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映画『奇跡のシンフォニー』あらすじとネタバレ感想

この記事では、映画『奇跡のシンフォニー』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『奇跡のシンフォニー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『奇跡のシンフォニー』の結末までのストーリー
  • 『奇跡のシンフォニー』を見た感想・レビュー
  • 『奇跡のシンフォニー』を見た人におすすめの映画5選

映画『奇跡のシンフォニー』 作品情報

奇跡のシンフォニー

  • 製作年:2007年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:ミュージカル
  • 監督:カーステン・シェリダン
  • キャスト:フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル、ジョナサン・リス=マイヤーズ、テレンス・ハワード etc

映画『奇跡のシンフォニー』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『奇跡のシンフォニー』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『奇跡のシンフォニー』のあらすじを紹介します。

両親がおらずニューヨーク近郊の施設で暮らしている少年エヴァン(フレディ・ハイモア)。
必ず両親が迎えに来てくれると信じて11年が過ぎてしまった。
あるとき耳にした不思議な音楽に突き動かされ、施設を脱走。
彼には天才的な音感があり、出会う人や向かう場所で音楽と関わりながら自分を見出していく。

そしていつしか自分が音楽を奏でていく幸福感を実感していった。
そしてこの音楽を頼りに、まだ見ぬ両親への憧れが強くなり、捜そうと誓う。
一方でプロのチェロ奏者のライラは、昔ロックバンドに所属していたルイスと付き合い妊娠、当時父親に結婚を反対され続けていた。

しかし、臨月の時に交通事故に遭い、医者から死産であることを告げられた彼女はその後1人で生きていく。
しかし、実はこの時に男の子を出産していたが、ライラの父親であるトマスはライラに内緒でその子を施設に預けていたのだ。
そのことに11年経って気がついたライラは息子を探し始める。
ルイスもまた、11年経った今でも彼女への未練が捨てきれず、ライラをもう1度探し始めた。

3人が向かったのはエヴァンが出演することになった大きな音楽祭。
同じ目的を持ったまだ見ぬ親子、久しぶりの再会をすることになるだろう元恋人。
奇跡を信じてそれぞれがマンハッタンへ集まり始めるのだった。
そして奇跡のシンフォニーがついに奏でられ始めた。

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映画『奇跡のシンフォニー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『奇跡のシンフォニー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

劇中の音楽が最高

音楽映画はやはり劇中でかかるサントラがメインになる。
この作品の音楽も有名な作曲家・ハンスジマーが手がけるなど流石の力の入れよう。
その甲斐もあってか少年と実の父親が知らずにギターのセッションをするところや、オーケストラで使われている楽曲などは感動的であった。
全体的に綺麗なシーンにぴったりの音楽が掛かっているというイメージを持つ作品で、年代や性別を問わず楽しめる映画であるだろう。

才能がありすぎて少々違和感

このような才能開花映画は主人公の潜在能力が引き出されてからが見もの。
そのため努力や鍛錬といったシーンは割愛されることが多く、あまりにカットされていると多少の違和感が残ってしまう。
遺伝や才能というものは目に見えないだけに、もう少し練習している人間くさいシーンがあればラストの感動的なシーンがもう少しリアルな描写に変わったのではないだろうか。
あまりに潜在能力が高すぎて漫画のような話であった。
ドラゴンボールでも悟空たちは修行して強くなるのに、などどくだらないことを考えてしまう。

この手の映画はご都合主義なラストでもちゃんと感動できる

少年が主役、両親は実は子供を捨てていなかったなど悲劇的ではない映画のラストは比較的ご都合主義とも言える。
しかし子供が主人公でタイトルも「奇跡のシンフォニー」なのだから想像できる範囲のラストで十分であるかもしれない。
突然裏切られたらトラウマになってしまいそうなくらい、順調な流れの映画であった。
きっとこうなるという想像がまさにその通りになっていく展開は、見ていても気持ちがよく感動的だ。
これが主役が大人の男性であったり、時代劇であったりすると内容が薄っぺらいものになってしまいがちだがこの物語はこれで十分である


フレディ・ハイモアの優しさにあふれた表情がとても印象的でした。この作品で最も重要なことは親も子も、真実を追い続け、諦めなかったことでしょう。そこにはたくさんの奇跡や偶然があるので、ご都合主義なんて言われてしまうのかもしれませんが、それを踏まえてもかなりの良作と言えるでしょう。
親子、恋人の関係が再び紡がれていく様子をシンフォニーと例えるのは冷静に見るとクサいと感じてしまいますが、作品を見て、音楽や世界観に触れると物凄くロマンティックに感じてしまいました。(女性 30代)


音楽が奇跡を起こすというテーマに涙が止まりませんでした。主人公エヴァンが両親に会うことを信じて音楽を奏で続ける姿に胸を打たれます。運命的な出会いや別れ、再会など、ファンタジーの要素を含みながらも人間ドラマとしてリアルに描かれていて、ラストのオーケストラのシーンは圧巻。音楽好きなら必ず感動できる映画です。(20代 男性)


まさに“音で紡がれる奇跡”という言葉がぴったりの映画。親を探す旅がまるで交響曲のように展開されていて、途中で何度も泣きそうになりました。音楽の力、信じる気持ち、そして家族の絆が一つになったラストは忘れられません。映像も美しくて、音楽と一緒に心に響きます。ファンタジーだけど嘘っぽくないのが素晴らしいです。(30代 女性)


最初は子ども向けの感動作かと思っていたけど、想像以上に深くて大人こそ泣ける映画でした。エヴァンの純粋さが切なくて、世の中の理不尽さの中で彼が奏でる音楽が“希望そのもの”に感じました。ラストでの両親との再会は音楽によって導かれた運命で、ベタでもやっぱり感動。素直な気持ちで観てほしい映画です。(40代 男性)


