映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ライク・サムワン・イン・ラブ」のネタバレあらすじ結末と感想

ライク・サムワン・イン・ラブの概要:巨匠アッバス・キアロスタミによる、日仏共作の映画。奥野匡や高梨臨などの日本人俳優を起用しており、撮影も日本で行われた。大学教授をしていたタカシと大学生の明子、そしてそこに介入してくる明子の恋人・ノリアキの関係を描く。

ライク・サムワン・イン・ラブの作品情報

ライク・サムワン・イン・ラブ

製作年:2012年
上映時間:109分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:アッバス・キアロスタミ
キャスト:奥野匡、高梨臨、加瀬亮、でんでん etc

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ライク・サムワン・イン・ラブの登場人物(キャスト)

渡辺タカシ(奥野匡)
社会学の大学教授をしていた老人。現在も翻訳や執筆活動を続けている。デートクラブで働く明子を指名した。ノリアキに殴られ、怪我をした明子を自宅で匿う。
鈴木明子(高梨臨)
デートクラブで働く女子大生。社会学を専攻している。恋人であるノリアキの束縛の強さや、短気なところに耐えかねている。優しく、自分を守ろうとしてくれるタカシを頼るようになる。
樋口ノリアキ(加瀬亮)
明子の恋人。短気で、頭に来ると手を出すこともある。明子に関してはとくに神経質で、どこで何をしているのかを常に気にする。自動車整備工場を経営していて、仕事の腕は良い。
明子の祖母(窪田かね子)
東京に来ていて、明子に会いたがっている。明子の携帯にこまめに連絡を入れ、留守電を残すが明子とは連絡をとれず、会うことも叶わなかった。
ヒロシ(でんでん)
明子の雇い主。タカシの教え子で、タカシのことを尊敬している。
なぎさ(森レイ子)
明子の親友で、共にデートクラブで働く。ピンク色の髪で派手な見た目をしている。ノリアキのことは頭がおかしいと思っていて、明子がノリアキをごまかすのにも協力してくれる。

ライク・サムワン・イン・ラブのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

ライク・サムワン・イン・ラブのあらすじ【起】

大学生の明子は、親友のなぎさと共にデートクラブでバイトしている。恋人のノリアキには内緒にしていて、その夜も、疑うノリアキを電話口でごまかすのに苦労していた。朝には、東京に向かっているから会いたい、という留守電がおばあちゃんから入っていて、その後も数回来ていた連絡に一度も返せていなかった。おばあちゃんは今日中に帰ってしまうため、明子は会いにいけそうもないことを気にしている。さらに、明日には授業のテストも控えていて、散々な気分になっていた。

雇い主のヒロシから、尊敬しているある人に会ってほしいと頼まれた明子。今日は無理だと断っていたが、結局はその人のもとへ向かうことになった。

タクシーの中で、おばあちゃんが入れた5件の留守電を明子は聞いていた。
耐えきれず運転手に駅のロータリーに寄ってほしいと頼み、2周してもらっておばあちゃんを探すが、その姿は見つからないのだった。

タクシーの運転手は行き先の住所をヒロシから託されていたが、なかなか見つけられず、記載の電話番号にかけても誰も出なかった。後部座席の明子はいつしか眠っていた。
近くの焼鳥屋に入り運転手が店員に尋ね、明子はようやく依頼人である渡辺タカシの家にたどり着いた。

ライク・サムワン・イン・ラブのあらすじ【承】

タカシの家にはいたるところに本棚があり、それぞれに書物がたくさん入っていた。
明子は、タカシと「教鵡」という油絵について話したり、自分に似ていると言って部屋にあるタカシの娘や妻の写真を手に取り、誰なのかを尋ねたりしていた。しかし、一度トイレに立つと寝室へ直行し、食事もワインも用意してあるというタカシに構わず、眠りについた。

翌朝、タカシは明子を大学に送り届けた。すんなりたどり着いたことに驚く明子に、昔この大学で先生をしていたのだと告げるタカシ。終わったらどこかへ行こうと誘うが、明子は答えずに車を降りてしまう。しかしすぐに戻ってきて、昨晩は尋ねなかったタカシの名前を聞くと、ふたたび大学へと向かっていった。

