誰もが知る、日本が誇るミステリー作品、『怪人二十面相』。今作は過去とも未来とも分からぬ舞台で、明智小五郎の助手、小林少年とその仲間が出会う、とある不思議な事件を描いている。
映画『BD 明智探偵事務所』の作品情報
- タイトル
- BD~明智探偵事務所~
- 原題
- なし
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2018年10月12日(金)
- 上映時間
- 87分
- ジャンル
- アクション
コメディ - 監督
- 名倉良祐
- 脚本
- 赤松義正
- 製作
- 木俣誠
上野境介 - 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 小澤廉
寺坂頼我
飯山裕太
奥山ピーウィー
あつし
IGU
しだっくす
中島拓斗 - 製作国
- 日本
- 配給
- キャンター
映画『BD 明智探偵事務所』の作品概要
主人公の小林芳雄を演じるのは、今年メジャーデビューしたばかりの男性アイドル、『B2takes!』の小澤廉。さらには井上一郎役にはあのBOYS ANE MENの弟分、『祭nine.』のリーダー、寺坂頼我、ヒロインの花咲マユミにはモデルとしてあらゆる紙面を飾る前田希美が起用されており、主要人物の殆どがアイドル、大人気モデルなどで固められている。まさに、今を代表する若者が一堂に会しているのである。アイドルや流行に敏感な若者にとってはたまらない一本。彼らを知らない人も、この映画をキッカケにファンになってしまうかもしれない。
映画『BD 明智探偵事務所』の予告動画
映画『BD 明智探偵事務所』の登場人物(キャスト)
- 小林芳雄(小澤廉)
- 明智小五郎の助手。怪人二十面相の事件で事務所を留守にしがちな明智に代わり、事務所を守る。
- 井上一郎(寺坂頼我)
- 小林少年とタッグを組むことの多い青年。やや危なっかしい、鉄砲玉のような男。
- 花咲マユミ(前田希美)
- 井上と同じく、なにかと明智探偵事務所に居座るどこか不思議な女性。
映画『BD 明智探偵事務所』のあらすじ(ネタバレなし)
神出鬼没、変装の達人である大泥棒、怪人二十面相。そんな怪人二十面相を幾度となく追い詰め、今も尚、彼と激しい戦いを繰り広げ続けている探偵がいた。その名も明智小五郎。明智は自分の探偵事務所である明智探偵事務所を構えていたが、彼は怪人二十面相を追うために事務所を留守にしがち。そんな留守を任されていたのが、明智の助手である小林芳雄、通称小林少年だった。そして、明智を慕う井上一郎と何故か事務所に居座っている花咲マユミを含めた3人は、その日も事務所の留守を預かっていた。そんな中、一人の依頼人が現れる。行方不明になった娘を探して欲しい、という母親からの依頼である。小林少年は、明智が不在であるため依頼を断ろうとするが、母親の想いに動かされ依頼をうけることとするが…?
映画『BD 明智探偵事務所』の感想・評価
今を代表するアイドル達の共演
本作の主人公である小林芳雄役を演じているのは、2018年にメジャーデビューを果たしたばかりのアイドルグループ、『B2takes!』のメンバーである小澤廉。デビューしたばかりにも関わらず既に映画の主演を務めるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの大人気アイドルである。また、小林少年の愛憎的な存在である井上一郎を演じているのもこれまたアイドル。第58回日本レコード大賞で新人賞を受賞したこともある、『BOYS AND MEN』の弟分、『祭nine.』のリーダーを務めている寺坂頼我が担当している。頭角を現しつつある、異なる大人気グループに所属するアイドルが共演を果たすというかなり珍しく、かつ豪華な作品。アイドルが好きな人にとっては見落とせない作品となっている。
色褪せることのないテーマ、怪人二十面相と少年探偵団
江戸川乱歩が1936年に初めて発表した、日本が誇る、日本を代表するミステリーシリーズ。魅力的なキャラクター達、ミステリー作品でありながら子供にも親しみやすいストーリー展開から、長年幅広い世代から愛され続けている名作。名作であるが故に、これまで数多くの関連作品が制作されてきた。今作も、新しい関連作の一つとして誕生した。主な登場人物は、小林芳雄、井上一郎、花咲マユミといった、原作では「少年探偵団」と称されているメンバー達。そんな少年探偵団が巻き起こす、ドタバタな冒険劇に息を飲み、思わず笑ってしまうなど、その世界観に引き込まれること間違いなし。まだ原作のシリーズを読んだことがないという人も、これをキッカケにえどかわらの世界に足を踏み入れてみては。
あらゆる楽しみ方ができる万能映画
