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映画『バットマン フォーエヴァー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バットマン フォーエヴァー』の概要:リドラーとトゥーフェイス。精神が歪んでしまった二人が、ゴッサム・シティを混乱に陥れる。バットマンは相棒のロビンを連れ、街の平和を取り戻すため二人に立ち向かう。

映画『バットマン フォーエヴァー』の作品情報

バットマン フォーエヴァー

製作年:1995年
上映時間:119分
ジャンル:SF、アクション、ファンタジー
監督:ジョエル・シューマカー
キャスト:ヴァル・キルマー、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、クリス・オドネル etc

映画『バットマン フォーエヴァー』の登場人物(キャスト)

ブルース・ウェイン / バットマン(ヴァル・キルマー)
ゴッサム・シティで暮らす御曹司。夜はバットマンに変装し、悪と戦っている。
リチャード・ジョン・ディック・グレイソン / ロビン(クリス・オドネル)
サーカス団の一員。家族をトゥーフェイスに殺され、彼を恨む。一人になってしまったところをブルースに拾われ、ウェイン邸で暮らし始める。
ハービー・デント / トゥーフェイス(トミー・リー・ジョーンズ)
元検事。担当していた事件の判決中、被告のマフィアに硫酸をかけられ、半身に火傷を負う。助けてくれなかったバットマンを恨んでいる。
エドワード・ニグマ / リドラー(ジム・キャリー)
ウェイン産業の電子部門の社員。自身の発明が認められず、ブルースを憎む。
アルフレッド・ペニーワース(マイケル・ガフ)
ウェイン家の執事。
チェイス・メリディアン(ニコール・キッドマン)
精神科医。ブルースと恋に落ちる。
ジェームズ・ゴードン(パット・ヒングル)
ゴッサム・シティの市警総督

映画『バットマン フォーエヴァー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バットマン フォーエヴァー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バットマン フォーエヴァー』のあらすじ【起】

装備を整えてバットモービルに乗り込むバットマン。銀行の一室でトゥーフェイスが警備員に、世の中の不条理は全て運によって引き起こされたものだと説く。コインの一投こそが正義。警官の未来をコインで占おうとするトゥーフェイス。運に救われた警備員は、バットマンを誘き出す餌にされてしまう。ゴードンから犯人の情報を聞き出したバットマンは、トゥーフェイスが立て籠もる銀行に踏み込む。部下を蹴散らし、逃げるトゥーフェイスを追うバットマンは、途中で捕らわれていた警備員を見つける。助け出そうとすると、バットマンは警備員諸共金庫に閉じ込められてしまった。トゥーフェイスの乗るヘリコプターが金庫を牽引し、飛び立つ。金庫の中に硫酸が流し込まれる。鍵を開けて脱出したバットマン。しかし、トゥーフェイスを逃してしまう。

ウェイン産業は、業績好調な電子部門に利益分配制を、導入することになった。査察のため、研究所に訪れたブルースに対し、それを千載一遇のチャンスとみた従業員のエドワードは、自分のアイデアを売り込む。エドワードが説明する最中、ブルースは窓の外にバットシグナルが浮かんでいるのを見つけ、早々に研究所を後にする。エドワードはブルースの無理解に怒り、いつか実力を彼に見せてやると意気込む。

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映画『バットマン フォーエヴァー』のあらすじ【承】

発明に没頭するあまり、精神に異常をきたし始めたエドワードは、遂に自分の邪魔ばかりをする部長を殺してしまう。エドワードは部長の死を自殺にみせかけ、警察はそれを信じるが、ブルースは疑っていた。監視カメラの映像を確認してから自分の部屋に戻ったブルースは、机の上になぞなぞが書かれた紙を見つける。

職場のデスク、それから自宅の庭に残されたなぞなぞの手紙を手に、ブルースは精神科医のチェイスを訪ねる。彼女に惚れたブルースは、サーカスを観に行く約束を交わす。

グレイソン一家の演目に沸く、サーカス会場。そこにトゥーフェイスが現れ、会場を占拠してしまう。会場に仕掛けた爆弾を起爆されたくなかったら、バットマンの正体を話せと観客を脅す。ブルースは名乗り出るが、彼の声は観客の混乱にかき消されてしまう。ブルースはトゥーフェイスの部下を倒しながら爆弾を探す。グレイソン一家も観客を守るために動き出す。しかし、トゥーフェイスの銃撃が一家を襲う。グレイソン一家は息子のリチャードを残して死んでしまった。独りになってしまったリチャード。ブルースはリチャードの境遇に自分を重ね、彼を自分の屋敷に招き入れることにした。

