映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』の概要:『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』は、伝説のカントリー・ミュージシャンであるジョニー・キャッシュの半生を描く映画。2人目の妻であるジューン・カーターとの愛を中心に展開する。
映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』の作品情報
上映時間:136分
ジャンル:伝記、音楽、ラブストーリー
監督:ジェームズ・マンゴールド
キャスト:ホアキン・フェニックス、リース・ウィザースプーン、ジニファー・グッドウィン、ロバート・パトリック etc
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映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』の登場人物(キャスト)
- ジョニー・キャッシュ(ホアキン・フェニックス)
- カントリー・ミュージックの伝説的歌手。一躍トップスターとなるが、ジューンとの関係に悩みドラッグに溺れていく。幼いころに兄を亡くし、そのことで父と確執がある。
- ジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)
- 幼いころから舞台に立って歌ってきたシンガー。離婚を経験しており、2人の娘を持つ。離婚したことにより世間でよくない噂を立てられる。ドラックに溺れるジョニーを突き放せない。
- ヴィヴィアン・キャッシュ(ジニファー・グッドウィン)
- ジョニーの最初の妻。音楽に夢中な夫に不満が募る。スターとなって豪邸を手にするが、ツアーで家を空け、浮気をする夫に愛想をつかして出て行く。
- レイ・キャッシュ(ロバート・パトリック)
- ジョニーの父。優秀な長男・ジャックを可愛がっていたが、悲惨な事故で亡くす。そのことでジョニーとの間には溝がある。
- キャリー・キャッシュ(シェルビー・リン)
- ジョニーの母。歌が上手く、ジョニーは母に影響されて音楽を好きになった。
- ジャック・キャッシュ(ルーカス・ティル)
- 牧師になることを目指し、勉強に励む。ジョニーの一番の理解者で、家族思いで優しい。作業場の電動のこぎりで大けがをし、亡くなる。
映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』のあらすじ【起】
1968年。刑務所の作業場で、ジョニー・キャッシュは電動のこぎりの歯を見つめていた。
1944年。少年のジョニーは、貧しい家庭の次男。一家は失業救済局の作業場で働き、生活していた。父のレイは飲んだくれで家族につらく当たったが、母のキャリー、そして兄のジャックは優しかった。
貧しい中でジョニーの楽しみはラジオから聞こえてくる音楽だった。特に、カーター・ファミリーの女の子、ジューンの歌声がお気に入りだった。
ジャックは牧師になることを夢見ており、聖書をよく読んで優秀だった。そして家族思いで、誰よりもよく働き、弟のジョニーのよき理解者でもあった。
しかし、ジャックはある日事故で亡くなる。たった1ドルを稼ぐため、作業場で木材を切っていたジャックは、誤って電気のこぎりの歯に巻き込まれてしまったのだ。
優しいジャックは、弟を遊びにやって自分だけ仕事をしていた。釣に行っていたジョニーは、迎えに来た父親に「お前は何をしていた」と言われ、病院に連れて行かれて兄の姿を見る。
ジャックを亡くしたジョニーは悲しみの底にいた。父は「悪魔は良い子を奪った!」と家族に当たり散らす。
ジョニーは、父が兄よりも自分が死ねばよかったと思っているのだ、と感じる。
映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』のあらすじ【承】
青年になったジョニーは、空軍に入隊してドイツにいた。この頃も音楽に夢中で、暇を見つけてはギター片手に曲を作った。
その頃、雑誌の記事であのジューン・カーターが結婚したことを知る。
除隊したジョニーは、恋人のヴィヴィアンと結婚し、一児をもうける。セールスマンとして働いていたが、仕事は思うようにいかない。
ある日、バンドの収録を目にしたジョニーは、サン・レコードに頼み込んで自分のバンドのオーディションをしてもらう。
用意していたゴスペルは不合格だったが、ジョニーが空軍時代に作った曲は合格し、その曲「フォルサム・プリズン・ブルース」はレコードになった。
家賃さえまともに払えず、喧嘩ばかりしていた夫婦だったが、ジョニーが一躍有名になって財産を得ると、大きな家に引っ越して落ち着く。
