映画『ビバリーヒルズ・チワワ』の概要:ディズニーが手掛けた、犬たちのアドベンチャー物語。声優にはドリュー・バリモアらが名を連ねる。誘拐されてしまったセレブ犬のクロエが、仲間との冒険を通して強くなっていく様を描く。
映画『ビバリーヒルズ・チワワ』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー、アドベンチャー
監督:ラージャ・ゴスネル
キャスト:ドリュー・バリモア、ジョージ・ロペス、アンディ・ガルシア、プラシド・ドミンゴ etc
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映画『ビバリーヒルズ・チワワ』の登場人物(キャスト)
- クロエ(ドリュー・バリモア)
- 化粧品会社のオーナーであるビブに飼われている白いチワワ。セレブ生活を送っているがゆえに世間知らずなところがある。野良犬に絡まれても動じずに言い返せる強気な性格。
- パピ(ジョージ・ロペス)
- もとは野良犬。施設にいたところをサムに助けられた。クロエに想いを寄せていて、クロエを探すために奔走する。
- デルガド(アンディ・ガルシア)
- はじめはクロエのことをよそ者扱いしていたが、助けになってくれる。ジャーマンシェパード。ドッグファイトで強さを誇っていたが、ディアブロとの闘いではボコボコにされたらしい。実はもと警察犬で、ディアブロの攻撃が原因で嗅覚を失った。
- ディアブロ(エドワード・ジェームズ・オルモス)
- 悪名高いドッグファイトの強者。バスケスに命じられ、クロエとデルガドをどこまでも追いかける。
- マヌエル(チーチ・マリン)
- ずる賢いねずみ。クロエのネックレスに目をつけ盗んでしまうが、最後にはデルガドに協力する。
- チコ(ポール・ロドリゲス)
- マヌエルの相棒であるイグアナ。とぼけているところがあり、おもにマヌエルの補助役。
- ビブ(ジェイミー・リー・カーティス)
- クロエの飼い主で、化粧品会社のオーナー。クロエのことを溺愛している。
- レイチェル(パイパー・ペラーボ)
- ビブの姪。クロエとは折り合いが悪かったが、自分のせいで行方不明になってしまったクロエを必死に探す。
- サム(マノロ・カルドナ)
- パピの飼い主で、腕のよい造園家。クロエ探しを協力するうちに、レイチェルとの仲を深めていく。
- バスケス(ホセ・マリア・ヤスピク)
- ドッグファイトの元締め。クロエの身代金を狙い、飼い犬のデルガドに追わせる。
映画『ビバリーヒルズ・チワワ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ビバリーヒルズ・チワワ』のあらすじ【起】
数々のセレブが住まうビバリーヒルズでは、飼い犬たちも人間顔負けの豪華な暮らしをしている。化粧品会社のオーナー・ビブを飼い主に持つ白いチワワ犬のクロエは、ダイヤモンドのネックレスを首輪としてつけ、ブランドものの服を着て、セレブ生活を満喫していた。
ビブの家には、腕利きの造園家・サムが庭の手入れをしに来ている。クロエに想いを寄せているサムの飼い犬パピは、声をかけたりプレゼントを贈ったりするが、いつもつれない態度をとられてしまう。
ある日、ビブの姪であるレイチェルが訪ねてくる。クロエとは折り合いが悪く、レイチェルの命令を聞かないクロエと、それに対し悪態をつくレイチェル、といういつものやりとりが繰り広げられる。
ビブはヨーロッパへの出張が突然決まったところだった。ハウスキーパーたちにはちょうど休みを与えてしまっているし、クロエのシッターは子どもを産んだばかりで稼働できない。休みならいいが仕事なので連れていくのはかわいそう、ペットホテルであっても他人にあずけるなんて無理…と選択肢が減っていくなか、ビブはレイチェルに世話を任せることにする。
映画『ビバリーヒルズ・チワワ』のあらすじ【承】
友人からメキシコ旅行に誘われたレイチェルは、クロエも連れて出発する。到着後、クロエを置いてクラブへ遊びにいくレイチェルたち。クロエもホテルを抜け出して追いかけるが、レイチェルを見つけたところで何者かにさらわれてしまう。
クロエが連れてこられたのは、犯罪者たちが犬を盗んで開催しているドッグファイトの会場だった。檻に入れられたクロエは、元警察犬でジャーマンシェパードのデルガドたちと出会う。洋服や靴、そしてダイヤのネックレスまでつけているクロエを、彼らはよそ者扱いしてからかう。
「悪魔」と呼ばれ恐れられるディアブロの対戦相手として闘技場へ連れ出されてしまったクロエは、絶体絶命のところをデルガドに助けられる。クロエとデルガドは、他の犬たちとともに闘技場から逃げ出した。
