映画『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』の概要:毎年クリスマス・イブを一緒に過ごしてきた親友3人がその伝統を終わらせることにしたために巻き起こる騒動を描いたコメディ映画。ジョナサン・レヴィン監督を筆頭に『50/50』の制作陣が再結集した作品。
映画『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』の作品情報
上映時間:101分
ジャンル:コメディ
監督:ジョナサン・レヴィン
キャスト:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、セス・ローゲン、アンソニー・マッキー、リジー・キャプラン etc
映画『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』の登場人物(キャスト)
- イーサン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)
- 両親を事故で亡くした青年。クリスマスを一緒に過ごす家族を失うが、親友のアイザックとクリスに支えられる。それ以来、3人でクリスマスを過ごすことが伝統となる。
- アイザック(セス・ローゲン)
- イーサンの親友のユダヤ人。妻が妊娠しており、子供を育てることに不安を感じている。クリスマス・イブということで度を越して麻薬を摂取してしまう。
- クリス(アンソニー・マッキー)
- イーサンの親友のアメフト選手。ソーシャルメディアを活用して有名人となる。チームメートのためにマリファナを手に入れようとして、災難に見舞われる。
- ダイアナ(リジー・キャプラン)
- イーサンの恋人。真剣な関係を望んでいたが、イーサンが両親に会うことを渋ったために別れてしまう。ただお互いに未練を引きずっている。
映画『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』のあらすじ【起】
2001年にイーサンは両親を事故で失い、独りぼっちのクリスマス・イブを迎える。そんなイーサンを励ますためにアイザックとクリスが一緒に過ごしてくれる。それ以来、3人でクリスマス・イブを過ごすことが伝統となる。ある年、「くるみ割り舞踏会」という豪華なクリスマスパーティーから戻ってきたグループと出会う。3人は毎年会場を探し回るが、空振りに終わる。
時が流れ、アイザックに子供ができることになり、クリスがアメフト選手として有名になったために、3人は伝統を終えることを決める。その最後の年のクリスマス・イブにイーサンはバイト先で偶然にもくるみ割り舞踏会の招待券を見付ける。クリスは招待券を盗み、アイザックやクリスと合流する。3人はリムジンで街に繰り出し、クリスは招待券のことを皆に知らせる。
クリスはチームメートの有名選手からマリフアナを手に入れるように頼まれる。そこで3人の顔見知りの売人に連絡する。マリフアナを手にした3人はカラオケバーに向かい、ラップを熱唱する。イーサンはそこでダイアナと出会う。ダイアナも友達とくるみ割り舞踏会に行く予定だった。
映画『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』のあらすじ【承】
麻薬のせいで頭がフラフラし始めたアイザックはトイレに入り、気持ちを落ち着かせようと更に麻薬に手を出す。そして、子供ができるのが怖くてしょうがないという心境を吐露した動画を録画する。その後、ダイアナの友達と携帯を取り違えてしまう。クリスはファンを自称する女性と出会い、トイレで関係を持つ。
3人はいよいよくるみ割り舞踏会に向かおうとする。イーサンはダイアナへの未練を口にするが、クリスは彼女の家族と会おうとしなかったイーサンに責任があると言う。その時、クリスはマリファナが自称ファンに盗まれたことに気付く。3人は再び売人に連絡し、クリスの実家でゲームをして待つ。売人が到着し、アイザックが売人のマリフアナを試してみる。そしてアイザックは自分の娘がストリッパーになっている幻想を見てしまう。
3人はクリスの母親の手料理を食べる。クリスの母親はイーサンにダイアナの心を取り戻すべく努力するように勧める。一方、アイザックは携帯に男の下半身の写真が送られてきて焦る。そこでようやく携帯の取り違えに気付く。
映画『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』のあらすじ【転】
3人はクリスの実家を出発し、クリスは自称ファンが通りにいるのに気付く。クリスはマリフアナの件を問い詰めるが、その隙に新しいマリファナも盗まれてしまう。3人はリムジンで追い掛けるが、信号無視をして事故に遭ってしまう。クリスは徒歩で自称ファンを追い掛け始め、アイザックも携帯を探しに向かってしまう。
1人になったイーサンはサンタ姿で立ちションをしていた人達に絡み、殴られる。一方、アイザックは教会まで行き、そこで妻に遭遇する。妻の両親から教会のミサに招待されるが、アイザックは参列していた赤ん坊を見て怖くなった上に、教会の中で吐いてしまう。クリスは自称ファンをビルの屋上まで追い詰めるが、自称ファンはそこから飛び降りて逃げてしまう。
3人は地下鉄の駅で落ち合う。そして、イーサンはクリスとアイザックが自分を置いて行ったことを責める。3人はくるみ割り舞踏会の行われている会場に着く。アイザックはそこにいたダイアナの友達と携帯を取り替える。そして下半身の写真を送ってきた男と3人で踊りを楽しむ。
映画『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』の結末・ラスト(ネタバレ)
クリスは会場でダイアナが大ファンのマイリー・サイラスを見付ける。話の成り行きでクリスはマイリーの歌でプロポーズすることになる。マイリーとステージの上がったクリスは見事な歌声を披露し、聴衆に囲まれたダイアナはその場では渋々プロポーズを受け入れる。しかし、クリスを呼び出してきっぱり断る。
アイザックがクリスのチームメートと揉めてしまい、クリスはアイザックを庇う。そして2人とも会場から追い出されてしまう。気落ちしたクリスは屋上に上がるが、そこには売人がいた。実はパーティーは売人が企画したものだった。クリスは売人のマリフアナを吸い、アイザックとクリスがクリスマスを一緒に過ごそうと誘ってくれた日のことを思い出す。そして、3人で友情の大切さを再確認する。
アイザックの元に妻の陣痛が始まったと連絡が入る。結局は間違いだったが、アイザックは動画を見せて子供を持つ不安を素直に打ち明ける。クリスはダイアナの家に行き、前夜のことを謝って寄りを戻す。翌年、3人は家族を交えてクリスマス・イブの夜を過ごす。
映画『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』の感想・評価・レビュー
作品の中身よりもまず邦題が気になってしまった。『俺たちのメリーハングオーバー』の副題は、『俺たち~』の邦題が定着したウィル・フェレル作品や『ハングオーバー!』シリーズのヒットにあやかりたいのだろうが、余りにセンスがなさ過ぎる。そして、作品の内容も邦題に負けず支離滅裂だ。イブのバカ騒ぎだけでなく、個々人の悩みや売人に関するサイドストーリーなど様々な要素を詰め込み過ぎで、全てが中途半端になっている。(MIHOシネマ編集部)
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