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映画『ベイルート』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ベイルート』の概要:内戦で混迷するレバノンを舞台に、米国人の元外交官が武装集団に誘拐された旧友のために人質解放交渉に臨むアクションスリラー。内戦に関わる諸勢力の思惑が複雑に交錯する中、元外交官は困難な救出を迫られる。

映画『ベイルート』の作品情報

ベイルート

製作年:2018年
上映時間:109分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ブラッド・アンダーソン
キャスト:ジョン・ハム、ロザムンド・パイク、ディーン・ノリス、マーク・ペルグリノ etc

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映画『ベイルート』の登場人物(キャスト)

メイソン・スカイルズ(ジョン・ハム)
中東文化を専門とし、国務省で働き中東各地に駐在してきた。ベイルート駐在中に起きたテロ事件で妻を失い、帰国後に酒に溺れた生活を送るようになる。
サンディ・クラウダー(ロザモンド・パイク)
在レバノン米国大使館で文化担当官代理をしている。メイソンの監視役として同行する。カルが最も信頼している相手でもある。
カル・ライリー(マーク・ペルグリノ)
メイソンの親友で、カルが銃を発砲したためにメイソンの妻が巻き添えで亡くなってしまう。そのことに罪悪感を覚えている。
カリーム(イデェル・チェンダー)
パレスチナ難民キャンプ出身の孤児。成績優秀でメイソンは後見人になろうとする。しかし、実は国際的なテロ事件に関わっている兄のラフィードがいるのを秘密にしていた。

映画『ベイルート』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ベイルート』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ベイルート』のあらすじ【起】

1972年のベイルートでメイソンは議員らを招いてホームパーティーを開く。メイソンはカリームの後見人になる準備をしているところだった。しかし、パーティーに遅れて現れたカルがカリームにはラフィードという名の兄がおり、ミュンヘンオリンピックでのイスラエル人選手殺害テロに関与していたと説明する。メイソンはカリームから話を聞こうとするが、そこにラフィード率いる武装集団が乗り込んで来てカリームを連れ去ってしまう。更にカルが銃で応戦したためにメイソンの妻が巻き添えで死んでしまう。

10年後、メイソンは酒に溺れた生活を送り、労働争議の交渉役を仕事としていた。バーで飲んでいたメイソンは突然CIAにつながりがある男に声を掛けられ、ベイルートのアメリカ大学で講演するように頼まれる。そして航空券やパスポートを渡される。異常事態と察したメイソンは飛行機に乗り込む。ベイルートでは、サンディが諜報員らにメイソンについてブリーフィングを行っていた。ベイルートに降り立ったメイソンは大学関係者の案内でホテルにチェックインする。

映画『ベイルート』のあらすじ【承】

ホテルのバーで飲んでいたメイソンの元にサンディが声を掛けてくる。そしてメイソンは大使主催の演奏会に連れて来られる。そこで諜報員らからカルが武装集団に誘拐され、人質交渉役にメイソンを指名してきたとの説明を受ける。メイソンはカルとは10年近く口をきいていなかった。メイソンはボロボロに破壊された自分の旧家を見学し、PLOの商業大臣とポーカーに興じる。酔い潰れながら、妻の棺を輸送するときに申し訳なさそうにしていたカルのことを思い出す。

メイソンはアメリカ大学の関係者に連れられて市内に行き、サンディと合流する。武装集団から連絡があったため、落ち合うことになったのだ。メイソンは諜報員らと共に覆面姿の武装集団と交渉を始める。武装集団は誘拐の証拠としてカルの財布を示す。そして一人が覆面を外して話し始める。それはカリームだった。メイソンは要求が何かを問いかけ、カリームはラフィードとの人質交換を求める。カリームはイスラエルがラフィードの身柄を拘束しているはずだと説明する。

映画『ベイルート』のあらすじ【転】

メイソンは諜報員と共にイスラエルに飛んで、交渉に向かう。しかし、イスラエル側はラフィードが犯したテロ事件を説明し、仮に拘束していても解放しないと話す。諜報員は途中でメイソンを外してイスラエル側と協議する。そしてイスラエルはラフィードを拘束しているかどうか確認するとだけ譲歩し、交換条件としてシリアの衛星写真の提供を求めてくる。ベイルートに戻ったメイソンは再びカリームから接触され、カルと会って無事を確認するまでは取引に応じられないと迫る。

イスラエル側はラフィードを拘束していないと返答してくる。メイソンがアメリカ大学で講演を行っている最中に大きな爆発が起こる。そして何者かに薬局に向かうように指示される。メイソンは薬局で待ち受けていた者に覆面を被らされて隠れ家に連れて行かれる。そこにはカルが拘束されていた。カルは諜報員ではなくサンディを信用するようにと暗号でメイソンに伝える。カリームは7時間後にラフィードを連れて来るように要求してくる。

映画『ベイルート』の結末・ラスト(ネタバレ)

メイソンはカルのアパートでサンディと遭遇する。そして、カルの言葉からPLOがラフィードを捕らえているはずだとの考えを伝える。PLOがイスラエルとの停戦を維持するためにラフィードが暴走しないように抑え込んだという見立てだ。サンディは大使館の金庫から取引に使うために400万ドルを盗む。そしてPLOの商業大臣のとこに向かう。サンディは愛人を人質にしてラフィードの居場所を話すように迫り、メイソンがお金をちらつかせて取引を持ちかける。

メイソンはPLOの使者に賄賂を払ってラフィードを確保する。メイソンとサンディはカリームとの待ち合わせ場所に向かい、人質交換を始める。カルは無事にサンディが乗る車に合流するが、ラフィードは途中でメイソンを撃とうとしてくる。しかし、周囲に潜んでいた狙撃手がラフィードを撃ち殺し、メイソンは慌ててその場を去る。狙撃手はラフィードを敵視するイスラエルによるものだった。カルとメイソンは男同士の絆を確認し、握手を交わす。そしてメイソンはサンディに送られて報告のために大使館に向かう。

映画『ベイルート』の感想・評価・レビュー

メイソン、カル、カリームの3人の関係性が秀逸で、どうなっていくのかと引き込まれた。しかし冒頭の場面以降はキャラクターの掘り下げが足らず、設定を活かしきれていなかった。テロリストとして成長したカリームと再会したメイソンの反応も淡々とし過ぎている。カリームがどのような道を辿ったのか、カルが罪の意識を抱えながらどう生きてきたのかといった3者の視点を盛り込んでいれば重厚なドラマに仕上がっていたと思う。(MIHOシネマ編集部)

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