映画『バッド・ガールズ』の概要:マデリーン・ストウ、メアリー・スチュアート・マスターソン、アンディ・マクダウェル、ドリュー・バリモアという豪華な女優陣が、華麗なアクションを見せる西部劇。西部劇の王道を行くような分かりやすいストーリーで派手なアクションが楽しめる娯楽性の高い作品。
映画『バッド・ガールズ』の作品情報
上映時間:100分
ジャンル:西部劇、アクション
監督:ジョナサン・カプラン
キャスト:マデリーン・ストー、メアリー・スチュアート・マスターソン、アンディ・マクダウェル、ドリュー・バリモア etc
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映画『バッド・ガールズ』の登場人物(キャスト)
- コーディ(マデリーン・ストウ)
- 西部のエコーシティーという町で娼館を経営している女傑。大佐を撃ち殺したため、お尋ね者となる。多くの修羅場を越えてきた女4人組のリーダー格。悪党のフランクやキッドの愛人だった過去がある。
- アニータ(メアリー・スチュアート・マスターソン)
- コーディの娼館で働く娼婦。若くして夫と死別したため娼婦をしているが、他の男とキスだけは絶対にしないと誓っている。夫名義の土地の権利書を持っており、そこで製材所をやりたいと思っている。
- アイリーン(アンディ・マクダウェル)
- コーディの娼館で働く娼婦。貧しい牧場育ちだが、金持ちの令嬢だったと嘘をついている。貧困から抜け出すため、金持ちの男と結婚したがっている。
- リリー(ドリュー・バリモア)
- コーディの娼館で働く娼婦。スターだった父親が落ち目になり、親の借金を返済するため娼婦となった。男勝りで気の強い女性。
- ジョシュ・マッコイ(ダーモット・マローニー)
- 金鉱探し。父親を殺して金鉱の採掘権を奪い、母親まで拷問したフランクに復讐するため、コーディの後をつけている。
- キッド・ジャレット(ジェームズ・ルッソ)
- メキシコ国境付近にアジトを持つ悪党一味のボス。黙って姿を消したコーディにまだ未練があり、彼女を恨んでいる。
- フランク・ジャレット(ロバート・ロッジア)
- キッドの父親。コーディとボスの地位を息子に奪われた。
- ウィリアム・タッカー(ジェームズ・レグロス)
- テキサス州アグアドルゼの郊外で牧場を経営している。お人好しな性格で、コーディたちが牧場に居座るのを許す。
映画『バッド・ガールズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『バッド・ガールズ』のあらすじ【起】
1980年代のアメリカ西部エコーシティー。コーディが経営する娼館は、今日も男たちで賑わっていた。娼婦アニータの常連客である大佐は、誕生日を理由にしつこくキスをせがむ。しかし未亡人のアニータは、夫以外の男とキスはしないと誓っており、必死で大佐から逃げる。アニータに助けを求められたコーディは、大佐が銃を発砲したのを見て、逆に大佐を撃ち殺してしまう。
コーディの娼館で働くアニータ、アイリーン、リリーの3人は、馬車と馬を用意して、吊るされそうになっていたコーディを助ける。4人の娼婦たちはそのまま馬と馬車で逃走し、コーディはお尋ね者となる。
大佐の妻は、管轄外の罪人を裁けない保安官を見限り、自前で探偵を雇う。コーディの首には多額の懸賞金が懸けられ、彼女の人相書きが配布される。
管轄外まで逃げ延び、野宿をしていたコーディたちは、これからどうするかを話し合う。アニータは、亡くなった夫が買った土地がオレゴンにあるので、そこで製材所を開かないかと提案する。コーディはその意見に賛成し、アグアドルセの銀行に預けていた1万2千ドルの貯金を下ろすことにする。
翌日。川で水浴びをしていたコーディたちに、ジョシュという金鉱探しの男が近づいてくる。ジョシュは、コーディの首に懸賞金が懸けられていることや、探偵が雇われたことを教えてくれる。
映画『バッド・ガールズ』のあらすじ【承】
アグアドルセに到着したコーディは、上品なドレスを購入し、銀行へ向かう。銀行支店長はコーディを信用し、預金を出してくれる。町で見張りをしていたリリーは、探偵がやってきたのを見て、それをコーディに知らせに行く。しかしコーディは逃げ遅れ、探偵に捕まりそうになる。そのピンチを、ちょうど銀行強盗へ入ったキッドが救ってくれる。
コーディは金を手にして外へ出るが、キッドはその金を奪い、“取り戻しにこい”と言って走り去っていく。キッドとコーディは、昔恋人同士だった。
町は大騒ぎとなり、逃げ遅れたアイリーンは、保安官に捕まってしまう。保安官は、牢屋に入れたアイリーンの監視を牧場主のウィリアムに任せ、銀行強盗の行方を追う。しかし、キッド一味もコーディたちも管轄外の川向こうへ逃げたため、保安官は追跡を諦める。
コーディは、アイリーンを助け出すのを手伝ってもらうため、キッド一味のアジトへ向かう。アジトには、キッドの父親であるフランクもいた。実はコーディはもともとフランクの女で、それをキッドが横取りしたのだった。コーディは、キッドが軍用列車を襲ってガトリング砲を盗む計画を立てていることを知る。
