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映画『バリスティック』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バリスティック』の概要:FBI副長官のフリオ・マーティンは仕事の依頼をするため、元FBI捜査官のジェレミーに会いに行った。その仕事とは、影の政府の一員で国防の闇工作を担当しているという噂がある、国防情報局の長官ロバートの息子の誘拐事件を調べることだった。

映画『バリスティック』の作品情報

バリスティック

製作年:2002年
上映時間:90分
ジャンル:SF、アクション、サスペンス
監督:カオス
キャスト:アントニオ・バンデラス、ルーシー・リュー、グレッグ・ヘンリー、レイ・パーク etc

映画『バリスティック』の登場人物(キャスト)

ジェルマイア・エクス(アントニオ・バンデラス)
通称ジェレミー。元FBI捜査官。妻のヴィンが車の爆破事故によって死んだと思っており、酒に溺れる日々を送っていた。
シーバー(ルーシー・リュー)
元国防情報局(DIA)の捜査官で、ロバートの部下だった。ロバートに家族を殺され、復讐することを決意する。並外れた戦闘能力を持っている。
ロバート・ガント(グレッグ・ヘンリー)
国防情報局(DIA)の長官。元FBI捜査官で、クラークという名前を名乗っていた。捜査官時代、ジェレミーの同僚だった。富と権力を重視している。
A・J・ロス(レイ・パーク)
国防情報局(DIA)の捜査官で、ロバートの部下。シーバーと同僚だった。「暗黒の王子」と呼ばれている。
ヴィン(タリサ・ソト)
ジェレミーの妻だった。ロバートの策略により、ジェレミーが死んだと思わされていた。

映画『バリスティック』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バリスティック』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バリスティック』のあらすじ【起】

ヴィンはヨーロッパから帰国した息子のマイケルを迎えに行き一緒に過ごそうと思っていたのだが、夫であるロバートの部下に呼び止められる。ロバートの指示でマイケルを迎えに来たのだ。ヴィンがロバートに抗議の電話を掛けている間に、部下はマイケルを連れていった。その後、マイケルの乗った車が、怪しげな女性(シーバー)に襲撃される。

FBI副長官のフリオ・マーティンは仕事を依頼するため、元FBI捜査官のジェルマイア・エクス(通称ジェレミー)の元を訪れた。そして、仕事を引き受けてくれるのなら、7年前に車の爆発事故で死んだと思われていた妻のヴィンの情報を渡すことを約束した。ジェレミーは仕事を引き受けることを決め、FBIの多国籍特捜班に入ることにした。

フリオ達FBIは「暗黒の王子」と呼ばれるロスのボスであるロバートを追っていた。噂によれば、ロバートは影の政府の一員で、国防の闇工作を担当していた。ロスはロバートの指示で、最新の暗殺兵器「ソフト・キル」の試作品をベルリンの研究所から盗んでいた。ロス達を搭乗前に探知機で確認していたが、「ソフト・キル」を見つけることはできなかった。そんな中、シーバーにマイケルが誘拐される事件が起きたのだ。

中国の一人っ子政策が行われる中、家族は男児を望んだ。国防情報局(DIA)は密かに女児を養女にして、殺人兵器として訓練させていた。シーバーはそんな暗殺訓練を受けた女性である可能性が高かった。フリオはジェレミーに、シーバーを探すよう指示を出した。

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映画『バリスティック』のあらすじ【承】

DIAはシーバーを襲撃するが、捕まえることができなかった。逆に反撃されてしまい、騒動になってしまう。ジェレミーやフリオは現場を確認した。ジェレミーはシーバーが戻ってくると確信し、フリオに逃げるよう指示した。だが一足遅く、フリオは戻ってきたシーバーに撃たれてしまう。フリオは駆けつけたジェレミーに、シーバーがヴィンの居場所を知っていることを教えた。ジェレミーはシーバーを追い、妻を探していることを話した。だが、シーバーは聞く耳を持たず、戦いになる。そんな中、DIAが襲撃してきた。その隙に、シーバーは逃げた。

