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映画『ビバリーヒルズ・コップ3』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ビバリーヒルズ・コップ3』の概要:あの名物刑事が帰ってきた、ビバリーヒルズ・コップシリーズの第三作目。今作は大規模遊園地を舞台に、お馴染みのアクセル・フォーリーやビリー・ローズウッドが駆け回る。ユーモア溢れるコメディと激しく繰り広げられるアクションの、ダブルで楽しめる作品となっている。

映画『ビバリーヒルズ・コップ3』の作品情報

ビバリーヒルズ・コップ3

製作年:1994年
上映時間:103分
ジャンル:アクション、コメディ、アドベンチャー
監督:ジョン・ランディス
キャスト:エディ・マーフィ、ジャッジ・ラインホルド、ヘクター・エリゾンド、ジョン・テニー etc

映画『ビバリーヒルズ・コップ3』の登場人物(キャスト)

アクセル・フォーリー(エディ・マーフィ)
デトロイト市の刑事。ボスを撃った犯人を突き止めるため、布にかかれた大規模遊園地であるワンダーワールドへ向かう。ビバリーヒルズに単身で行き、ビリーとフリントと共に行動する。明るくユーモア溢れる性格であるが、度がすぎるところもある。
ビリー・ローズウッド(ジャッジ・ラインホルド)
ロサンゼルスの刑事。アクセルの友人であり相棒。部下のフリントをアクセルに紹介し、共に行動するようになる。物事を大袈裟に捉えるが、臆病な性格をしている。アクセルに似て楽観的な思考を持っている。
ジョン・フリント(ヘクター・エリゾンド)
ロサンゼルスの刑事。ビリーの部下であり、アクセルがワンダーワールドで捜査をすることを知り、友人のエリス・デワルドを紹介する。手のかかるアクセルをお世話し、面倒臭がりな性格をしている。
エリス・デワルド(ティモシー・カーハート)
ワンダーワールドの警備責任者。アクセルのボスを撃ち殺し、ワンダーワールドの敷地内で偽札を作っている。ワンダーワールドの経営者を撃ち、アクセルに罪をなすりつけた。
ジャニス(テレサ・ランドル)
ワンダーワールドで警備員の仕事をしている女性。アクセルの手助けをし、徐々にアクセルに惹かれていく。賢くて仕事ができる。
スティーヴ・フルブライト(スティーヴン・マクハティ)
連邦捜査局に属している。トラックを追いかけていたアクセルに忠告をし、またデワルドの表彰式のときもアクセルに退くことを命令した。デワルドと手を組み全ての行動をよんでいた。

映画『ビバリーヒルズ・コップ3』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ビバリーヒルズ・コップ3』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ビバリーヒルズ・コップ3』のあらすじ【起】

火曜日の午前1時37分、ミシガン州デトロイトでアクセル率いる仲間たちが車を囲んで作戦を確認し合っていた。そのときアクセルのボスが車でやって来て、作戦について意見を述べたがアクセルは大丈夫だと強気に言い張りボスは見守る形になった。

男たちは工場で歌いながらダンスをし、ノリノリで窃盗車の修理を行っていた。そのとき外からクラクションが鳴り、扉を開けると客が荷物を受け取りにきた。お金を要求した男たちに客はワンダーワールドと書かれた布の中から銃を取り出し、男たちを全員射殺した。

アクセルは作戦通り、射殺された男たちがいた工場にやって来た。扉をノックして開けると銃を向けられ撃たれそうになったが、何とか交わして逃げ出した。アクセルの仲間たちは後から車でついてきており、銃を撃たれた反動で車ごと建物にぶつかってしまった。アクセルは車を盾にし反対側に隠れ、相手との銃撃戦が始まった。そこにボスが後から銃撃戦の現場へやって来たが、相手に撃たれてしまった。アクセルはボスを安全な場所に運び込んだが、ボスは息を引き取ってしまった。相手の男たちがトラックで逃げ出してしまったが、アクセルは工場にあった車を使い後を追いながら銃撃戦を行なった。車が壊れて動かなくなってしまったアクセルは同じくトラックを追いかけていたフルブライトに銃を向けられたが、警察だと伝え銃を降ろした。フルブライトは連邦捜査局に属しており、トラックの男がどこで誰に荷物を送るのか捜査しているため余計なことはするなと忠告した。