ディアブロの飼い主でもある犯罪者集団のボス・バスケスは、闘技場でクロエのネックレスを見て、金持ちの飼い犬だと確信していた。身代金を目当てに、クロエを必ず捕まえるよう部下たちに命じる。
街に出たクロエは、去っていこうとするデルガドを呼び止め、ビバリーヒルズに戻りたいのだと伝えた。デルガドはしぶしぶクロエと同行することを決める。ネックレスの裏に書いてある名前を読んでもらうために常連のホテルに行くものの、闘技場から逃げている間にボロボロの姿になっていたクロエは追い出されてしまう。外で待っていたデルガドは、ホテルのレストランでちやほやされていたチワワをクロエだと勘違いし、裏切られたと思ってその場を去っていった。
一方、クロエがいなくなっていることに気がついたレイチェルは、途中で合流したサムとパピとともに、刑事の協力を得てクロエの写真入りの貼り紙を作り、必死の捜索を続けていた。また、バスケスはディアブロにGPSをつけ、クロエたちを追わせていた。
デルガドを探し歩いたが見つけられなかったクロエは、ベンチ下のダンボールで一晩を過ごした。ディアブロに見つかってしまい、危機的状況に陥ったクロエを救ったのは、またしてもデルガドだった。ホテルで起きた誤解も解け、デルガドは警察犬の訓練場に向かった。かつての同僚トマスに協力を要請し、ネックレスを巡査に見てもらうことになる。
待たせていたクロエのもとに戻るも、クロエはねずみのマヌエルとその相棒であるイグアナのチコに騙され、ネックレスを渡してしまっていた。
首輪のない犬の密入国を手配しているコヨーテの力を借り、クロエとデルガドは列車で国境を目指すことにした。途中、車掌の見回りが入ることになり、デルガドはおとりとなって列車内を走り抜け、連結部から飛び降りた。すると、クロエも続いて飛び降りてくる。乗っていればよかったのにと言うデルガドに、あなたは最高の友達だと伝えるクロエ。2人が降り立ったのは、人の気配がまったくない、どこまでも広がる砂漠であった。
いつものようにスーパーに忍び込んで商品を食べていたマヌエルたちは、店員に見つかり、逃げる際にクロエから騙し取ったネックレスを落としてしまう。店員が警察に届け出たことで、ネックレスはレイチェルたちの手に渡る。
北に向かう列車で騒ぎを起こした犬がいるという情報を刑事から得たレイチェルとサムは、線路沿いを車で行くことにした。まだネックレスを諦めていないマヌエルたちも、盗み返すために一行を追う。
砂漠を歩きまわるクロエとデルガド。同じところに巡ってきてしまったとクロエは匂いで気がつくが、デルガドには伝わらない。彼は嗅覚を失っていて、そのために警察犬からも追い出されていたのだとクロエは知る。そして、その原因となったのがディアブロだった。
クーガーたちに襲われそうになったクロエとディアブロは、モンテスマン率いるチワワの大群に助けられる。モンテスマンに連れられチワワが生まれた場所、その名もチワワに辿りつき、その夜はクロエとデルガドを歓迎する宴が催された。チワワたちは、日頃クロエのようなペット犬が受けている待遇を指して、「ノーマス(もうごめんだ)」とモンテスマンに従って吠え、チワワの尊厳を訴えるのであった。クロエも倣って吠えてみるが、まるで迫力のない、甲高い声しか出なかった。
その頃、ディアブロはクロエたちの匂いを追って、線路上を北へ進んでいた。ディアブロのGPS情報を追って、バスケスたちも車で続いているのだった。
映画『ビバリーヒルズ・チワワ』のあらすじ【転】
翌朝、ここにいても良いとモンテスマンはクロエに言うが、待っている犬がいるから、とクロエは断る。デルガドとともに最寄りの警察署まで歩いていき、レイチェルが手配していた貼り紙のおかげで無事保護される。
クロエが見つかったとの連絡が入り、喜びのあまり思わずレイチェルはサムに抱きつくも、すぐに恥ずかしくなって離れる。刑事と合流し、クロエのもとへ向かった。警察署に到着したが、ひもに繋がれたデルガドがいるのみでクロエの姿はない。
クロエは警察官によって散歩に連れ出されていた。場所を突き止めたディアブロはクロエをさらい、バスケスのもとへ連れていく。車に入れろと命令を受けた部下がトランクを開けると、忍び込んでいたパピがその瞬間に飛び出し、鼻に噛みついた。部下が倒れこんだ隙にパピとクロエは遺跡に逃げるが,すぐに行き止まりになってしまう。しかし、クロエが後ずさりしたところが落とし穴になっていて、クロエは地下の遺跡へ落ちていく。
