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映画『アサシンズ 極限の92分間』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アサシンズ 極限の92分間』の概要:ボスの女に手を出した“魔術師”と呼ばれる男を殺しにやってきた殺し屋のマルコとトマス。二人は凄腕の殺し屋だったが、今回ばかりは様子が違った。“魔術師”の屋敷に近づいていくにつれ、辺りは不気味な気配に包まれていった。

映画『アサシンズ 極限の92分間』の作品情報

アサシンズ 極限の92分間

製作年:2016年
上映時間:92分
ジャンル:アクション、SF
監督:ヘンリー・ベッドウェル
キャスト:ハロルド・トレス、アクセル・リコ、リセッテ・モレロス、オスカー・トレダノ etc

映画『アサシンズ 極限の92分間』の登場人物(キャスト)

マルコ(ハロルド・トレス)
短い髪に無精ひげ。今まで数多くの人物を殺してきた凄腕。ラウラという妹がいたが、死亡している。
トマス(アクセル・リコ)
長髪を後ろで束ねている。軽口を叩くことが多く、映画の話をよくする。マリセラという恋人がいたが、不慮の事故で死亡した。

映画『アサシンズ 極限の92分間』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アサシンズ 極限の92分間』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アサシンズ 極限の92分間』のあらすじ【起】

殺し屋のマルコとトマスの二人は、ボスの女に手を出した“魔術師”を殺しに屋敷へと向かっていた。二人は『パルプ・フィクション』や『ヘル・ボーイ』などの映画の話をしながら歩いて行ったが、辺りには不気味な気配が漂い始めていた。

屋敷の前まで来た時、突然に空から男の死体が降ってきた。驚いた二人は警戒を強め、トマスは近くを歩いていた怪しげな男を撃ち殺し、マルコは降ってきた男の死体から不思議な短剣を見つけると懐へと仕舞いこんだ。

屋敷へと忍び込んだ二人。早々に“魔術師”を殺し、ボスの女であるラリッサを連れ出したかったが、その広さに苦戦を強いられる。不穏な物音に反応しながら屋敷の奥へと進んでいくと、突如、仮面を被った人物が背後に現れ、二人は驚いて発砲。だが、その人物は煙のように姿を消してしまった。この場を離れたほうが賢明と判断したトマスだったが、不思議な力によって扉が閉められ、マルコが部屋に閉じ込められてしまった。

扉を撃ち破ろうとしたが、トマスの銃は調子が悪く動かない。仕方なく、別の入り口を探すことにし、その場を走り去るトマス。だが、部屋に残されたマルコは、得体のしれない何者かに襲われようとしていた。

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映画『アサシンズ 極限の92分間』のあらすじ【承】

別の入り口を探しに行ったトマスは、そこで恋人・マリセラの姿を見かけて驚愕する。彼女はトマスの不注意により、すでに死亡していた。マリセラはトマスに言い寄ってきたが、これは幻覚だと自分に言い聞かせたトマスは、彼女を突き飛ばすと、マルコのところへと急いで戻って行った。

マルコは何者かによって逆さまに吊るされていた。相手がトマスを追っていった隙に縄を解いたマルコだったが、今度は彼が亡霊を見ることになる。それは死んだ妹のラウラだった。ラウラを追っていったマルコは、通路でもみ合うトマスを見つける。トマスは仮面をつけた女と掴み合っていたが、女に刺されてその場に倒れこんでしまった。

女から逃げたマルコは、部屋に飛び込んで扉に鍵を掛けた。別の部屋からやってきたやせ細った傷らだけの男が襲い掛かってきたが、それを追い払ったマルコはトマスを探し始めた。仮面の女と遭遇したマルコは、目的は何かと尋ねたが、女は、目的はお前だと囁くと襲いかかってきた。だが、そこにトマスが現れ、間一髪のところで女を退散させることに成功する。

