映画『オータム・イン・ニューヨーク』の概要:『オータム・イン・ニューヨーク』は、リチャード・ギア主演の恋愛映画。ニューヨークの街が紅葉に染まる秋、親子ほど年の離れたシャーロットと恋に落ちる中年の男を演じる。
映画『オータム・イン・ニューヨーク』の作品情報
上映時間:103分
ジャンル:ラブストーリー
監督:ジョアン・チェン
キャスト:リチャード・ギア、ウィノナ・ライダー、ジリアン・ヘネシー、アンソニー・ラパリア etc
映画『オータム・イン・ニューヨーク』の登場人物(キャスト)
- ウィル・キーン(リチャード・ギア)
- ニューヨークで高級レストランのオーナーをしている。48歳だが、女性にかなりモテる。女をとっかえひっかえしていたが、シャーロットに出会って変わる。
- シャーロット・フィールディング(ウィノナ・ライダー)
- 22歳で、帽子のデザイナーをしている。自身の誕生パーティーをウィルのレストランで開き、そこで彼と出会う。珍しい病気で、余命は1年もない。
- ドロレス・タルボット(エレイン・ストリッチ)
- シャーロットの祖母。シャーロットの両親は亡くなっており、一人で孫娘を育てていた。娘が昔愛していたウィルとシャーロットが付き合い始め、何か運命の様なものを感じる。
- リサ・タイラー(ヴェラ・ファーミガ)
- 美術館で働く女性。実はウィルの娘。自身の出産を前に、父親に接触しようとする。
映画『オータム・イン・ニューヨーク』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『オータム・イン・ニューヨーク』のあらすじ【起】
ニューヨークの秋。
セントラルパークで恋人とデート中、ウィルは突然別れを告げる。女性は怒って去って行った。ウィルにとって、恋人とのそれ以上の関係、つまり結婚は考えられないのだ。彼はいつも女性をとっかえひっかえして生きて来た。
高級レストランのオーナーであるウィルは、ある夜、昔の知り合いと再会する。若い頃付き合っていた女性の母親であるドロレスだ。
今日は彼女の孫娘の誕生パーティーらしい。パーティーの席まであいさつに行ったウィルは、そこでシャーロットに出会う。
シャーロットが帽子のデザイナーであることを知ったウィルは、後日彼女に会う口実を作るため、パーティーに同行する女性の帽子を注文する。
当日、ウィルは同行する女性がいなくなったので、代わりにシャーロットに来てほしいと頼む。ウィルが用意した白いドレスに身を包んだシャーロットは、パーティーの席を楽しむ。
ウィルが隣を離れた時、ある女性がウィルについて聞いてきた。少し会話すると、その女性はもういなくなっていた。
その後ウィルと一夜を過ごす。
映画『オータム・イン・ニューヨーク』のあらすじ【承】
2人は付き合い始めるが、ウィルは親子ほど歳が離れたシャーロットとの関係に不安を感じる。彼女は若い。そして、プレイボーイの自分には結婚どころか、1人を愛し続ける自信はないのだ。
シャーロットにも言わなければならないことがあった。彼女は難病で、余命は1年もない。手術もせず、死を受け入れると話す。
2人は楽しく付き合っていたが、シャーロットには不安があった。祖母から自分の母とウィルの関係を聞いたのだ。母はウィルを愛していたが、ウィルが別の女性を妊娠させ、ショックを受けたのだという。
ウィルは本当に自分だけを愛してくれるのか。
シャーロットの疑惑は、ハロウィンの夜決定的になる。
ウィルの友人宅でパーティーをしていたが、ウィルは友人の女性と屋上に消えた。子供たちと遊んでいたシャーロットはウィルを探す。ちょうど屋上から2人が降りて来たところだった。不自然な2人の様子に、シャーロットは彼が何をしたのかを悟る。
タクシーの中で口論となった2人は喧嘩したまま別れる。
映画『オータム・イン・ニューヨーク』のあらすじ【転】
ウィルは確かに屋上で女性とセックスをしたが、それはシャーロットのことで悩んでいたから、という理由もあった。
