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映画『ブラックパンサー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ブラックパンサー』の概要:秘境の国ワカンダで採掘される希少鉱石ヴィブラニウムを守るため、ワカンダの新国王ティ・チャラは「ブラックパンサー」として、ヴィブラニウムの悪用を企む謎の男キルモンガーに立ち向かう。

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映画『ブラックパンサー』の作品情報

ブラックパンサー

製作年:2018年
上映時間:134分
ジャンル:SF、アクション
監督:ライアン・クーグラー
キャスト:チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ etc

映画『ブラックパンサー』の登場人物(キャスト)

ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)
ワカンダの新国王。「ブラックパンサー」として、超人的な身体能力を有する。
エリック・キルモンガー・スティーヴンス(マイケル・B・ジョーダン)
武器商人クロウと結託し、ヴィブラニウムを奪う。ヴィブラニウムを利用して世界を恐怖で支配しようと目論む。その出生には隠された秘密がある。
エヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)
CIA捜査官。捜査の中で武器商人クロウを追っていたところティ・チャラと共にクロウを追うことになる。
エムバク(ウィンストン・デューク)
ワカンダで唯一、王族や他の部族と距離を置いているジャバリ族のリーダー。新国王に即位したティ・チャラに決闘を挑むが敗れる。

映画『ブラックパンサー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ブラックパンサー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ブラックパンサー』のあらすじ【起】

アフリカ奥地にある小国ワカンダ。5つの部族から成り立っており、その5つの部族の頂点に立つ国王は守護神「ブラックパンサー」となってワカンダを守るのである。5つの部族のうち、王に忠誠を誓わなかったジャバリ族だけは他の部族と離れて暮らしている。

ワカンダはヴィブラニウムと呼ばれる強力なパワーを持った希少な鉱石が採掘できる唯一の国である。この鉱石の長年に渡る研究開発により、ワカンダは世界最先端の科学技術を有していたが、鉱石の盗難や悪用を防ぐため国土全域をホログラムによってジャングルに偽装し隠している。また、世界中にスパイを派遣し、動向を探っているので、ワカンダの秘密を知る者は少ない。

そんなワカンダの新国王としてティ・チャラが即位する。ティ・チャラは、新国王が本当に国王にふさわしい人物かを見定める伝統儀式に参加することになる。儀式では新国王がそれぞれの部族から申し出があった挑戦者を決闘で負かさなければいけないのである。4つの部族が決闘を辞退する中、ジャバリ族のエムバクが決闘を申し出る。ティ・チャラは決闘の末、エムバクを降参させ、正式にワカンダの新国王となる。

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映画『ブラックパンサー』のあらすじ【承】

ある日、長年ワカンダから行方を追われている武器商人クロウがエリック・キルモンガーという男と結託しロンドンの大英博物館を襲撃し、展示されていたヴィブラニウムを強奪する。クロウらがヴィブラニウムに関する取引を韓国で行うとの情報を入手したティ・チャラは仲間と共に韓国へと飛ぶ。

韓国でティ・チャラは同じくクロウを追っているCIAのロス捜査官と手を組むことにする。その結果、クロウを捕らえることに成功するが彼の仲間から襲撃され、クロウを逃してしまう。ティ・チャラの仲間を庇って瀕死の重傷を負ったロス捜査官を救うため、ティ・チャラは掟を破りロス捜査官を連れてワカンダに帰国。最高の治療を受けさせる。

一方でティ・チャラから逃れたクロウ一味だったが、キルモンガーの裏切りによりクロウは殺害される。キルモンガーはワカンダへの復讐の足掛かりにするためクロウと手を組んでいたのである。キルモンガーにはその出生に隠された秘密があった。

映画『ブラックパンサー』のあらすじ【転】

キルモンガーの父親であり、前国王の兄弟であったウンジョブは、かつてワカンダからのスパイとしてアメリカに派遣されていた。スパイ活動をする中でウンジョブはアフリカ系の人々が理不尽に虐げられていることを知り、彼らを助けるべく過激派組織に加勢する。その中で武器商人クロウと手を組み、ヴィブラニウムの機密を漏らしたとして前国王によって殺害されたのであった。

キルモンガーはクロウの遺体を手土産にワカンダに上陸。自分が王家の家系であることを主張し、ティ・チャラに王座を賭けた決闘を挑む。キルモンガーは決闘の末、ティ・チャラを谷底に突き落とす。キルモンガーはワカンダの王座を奪い、ヴィブラニウムのパワーを使って世界を恐怖で支配しようと企む。

