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映画『ブラック アンド ブルー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ブラック アンド ブルー』の概要:黒人警察官のアリシアはパトロール中に、麻薬課の刑事が売人を射殺する現場を目撃する。その様子はボディカメラで撮影していたため、彼女は口封じに仲間であるはずの警察から追われることになった。

映画『ブラック アンド ブルー』の作品情報

ブラック アンド ブルー

製作年:2019年
上映時間:108分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:デオン・テイラー
キャスト:ナオミ・ハリス、タイリース・ギブソン、フランク・グリロ、マイク・コルター etc

映画『ブラック アンド ブルー』の登場人物(キャスト)

アリシア・ウェスト(ナオミ・ハリス)
元退役軍人で、地元ニューオリンズに戻り警察官となった黒人女性。麻薬課の刑事が売人を殺害する現場をボディカメラで撮影したことで、同僚やギャングから追われる羽目になる。
マイロ・ジャクソン(タイリース・ギブソン)
スーパーマーケットで働くアリシアの友人。怪我をしてスーパーに逃げ込んだアリシアを匿い、逃亡の手助けをする。黒人を犬や獣のように扱う警察に強い不信感を抱いている。
テリー・マローン(フランク・グリロ)
麻薬課の刑事。押収した麻薬を横流して金儲けをしている汚職まみれの刑事。黒人の売人を射殺しているところをアリシアに撮影され、カメラを奪って殺すべく執拗に追跡する。
ダリウス(マイク・コルター)
黒人ギャングのボス。通称D。売人の甥を殺したのはアリシアだと聞かされ、見つけ出して殺そうとする。
ケヴィン(レイド・スコット)
アリシアの先輩であり相棒の警察官。マローンの不正を知っていながら、犯行を見逃している。
ディーコン・ブラウン(ジェームズ・モーゼス・ブラック)
ベテラン黒人警察官で一見真面目そうに見えるが、マローンの不正に加担している汚職刑事のひとり。

映画『ブラック アンド ブルー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ブラック アンド ブルー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ブラック アンド ブルー』のあらすじ【起】

元軍人で、今は故郷のニューオリンズで警察官となったアリシア。人種差別がまだ残る街であり、彼女は非番の日にジョギングをしていただけで、白人警察官から職務質問を受ける。IDによって警察官(ブルー)だと分かるとすぐに解放された。先輩警官のケヴィンとパトロールに出掛けると、黒人からは「白人の犬め!」と白い目で見られてしまう。この街では警察官が、いかに横暴で嫌われているかを痛感するアリシアだった。

アリシアはスーパーに立ち寄り、旧友のマウスと再会する。ケヴィンは当然のように金を払わずに店のコーヒーを持ち帰ろうとしたため、彼女が代わりに代金を払った。その夜、夜勤をケヴィンと交替したアリシアは、ベテラン刑事のブラウンとパトロールに出る。

夜の街でギャングの一味を取り締まった後、ブラウンは何者かから呼び出しを受けた。彼は情報提供者に会うと言って、ひとりで廃倉庫に入って行った。

倉庫から銃声が聞こえたためアリシアが駆けつけると、ブラウンと麻薬課の刑事マローンが黒人の売人を取り囲んでいた。次の瞬間、マローンがその売人を射殺。彼女は驚いて声を出し、マローンの部下に撃たれてしまう。マローンはアリシアがボディカメラで録画していることに気付き、カメラのデータを奪うため彼女を追跡した。

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映画『ブラック アンド ブルー』のあらすじ【承】

アリシアは防弾チョッキを着ていたものの、腹部を負傷していた。マウスがいる開店直前のスーパーに逃げ込み、ケヴィンに迎えに来てほしいと電話する。そこへ、白人警官が訪問。マウスが警報ボタンを押していたため、巡回中の警官が来たのだ。マウスは通報者であるのにも関わらず、警官から犯罪者のように扱われる。あまりにひどい仕打ちに、マウスは思わず悔し涙を流した。

