンはアルカディアでの生活を思い出してしまう。

アルカディアから兄弟が脱退したのは今から10年前。当時、教団内で集団自殺をするという噂をジャスティンが聞いたからだった。兄は嫌がる弟を連れて脱退したが、アーロンはそのことを未だに恨んでいる。ジャスティンはそんな弟のことをひたすら心配し長い間見守ってきたが、恨まれ続けながらも心配するのには少し疲れを感じていた。対して、アーロンは兄に不満だらけ。そんな弟の要望で、ジャスティンは教団へ1日だけ戻る決意をするのだった。

荒野の一本道をひたすら車を走らせ、静かな森を抜けた先。アルカディアへ到着した兄弟は、当時からの知り合いハルと挨拶を交わし食事と宿を得る。アーロンが一休みする間、ジャスティンはジョギングへ向かうことにした。一見すると、アルカディアの人々はそれぞれに役割をこなしつつ、穏やかに暮らしている。とてもカルト教団での生活とは思えなかった。

その日の夜、焚火を囲んで談笑。アナはアーロンにアルカディアで生活するための収入は各自でも得ているが、主な収入として壮年の男性ティムが作るビールの売上が大きいと話す。その間、ジャスティンはハルに呼び出され、戻って来た目的を問われる。彼は正直にビデオテープが届いたからだと話した。

アルカディアのあらすじ【承】

その後、苦闘の時間だと言われ促された場所へ向かう。そこには太いロープが1本あり、丘の上の暗闇から空へと繋がっていた。どういう原理なのか。引っ張れば、引き戻される。アーロンが挑戦し綱引きに勝利したが、ジャスティンは勝つことができなかった。
自然に囲まれ素朴ではあるものの、満たされた生活。アーロンはもう1泊したいと兄に申し出たが、ジャスティンは危機感を覚えている様子。結局、弟に甘い兄は滞在を1泊延長することにした。

翌朝、ハルから借りた銃の試し撃ちを行い、兄弟で釣りを楽しむ。その後は単独でジョギングへ向かったジャスティン。道の途中で目に見えない何者かと遭遇する。それは鼻息か何かで彼を立ち止まらせ、足元に写真を並べ更に1本の木をなぎ倒した。

夜はカラオケ大会が行われたが、ジャスティンは昼間にあったことの説明をハルに求めた。だが、彼自身も何が起きているか分からないと言う。その時、空を見上げて驚愕したジャスティン。夜空に月が2つあるのだ。ハルはオーロラのようなものだと言い、この2つの月が昇天へ導くと話す。昇天とは教団用語で死を意味することだと思っていたが、どうやら違うらしい。ハルはジャスティンにアーロンともう1日、滞在して自分で謎の解明をしろと言うのだった。

翌朝、兄弟は湖に釣りへ。そこで互いに体感したことを話し合う。ジャスティンは昨夜、ハルに言われたことを思い出し、湖に浮かぶブイの下へと潜ることにした。すると、彼は異様な光景を目にし、工具箱を手にしてボートへと戻って来る。黒い影の化け物がいると怯えるジャスティン。アーロンは慌ててボートを岸へ戻した。

工具箱の中には石が詰まっており、1本のビデオテープが入っている。ジャスティンはそれを目にし、問答無用で帰ると言い出す。弟は別れの挨拶をしてから去ると言って説得したのだった。

アルカディアのあらすじ【転】

夕食時、入手したビデオテープを鑑賞。そこには10年前のジャスティンとアーロンが映っていた。ハルはジャスティンを外へ呼び出し脱退した当時のことを許すと言う。ジャスティンがアルカディアから出た後、メディアに向かって教団のことを悪く言ったせいで、ハル達は収入を得るのに苦労したらしい。だが、そこへアーロンが現れアルカディアに残ると言い出し、一同は口論となる。ハルはジャスティンに一人で出て行けと言うのであった。