繋がれていたひもを力ずくで引きちぎり、クロエを探し回っていたデルガドは、ネックレスを持って逃げようとしていたマヌエルたちを見つける。マヌエルはネックレスを差し出し、匂いを使ってクロエを追いかけるように言うが、デルガドは無理だとはねつける。それでも引き下がらず、マヌエルがネックレスをデルガドの鼻先へ近づけると、デルガドは徐々に色々な匂いを感じはじめるのだった。ネックレスをくわえて走りだすデルガド。目的のネックレスは手に入れられなかったが、マヌエルは満足そうだった。
デルガドはレイチェルたちのもとへ戻り、クロエが落ちていった遺跡まで案内する。そこでは、バスケスとディアブロたちがすでにクロエを探しはじめていて、パピは檻に入れられていた。
甲高い吠え声でデルガドがバスケスの部下をおびき寄せると、刑事たちがすかさず捕らえる。応答がなくなった部下との連絡にバスケスが必死になっているうちに、クロエはパピを逃がそうとするが、ちょうど檻が開いたところで気付かれてしまう。ディアブロに追い詰められるパピを見て、クロエは「ノーマス」と唱え、吠えはじめる。ひっくりかえるような声から、だんだんと力強くなっていき、ついには誰をも驚かせる吠え声を出すのだった。
ディアブロに飛びかかるデルガド。クロエも加勢するが、振り払われてしまう。デルガドが再びディアブロを押さえつけ、決着をつけようとしたところで、クロエを呼ぶパピの声に振り向く。ディアブロに振り払われた際に岩に叩きつけられていて、クロエは動かなくなっていた。目を離した隙に、ディアブロは逃げていた。
動かないクロエに泣きながら愛を伝えるパピと、それを見つめるデルガド。実は途中で目を覚ましていたクロエだが、パピの告白を聞き続けたくて寝ているふりをしていた。それに気づき、パピは照れ隠しに怒ったが、すぐに嬉し泣きを始めた。レイチェルも走り寄ってきて、クロエと再会を喜び合った。
映画『ビバリーヒルズ・チワワ』の結末・ラスト(ネタバレ)
バスケスは刑事たちに連行されていった。それを見送り、クロエたちのもとを去ろうとするデルガド。クロエはビブの家の番犬にならないかと声をかけるが、デルガドは断って歩きはじめる。
その後ろ姿を見ていたレイチェルは、デルガドを警察犬に推薦する。
刑事がデルガドを呼び止め、車から警察犬の首輪を取り出して、戻らないか?と誘う。するとデルガドは嬉しそうに一声吠え、刑事のもとへ駆け寄っていった。
ビブより先に家に戻るため、レイチェル、クロエ、サム、パピの4人は車に乗り込む。クロエとデルガドは、お互いに感謝の気持ちを伝え合って別れた。
ビブの屋敷に着き、レイチェルはクロエをお風呂に入れるために急いで中に入った。サムとパピも続こうとしたところに、ビブの車も到着してしまう。サムはなんとか引きとめようとするが、ビブは家に入りクロエとレイチェルの名を呼ぶ。どちらも出てこず、不審な表情を浮かべたところで、ものすごい速さでクロエのドライヤーまで終えたレイチェルが降りてきた。
お風呂で綺麗になって、いままで通りのおしゃれな服を着たクロエも降りてくる。クロエを抱き上げ鼻をうずめた瞬間、いつもはしない匂いを感じ取ったビブは眉をしかめ、レイチェルとサムの表情がこわばる。しかし、ビブは都会的で土の香りもして素敵だとご満悦で、事なきを得た2人も笑顔になった。
ビブの家の庭を元気に走り回るクロエとパピ。レイチェルとサムはデートの約束を交わしていた。クロエもパピに自分の想いを伝え、パピの顔を舐め回す。パピは感激と幸せのあまり、涙ぐむのだった。
映画『ビバリーヒルズ・チワワ』の感想・評価・レビュー
セレブゆえに、世間知らずな面を持つクロエが時に的はずれな言動をしつつも、決して弱音を吐かずに飼い主のもとへ戻るために冒険を続け、だんだんと強くなっていく姿に勇気をもらった。つらい過去を持っているデルガドも最後には居場所を見つけ、パピやレイチェルたちの恋も実る。登場人物全員が幸せになる結末に、愛しい気持ちでいっぱいになる映画だと思った。(MIHOシネマ編集部)
ビバリーヒルズ育ちのチワワ”クロエ”がひょんなことからメキシコへ。トラブルの連続に見舞われるチワワ。お上品で気高いチワワ。可愛いのは勿論、笑える場面も盛りだくさんです。心境の変化も伝わってくるので、内面が成長していることが良く分かります。なのでついつい応援して観てしまいます。ディズニー映画らしい分かりやすい物語で、皆が幸せになる幕引きなので、老若男女誰でも楽しめる作品だと思います。(男性 20代)
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