母として、エヴァの立場に何度も胸が痛くなりました。知らぬ間に子どもを奪われ、それでも彼が音楽を通して自分に近づいてくるという設定が、本当に泣ける。母と子の再会シーン、あの一瞬の交差で全てが報われる感じがして、とても感動しました。音楽の力を信じたくなる、とても温かくて切ない映画です。(50代 女性)


音楽って本当に人の心をつなぐものだと実感しました。エヴァンの天才的な才能ももちろんすごいけど、何よりも彼の“音で家族に会いたい”という想いが一音一音に込められていて、それが物語を動かしていく感じがたまらなかったです。クラシックとロック、ストリートミュージックなど多彩な音楽の融合も見どころ。(30代 男性)


現実離れした展開もあるけれど、それでも信じたくなる世界観が素敵でした。エヴァンが音を通して世界を理解し、自分の存在を証明していく姿が本当に健気で、応援したくなりました。音楽を通して家族を探すというテーマはシンプルなのに、深く心に響きます。感情を揺さぶられる名作。映像と音のバランスも秀逸でした。(20代 女性)


映画としてはややご都合主義な部分もあるけれど、それを補って余りある感動と音楽の美しさ。音の重なりが家族の軌跡そのものになっていて、聴いているだけで涙が出てくる。エヴァンが奏でる音楽には、誰にも負けない想いが詰まっていて、それが自然と人を引き寄せる。音楽が導いた親子の再会は奇跡と呼ぶにふさわしい。(40代 女性)


エヴァンが音を聞いて“世界と対話する”ように感じているシーンが印象的でした。彼にとって音楽は言葉以上の手段で、心の声だったと思う。そしてその声が、離れていた家族の心にも届いていくストーリー展開に深く感動。孤独を抱えているすべての人に観てほしい作品。心が温かくなる、美しいファンタジーです。(50代 男性)


ひとりの少年が音楽を通して人生を切り開いていく姿に、夢と希望をもらえました。ストリートから始まり、やがて指揮者として舞台に立つエヴァンの成長と努力はまさに現代のおとぎ話。何度も辛い目にあっても信じ続ける姿が涙を誘います。音楽が導く親子の奇跡に、胸が締めつけられるほど感動しました。(30代 女性)

映画『奇跡のシンフォニー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『奇跡のシンフォニー』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

天使にラブ・ソングを…(Sister Act)

この映画を一言で表すと?

「音楽が人の心を変える、笑いと感動のハートフル・ミュージカル!」

どんな話?

事件の証人となり修道院に匿われることになったクラブ歌手のデロリス。自由奔放な彼女が、音楽を通して修道女たちと心を通わせ、地元の人々にも影響を与えていく。歌と友情が織りなすハートウォーミングな物語。

ここがおすすめ!

明るくテンポの良いストーリー展開に、心を揺さぶるゴスペルソングの数々。音楽が人と人をつなげていく様子は『奇跡のシンフォニー』に通じる感動があります。笑って泣けて、元気をもらえる一作です。

リメンバー・ミー(Coco)

この映画を一言で表すと?

「音楽が紡ぐ家族の記憶と、死者との感動の再会」

どんな話?

音楽が禁じられた家に生まれた少年ミゲルが、“死者の国”に迷い込み、亡き祖先と出会いながら、自分のルーツと音楽の意味を見つけていく。家族愛と音楽がテーマの感動ファンタジーアニメ。

ここがおすすめ!

美しい映像と心揺さぶるストーリーで、世代を問わず感動できる名作。音楽と家族が結びつく構成は『奇跡のシンフォニー』と非常に似ており、最後は涙なしには観られません。ピクサーの傑作のひとつです。

ショコラ(Chocolat)

この映画を一言で表すと?

「甘くてほろ苦い、“癒し”の魔法がかかったようなドラマ」

どんな話?

あるフランスの田舎町にチョコレート店を開いた母子が、閉鎖的な住人たちの心を少しずつ解きほぐしていく。美しい町並みと人間模様、そして風変わりな母娘の温かさが心に残る物語。

ここがおすすめ!

音楽ではなく“チョコレート”を通して人々の心を癒やす点で、『奇跡のシンフォニー』と似たエッセンスがあります。ジュリエット・ビノシュの演技とヨーロッパ的な空気感に癒される、しっとりと心に染みる作品。

はじまりのうた(Begin Again)

この映画を一言で表すと?

「人生も音楽も、何度だって“はじまり”を奏でられる」

どんな話?

ニューヨークを舞台に、人生に迷う音楽プロデューサーと、失恋したシンガーソングライターが出会い、街角でアルバムを録音しながら再起を目指す。音楽が再生への道となる、大人のための再出発ドラマ。

ここがおすすめ!

街中に広がる音楽、ストリート録音のリアル感が魅力的。『奇跡のシンフォニー』が“少年の奇跡”なら、こちらは“大人の再生”。キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロの自然な演技も心地よく、何度でも観たくなる作品です。

グリーンブック(Green Book)

この映画を一言で表すと?

「音楽が繋いだ、心の壁を越える奇跡の友情」

どんな話?

黒人天才ピアニストと粗野な白人用心棒が、人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部をツアーで旅する中で、少しずつ心を通わせていく実話ベースのヒューマンドラマ。

ここがおすすめ!

クラシック音楽とジャズ、文化や人種の違いを越えてつながる2人の友情が、じんわり心を温めます。『奇跡のシンフォニー』と同じく、音楽が人生に光をもたらすストーリー。笑って泣ける、最高のロードムービーです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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みんなの感想・レビュー

  1. kov より:

    単純に感動しました。
    お子さんのいるいないで感じ方も変わるかもしれません。