荷物を持って車へ向かったジャスティンだったが、エンジンがかからない。仕方ないので徒歩で道を進み、小屋を発見する。そこにいた男曰く、ここではどうやら時間がループしているらしい。彼と同様にループへと囚われた者は他にもいるようで時間もそれぞれらしいが、男の場合は3時間だと言う。時間はループしても記憶は残り、繰り返される3時間にうんざりしていた。更にもうじきリセットの時がやってくるらしい。それまでにここから脱出できなければ、ループに囚われ二度と出られないと言う。男から出口を教えてもらうため、彼の頼みを聞き手描きの地図をもらった。

翌朝、喧嘩したにもかかわらず、兄を探さなければと考えるアーロン。広場にいたハルから行き先を示され、ループを仕切る石の塔から先へ出ることにした。道を進みテントを発見した彼は、そこで繰り返される惨劇に驚愕する。テント内にいる男は5分をループし、ひたすら死に続けているのだった。

アルカディアの結末・ラスト(ネタバレ)

その頃、地図の通りに道を進み、目的の家に到着したジャスティンは、ガンマニアの薬物依存症の男から銃を受け取り彼らの悲劇を目の当たりにする。そして、また始まるのを見てその場を去った。
そうして、更に道を進み新たなループの地域へ。そこには白いトレーラーがあり、アーロンが現れる。住人は出かけているようで、誰もいなかった。

リセットの目安は3つ目の月が満ちる時。合流した兄弟は日暮れに小屋へ到着し、アルカディアまでの地図と銃を交換。そこで、アーロンは兄へ教団に残ることを告げた。ジャスティンは弟の浅慮を諫めようとしたが、意思が固いことを知り諦める。
アルカディアへ戻った兄弟は、集落の長閑な空気が一変していることを察知した。ティムが酒の貯蔵庫の前におり、2人の姿を目にして鍵を開ける。3つ目の月が満ちようとしていた。

貯蔵庫へ向かった兄弟は、そこが実は貯蔵庫ではなく記録を保管する場所であることを知る。そこには1940年代から現在のものまで、映像記録がぎっしりと保管してあるのだった。部屋の真ん中には1台のテレビ。画面には目に見えない存在からの視点で映像が映し出されている。そこには、今まさに広場に並ぶハル達の姿。視点は彼らへと無残にも襲い掛かった。

急いで広場へ向かった兄弟だったが、すでに人影もなく。血に塗れた衣類だけが残されている。愕然とするアーロンを慰めるジャスティン。しかし、ここでリセットが開始。目に見えない存在が時空もろとも、あらゆるものを飲み込み始める。兄弟は慌てて車へ向かうが、やはりエンジンはかからない。そこで、2人は人力で車を押し、エンジンをかけることにした。

車を押しながら本心を語り合う兄弟。何だかんだ言っても、2人は家族。互いに時を重ねていきたいのである。背後に迫る脅威から逃れるため、車のエンジンをかけ境界へ突入。囚われた生き物はそれ以上進めないが、2人はまだ逃れられる。互いに悲鳴を上げながら、境界から無事に外へ脱出。助かったことにただ、茫然とする2人。ガソリンがないことに気付いたが、減るということはこれが現実なのだと、実感できることでもあるのだった。

アルカディアの感想・評価・レビュー

10年前に脱退したカルト教団へ一時的に帰省した兄弟が、摩訶不思議な現象に遭遇し体感。死の縁に追いやられ、ようやく互いに本心を明かすという話。監督のベンソンとムーアヘッドが主演を務め、違和感のない兄弟を演じている。

中盤からはアルカディアの謎が明かされ、凄惨さを増していく。1回観ただけでは理解できず2回、3回観てようやく謎めいたセリフの意味が理解できるというかなり秀逸な作品。淡々と進むストーリーの中で、不気味な音楽と超自然的な現象に密やかな恐怖を抱く。(MIHOシネマ編集部)

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