映画『アサシンズ 極限の92分間』のあらすじ【転】

マルコは、女の正体はラリッサだとトマスに説明した。自分たちが見た不可解なものについて話した二人は、何が起きているのかさっぱり分からなかった。そんな二人の元に“魔術師”が姿を現す。彼はラリッサを連れて現れた。望みは何だとマルコは尋ねたが、手に入ったので何もないと返事をされる。

ラリッサと“魔術師”の話ではマルコとトマスは、ここに使い捨て要員として送り込まれたらしい。ラリッサは、この場所には特別なルールがあるのだとも言った。彼女は懐から短剣を取り出すと“魔術師”に渡した。それで自分を刺して自殺しろとの言葉に“魔術師”は戸惑ったが、ラリッサに隙をつかれて刺殺されてしまう。

トマスは足を引きずるマルコを連れて逃げていったが、再び二人は離ればなれになってしまった。マルコは再度、妹のラウラの幻覚を目にする。ラウラは手足を縛られ、口を縫い付けられた姿で現れた。その姿に驚愕するマルコ。だが、そこにトマスが現れ、ラウラに発砲。彼女はその場に倒れこみ、マルコは泣き崩れたが、これは現実ではなくニセモノだと自分に言い聞かせ、部屋を出て行った。

映画『アサシンズ 極限の92分間』の結末・ラスト(ネタバレ)

“魔術師”の死体から短剣を手に入れたマルコ。追いかけてきたラリッサを撃ち殺そうとするが、ゾンビのように立ち上がった“魔術師”に襲われてしまう。駆けつけたトマスによって“魔術師”は倒されたが、トマスはラリッサの殺しをミスしたので、お前が倒してくれとマルコに言い残すと、その場を去って行った。

マリセラの幻覚や傷だらけの不気味な男から逃れながら通路にやってきたトマスは、そこでマルコの姿を見かける。だが、その直後、ラリッサに重傷を負わされてしまう。屋敷をさ迷い歩いたトマスは、近づいてくる人影を目にして物陰に隠れた。その人影は、なんと屋敷にやってきたばかりの自分たちだった。どうやらこの屋敷では、時間の概念が狂っており、ループしているようだった。

トマスは女の押し殺した悲鳴を聞き、その場所へと向かった。そこにはマルコとラウラがいた。トマスはラウラに発砲し、ラウラの幻覚を撃ち殺した。出口を求めて歩いていったトマスは、“魔術師”に襲われるマルコを発見。“魔術師”を殺してマルコを助け、そのまま出口へと辿り着いたトマスだったが、やってきた“自分”に撃たれて死亡してしまった。最初に撃ち殺した怪しげな人物というのは、自分自身だったのだ。

何かの儀式を行う場所に辿り着いたマルコは、悪魔のような存在によって殺され、その死体は空から投げ落とされた。屋敷に到着した二人の前に落ちてきた男、その男もまた、ループによって時間を飛び越えて現れたマルコだった。

映画『アサシンズ 極限の92分間』の感想・評価・レビュー

カメラを止めるな!』に近い、ワンカットを売りにした作風。メインの人物が二人いるため、途中でカメラが別れ、二分割画面になったりする辺りは面白いのだが、それを活かしきれていない印象。92分と短いのに体感時間は長く感じた。リアル・タイムにこだわったことで、スタッフが先回りしてイベントを準備しなくてはならなくなっている。そのせいで時間稼ぎが必要不可欠となり、無駄に歩くシーンが長く、多い。オチは面白いのだが、そこに至るまでが苦痛だ。(MIHOシネマ編集部)


この作品の解説としては、これまで失敗したことの無い腕利きの殺し屋2人組が、標的を探して訪れた建物で逆に攻撃されてしまう。全編をリアルタイムで描く、驚きの手法を駆使したノンストップ・ハードアクション。という事だったのですが、全く意味がわかりませんでした。まず、殺し屋2人組の殺し屋感がほとんどありません。スタートがもうすでに物語の途中なので、どういう事なのか全く…。
驚きの手法というのは、意味の無い2分割画面の事なのでしょうか?難しい作品でした。(女性 30代)

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