ボスの葬式中、アクセルは連邦捜査局からの命令に対し異議を唱えていた。葬式に来ていた刑事に何か手掛かりはないかと聞いたところ、ワンダーワールドの布を持っていたことを教えてくれた。ワンダーワールドとは、子供たちが賑わう遊園地の名前だった。アクセルは亡くなったボスの奥さんと話し、亡くなる前の言葉を伝えていた。

アクセルはビバリーヒルズ署へ向かい、ビリーに会いに行った。ビリーが昇格し仕事内容をアクセルに説明していたとき、部下のフリントがやって来た。ビリーはアクセルとフリントを紹介し合わせ、アクセルは担当している事件について話していた。アクセルはボスを射殺した男が関係しているワンダーワールドに向かい、捜査をするためにロスへ来たことも伝えた。フリントはワンダーワールドの警備責任者であるエリス・デワルドを、アクセルに紹介することを約束し仕事へ戻った。

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映画『ビバリーヒルズ・コップ3』のあらすじ【承】

アクセルはワンダーワールドへ向かい、デワルドを訪ねたが約束を受け付けてないと言われてしまった。警備の男に別の場所へ行くよう促されたが、アクセルはお金を払いワンダーワールドに入った。アクセルは警備の男の後を追い、管理事務所の中へ入っていった。そこで女性警備員のジャニスと出会った。管理事務所を歩いていたアクセルの後ろから、スーツ姿の男二人が銃で撃ってきた。アクセルは男を振り切り外へ出て、観覧車に乗った。男二人がアクセルを捕まえるために勝手に観覧車の操作をし、観覧車が派手に揺れ乗客たちは悲鳴を上げていた。乗り物が緊急事態だと伝えを聞いたビリーは、急いでアクセルのいるワンダーワールドへ向かった。その頃ワンダーワールドでは、子供二人が観覧車から落ちそうになっているところをアクセルが発見し、観覧車を飛び越えながら救助へ向かった。車でご飯を食べていたフリントも緊急事態と知り、急いで向かっていた。アクセルは落ちそうになっていた子供二人をなんとか救い出した。

アクセルは警備の男二人に連れられ、警備部長と会った。アクセルは事件の捜査に来たと伝え、自分を銃で撃ってきた男たちは誰だと問いかけたが、警備部長は知らないと言った。ジャニスがビデオテープを持ってきたが、そこにはアクセルが銃を撃っている場面しか写っておらず、相手の男は写っていなかった。そのとき、アクセルは警備部長の部屋に入ってきたデワルドの顔を見て襲いかかった。デワルドはボスを射殺した張本人だったのだ。アクセルは先週ボスを射殺したのはお前だとデワルドに言ったが、デワルドは先週は別荘にいたと伝えた。暴れているアクセルを迎えに来たビリーとフリントは、ワンダーワールドを出た。

アクセル、ビリー、フリントはバーに立ち寄り、デワルドについて話していた。アクセルはデトロイトで見たのはデワルドだと言い張ったが、デワルドは南カリフォルニアの施設警察のボスであり人との繋がりも多数あるとフリントは言い、アクセルの言葉を信用していなかった。またデワルドは今夜、全米警備保障協会から表彰されることをビリーがアクセルに伝えていた。アクセルは表彰式へ行くことを心に決めたが、フリントは入り込みすぎだと注意をした。それでも行くことにしたアクセルに、ビリーは付いて行くことにした。

サンセット・モテルに向かったアクセルは、銃を構えて部屋に侵入した。するとそこには、ワンダーワールドの経営者とジャニスがいた。アクセルは経営者との出会いを喜んでいたが、経営者はワンダーワールドで検討はつかないが何か悪いことが起きていると話しだした。ちょうど二週間前、ワンダーワールドを全て一人で設計した友人が姿を消し、これは非常に重要で生死に関わるというメモを残していた。アクセルは何か変わった様子はなかったかと経営者に聞いたが、特に変わりはなく前日も通常通り仕事をしていたと話した。

