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映画『ビアンカの大冒険』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ビアンカの大冒険』の概要:ネズミの世界の救助救援協会に所属しているビアンカとバーナードがタッグを組み、助けを求めているペニーという人間の少女を救うために大冒険へ繰り出す。ウォルト・ディズニー・プロダクション創立50周年記念作品。

映画『ビアンカの大冒険』の作品情報

ビアンカの大冒険

製作年:1977年
上映時間:76分
ジャンル:アドベンチャー、アニメ
監督:ウォルフガング・ライザーマン、ジョン・ランズベリー、アート・スティーヴンス
キャスト:ボブ・ニューハート、ジェラルディン・ペイジ、ジム・ジョーダン、ミシェル・ステイシー etc

映画『ビアンカの大冒険』の登場人物(キャスト)

ビアンカ(エヴァ・ガボール / 小原乃梨子)
救助救援協会に所属する美しく勇敢なメスネズミ。ペニーの救助に真っ先に立候補する。
バーナード(ボブ・ニューハート / 安原義人)
救助救援協会で下働きをしている冴えないオスネズミ。ビアンカに指名され、一緒にペニーの救助に向かう。
ペニー(ミシェル・ステイシー / 山下真実)
孤児院の少女。いつもテディベアを抱えている。なかなか里親に選ばれず落ち込んでいるところ、メデューサという悪党に誘拐されてしまう。
メデューサ(ジェラルディン・ペイジ / 吉田理保子)
孤児院の近くで質屋を営む派手な格好の女。「悪魔の目」と呼ばれるダイヤを手に入れるため、ペニーを利用する。
スヌープス(ジョー・フリン / 龍田直樹)
メデューサの相棒の太った男。悪魔の沼の船にペニーを監禁している。
オービル(ジム・ジョーダン / 屋良有作)
アホウドリ航空で働く鳥。自分の背中にビアンカとバーナードを乗せて悪魔の沼まで運ぶ。

映画『ビアンカの大冒険』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ビアンカの大冒険』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ビアンカの大冒険』のあらすじ【起】

ある少女が「HELP」と書かれた紙の入ったビンを海に投げ入れた。ビンはニューヨークへ流れつき、マウス・スカウトのネズミたちがそれを見つける。

ニューヨーク国連本部には各国の大使が集まっている。そして、人間の大使たちの鞄から各国のネズミの大使たちが出てくる。バーナードというオスネズミは、ネズミ用の入り口で門番をしている。彼らは、救助救援協会という名の集会を開いている。皆が協会の歌を歌っている中、香水を付けて綺麗な格好をしたビアンカというメスネズミが颯爽と現れる。

マウス・スカウトたちがビンを部屋の中に運び入れ、バーナードがビンの中の紙を取り出した。紙には「ニューヨークの子供の家へ」とあり、「早く助けて」とも書いてあるが、文字が滲んでしまって全て読むことはできなかった。ビアンカはこの手紙の主を助けに行くと真っ先に名乗り出た。女性だけでは危険なため、男性パートナーを選ぶことになる。数ある立候補者の中から、ビアンカは手も挙げていなかったバーナードを選んだ。

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映画『ビアンカの大冒険』のあらすじ【承】

ビアンカたちは子供の家に行き、「ペニーのもの」と書かれた段ボールを見つける。段ボールの中を漁っていると、2匹はルーファスという年老いた猫に見つかってしまう。しかし、ルーファスは優しく、突然いなくなってしまったペニーという少女のことを心配していた。

新しい里親が来る日、他の子が選ばれてしまったと言ってペニーは落ち込んでいた。そんなペニーに、「希望を捨てなければ願いは叶う」とルーファスは声をかけた。ルーファスの言葉に救われたペニーだったが、その日を最後に彼女は姿を消したという。近所の質屋の女・メデューサと相棒の太った男・スヌープスがペニーをドライブに誘ったことをルーファスは知っていたが、ペニーが彼らについて行くとは思えないようである。

ビアンカたちはメデューサの質屋に忍び込み、ペニーの教科書を見つける。すると、スヌープスからの電話が鳴り、派手な格好のメデューサが現れた。メデューサはペニーが逃げたという報告を聞き、悪魔の沼へ車を飛ばした。