映画には、例えばコメディ映画のように笑ってストレスを吹き飛ばす、サスペンス映画のように非日常を楽しむ、など様々な楽しみ方がある。そういった点において、本作は一作であらゆる楽しみ方ができるまさに贅沢な作品といえる。まず、出演陣のほとんどがアイドルということで、推しメンを愛でるための、目にも優しいアイドル映画としての楽しみ方がある。次に、本作はそもそもが日本を代表する明智小五郎シリーズの派生映画であるため、サスペンス映画としての楽しみ方もある。また、全体を通してテンポのよい映画であるため、コメディ映画としても楽しめるだろう。まさに一石二鳥の作品。折角ならお腹いっぱい楽しみたいという人には是非オススメな作品。
映画『BD 明智探偵事務所』の公開前に見ておきたい映画
K-20 怪人二十面相・伝
最新作である『BD~明智探偵事務所~』同様、数多くの関連作品が制作されている江戸川乱歩による『明智小五郎』シリーズ。今作もその関連作の一つであり、2008年に制作された邦画である。原作の設定からは時代など大きく変更点を加えている部分もあるものの、登場人物は明智小五郎に加え、最新作、『BD~明智探偵事務所~』の主人公である小林芳雄、その他にも怪人二十面相こと遠藤平吉などいつものメンバーも勢ぞろいしている。舞台は第二次世界大戦が回避された日本。戦争の脅威から免れた日本であったが、その代わりに酷い格差社会に陥っていた。そんな中、富裕層ばかりを狙った犯罪が世間を騒がしていた。その犯人の名前は、怪人二十面相…。
詳細 K-20 怪人二十面相・伝
幕が上がる
最新作である『BD~明智探偵事務所~』は、出演者の殆どがアイドルやモデルなど、今をときめく若手芸能人ばかりで固められた作品である。同様に、本作もメインの出演者は全員アイドル。一般人だけでなく、多くの芸能人がファンを公言している、『ももいろクローバーZ』のメンバー達である。しかし、アイドル映画と侮ってはいけない。本作はなんと、日本アカデミー賞で話題賞俳優部門、TSUTAYA映画ファン賞、報知映画賞など様々な賞を獲得している、話題性だけではなく内容も伴った作品なのである。これを見れば、アイドルしか出演していないから、と最新作の視聴をためらう人もいなくなるはず。普段とは違う才能を発揮する若手出演陣達の活躍から目が離せない。
詳細 幕が上がる
がらくた
最新作、『BD~明智探偵事務所~』で監督を務めた名倉良祐が2016年に監督を務めた作品。14歳の思春期真っ盛りの少年、隼人は、大都会東京から香川県の田舎へと母親と共に引っ越すことになる。しかし、引っ越し早々、隼人は自身の母親と見知らぬ男が仲睦まじく話している様子を目にしてしまう。母親が元々奔放な人ということもあり、いたたまれなくなりその場を立ち去った隼人。そんな中、隼人はどこか不思議な雰囲気を醸し出す、瑞輝という少年と出会うのだった。思春期の少年少女達が、その敏感で繊細な時期で思い悩み壁にぶつかり、そして、成長する様子を見事に描き切った映画。まだ若手の製作陣が集い、その情熱をぶつけた意欲作。若い才能が光る一作である。
詳細 がらくた
映画『BD 明智探偵事務所』の評判・口コミ・レビュー
試写会も行けず、初日舞台挨拶も行けず、やっとやっとやっと「BD〜明智探偵事務所〜」観に行けた!本当にちゃんとB2takes!総出演だった!!映画はもちろんなんだけど、映画館で彼らの歌う主題歌が流れた瞬間が、1番うれしかった気がする〜 しかも映画観てから聴くと、歌詞が!また!!良い!!!!
— しぐれ (@d___sg) 2018年10月13日
的場華鈴ちゃん出演『BD明智探偵事務所』公開初日&舞台挨拶観に行ってすごく良かった。男性アイドル映画だしアウェイなの知ってたけど、いつも全力な(ゆえにお茶目な)かりんちゃんの姿を見れたし、もどかしくかりんちゃんの登場を待つことが物語とも重なってって、あの感情高ぶるシーンには泣くよね…
— 井戸隆明 (@ido777) 2018年10月12日
BD明智探偵事務所ミステリー要素が強く楽しめた。キャストをよく知らなくてもお話に入っていける。舞台挨拶はかりんちゃん唯一の女の子だったけど堂々としていて頼もしかった
— Jun (@junyg336) 2018年10月12日
とてつもなくBD明智探偵事務所が良かった!!とにかくいい話で泣きそうでした😭
頼我が普段と全然違うんだけどめちゃくちゃかっこよくて好きで溢れた💕💕💕💕俺様頼我ヤバい😍😘
小澤廉くんも気になる!!この映画は見ないと損!!!DVD発売とかしたら絶対に買う😤#BD明智探偵事務所 #寺坂頼我 #小澤廉 pic.twitter.com/bXMyLYwfLZ— らいとも🌹 (@rai_tomo1226) 2018年10月12日
映画『BD 明智探偵事務所』のまとめ
現代においても色褪せない人気を誇る、江戸川乱歩による『明智小五郎』シリーズ、『怪人二十面相』シリーズ。そんな大人気作の派生作品が、2018年に新たに誕生した。これだけ長期間に渡って人気を誇るだけあり、設定の面白さはピカイチ。また、キャスト陣を見て分かるように、本作は見渡す限りアイドルばかり。ストーリーが面白いことは勿論、見ていて楽しい、目にも嬉しい作品となっている。2018年、あらゆる意味で話題となりそうな要注目作。
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