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映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』の概要:高級レストランの駐車係をしながらコソ泥を繰り返すショーン。忍び込んだ富豪の豪邸で監禁女性を発見する。彼女を助けようと奔走する姿を見られたことで、サイコパスの新たな標的となってしまう。

映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』の作品情報

バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり

製作年:2018年
上映時間:111分
ジャンル:サスペンス
監督:ディーン・デヴリン
キャスト:デヴィッド・テナント、ロバート・シーアン、ケリー・コンドン、カリート・オリベロ etc

映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』の登場人物(キャスト)

ケイル(デビッド・テナント)
豪邸に住み高級車マセラティを乗り回す大富豪。その裏では、自宅に女性を監禁している。完璧主義のサイコパスで、馬を調教するかのように女性を扱う。広大な私有林を所有している。
ショーン(ロバート・シーアン)
レストランの駐車場係。客から預かった車を使って家に忍び込み、窃盗を働いているコソ泥。ケイルの豪邸で女性が監禁されているのを発見し、事件に巻き込まれる。ライリーという恋人がおり、カメラマンを志望している。
デレク(カーリト・オリヴェロ)
ショーンの友人。一緒にレストランの駐車場係をしながら、客から預かった車で窃盗を繰り返している。
ケイティ(ケリー・コンドン)
ケイルの豪邸で監禁されている女性。体は椅子に鎖で繋がれ、口には猿ぐつわを嵌められているところをコソ泥のショーンに発見される。
フラー捜査官(トレーシー・ヘギンズ)
FBIの捜査官。一連の女性失踪事件を捜査しており、長年未解決の「御曹司の事件」との関連を調べている。

映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』のあらすじ【起】

オレゴン州ポートランド。高級レストランで駐車係をしているショーンとデレクは、客から預かった車を使って自宅に忍び込み、金目の物を盗むというコソ泥を繰り返していた。その夜、いかにも高慢なセレブ男が高級外車マセラティで乗り付け、ショーンたちを馬鹿にしながらキーを預けた。ショーンはキーを預かるとカーナビ情報から出発地点を検索し、いとも簡単にその男、ケイルの豪邸に到着した。

ショーンは郵便物の中から届いたばかりのブラックカードを発見して浮かれ、さらに室内の物色を続けた。鍵が頑丈に補強されている部屋に入り、猿ぐつわを嵌められ、椅子に鎖で縛りつけられた女性ケイティを発見する。彼女を助けるため鎖を切る工具を探しにガレージに行くと、そこには生々しい手術台が置かれた隠し部屋があった。この家主はとんでもないサイコパスだと推測し、ショーンは早く彼女を助けなければと急いだが、デレクからケイルが店を出るから急いで戻れと連絡が入ったため救出を断念する。ショーンはレストランに戻り、何事もなかったかのようにケイルに車を引き渡した後、警察に通報した。

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映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』のあらすじ【承】

警官がケイルの家を訪問すると、中から彼の恋人と思しき女性が現れたため、事件性はないとの判断で警察は早々に引き揚げた。その女性はケイルが先手を打って呼んだセフレだった。ショーンはケイティを助けようとデレクと一緒に張り込み、夜中にケイルが外出するのを確認してから網戸を裂いて窓から侵入した。しかし、監禁部屋には誰もいなかった。ケイルはそんな彼らの行動を監視カメラで見ており、警察にコソ泥がいると通報する。ショーンたちはパトカーのサイレンで慌てて立ち去った。

ケイルはケイティを後部座席の下に乗せ、私有林のコテージに到着した。彼は監禁をまるで馬の調教のように考えており、彼女がシャワーを浴びる際、円を描くように体を洗えと細かく指図を出す。風呂上がりの彼女を彼は抱いたりせず、鉄格子の檻に閉じ込めた。その壁には過去の犠牲者が彫ったと思われる「助けて」の文字が残されていた。

ショーンは警察にケイティの写真を見せて監禁事件だと説明をするが、彼に前科があることから信じてもらえず、住居侵入罪で拘束される。刑事は念のためにケイルの自宅を訪問した。ガレージの手術台は撤去済みで、ケイルは刑事の質問を平然とかわしていく。網戸が裂けていることを問われると、それは自分でやったと嘘をついた。

映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』のあらすじ【転】

ショーンは釈放されるとFBIに行き、フラー捜査官に事情を説明した。ケイルはショーンの車にGPSを取り付けて追跡し、彼の部屋に侵入してパソコンのデータをコピーする。その後、レストランに彼らのコソ泥をばらして解雇させ、ショーンの恋人ライリーのヌード写真を拡散した。さらにケイルはショーンの車をパンクさせ、彼を轢こうとした。

ショーンは車を借りるため実家に行くと、義父も母も職場をクビになったことを知る。ショーンはこれ以上家族を巻き込んではいけないと、車を借りてひとりで出て行く。路地を歩いていたライリーは、ケイルから暴行を受けて重傷を負った。ショーンは入院している彼女に会いに行き、自分はコソ泥であることを明かし、事件に巻き込んだことを謝罪した。

フラー捜査官は監禁女性が3週間前から行方不明になっている女性であると突き止め、一連の女性失踪事件と過去の未解決「御曹司事件」と関連を調べることにした。

ショーンはデレクに危険を知らせるため電話をするが、ケイルはすでに彼の家に侵入しており、デレクを銃で撃ち殺した。ショーンは気が動転しながらも、デレクの携帯に出たケイルの顔写真を撮影し、その画像をフラー捜査官に送った。デレクの家族は皆殺しにされ、テレビでは無理心中事件と報道される。

映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』の結末・ラスト(ネタバレ)

ショーンはケイルの行き先を調べるため再び豪邸に忍び込むが、ケイルは遠隔操作で家に施錠を掛け、時限爆弾をセットした。ショーンは車庫にあったマセラティに乗り、間一髪で脱出。その後、カーナビを調べて監禁場所に向かった。ショーンは私有林のコテージでケイティを発見するが、ケイルに見つかり殴られて意識を失う。

FBIのフラーは御曹司事件の少年がケイルであることを突き止めた。御曹司事件とは、当時14歳の少年が馬の調教師を殺害したというものだった。彼女は捜査員を引き連れてケイルの私有林へと向かった。

ショーンは縛られた状態で目覚め、ケイティは銃で撃たれて穴に落とされた。その穴にはこれまでケイルが殺したと思われる複数の死体を埋められていた。彼女は軽傷だったため穴から這い上がり、ケイルを背後から殴打して気絶させ、ショーンの縄を解いた。しばらくするとケイルは意識を取り戻し、林に隠れた2人と格闘する。ショーンたちは再びケイルを殴って気絶させ、今度こそ逃げないように鎖で椅子に縛り付けた。そこへようやくFBIが踏み込み、ケイルは逮捕されることとなった。

映画『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』の感想・評価・レビュー

コソ泥のショーンが豪邸で監禁女性を発見し、サイコパスに追い詰められるスリラー映画。ショーンがあまりに頼りないおかげで、事件は最悪の方向へ向かってゆく。警察は騙されっぱなしで事件を訴えても動かないし、FBIは出てくるが頼りない。おかげで殺人鬼はやりたい放題である。このサイコパスを演じたデビッド・テナントは、神経質で完璧主義者という犯人像を怪演し、ショーンを演じたロバート・シーアンのオロオロっぷりもはまっていた。突っ込みどころは多いけれど、テンポが早くドキドキ感もあって、十分に楽しめた。(MIHOシネマ編集部)

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