すぐにノリアキが近づいてきて、明子に昨晩は何をしていたのかと詰め寄る。テストに行かなければならない明子は、憤るノリアキをなんとか振り払った。

明子が降りてきた車に乗っているタカシを見て、ノリアキはライターを借りに近づいてくる。たばこを吸いながらしばらくタカシを見物し、吸い終わると車に乗せるように言ってきた。どうやらノリアキはタカシのことを明子の祖父だと思っているようで、タカシも話を合わせた。仕事を尋ねると、ノリアキは自動車整備工場をやっていると答えた。明子とは結婚するつもりだと言うが、結婚はあきらめたほうがよいとタカシは勧めた。

テストを終えた明子が戻ってくる。助手席にノリアキがいて驚くが、後部座席に乗る。明子とタカシは本屋に行くことを決め、ノリアキも途中まで乗り合わせることになった。

道中、ノリアキが朝のことを謝るが、明子は何も答えない。信号待ちで訪れた気まずい沈黙の中で、ノリアキはタカシの車のドライブベルトが鳴っていることに気がついた。車を止めて見てもらうと、いつ切れてもおかしくない状態らしく、ノリアキの工場へ行くことになる。

修理を待っている間、ノリアキと親しそうに言葉を交わす客の車がタカシたちの隣に止まる。その客は、タカシが警察学校で社会学を教えていたときの教え子だった。
修理が終わり、ノリアキに昼食へ誘われたタカシは、また今度と断る。
連絡先を聞かれるが携帯を持っていないため、代わりにノリアキ名刺を受け取った。
ノリアキは後部座席の明子にも声をかけ、話があるから本屋のあとにごはんを食べようと言う。乗り気ではない表情だが、明子はうなずいた。

ライク・サムワン・イン・ラブのあらすじ【転】

自動車整備工場を出発すると、明子が助手席に移ってくる。明子は、タカシが明子の祖父ではないということがノリアキにばれてしまうのを心配している。タカシは大丈夫、なるようになると明子を励ます。おどけて「ケ・セラ・セラ」を歌うと、明子はようやく笑顔になった。

明子と別れたタカシは、信号待ちの間に居眠りをしつつも、自宅に帰り着く。編集者から、タカシが執筆した本の誤植に関する電話がかかってきた。該当箇所を読み上げてもらっている最中に電話が切れてしまい、直後にかかってきた電話をとると、泣いている明子からだった。急いで靴を履き、編集者が再度かけてきているであろう電話の着信音も無視して、タカシは車で明子のもとへ向かった。

明子を拾い、タカシは再び自宅へ戻ってきた。ノリアキに殴られ、明子は口の端から血を流していた。ひとりにしてほしいと言う明子を残し、タカシは薬を買いにいった。

薬を手に家へと戻り、タカシは明子のために牛乳を温める。そして、大丈夫だと言い張る明子に消毒薬をつけるよう説得していた。

ライク・サムワン・イン・ラブの結末・ラスト(ネタバレ)

突然インターホンが鳴り、タカシがモニターをつけると、そこにはノリアキが映っていた。すぐにドアに鍵をかけるタカシ。何も答えないでいると、ノリアキは開けろ、と怒鳴りはじめた。タカシが明子の祖父ということが嘘だとわかり、激怒しているようだった。ノリアキの怒声はエスカレートしていき、何かを蹴る音も聞こえはじめる。牛乳が温まったことを知らせるレンジの音が、定期的に鳴っている。ノリアキはついにドアの前まで走ってきて、ドア越しに大声で怒鳴り散らす。おびえる明子と、怖がりながらも大丈夫、と明子に言い聞かせるタカシ。ノリアキはしばらく怒鳴ったりドアを蹴ったりを繰り返していたが、ふいに走り去っていった。

すると、外から人の騒ぐ声とガラスの割れる音が聞こえる。ノリアキがタカシの車を破壊しているのだ。タカシがレースカーテンのわずかな隙間から外の様子を伺っていると、そこをめがけて何かが投げ込まれ、窓ガラスが割れた。タカシは床に倒れこんだ。
それを最後に、ノリアキの攻撃は止んだ。部屋にはレンジの音が鳴り響き、物が投げ込まれた衝撃でカーテンはまだ揺れていた。

ライク・サムワン・イン・ラブの感想・評価・レビュー

本作の特徴のひとつは、突然終わるストーリーだと言えるだろう。唐突な終わり方に呆然とするが、その後の3人がどうなったのかについて色々と考えを巡らせてしまう。見た人が、それぞれの余韻に浸ることができる作品だと思う。
また、冒頭の明子がノリアキと電話するシーンなど発話者が画面に映っていないカットや、セリフがなく登場人物が動くのみのカットが多く、それが作品全体に不思議な雰囲気を与えているように感じた。(MIHOシネマ編集部)

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