この記事では、映画『浅田家!』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『浅田家!』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0055537
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 127分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ ファミリー |
監督 | 中野量太 |
キャスト | 二宮和也 妻夫木聡 黒木華 菅田将暉 |
製作国 | 日本 |
映画『浅田家!』の登場人物(キャスト)
- 浅田政志(大人:二宮和也 / 少年時代:岩田龍門)
- 浅田家の次男。カメラ好きの父からカメラを譲り受けたことをきっかけに、写真家を志す。
- 浅田幸宏(大人:妻夫木聡 / 少年時代:中川翼)
- 浅田家の長男。真面目な勤め人。定職に就かない弟に気を揉みながらも、浅田家の写真撮影に協力する。
- 川上若奈(大人:黒木華 / 少女時代:菅野真比奈)
- 政志の幼馴染。写真家を目指す政志を支える。自分の思いを飲み込み、あえて厳しい言葉で政志の背中を押す。
- 浅田順子(風吹ジュン)
- 政志と幸宏の母。看護師として働く一家の大黒柱。政志の背中を押してくれる存在。
- 浅田章(平田満)
- 政志と幸宏の父。カメラ好きで、兄弟の写真をよく撮影していた。主夫として家族を支えている、族思いで優しい人物。
- 姫野希美(池谷のぶえ)
- 出版社「赤々舎」の社長。酒が好き。利益をあまり求めず、自分が良いと思ったものは良いと信じている。
- 小野陽介(菅田将暉)
- 被災地で写真洗浄ボランティアをしている青年。親友を探すため東北に戻ったが、自分の行動や生き方に疑問を感じている。
- 外川美智子(渡辺真起子)
- 小野陽介と共に写真洗浄ボランティアをしている女性。明るく行動力のある人物。
- 内海莉子(後藤由依良)
- 震災で父を失った家族思いの少女。政志に家族写真の撮影を依頼する。
映画『浅田家!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『浅田家!』のあらすじ【起】
主夫である章はカメラが好きで、毎年年末が近づくと、兄弟に色々な格好をさせた写真を撮っていた。政志と幸宏は恥ずかしい格好に文句を言いながらも、父の写真撮影に付き合っていた。
ある日、家で政志が10歳の時、章・幸宏・政志の三人が立て続けに怪我をし、それぞれ11針・4針・3針縫う怪我をする。 順子が働く病院で手当を受け、順子は呆れながらも「あっぱれ」と評価する。
政志は12歳の誕生日に父から譲り受けたカメラで、幼馴染の若奈を撮影する。若奈はその撮ってもらった写真を「自分の100%が写っている」と評価し、大切に持っていた。
政志は高校卒業後、写真家を目指すため専門学校に進学する。授業をサボり続けていた政志だったが、卒業制作で「もし一生にあと一枚しか撮れないとしたら何を撮る?」と先生に問いかけられ、10歳の時に家族三人が怪我をした日のことを思い出す。家族に協力を仰ぎ当時を再現した写真で、政志は最高賞である学長賞を受賞する。大喜びの家族は、政志がそのまま写真家を志すものと思っていたが、卒業しても政志は定職に就かず実家で過ごしていた。
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映画『浅田家!』のあらすじ【承】
ふらふらと過ごす政志に見切りを付け、若菜は東京へ上京していった。その日、主夫である父に夢はなかったのかと聞くと、消防士になるのが憧れだったという返答があった。それを聞いた政志は幸宏の協力のもと、消防署で消防士の格好をした家族写真を撮影する。
その後、母の憧れだった「極道」、兄の憧れだった「レーサー」に続き、「大食い選手権」「日本代表」「選挙」など、たくさんの家族写真を撮影していく。そして26歳の時、たくさんの家族写真を手に政志は上京した。
若奈の家に転がり込んだ政志は、カメラアシスタントをしながら出版社に持ち込みをするが、見向きもされず写真家になる夢を諦めかける。そんな時、若奈の後押しで政志は個展を開く。そこでユニークな家族写真を見て大笑いした客・姫野の出版社で、政志は写真集を出すことができた。「浅田家!」というタイトルで売り出された写真集は全く売れなかったが、姫野は「良いものは良い」と政志に伝える。
写真集が売れず自信を失いかけた頃、写真界の芥川賞とも言われる木村伊兵衛賞を受賞したという知らせが入り、両親や若奈を大いに喜ばせた。
映画『浅田家!』のあらすじ【転】
受賞した政志には、全国から撮影依頼が入る。最初の依頼者は岩手県野津町に住む高原家だった。その後も全国でユニークな家族写真を撮る政志だったが、佐伯家では病気になった長男の話を聞き、命の儚さに初めて向き合う。
個展の準備を進めていた政志のもとへ、東日本大震災のニュースが飛び込んでくる。最初の依頼者である高原家の住んでいる野津町が被災したことを知った政志は、車で東北まで駆けつけたが、一家の無事を確認することはできなかった。
政志は町役場で、泥だらけになった写真を洗うボランティアをしている小野陽介と出会う。その後、外川美智子を加えた3人で、ボランティア活動を続ける。
綺麗になった写真はどんどん増えていき、日々多くの人が家族の写真を探すため、3人のもとを訪れた。そして、感謝を伝え持ち帰っていった。そんな中、内海莉子という少女がやってきて、震災で行方不明になった父の写真を探しているが見つからないと言う。莉子は政志に「家族写真を撮って」と依頼するが、政志はどうして良いか分からず断ってしまう。
父の誕生日を祝うために政志は帰省したが、その日に父は脳梗塞で倒れ、救急車で運ばれたのだった。
映画『浅田家!』の結末・ラスト(ネタバレ)
若奈は、政志に「私も浅田家の写真に入れてほしい。それができないなら金を返して」と伝える。政志は戸惑いながらも「金を返すのは嫌だ」と伝え、若奈は結婚が決まったことを喜んだ。
昔、父が兄弟の写真を撮った場所を訪れた政志は、カメラを構える父の姿を思い出し、なぜ莉子の父の写真がないのかを理解する。再び東北へ戻った政志は、内海家の一番の思い出である海水浴を再現するため海を訪れる。カメラを構える政志の腕には、莉子が持っていた父の腕時計があった。それを見て莉子はなぜ父の写真がないかを理解し、父の愛情を噛み締めながらカメラに笑顔を向けた。ボランティアを終えた政志は、帰りに高原家が全員無事であるという伝言板を見つけ、喜んだ。
震災から8年後、小野は地元で小学校教師になり、美智子はボランティア活動を引き続き仕切っていた。政志は震災での経験を通して、「人が失ったものを補えるのは記憶だけで、その記憶を確かなものにするのが写真。思い出を残すだけでなく、ときにはその写真が今を生きるための力にもなる」と気付いた。浅田家では、「お葬式」というタイトルの記念写真が撮影されており、笑いが溢れていた。
映画『浅田家!』の感想・評価・レビュー
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映画『浅田家!』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『浅田家!』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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