ティ・チャラの仲間たちと瀕死状態から回復したロス捜査官は、他の部族と隔絶状態にあるジャバリ族に助けを求め、エムバクのもとを訪れる。エムバクは谷底にから瀕死状態で救出されたティ・チャラを仲間たちのもとに返還する。治療を受け復活したティ・チャラは打倒キルモンガーを誓う。

映画『ブラックパンサー』の結末・ラスト(ネタバレ)

ワカンダを支配したキルモンガーはヴィブラニウムの空輸に着手する。キルモンガー側には各部族だけでなく、かつてのティ・チャラの側近や友人たちが仕えていた。そこにティ・チャラが立ち向かう。戦闘はティ・チャラ側が劣勢となり窮地に追い込まれる。そこにエムバク率いるジャバリ族が駆け付け共闘する。ワカンダの平和のために戦うジャバリ族の姿に感化され、他の部族やティ・チャラのかつての仲間たちも戦いに加勢する。ロス捜査官も輸送機を撃ち落とし、ヴィブラニウムの空輸を阻止。最後にはティ・チャラとキルモンガーの一騎打ちとなり、ティ・チャラはキルモンガーを倒す。

平和を取り戻したワカンダ。ティ・チャラはキルモンガーが幼少期に育った土地を買い取り、そこにワカンダのテクノロジーを共有する支援センターを設立。新国王として国連会議に出席したティ・チャラは長年隠匿してきたワカンダの秘密やテクノロジーを世界各国と共有し、世界平和に役立てていく新方針を発表するのであった。

映画『ブラックパンサー』の感想・評価・レビュー

アベンジャーズシリーズの新たなキャラクター「ブラックパンサー」を取り上げた作品。マーベルシリーズでもそこまで目立つ立ち位置では無かったが、本作品でブラックパンサーの魅力を知り、ファンになる人も多いのではないだろうか。舞台となるワカンダは部族×テクノロジーという非常に面白い立ち位置となっており、一見部族といえば、泥臭いイメージを持ちかねないが、非常に高度な文明が垣間見れる所も面白い。本軸のアベンジャーズ作品の中でも、ワカンダのテクノロジーが描かれるシーンがあるが、先にこの作品を知っていた人は思わずニヤっとしてしまうだろう。(男性 30代)


もの凄く海外の批評家に高く評価されているが、私には何が他のヒーロー映画と違うのか謎。つまりアフリカを舞台にした、初の黒人メインのヒーロー大作映画だからだろうか。じゃあ、『ブレイド』でいいんじゃないかと思う。特段、他のヒーロー映画より優れた点も劣った点も見当たらず優等生な印象であるが、アフリカの見方が西洋から見たアフリカに見えて、むしろ自分としては気に入らない。特に主人公の国が実はハイスペックとした点で、やっぱり科学と資本が第一と自供しているように思える。互いの良さを見出す努力が見えない。(男性 30代)


独特の世界観が魅力的な、他にはないヒーロー映画である。ストーリーのテンポもよく2時間があっという間に過ぎた。この世界観にハマる人はとことんハマるだろう。アクションも爽快なため文句のつけようがない。
この映画の最大の魅力は新鮮さである。昨今多くのヒーロー映画が誕生しているが、アフリカンなヒーロー作品は今作が初めてだ。アフリカンの持つ強さや格好よさが溢れている。
評価は分かれるかもしれないが、見て損ということはない。食わず嫌いで見ていないのはもったいない作品である。(男性 20代)


マーベル作品の中でもアフリカがテーマであるから、それに伴う設定や衣装などがエキゾチックでお洒落である。マーベルの世界観や価値観の多様性が素敵だと思える作品だ。社会派でもあるので観た人にヒーローを通して強いメッセージを伝えられるだろう。

そして今は亡きチャドウィック・ボーズマンのカッコ良さは一生忘れない。もちろんアクションは言わずもがな、それ以上に個人が抱える内面の葛藤まで鮮明に描いているところが素晴らしく、遠い作品ながら共感してしまえるのだ。(女性 20代)


チャドウィック・ボーズマンの訃報を受けて何度目かの視聴。やはり彼は名優で、本当に惜しい人を亡くしたと悔やまれる。それだけ、彼は画面で映える主人公足り得る魅力にあふれた人物だったということだ。

良い作品には良い敵役が存在するものだが、今作品でもマイケル・B・ジョーダン演じる「キルモンガー」という素晴らしいキャラクターが存在する。キルモンガーの発言はどれも筋が通っていて全く間違っておらず信念がある。そのため最後のシーンでは和解できなかった切なさを感じさせる。

チャドウィック・ボーズマンを失い、続編がどうなるかが気になる。(男性 30代)

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