アリシアは傷口に接着剤を塗り応急処置をした後、スーパーを出てケヴィンと合流した。彼女はケヴィンの口ぶりから、麻薬課の汚職を知っていることに気付く。彼の話によると、マローンは押収した麻薬の半分を横流しして金儲けをしていた。それがばれそうになったため、協力者であった売人を殺したのだと言う。

アリシアはケヴィンの車から脱出。マウスのアパートに逃げ込み、しばらく匿ってもらうことにした。マウスはマローンに殺された売人は、ギャングのボス・ダリウスの甥だと知り、やばいことになりそうだと不安な顔をする。

廃倉庫では売人殺害の現場検証が始まり、マローンはギャングの抗争が起きてアリシアが殺したと虚偽の説明をした。そこへダリウスが現れる。彼は甥を殺したのはアリシアだと嘘の説明を受けて逆上し、部下にアリシアの殺害を命じた。

映画『ブラック アンド ブルー』のあらすじ【転】

ダリウスはアリシアの殺害指示をメールで発信し、アリシア本人にも知ることになる。アパートにマローンがやってくるが、アリシアとマウスはどうにか逃げ切った。2人は一旦別々に移動することにした直後、マウスはダリウスに捕まってしまう。アリシアの行方を吐かせるために拷問を受けるマウス。甥を殺したのはアリシアでないと訴えても信じてもらえなかった。

その夜、彼女はボディカメラを廃墟のロッカーに隠し、ダリウスがいる団地へ乗り込んだ。その様子はすぐにダリウスに伝わり、アリシアはダリウスの前へ連行される。彼女はボディカメラに映像が残されていると話し、カメラの場所を教える代わりにマウスを釈放せよと要求する。一方、アリシアが団地に現れたという情報は警察にも伝わり、機動隊が出動することになった。

ダリウスはアリシアのカメラをロッカーから手に入れ、ハッカーのテズにコードの解除をさせた。再生の結果、アリウスの無実が判明。ダリウスは2人を解放した。

映画『ブラック アンド ブルー』の結末・ラスト(ネタバレ)

団地にマローンたちが到着し、アリシアを仕留めようと激しい攻撃を始める。アリシアはカメラを手にしてダリウスの援護を受けながら逃走した。ダリウスはマローンと格闘して撃ち殺される。ブラウンは仲間であるはずの麻薬課の刑事に殺された。

アリシアは簡単に団地を抜け出せそうにないと判断し、マウスがカメラを預かって警察署に届けることになった。彼は人混みに紛れて団地を出た後、警察署に潜入。ボディカメラを専用機にセットして、マローンが売人を殺している映像をアリシアの上司のパソコンにアップロードした。

アリシアとマローンは団地の真ん中で対決となった。彼女は幼馴染みのミッシーの助けもあり優位に立つが、狙撃兵が狙われて再び不利な状況となる。するとその時、上司がアリシアへの狙撃の中止命令を出した。マローンは窮地に追い込まれアリシアを襲おうとしたが、ケヴィンに撃たれて倒れてしまう。

後日、マローンの不祥事は次々と暴かれていった。アリシアは黒人からの信頼を獲得し、住民から笑顔を向けられながらパトロールをするのだった。

映画『ブラック アンド ブルー』の感想・評価・レビュー

人種差別問題と警察官の汚職問題、そこへギャングも絡み合ったアクション・サスペンス。タイトルのブラックは黒人、ブルーは制服の色から警察官を意味している。

警察からもギャングからも追われてサバイバルする姿は、スピード感があってスリル満点。この手の映画に多く見られる「負傷した傷を自分で手当てする」シーンを含め、逃げまくる警官役をナオミ・ハリスは熱演していた。最初から最後まで一気に見せる勢いがあり、ラストもすっきりと終わる内容だった。(MIHOシネマ編集部)

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