映画『バッド・ブロマンス』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は？

映画『バッド・ブロマンス』の概要：高校の同窓会を成功させるために高校時代の人気者を呼ぼうと苦戦する中年男の悲喜劇を描いたコメディ映画。ジャック・ブラックが主演を務める。日本では劇場未公開のままソフト化された。

映画『バッド・ブロマンス』の作品情報

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映画『バッド・ブロマンス』の登場人物（キャスト）

ダン・ランズマン（ジャック・ブラック）

高校の同窓会の準備を仕切っているが、皆から除け者にされている。オリヴァーを同窓会に呼んで成功させることで、注目されたいと願っている。

オリヴァー・ローレンス（ジェームズ・マースデン）

俳優で全国放送のCMに出演している。ダンの同級生で、高校時代から皆の羨望の的だった。性生活では男性も女性も受け入れている。

ステイシー・ランズマン（キャスリン・ハーン）

ダンの妻。ダンやオリヴァーと同じ高校に通っており、美人として知られていた。ダンとの間に男児がいる。

ビル・シャーマー（ジェフリー・ダンバー）

ダンが勤務する会社の社長。アナログ世代の人間で、そのやり方に誇りを持っている。ロサンゼルスの企業と商機があるというダンの嘘を鵜呑みにする。

映画『バッド・ブロマンス』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『バッド・ブロマンス』のあらすじ【起】

ピッツバーグに暮らすダンは同窓会実行委員会の準備をする。委員会のメンバーが集まり、皆が電話を掛けて同級生達に参加を呼び掛ける。ダンは委員会後にメンバーを飲みに誘うが断れてしまう。そしてメンバーはダン抜きでバーに入る。

ダンは会社でネットの速度が遅いことをビルに文句を言う。ビルはパソコン抜きで仕事をしてきたことを誇りにしていた。深夜テレビを見ていたダンは同級生のオリヴァーが全国放送のCMに出ているのを見付けて大興奮する。ダンはオリヴァーを呼べば同窓会が成功すると思い付き、その案を委員会のメンバーに披露する。そしてオリヴァー宛てにメールを送る。

ダンはロサンゼルスの会社について調べ、その会社と商談のチャンスがあるとビルに嘘をつく。ダンは出張の口実を作ってオリヴァーに会う算段だったのだ。しかし、ビルも一緒にロサンゼルスに行くと言い出してしまう。ダンは仕方なくビルとロサンゼルスに飛び立つ。ホテルにチェックインしたダンはオリヴァーから電話をもらい、2人で飲みに行く約束を取り付ける。

映画『バッド・ブロマンス』のあらすじ【承】

バーでオリヴァーと待ち合わせたダンは、オリヴァーの成功を褒めまくる。そして同窓会に誘うが、オリヴァーは渋い反応をする。2人は麻薬を吸って夜を楽しむ。オリヴァーはダンと一旦別れるが、夜中にオリヴァーがダンのホテルの部屋に訪ねて来る。ダンはそこで初めて商談を偽って出張してきたことを明かす。その話を聞いたオリヴァーは協力を申し出る。

オリヴァーはロサンゼルスの企業の重役を装ってビルと会う。オリヴァーは取引が無理だと告げるが、ビルが大幅なコストダウンを提案する。その勢いに負けたオリヴァーは取引を約束してしまい、ダンは戸惑う。2人はその夜も飲みに出掛け、一緒にオリヴァーの家に戻る。そしてオリヴァーは突然ダンにキスを始め、同窓会に行くと約束する。その言葉にダンも興奮し、2人は関係を持ってしまう。

翌朝、ダンは気まずさを覚える。そしてオリヴァーの家を後にし、ビルと共にピッツバーグに戻る。商談をまとめてご機嫌のビルは会社に新しいパソコンを納入する。ダンは委員会のメンバーからも成功を認められ、皆がどうやってオリヴァーを説得したかを知りたがる。

映画『バッド・ブロマンス』のあらすじ【転】

ダンは電話でオリヴァーに同窓会に来ないように説得しようとする。しかし、オリヴァーの気持ちに変化はなく、ダンの家に滞在することになる。そして、ダンは空港までオリヴァーを迎えに行き、ロサンゼルスでのことを秘密にするように頼む。オリヴァーはステイシーと高校時代の話で盛り上がり、ダンは何とか会話に入り込もうとする。

オリヴァーはビルから電話が掛かってきて困っているとダンに苦言する。ダンはビルに会いに行き、自分の頭越しに連絡を取るから商談が潰れそうだと嘘をつく。ダンはその夜にオリヴァーと出掛けるつもりでいた。しかし、オリヴァーが別の同級生と出掛けてしまい、ダンは2人の関係が変化したのではないかと気を揉む。ダンは翌朝、オリヴァーが息子とも親しくなっているのを見て苛立ち、オリヴァーを追い出してしまう。

ダンは同窓会の準備にも身が入らなくなり、委員会を辞めると宣言する。しかし、メンバーは誰もそのことを気に留めない。罪悪感を覚えたダンは遂にベンに騙していたことを打ち明けて謝罪する。

映画『バッド・ブロマンス』の結末・ラスト（ネタバレ）

ダンとステイシーは同窓会に向かう。ダンが誰にも相手にされずに孤独に過ごす一方、オリヴァーは皆から注目される。ステイシーはダンのことを心配して声を掛けるが、ダンは追い返してしまう。ダンは麻薬に手を出し、オリヴァーに絡み始める。ダンは話し合いを求めるが、オリヴァーは皆の前でただの遊びの関係だったと言い放つ。会場は静まりかえり、ステイシーはショックを受ける。

ダンがオリヴァーとの関係は息子にも知られ、ダンはどうしようもない失敗をしたことを悔やむ。オリヴァーはステイシーに声を掛け、問題を乗り越えるために話し合いをしようとする。そこに空港に向かう途中のオリヴァーが訪ねてくる。オリヴァーは自分の責任だとステイシーに説明し、ダンに同窓会のことを謝る。オリヴァーは自分がハリウッドで成功し損ねた落ちこぼれだと打ち明け、ダンはあの晩に借りたシャツを返す。

オリヴァーはフェイスブックの同窓会用アカウントで自分の過ちを詫び、今ある物を大事に生きていくことを悟ったと綴る。

映画『バッド・ブロマンス』の感想・評価・レビュー

高校時代のスクールカーストに苦しむ中年男を描き、捻りの効いたコメディに仕上がっている。自分の立ち位置を見付けられずにいるダンの姿は共感できるし、オリヴァーと関係を持って混乱してしまう様子は可笑しくも哀しくもある。一夜の関係を持った後に見せるジャック・ブラックの表情が余りに見事だ。『ジュマンジ / ウェルカム・トゥ・ジャングル』で見せた女性らしい演技に通ずるものがあり、芸達者振りを再確認できた。（MIHOシネマ編集部）