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映画『オースティン・パワーズ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『オースティン・パワーズ』の概要:世界中でヒットしたコメディ映画のシリーズ1作目。1960年代に活躍した名スパイ・オースティン・パワーズと天敵・Dr.イーブルは冷凍保存され、30年後に解凍される。1990年代を舞台に時代錯誤な2人が再び戦う。

映画『オースティン・パワーズ』の作品情報

オースティン・パワーズ

製作年:1997年
上映時間:95分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ジェイ・ローチ
キャスト:マイク・マイヤーズ、エリザベス・ハーレイ、ロバート・ワグナー、マイケル・ヨーク etc

映画『オースティン・パワーズ』の登場人物(キャスト)

オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)
1960年代に活躍したスパイ。女好きの色男だが、歯並びが悪い。青色のスーツにフリルのネクタイといった派手な格好をしている。
Dr.イーブル(マイク・マイヤーズ)
悪の組織のリーダーでオースティンの天敵。1967年に自らを冷凍保存し宇宙へ飛ぶ。30年後に地球へ戻り、再び世界征服のために動き出す。
バネッサ・ケンジントン(エリザベス・ハーレイ)
1997年にオースティンが解凍されてからの相棒の女性。元々オースティンの相棒であったミセス・ケンジントンの娘。少し潔癖なところがあり、生真面目。
ナンバー・ツー(ロバート・ワグナー)
Dr.イーブルの右腕。右目に黒い眼帯をしている。表向きの会社・バーチェコン社の経営者で、Dr.イーブルが不在の間にビジネスを拡大させる。
アロッタ・ファジャイナ(ファビアナ・ウーデニオ)
ナンバー・ツーの秘書をするセクシーなイタリア人女性。

映画『オースティン・パワーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『オースティン・パワーズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『オースティン・パワーズ』のあらすじ【起】

1967年ラスベガス付近。悪の組織の会議が開かれている。リーダーのDr.イーブルは、宿敵のオースティン・パワーズをなかなか殺せない暗殺者たちを次々と火あぶりにしていく。ボタンを押すと椅子がひっくり返り、火が出てくる仕掛けである。

一方、イギリス・ロンドンではド派手な格好をしたオースティン・パワーズが街を颯爽と歩いている。街の女性たちは、オースティンに気づくと一斉に彼を追いかけ始める。モテモテなオースティンは、相棒・ミセス・ケンジントンの車に乗り込み去っていく。

車で移動中、Dr.イーブルがクラブでオースティンを待ち伏せしているとの情報が入る。

クラブに着いたオースティンたちはDr.イーブルを発見するが、あと一歩のところで逃げられてしまう。Dr.イーブルは自らを冷凍保存し、ビッグボーイ(外食チェーンのマスコット)型のロケットで宇宙へ飛んでしまったのだ。

30年後の19997年、ビッグボーイが地球に戻ってきた。

ロンドンでは、Dr.イーブルの再来に備えオースティンも冷凍保存されていた。オースティンは解凍され、新しい相棒・バネッサ・ケンジントンが紹介された。彼女はミセス・ケンジントンの娘である。

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映画『オースティン・パワーズ』のあらすじ【承】

Dr.イーブルの元には数名の仲間が新たに加わった。30年前からの彼の右腕・ナンバー・ツーは、Dr.イーブルが不在の間に、表向きの会社・バーチェコン社の経営者として手腕を発揮していた。

彼らは核弾頭を盗み世界を人質に取る作戦を立てている。身代金として100万ドルを要求するというDr.イーブルに、そんなのは90年代では大した額でないとナンバー・ツーが教える。

オースティンとバネッサはプライベートジェットに乗り込み、ラスベガスへ向かっている。オースティンは何度もバネッサを口説くが、バネッサは彼に全く相手にしていない。

Dr.イーブルには冷凍した精子から息子が生まれていたことが明かされる。しかし、そこに現れた息子・スコットは今どきの普通のティーンエイジャーであった。スコットはいきなり父親を名乗るDr.イーブルに困惑し、彼を拒否する。

オースティンたちはラスベガスのカジノに到着し、ナンバー・ツーと彼の秘書であるセクシーなイタリア人女性・アロッタ・ファジャイナに偽名で接触する。

映画『オースティン・パワーズ』のあらすじ【転】

核弾頭を盗んだDr.イーブルが、国連に脅迫のテレビ電話をしている。Dr.イーブルは身代金として1000億ドルを要求した。

ある夜、仕事を終えたオースティンとバネッサは、観光バスに乗り、ホテルでツイスターゲームをし、打ち解けた様子である。シャンパンを飲んで酔ったバネッサは、オースティンにキスを迫るが拒否される。彼は彼女の母親に思いを寄せていたが、その思いが届かなかったという。そんな話をしている内に、バネッサは眠ってしまった。