映画『バットマン フォーエヴァー』のあらすじ【転】

トゥーフェイスとカーチェイスを繰り広げ、勝利を収めるバットマン。アジトに逃げ帰ったトゥーフェイスは、バットマンへの憎悪を募らせる。そこに全身を緑の衣装で包んだ男が現れる。リドラーと名乗るその男はエドワードだった。打倒バットマンのために協力すると申し出るリドラー。トゥーフェイスはコインで占い彼と手を組む道を選ぶ。

トゥーフェイスと共に強盗を繰り返し、資金を集めたリドラーは、ブルースに無視された脳波装置を量産する。彼の事業は盛況で脳波装置は多くの家庭に広まった。普及させた脳波装置を介して人々からエネルギーを吸い上げる。

ウェイン邸でバットマンの正体を突き止めたリチャードは、バットモービルを乗り回し、バットマンを誘き出すと「あんたが名乗れば、家族は死ななかった」と責める。トゥーフェイスへの復讐に協力して欲しいとバットマンに頼むリチャード。しかし、バットマンはそれを拒む。

エドワードのパーティに呼ばれたブルースは、そこで彼に自分の記憶を読み取られてしまう。会場に乱入するトゥーフェイス。ブルースはコスチュームに着替え、トゥーフェイスとリドラー二人を相手に戦うが窮地に陥る。そんな彼を助けたのは、ロビンのコスチュームに身を包んだリチャードだった。

映画『バットマン フォーエヴァー』の結末・ラスト(ネタバレ)

リチャードを煽ったアルフレッドを責めるブルース。しかし、アルフレッドはリチャードには復讐心を制御する師が必要だとブルースに説く。

ブルースから読み取った記憶を解析するトゥーフェイスとリドラー。バットマンの正体は彼だと気づく。早速、リドラーとトゥーフェイスはウェイン邸を襲撃する。ウェイン邸とバットケイブを破壊したリドラーたちは、居合わせたチェイス博士を浚っていってしまう。

リドラーの残したなぞなぞから彼の正体がエドワードだと気づいたブルースは、新たなコスチュームを着込んだロビンを連れて敵の本拠地に向かう。

リドラーたちの本拠地を目前に、敵の迎撃装置に乗機を破壊されてしまったバットマンたち。どうにか敵が根城にしている島に泳ぎ着いた彼らだが、二人は分断されてしまう。基地の中を進むバットマンと、基地の外でトゥーフェイスと戦うロビン。トゥーフェイスを崖の縁に追い詰めたロビンはバットマンの言葉を思い出し、彼を助けてやる。しかし、トゥーフェイスは自分を助けたロビンに銃を向けた。

バットマンが辿り着いた先には脳波エネルギーを蓄えた大きな機器があり、リドラーもそこにいた。やってきたバットマンに対し、リドラーはチェイスとトゥーフェイスが捕らえたロビンの姿を見せる。そして、どちらか一方を救えるとしたら誰を選ぶと問いかけた。ブルースの恋人、バットマンの相棒。バットマンはどちらも選ばず、別の問いをリドラーにぶつける。リドラーが問題に夢中になっている隙に、バットマンは脳波エネルギーを溜めこんだ機械を破壊し、チェイスとロビンを解放した。エネルギーが逆流し廃人と化すリドラー。後から現れたトゥーフェイスも倒し、バットマンたちは無事、帰還する。

復讐心から解き放たれ、新しい夢を持ったと言うブルースは、チェイスと口づけを交わした。

映画『バットマン フォーエヴァー』の感想・評価・レビュー

1990年代に公開されたバッドマン作品の一つであり、リドラーとトゥーフェイスという悪役と対峙する内容となっている。トゥーフェイスはコインの表裏で、相手の生死を占うようなキャラクターなのだが、リドラーと共謀していくうちに、少し設定がぶれていくのが残念な印象。後半では、コイントスも行わないようになってしまった。復讐を主な題材として組み立てられており、自分の大切な人を失った人間の変貌や、復讐心のままに行動する事がどのような結果を招いてしまうのかなど、バッドマンらしいと問いかけを含んだ作品に仕上がっている。(男性 30代)

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次作 バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲
前作 バットマン リターンズ

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