映画『ビバリーヒルズ・コップ3』のあらすじ【転】

アクセルとビリーは表彰式が行われる会場へ入った。そこに、アクセルとビリーの昔の友人が声をかけてきた。彼は女性口調で話しており、サバイバルブティックという自分のお店を持っていた。彼は身を守る護身用のライトをアクセルとビリーに渡し、とっておきの商品を紹介していた。その途中で後ろから拍手の音が聞こえたアクセルとビリーは友人と別れ、表彰されているデワルドの姿を見ていた。アクセルはビリーから何もするなと忠告を受けていたが、スピーチを終えたデワルドの元へ向かった。アクセルは壇上でデワルドの功績を称えて会場を盛り上げ、デワルドの肩に手を回した。デワルドはボスが殺された腹いせなのかと、ボソッとアクセルに言った瞬間、アクセルはデワルドを殴り飛ばした。取っ組み合いになり木に隠れていたビリーも参戦し、会場を台無しにしたアクセルとビリーは逮捕されてしまった。

アクセルはフリントに助けを求め、フリントはデワルドのトラックをサンタモニカで発見したことをアクセルに知らせた。アクセルは連邦捜査局に連れてこられ、フルブライトと再会した。フルブライトはデワルドを通常通り仕事をさせる必要があると言い、アクセルにデトロイト行きの航空チケットを渡した。アクセルは必ず飛行機に乗ると約束をしたが、ビリーとフリントと共にトラックが発見されたサンタモニカへ向かった。トラックの中は空っぽだったが、アクセルは砂利にまみれた紙を識別していた。紙の文字から紙幣であることが分かり、また偽札であることも発覚した。

アクセルは着ぐるみの中に入り、正体がバレないようにワンダーワールドに来ていた。アクセルはジャニスの力を借り、職員が通らない通路を教えてもらった。アクセルとジャニスは良い雰囲気になり、アクセルは事件が解決したらご飯に行こうとジャニスを誘った。

アクセルは着ぐるみを脱ぎ、ジャニスから教えてもらった通路を進んでいった。進んだ先は偽札が作られている場所であり、デワルドが様子を見に来ていた。デワルドは鏡越しにアクセルを見つけ、アクセルは後ろからデワルドの部下に殴られてしまう。アクセルはデワルドの部下を倒し外へ逃げ、フルブライトにデワルドが裏で偽札を製造していたことを電話で伝えようとした。そのとき、離れたところからデワルドの部下が銃を撃ってきた。アクセルの様子を見ていたジャニスは助けを求め、アクセルはアトラクションに紛れながら逃げていた。通報が入ったフリントは事態を予想しており、ワンダーランドへと向かっていた。アクセルはデワルドの部下たちに取り囲まれ、子供たちに迷惑がかからないよう銃を空に向けて発泡し逮捕されてしまった。

警察署にいたアクセルはデワルドに尻尾を掴んだと伝えたが、フリントが警察署にやって来たとき、デワルドは銃を発砲し危険な目に遭わせたと怒りを露わにしていた。アクセルがデワルドに殴りかかろうとしたとき、フルブライトがやって来た。アクセルはワンダーワールドの中に偽札を作っている場所を発見したとフルブライトに話したが、デワルドや警備部長はそんなことより発砲した事実について伝えていた。フルブライトは事実を見て判断しないとどうにもならないと考え、偽札が作られているワンダーワールドへ行った。

映画『ビバリーヒルズ・コップ3』の結末・ラスト(ネタバレ)

アクセルは機械で偽札が作られていることを説明したが、警備部長やデワルドはすでに隠蔽を行なっていた。作られていたのは偽札ではなく、ワンダーワールド用の紙幣を作っていることにしていたのだ。アクセルはまんまと罠にはめられてしまい、フルブライトにこっ酷く叱られてしまった。

空港へ向かう際に逃げ出したアクセルはワンダーワールドの経営者と会った。経営者の友人が残したメモと自分が持っている紙幣の感触が一緒だと気付き、車のライトでメモを照らすと紙幣に写っている番号が書かれていた。友人は偽札のサンプルを持っており、誰かに殺されると感じてメモを経営者に残したのだ。アクセルがこれでデワルドと警備部長は逮捕されると嬉しがっていたとき、後ろからデワルドがそんなことにはならないと言い現れた。デワルドはアクセルの目の前で経営者を撃ってしまった。アクセルは経営者を車に乗せ病院へ向かい、すぐさま外へ出てジャニスに電話をかけた。しかし出たのはデワルドであり、ジャニスは銃を向けられ人質にされていた。デワルドはワンダーワールドに一人で来いとアクセルに伝え電話を切った。