すると、アロッタのホテルで彼らの作戦の情報を盗めという指令が入り、オースティンは一人で向かった。

アロッタのホテルに忍び込み作戦の資料をカメラに収めたオースティンだったが、そこにアロッタが戻ってきてしまった。彼女はオースティンを誘惑し、彼の素性を探った。

後日、オースティンが一人でアロッタの元へ行き関係を持ったことにバネッサは怒った。90年代はフリーセックスの時代ではないと言われ、オースティンは60年代とのギャップに一人悩んだ。

変装したオースティンとバネッサはバーチェコン社に潜入するが、敵に捕らわれ地下秘密基地へと連れて行かれてしまう。

映画『オースティン・パワーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

Dr.イーブルは、地底ドリルを地球のコアまで掘り進め、そこで核を爆発させて世界中の火山を噴火させるつもりだという。

狂暴なスズキのいる水槽から逃れたオースティンたちは二手に分かれた。バネッサは英国情報部に戻り仲間を呼びに、オースティンはDr.イーブルの元にそれぞれ向かった

地底ドリルが動き始めたところにオースティンとバネッサの連れてきた仲間たちが襲撃し、ギリギリのところで爆発を阻止した。

オースティン、Dr.イーブル、バネッサ、アロッタが対峙していると、ナンバー・ツーが現れた。彼はDr.イーブルに愛想をつかしオースティン側に寝返ろうとしたが、怒ったDr.イーブルに火あぶりにされた。

基地の爆発のカウントダウンが始まると、Dr.イーブルは再びビッグボーイで宇宙へ逃亡し、オースティンたちも間一髪逃げ切った。

3ヶ月後、オースティンとバネッサは新婚旅行真っ最中である。2人はテラスでシャンパンを飲みながら空を見上げると、見たことのない星に気づく。それは、Dr.イーブルの乗るビッグボーイであった。

映画『オースティン・パワーズ』の感想・評価・レビュー

個人的には好きな作品なのですが、正直好き嫌いが分かりやすく分かれると思います。
とういのは、内容がだいぶ下品なので、苦手な人は受け付けないと思いますが、逆にどハマりする人もいると思います。

しかし注目すべきは60年代のカラフルなサイケファッション!
ファッションが好きな人ならきっと喉から手が出るくらいに欲しいアイテムがあることでしょう。それを身にまとっ他セクシーな女性達もGoodです。

気軽に観れるスパイ映画としてはおすすめです。
マイク・マイヤーズが3役演じているのも見物。(女性 30代)


007カジノロワイヤルに並ぶスパイコメディ映画の金字塔と呼べる本作品。マイクマイヤーズが、主人公とその天敵を一人で演じている所が凄い。設定自体もぶっとんでいるのだが、全体的に下品なネタが多いので、賛否両論はあるだろう。とはいえ、1990年代のこういったコメディ映画には、ある意味下ネタはついて回るものであるので、この年代の風物詩として見て頂きたい。吹き替えは山寺宏一が務めており、複数のキャラクターをしっかり演じ分けている所はさすがというべきである。(男性 30代)


最高のおバカ映画。何もかもが振り切っており、製作側の大人たちが本気でふざけている作品だからこその面白さがある。
そうしたコメディーながらも、内容はしっかりと盛り込まれている。オースティンが冷凍保存されて、30年後に復活し、まったく馴染めない姿は情けなく、思わずバカにしてしまう。しかし、懸命に悪と戦うオースティンを見ているうちに、応援したくなってくるから不思議である。人間の気持ちに時代など関係ない、と。
単なるコメディーでなく、そうしたメッセージが隠されているのも、この映画の魅力である。(男性 40代)


伝説のコメディ映画と言っても過言では無い今作。その人気は健在で、好きなコメディ作品を聞かれてこの『オースティン・パワーズ』を挙げる人も少なく無いでしょう。
私もこの作品が大好きな1人です。最初から最後までずっと笑えるストーリーで、冷静に見ると物凄く「くだらない」のにそれが面白いんです。
主人公とそのライバルを一人二役演じるマイク・マイヤーズの振り切った演技が最高の作品です。お腹が痛くなるほど笑いました。(女性 30代)

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