映画『ビアンカの大冒険』のあらすじ【転】

ビアンカたちは悪魔の沼へ向かうべく、アホウドリ航空に来た。離着陸が不安定なオービルというアホウドリにバーナードは不安を隠せないが、ビアンカは空の旅を楽しんでいる。

ペニーはスヌープスの船から脱走しようとしている。メデューサはペットの2頭のワニにペニーを探すよう指示し、自分も水上バイクに乗って辺りを捜索する。スヌープスは花火を打ち上げ、暗い沼に明かりを灯す。

花火が尾翼に当たったオービルは落下してしまい、ビアンカたちは森に住むネズミの夫婦に助けられた。

ペニーはワニに見つかり、船へ連れ戻された。ビアンカたちも船に忍び込み、メデューサの話を盗み聞きする。彼女は小さな穴にペニーを入れ、「悪魔の目」と呼ばれるダイヤを探させていた。満潮になるとその穴は海に沈んでしまうが、メデューサは、明日はダイヤを見つけるまでペニーを穴から出さないと言った。

ビアンカたちがペニーの部屋へ行こうとすると、ワニたちがビアンカの香水を嗅ぎ付け、2匹を追いかけ回した。2匹はなんとか逃げ切ったが、バーナードは小さな自分たちには無理だと弱音を吐いた。ビアンカは協会の期待を裏切れないと言い、バーナードを励ました。

映画『ビアンカの大冒険』の結末・ラスト(ネタバレ)

救助を祈っているペニーの元へビアンカたちが現れる。ペニーは喜び、ビアンカたちと逃亡計画を立てる。

次の日、ペニーは大事なテディベアをメデューサに取り上げられ、仕方なく穴へ入った。ペニーのポケットにビアンカたちも入っている。洞窟内で、今までペニーが怖くて近寄れなかったところへバーナードが行ってみると、大きなダイヤがあった。潮が満ち始める中、ペニーはダイヤを持って穴から出してもらった。

メデューサはスヌープスを裏切り、ダイヤを独り占めしようとしていた。そんなメデューサの足元にビアンカたちは紐を張り、彼女を転ばせた。その隙にペニーは水上バイクへ向かい、ワニはビアンカの香水で誘き出してエレベーターに閉じ込めた。森の動物たちの協力で船の中に花火を打ち込み、ペニーたちは水上バイクで逃げることに成功した。

世界最大のダイヤは博物館に置かれ、ペニーは養子縁組が決まった。ペニーは、インタビュアーにネズミが助けてくれたと話し、救助救援協会のメンバーはそのニュースを見ている。そこにSOSの紙が届く。ビアンカとバーナードは、吹雪の中オービルに乗って出発した。

映画『ビアンカの大冒険』の感想・評価・レビュー

女の子の子供ペニーを救い出すため、ネズミのビアンカとバーナードが旅に出るストーリーであり、様々な問題や事件に遭う中、ペニーを誘拐したメデューサや相棒のスヌープスに仕掛けをしていく場面がたくましく、面白かった。助けてくれたアホウドリのオービルや、ペニーの心配をしていた猫のルーファス、森に住むネズミ夫婦などの登場も見所であり、ビアンカとバーナードならではの考えや作戦が見事に成功し、ペニーを解放させることが出来たシーンも感動的であった。(女性 20代)


ウォルト・ディズニーの死去からの数年間暗黒期に制作された、ディズニーが描く、新たな愛すべきネズミの冒険。
救助救援協会の一員として働くビアンカは、ダイヤ収集の手がかりとして誘拐された少女ペニーの救出に向け、清掃員だったバーナードを引き連れ、彼女の救出に向かう。
愛嬌あるキャラクターたちと、ミュージカルシーンこそないが、物語を彩る歌は健在。
非常にオーソドックスなディズニー映画であり、後に続編も制作されるなど、なかなか侮れない一作。(男性 20代)


子供の頃好きだったディズニー作品です。レスキュー隊員の歌を歌い、ビアンカとバーナードの二匹で旅へ。自分より大きな生き物がいる世界を大冒険。本当にワクワクしながら見ていました。少し不気味な雰囲気や、おばさんの顔の怖さ、銃をすんでのところで躱したりと、結構刺激的な演出が多いのも良いです。トンボと落ち葉のモーターボートなど、少年の心をくすぐるアイデアも素晴らしいです。

昔から題名が不思議でした。バーナードも大冒険していますよね。(男性 20代)

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