シーバーはジェレミーのことを調べ、妻のヴィンが死亡したことになっている事実を知る。一方、ジェレミーもシーバーの極秘資料を確認し、子供がいたことを知る。その子供はロバートの策略により殺されていた。

ロバートがマイケルを追っているのは、マイケルの腕に「ソフト・キル」を埋め込んだからだった。そして、シーバーの目的は、ロバートへの復讐だった。シーバーは復讐を成し遂げるまで立ち止まる気はなかった。一方、ジェレミーはフリオ銃撃の容疑で逮捕される。ロバートはロスに、ジェレミーを始末するよう指示した。

映画『バリスティック』のあらすじ【転】

シーバーはジェレミーが乗っている護送車を襲撃した。ジェレミーはバイクで逃げていったシーバーの後を追った。シーバーはジェレミーを殺すことなく、ヴィンがロバートといることを教えた。そして、住所を書いたメモを残して立ち去った。

ジェレミーはメモの場所に行き、ヴィンと再会を果たす。ヴィンもまたジェレミーのことを死んだと思っていた。2人ともロバートの策略に嵌り、騙されていたのだ。ロバートはヴィンのことを愛しているが、ヴィンが愛しているのはジェレミーだけだった。マイケルはジェレミーの子供で、彼を守るためにロバートと結婚したのだ。

ジェレミーとヴィンは一緒に逃げることにした。そんな彼らの前に、シーバーが現れる。ジェレミーはマイケルの居場所を聞き出そうとするが、DIAの者が迫ってきていた。シーバーはマイケルを守っていることを話し、ジェレミー達を車に乗せて逃げた。シーバーは2人をアジトに連れていった。ヴィンはマイケルを抱き締めて再会を喜び、ジェレミーと引き会わせた。しかし、ジェレミーは父であることは明かさなかった。

映画『バリスティック』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジェレミーとシーバーは大量の武器をアジトから持ち出し、DIAを迎え撃つ準備を行った。駆けつけたDIAの中には、ロバートの姿もあった。ロスはこれ以上騒動を起こすとDIAが世間から要らぬ詮索を受けると忠告するが、息子を奪われヴィンに逃げられたロバートは怒っており耳を貸すことはなかった。

シーバーとジェレミー、そしてDIAの間で激しい戦いが繰り広げられた。そんな中、ジェレミーはロバートと相対した。ロバートはクラークという名前で、ジェレミーのかつての同僚捜査官だった。ジェレミーは失望を露わにし、用意していた爆弾を使ってロバートを攻撃した。ロバートはその場を逃げ出し、生き残った。

シーバーがロスを倒したところで、ロバートが爆弾を持って現れる。シーバーはその場を逃げ出した。ロバートはヴィンとマイケルを見つけ、「ソフト・キル」を手に入れようとした。だが、マイケルの腕から「ソフト・キル」は無くなっていた。シーバーが抜き出したのだ。ジェレミーはヴィン達を連れてロバートの前から立ち去った。シーバーは「ソフト・キル」を使い、ロバートを始末した。

ジェレミーはシーバーに感謝した。シーバーは家族を大切にという言葉を残し姿を消した。後にはシーバーが折った折り紙が落ちていた。

映画『バリスティック』の感想・評価・レビュー

こんなに酷いアクション映画があるのかと思うほど、アクションシーンが酷かった。なぜか戦いの間に変な間があり、さっさと攻撃すればいいのにと思う場面がいくつもあった。折角ルーシー・リューが出演しているのに、全然彼女の素晴らしさを生かせていなかった。ストーリーもおもしろいとは言い難かった。なぜ国防情報局がこんなマフィアのように悪役に設定されているのか疑問である。こんなのでは国防できないのではないだろうか。(MIHOシネマ編集部)

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