ウィルはウィルで、本気でシャーロットを愛しはじめていたのだ。
その頃、ウィルの元に一通の手紙が届く。リサ・タイラーという女性からだった。彼女は、ウィルの娘だった。リサは幼いころから、いつか父親が会いに来て「悪かった」と言ってくれると思っていたと言う。
もちろん、ウィルもそういう思いでいる。しかし父親であるという実感はなかなか湧かない。
リサは出産を控えているらしい。ウィルはリサと接する中で、家族とは何か、愛するとは何か、改めて考える。
余命1年もないと言ったシャーロット。ウィルは彼女と共に過ごすことを決意した。
シャーロットに謝り、自分の気持ちを伝えると、2人はまた一緒に過ごし始める。
シャーロットは手術する気はないと言っていたが、ウィルは諦めきれなかった。彼女に黙って、手術してくれる医者を探し続けていた。
シャーロットの方でも、ウィルを愛したことで生きたいという思いが強まっていた。
映画『オータム・イン・ニューヨーク』の結末・ラスト(ネタバレ)
医者を探して飛び回るウィルは、ついに手術してくれる医者を見つけた。だが、医者を探していることを隠していたウィルは、シャーロットに嘘をついていた。
ウィルが自分に告げた行先と違う場所に行っていたと知ったシャーロットは、嘘をついたことを批難する。
ウィルは嘘をつき通せず、医者を探していたことを打ち明ける。
クリスマス当日。ウィルは自宅を飾り付け、シャーロットへのプレゼントを用意していた。寝室で目を覚ましたシャーロットは微笑みながらその様子を眺め、ウィルへのプレゼントを手にする。
シャーロットが見ているのに気づいたウィルは慌てて隠し、急いで飾り付けを完成させるが、振り向いた時シャーロットは倒れていた。
病院に運ばれたシャーロット。ウィルは急いで手術をしてくれる名医に連絡し、彼の到着をまった。
その間、シャーロットはウィルと語り合う。
医者が到着し、手術が始まった。長い手術の結果、シャーロットは助からなかった。
1人家に戻ったウィルは、シャーロットが用意したプレゼントを見つける。中身はウィルの時計だった。いつかデートした時、時計を気にするウィルからシャーロットが奪ったものだった。
それを見てウィルは涙を流した。
映画『オータム・イン・ニューヨーク』の感想・評価・レビュー
こういうラブストーリー映画はハッピーエンドで終わることが多いため、シャーロットが亡くなったことに衝撃を受けた。せっかく生きることに前向きになったのに、亡くなってしまったのが悲しくて堪らない。一人残されたウィルはこれからどうやって生きていくのか心配になった。きっと本当の愛を知ったウィルは、今までのように女遊びをすることができなくなると思う。シャーロットのことをたまに思い返しながら、幸せになって欲しいなと思った。(女性 30代)
ウィノナ・ライダーがとにかく可愛らしい。秋のニューヨークが舞台であり、綺麗な街並みと2人の恋の空気感がキラキラしていて絶妙にマッチし、個人的には大好きな作品。大人のおじさん、リチャード・ギアが相手役として出演していて、渋くてセクシーで良い味を出している。ニューヨークとちょっと切ない恋愛という女性にとってたまらない組み合わせだ。女性にモテて自由に生きる男が、特別な女性と出会って本当の愛を知るが、病気で亡くなってしまうというパターンだが、やはり観ていて楽しい作品。(女性 30代)
色気たっぷりでダンディーなリチャード・ギアと可愛らしくてとってもキュートなウィノナ・ライダーの年の差ラブストーリー。
モテモテの色男ウィルを演じるリチャード・ギアがウィノナ・ライダー演じるシャーロットに出会い人生が変わるお話です。
温かくてほっこりする2人の時間に感情移入し過ぎて、ラストが本当に辛かったです。きっとそうだろうと分かっていても涙が止まりませんでした。(女性 30代)
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