アクセルはビリーに電話をし、ワンダーワールドに行くことを伝えた。ワンダーワールドに着いたアクセルはデワルドにメモをよこせと言われたが、車にあると言い車のキーを渡そうとしなかった。アクセルは友人から貰ったサバイバル用の護身ライトを光らせ、その隙を突いてデワルドに銃を向けた。そのときビリーがやって来て相手との殴り合いの末、狭い部屋での銃撃戦となった。ビリーとジャニスは隔離され、火事用の冷却装置に入ってしまった。

その頃フリントは火事現場にいた。自分のポケベルが誰に呼ばれているのか逆探知したところ、ワンダーワールドのコンピューターからであった。フリントに助けを求めていたのは、閉じ込められ冷却され続けているビリーとジャニスであった。そのときフリントは初めてワンダーワールドの経営者が殺されたことを知り、犯人はアクセルではないかと周りが言っているのを聞いていた。

アクセルはワンダーワールドのアトラクションを巧みに使い、敵から逃げていた。ビリーとジャニスは部屋から出ることができ、ビリーはアクセルを追いジャニスは警察に連絡しに行った。警備部長は偽札がアクセルの顔に変わっていたことに苛立っていたとき、何者かに射殺された。フリントがワンダーワールドに着いたときは、既に変わり果てた無残な形になっていた。アクセルはデワルドと戦い撃ち殺すことができた。その直後にフルブライトがやって来てアクセルを撃ち殺そうとした。フルブライトもデワルドの仲間であり、警備部長を殺した本人だった。アクセルはフルブライトを撃ち殺し、後から来たビリー、フリントと共に安堵の息を吐くのだった。

その後、ワンダーワールドでは経営者の復帰祝いが行われており、アクセル、ビリー、フリントが招待されていた。経営者は新しく作られたキャラクターにアクセルの名前を取り”アクセル・フォックス”と名付けられたきつねを紹介していた。

映画『ビバリーヒルズ・コップ3』の感想・評価・レビュー

子供から大人まで愛され続けたワンダーワールドを舞台に、想像できないような殴り合いや銃撃戦が見応えあった。まさかの黒幕の出現や、全てを予想していたアクセルの感の強さなども存分に見られた。ボスを殺した犯人を突き止める執念深さや、正義感の強さとは打って変わり、普段からお茶目でバカっぽいところも憎めないと感じた。ビリーやフリントとの会話の内容も面白く、激しいアクションシーンも目が離せなかった。(MIHOシネマ編集部)


相変わらずのコメディとアクションを織り交ぜた、アクセル刑事大奮闘3作品目。2作目から少し間を置いたせいか、アクセルは年を取っておとなしめになっています。キャストは見なくなった顔もあり、少し寂しく感じます。今回は遊園地で暗躍する組織の成敗です。警備員がいきなり発砲したり、操作盤をいじると壊れる乗り物など、中々めちゃくちゃな遊園地です。全部許されるのがこの作品です。無駄に多機能な銃の紹介も笑ってしまいました。(男性 20代)


2まで出演していた3人組の1人がいなくなっていたのが悲しいです。でも、1では頼りなさが前面に出ていたビリーが本作では昇進して頼もしくなっていたのにはシリーズものにある成長を感じます。
遊園地自体が派手なので、アクションの派手さは目立ちませんがストーリーは前作よりもよく練られていると思います。遊園地で偽札づくりの設定は面白いです。観覧車から子供を助け出すシーンが一番見応えがあります。(女性 30代)


ビバリーヒルズコップ三作目で、ワンダーワールドという舞台がよかった。
その舞台ならではの楽しみ方もあったけど、タガート不在はやはり寂しいし、ローズウッドのクレイジーさを可笑しくする態度全面で少しシラけるような気もした。

それでも、最後のアクセルの疲れ切った顔は少し笑ってしまえるほど愛らしい。とにかく80年代の刑事アクションシリーズで三作目最後まで親しみ易い作品なのでオススメだ。お疲れ様と三人に言いたい。(女性 20代)

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前作 ビバリーヒルズ・コップ2

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