しかし、ヴィヴィアンはやはり夫を理解できないでいた。ヴィヴィアンは普通に暮らして、ジョニーに側にいてほしいだけなのだ。
全米ツアーをして回っていたジョニーのバンドは、カーター・ファミリーと周ることに。幼いころ憧れた存在、ジューンはすぐ目の前にいる。
2人は、同じ年頃の娘を持っている。また、お互い優秀なきょうだいにコンプレックスを持っているのも同じだった。姉に比べて歌が下手だというジューンに、ジョニーは「君の歌声が好きだ」と伝える。
映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』のあらすじ【転】
ツアーを周る中で、ジューンのことが気になって仕方ないジョニー。アプローチしてもジューンはそっと拒む。
トップスターであるジョニーには熱狂的なファンがいる。15にも満たない少女がハレンチな内容のファンレターを送り付けてくるのもしばしばだ。
ジョニーはとうとうファンの女の子に手を出すようになる。
この頃から、ツアー仲間に勧められてドラッグを使うようになったジョニー。思うようにいかないジューンとの関係に悩み、ドラッグの量は増えていくばかり。
ジューンの方も、再婚したがまたうまく行かなかったらしい。
しばらく溝ができていた2人だったが、再会して同じ舞台に立った夜、ホテルで一夜を共にする。しかし、ジューンはそれ以上の関係になることを拒否した。彼女には2人の娘がいる。
ジョニーはドラッグに溺れ、そのままステージに立って醜態をさらし、倒れた。
その後もドラッグを使用し続けたジョニーは、ある日ついに逮捕されてしまう。
ヴィヴィアンはもう夫に愛想をつかしてしまっていた。彼女は夫がファンに手を出し、ジューンと不倫していることも知っていたのだ。
ヴィヴィアンは娘2人を連れて家を出て行く。
映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』の結末・ラスト(ネタバレ)
全てを失ってボロボロになったジョニーを救ったのはジューンだった。彼女はドラッグを続けるジョニーからドラッグを遠ざけ、献身的に世話をした。
ジョニーに、刑務所からファンレターがたくさん届くようになる。そこには、ジョニーが自分たちのスターである、自分たちの気持ちを歌ってくれた、と書かれていた。
こうして、刑務所での生録音を決意する。
ドラッグを断ち切り、バンドの仲間と共に刑務所でのライブの準備を進めるジョニー。マネージャーたちは、犯罪者の前でジョニーが歌うことを良く思わない。何よりも、彼らのファンがそれを望まないというのだ。
しかしジョニーはライブを実行する。
1968年。フォルサム刑務所で歌ったジョニーは、その後スターとして返り咲いた。
バンドのツアーにはジューンも同行する。ジョニーは繰り返し「結婚してくれ」と求婚するが、ジューンは「その時ではない」と断り続ける。
あるコンサートのステージで、ジョニーはついに歌っている最中に求婚する。観客を前に求婚され動揺するジューンに、ジョニーは「イエスと言わなければ歌わない」と言う。
ジューンはその熱意に負け、「イエス」と答える。たくさんの観客が2人の結婚を祝った。
その後、ジューンと結婚して幸せに暮らし始めたジョニー。父・レイとの関係も少しずつ変化している。
映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』の感想・評価・レビュー
実在した歌手ジョニー・キャッシュとジューン・カーターの恋愛映画になっていて、私自身ジョニーのことは全く知らずに見たが問題なく楽しく観ることが出来た。
出演している俳優さんが賞を獲ったということで演技に注目してみていたが、素晴らしい演技に引き込まれて魅入ってしまうほどだった。
40回プロポーズを断られたというフレーズにインパクトがあって気になってしまったので良いフレーズだなと思った。(女性 20代)
思いっきりアカデミー賞狙いで作られたこの作品。実在のフォークシンガー、ジョニー・キャッシュと運命の女性ジューン・カーターの愛を描いた伝記ドラマです。
こういう作品って賞を取りやすいですよね。実際、2006年のアカデミー賞とゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞しています。
なんと言っても、ジューン・カーターを演じるリース・ウィザースプーンが本当に可愛くて愛らしい女性。主演のホアキン・フェニックスもとても歌が上手いので、2人で歌うシーンは圧巻でした。(女性 30代)
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