キッドはコーディに金を返してくれるが、それは罠だった。コーディはキッドに捕まり、黙って姿を消した罰として、半殺しの目に遭わされる。ひどい怪我を負って馬の上に放置されていたコーディを、ジョシュが発見して町のテントへ運ぶ。
コーディの帰りを待ちくたびれたリリーは、アニータと共にアイリーンの救出へ向かう。ウィリアムのおかげでアイリーンは牢屋を出られるが、用心のため、アイリーンはウィリアムを牢屋へ入れる。
町を出ようとした3人は、テントの前にコーディの馬がいるのを発見し、テント内に入る。女4人にジョシュも加えた5人は、ウィリアムの牧場で待ち合わせをすることにして、リリーたちは先に町を出る。
映画『バッド・ガールズ』のあらすじ【転】
翌日。ようやく解放されたウィリアムが牧場へ帰ると、家の中はアイリーンたちによって占拠されていた。アイリーンは一応気を使い、料理を作っていたが、ウィリアムは不愉快だった。それでも、両親が死んでからずっとひとり暮らしをしてきたウィリアムは、客としてアイリーンたちを迎え入れてくれる。アイリーンはウィリアムと、コーディはジョシュといい雰囲気になっていた。
ジョシュの父親は、フランクに金鉱の採掘権を奪われて殺され、その時に拷問された母親も数年前に死んでいた。ジョシュはフランクへの復讐を誓い、奴らの居場所を知るために、コーディの尾行をしていた。その話を聞いたコーディは、フランクも仲間に加えて、キッド一味への復讐へ向かう。
コーディたちは、列車強盗を終えたキッド一味を奇襲し、奴らが盗んだガトリング砲を奪う。計画はほぼ成功したが、リリーがキッドに捕まってしまう。ジョシュはフランクを撃って人質にし、牧場へと連れ帰る。
コーディは、リリーと引き換えにフランク、金と引き換えにガトリング砲を交換しようと考えていた。しかし、ジョシュはフランクの挑発に乗って彼を撃ち殺してしまう。大事な人質を失ったことにコーディは腹を立て、ジョシュに牧場から出て行くよう告げる。
アニータは、夫が死亡すると夫名義の土地も権利無効になると知り、それをコーディたちに伝える。しかしコーディたちは、アニータを責めるようなことはしない。
一方、キッドに捕らえられたリリーは、屈辱的な目に遭わされていた。キッドはリリーの体を弄び、手下にも回そうとする。その時、キッドのアジトがジョシュによって爆撃される。
映画『バッド・ガールズ』の結末・ラスト(ネタバレ)
キッドのアジトへ向かっていたコーディたちは、ジョシュのおかげで逃亡できたリリーと再会する。しかしジョシュは、キッド一味に捕まっていた。
コーディたちはガトリング砲を持ってキッドのアジトに乗り込み、武器とジョシュの交換を求める。ジョシュは半殺しの目に遭わされていたが、まだ生きていた。キッドはガトリング砲を確認し、ジョシュをコーディのもとへ歩かせる。しかし、コーディがジョシュを愛していることに嫉妬し、ジョシュを撃ち殺してしまう。
キッドはジョシュに駆け寄って涙を流すコーディに金を渡し、すぐに消えるよう忠告する。アイリーンたちはコーディを支え、金を持ってアジトを出ようとする。しかし、リリーがキッドの手下に挑発されてそいつを撃ち殺してしまい、アジト内で激しい銃撃戦が始まる。
4人の女たちは機敏に動き、キッド一味を撃ち殺していく。一味はほぼ壊滅し、キッドは室内へ逃げ込む。後を追ったコーディは、そこでキッドと対峙し、弾切れのキッドに一発の銃弾を渡す。キッドとコーディは早撃ち対決をし、コーディが見事にキッドを撃ち殺す。
金を手にしたコーディたちは、途中でジョシュを埋葬し、牧場へ戻る。ウィリアムはアイリーンに“ここに残って一緒に牧場をしてくれ”とプロポーズする。アイリーンはそのプロポーズを受け入れ、3人と別れて牧場に残ることにする。
コーディは金を公平に分け、アニータとリリーと共に、金鉱探しへ向かう。3人は、アイリーンとの別れを惜しみながら旅立ち、夕日に染まった荒野を駆け抜けていく。
映画『バッド・ガールズ』の感想・評価・レビュー
女4人組がとてもかっこよく、わくわくするような展開や、どきどきしながら見れたアクションシーンが印象的であった。次々と起こる事件の解決に向けて、行く場所で出会った仲間たちの関係性や、強い意思の現れなども分かりやすく出ており、楽しめる映画であった。コーディがキッドを撃ち殺すシーンが特にとても激しく、緊迫しながら見れた。それぞれの抱えている問題や悩みを解決しながら、立ち向かっていく果敢な姿に、勇気を与えられた。(女性 20代)
コーディが経営する娼館に働く、娼婦3人とコーディがひょんな事からお尋ね者となり、激しい抗争や、銃撃戦を繰り広げる作品。マデリーン・ストウを筆頭に、チャーリーズエンジェルのドリューバリモア、恋はデジャヴのアンディ・マクダウェル、恋しくてのメアリー・スチュアート・マスターソンらが出演している。西部劇さながらの風貌と、力強いアクションなど、かっこいい女性の見本となるような魅力が色濃く出ている作品と言えるだろう。けして媚びないそれぞれの生き方がとても逞しく、美しいのである。(男性 30代)
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