映画『バットマン ダークナイト リターンズ Part2』の概要:ゴッサム・シティを救うために再び立ち上がったバットマン。しかし、アメリカ合衆国は彼の自警的活動を快く思わず、彼に引退を促す。再三の要求にも従わないバットマンに対し、業を煮やした合衆国はスーパーマンをゴッサムに派遣する。
映画『バットマン ダークナイト リターンズ Part2』の作品情報
上映時間:76分
ジャンル:SF、アクション、ファンタジー
監督:ジェイ・オリヴァ
キャスト:ピーター・ウェラー、アリエル・ウィンター、デヴィッド・セルビー、マイケル・エマーソン etc
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映画『バットマン ダークナイト リターンズ Part2』の登場人物(キャスト)
- ブルース・ウェイン / バットマン(ピーター・ウェラー)
- バットマンを引退して十年になるが、腐敗し続けていく街と、再び騒乱を起こしたハービーを見て、立ち上がる。
- ジョーカー(マイケル・エマーソン)
- 逮捕されて以来、精神病院に入院している。バットマンが消えたせいで意気消沈し、その顔からは笑みが消えてしまった。
- キャリー・ケリー / ロビン(アリエル・ウィンター)
- バットマンに救われたことを機に、新しいロビンとして彼の相棒になった少女。
- ゴードン(デヴィッド・セルビー)
- 引退を間近に控えたゴッサム・シティの市警本部長。バットマンの正体がブルースであると知っている。
- クラーク・ケント / スーパーマン(マーク・ヴァレー)
- ヒーロー禁止法が施行されて以来、政府の指示に従うことを条件に活躍するアメリカの象徴。
映画『バットマン ダークナイト リターンズ Part2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『バットマン ダークナイト リターンズ Part2』のあらすじ【起】
ジョーカーは悲観に暮れた振りを装い、担当医からトーク番組の出演の約束を取り付ける。病院を出る手はずを整えたジョーカーは、部下を面会に呼び出し、計画の指示をする。
ジョーカーの右腕を自称するブルーノ一味に襲われる酒屋。老婆に変装して待ち伏せしていたバットマンは彼女を追い詰め、トーク番組に出るというジョーカーの魂胆を問い質す。そこに政府の使者としてスーパーマンが現れる。相入れない二人。バットマンは自警活動を続け、スーパーマンはバットマンに警告を残し、政府の要請を受けてソ連軍の戦闘機の破壊に向かう。
ジョーカーを連れてトーク番組に出演した精神科医。彼はカメラの前で、ジョーカーを奇行に駆り立てたのはバットマンだと非難する。エレン市警本部長はジョーカーを倒しに現れるであろうバットマンを迎え討つため、部下をテレビ局に配備した。戦闘を始めるバットマンと警官。治安を守るべき者同士が争っている間に、ジョーカーはスタジオで毒ガスをばら撒き、観客を殺害してしまった。
映画『バットマン ダークナイト リターンズ Part2』のあらすじ【承】
自由になったジョーカーは、コンパニオンのマネジメントを営むセリーナを操り、彼女の顧客である議員を殺す。バットマンはセリーナからジョーカーの手口を聞き出すと共に彼女の店にあった遺留物から、次の標的が移動遊園地であることを割り出す。遊園地で毒入りの綿飴を配っていたジョーカーは、バットマンがやって来ると、観客を人質に遊園地中を逃げ回る。大勢を殺して回るジョーカーに怒ったバットマンは、ジョーカーを捕らえるが殺してしまう。負傷から少しの間気を失っていたバットマンは、その間に警察に包囲されてしまう。ロビンに助けられ、窮地を脱したバットマン。しかし、ジョーカーを殺したことが明るみに出て世間の風当たりは一層強くなった。
スーパーマンの活躍によりソ連軍を撃退したアメリカ。しかし、ソ連軍が逆転を狙って核攻撃をしかけてきた。スーパーマンが動き、核攻撃の直撃は避けられたものの、核爆発による電磁パルスで合衆国中が停電し、都市機能を失う。犯罪者が市民を襲い、市民も暴徒化していく。合衆国の治安は完全に崩壊してしまったかに見えた。しかし、ゴッサム・シティだけは違った。ミュータント団を引き連れたバットマンが市民に団結を訴え、引退したゴードンも市民の指揮に立ち上がる。
映画『バットマン ダークナイト リターンズ Part2』のあらすじ【転】
厳戒命令でも秩序を保てなかった政府。法を無視した自警団の手で治安を回復したゴッサム・シティに面目を潰されてしまった大統領は、スーパーマンにバットマンの処遇について相談する。
ブルースを訪ねてきたオリバー。スーパーマンに左腕を切断されて以来、沈黙を守り続けることで生き延びた彼は、ブルースに目立ちすぎだと忠告する。そして、今回の件で避けられなくなってしまっただろうスーパーマンとの戦いに手を貸すと約束した。
死を覚悟しながら、対スーパーマン装備に身を包んだバットマンは遂にスーパーマンと対峙する。ハイテク装備でスーパーマンと戦うバットマンだが、有効打を与えられず追い詰められていく。しかし、それもバットマンの作戦の内だった。バットマンに気を取られているスーパーマンの背後から、オリバーがクリプトンナイト製の矢を射る。力を奪われ喘ぐスーパーマンにバットマンは「お前を殺せる男がいたことを忘れるな」と言う。勝利を掴んだ直後、これまで無理をし続けた身体が悲鳴を挙げ、バットマンは倒れてしまう。
映画『バットマン ダークナイト リターンズ Part2』の結末・ラスト(ネタバレ)
ブルースの死の報道と共に、彼がバットマンだったことが明るみに出る。困惑するゴッサム・シティ。様々な憶測が飛び交う。しかし、バットマンにまつわる多くのことは謎のままとなった。彼自身が死に執事がウェイン邸を燃やしてしまったからだ。葬儀には、かつての仲間たちが集まった。セリーナにゴードン、そしてクラーク。ブルースの死の責任はクラークにあると責めるセリーナ。彼女を制止しながら、ゴードンはクラークに「友人だったのか?」と尋ねる。クラークは「解からない」と返した。墓の前で故人を偲ぶクラーク。祈りを済ませ帰ろうとしたとき、耳馴染みのある鼓動に気づく。それがブルースのものであると解ったクラークだが、彼は誰にも何も言わず、その場を後にした。
公には死んだことになったブルースは地下に潜んでいた。そこで彼はオリバーと共に、後継者を育てる準備を始めていた。治安維持のために立ち上がった若者を見下ろすブルースとオリバー。いつも、理想の死に方を探していた。そう言ってブルースはオリバーにほくそ笑む。
映画『バットマン ダークナイト リターンズ Part2』の感想・評価・レビュー
DCの二大ヒーローが対決した映画版バッドマンVSスーパーマンと同様に、本作品でもその対決が観られる、アニメ版の続編。冒頭から中盤にかけては、前回バッドマンの存在を再び認識し、活動を開始したジョーカーとバッドマンの闘いを描いている。怒りから思わずジョーカーを殺めてしまう事で市民からの風当たりが一層強くなるバッドマンに対して、ついにスーパーマンが対峙するといった展開である。どちらも自らの正義感を元にした行動である為、善悪の切り分けは出来ない所がもどかしい。映画版では、このままジャスティスリーグに繋がっていくといったところだろう。ラストシーンのバッドマンらしさが出ている演出はなんとも胸を熱くさせるものである。(男性 30代)
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