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映画『ブラッド・ワーク』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ブラッド・ワーク』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ブラッド・ワーク』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ブラッド・ワーク』の結末までのストーリー
  • 『ブラッド・ワーク』を見た感想・レビュー
  • 『ブラッド・ワーク』を見た人におすすめの映画5選

映画『ブラッド・ワーク』の作品情報

ブラッド・ワーク

製作年:2002年
上映時間:110分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:クリント・イーストウッド、ジェフ・ダニエルズ、ワンダ・デ・ヘスース、ティナ・リフォード etc

映画『ブラッド・ワーク』の登場人物(キャスト)

テリー・マッケイレブ(クリント・イーストウッド)
元FBIのプロファイラー。壮年の男性で、心臓移植を受けたばかり。連続殺人犯コード・キラーを逃がし、引退した過去を持つ。依頼人であるグラシエラに惹かれていく。
バディ(ジェフ・ダニエルズ)
隣の船に住む人物。明るく人が好いが、実はテリーとは因縁の相手コード・キラー。全ての事件の犯人であり、テリーに執着している。
グラシエラ(ワンダ・デ・ヘスース)
テリーに移植された心臓の持ち主だった女性の姉。妹の事件を調査して欲しいとテリーに依頼する。テリーと調査を進めるうちに好意を寄せるようになる。
ジェイン刑事(ティナ・リフォード)
郡警察の女性刑事。テリーが現役だった頃からの知り合いで、調査に協力してくれる。

映画『ブラッド・ワーク』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ブラッド・ワーク』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ブラッド・ワーク』のあらすじ【起】

FBI捜査官のプロファイラーであるテリー・マッケイレブは、自分宛てにメッセージを残し殺人を続ける犯人、通称コード・キラーを追っていた。犯人はメッセージの後に必ず謎の数字を残していく。
事件の報道陣がテリーを囲む中、犯人と思しき男を発見。彼はすぐさま男を追いかけた。しかし、犯人を追い詰めたところで、心臓発作に見舞われたテリー。咄嗟に銃を発砲するも男を逃がしてしまうのだった。

2年後、FBIを退職したテリーは心臓移植に成功し無事に退院。居住地を自分が所持するクルーザーへ移し、予後を穏やかに過ごそうと考えていた。
だが、船へ戻ったテリーの元にグラシエラという女性が訪ねて来る。彼女は妹の事件を調査して欲しいと依頼。彼はそれを断ろうとするも、自分に移植された心臓がグラシエラの妹グローリアのものだったと聞き、彼女の依頼を受けることにするのだった。

翌日、グローリアの事件について、市警察へ情報を聞きに行ったテリー。協力者として捜査に参加することを刑事に話し、どうにか説得。犯行時の防犯カメラの映像を見せてもらった。

事件発生時、ストアーへ息子のキャンディーを買いに行ったグローリアは、犯人によって射殺されている。犯人は発砲後に薬莢を拾い現金を持って去った。去り際に何か呟いているが、音声は入っていない。その後、親切な男が現れ救急車を呼んで消えている。通報時の記録では、男の言葉にはラテン訛りがあったため、不法入国者ではないかと思われていた。

映像を一通り見たテリーは、犯行時間をメモ。ざっと見ただけで、犯人は防犯カメラの位置を知っており、初犯ではないことを見抜いた。恐らくは他にも事件を起こしているはずである。彼は事件簿を見せろと要求したが、警部補の許可が要ると言われたので一旦、帰ることにした。

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映画『ブラッド・ワーク』のあらすじ【承】

犯行現場の位置関係を確かめた後、郡警察のジェイン刑事を訪ねグローリアの事件についての情報提供を求めた。すると、彼女は快く情報を教えてくれる。更に事件簿のコピーもくれるのだった。

犯人は1月にもATMで事件を起こしている。テリーはその時の目撃者に直接、話を聞きその後は犯行現場であるATMへ向かった。
犯人は白人男性でスキーマスクを被り、よくある銃で犯行を行う。その後に薬莢を拾って、現金を強奪し逃走。グローリアの時と犯行手口は同じだった。

隣の船に住むバディと共に容疑者リストにあった男が勤める仕事場へ。テリーはまず、仕事場の上司と対面し、ロシア人の男と会わせてもらう。彼に事件について問い詰めたところ、逆上された上にやり返され逃走を許してしまうのだった。

このせいで、ジェイン刑事からは大目玉を食らってしまうテリー。この一件にて、事件の資料を返却しろと言われてしまうが、帰り際に彼女から重要なことを教えてもらう。犯行時に犯人が呟いた言葉が判明したのだ。犯人は犯行後、ハッピーバレンタインと呟いていたらしい。

テリーが帰宅後、グラシエラが甥っ子を連れて来訪。甥っ子は人見知りをしないとても良い子だった。テリーは依頼人に調査の進行具合を話して聞かせる。警察は被害者が偶然、襲われたとの線で捜査しているが、行き詰っている。そこで、テリーは見方を変え、被害者同士に繋がりあったと過程し調査しようと考えていた。それを聞いたグラシエラは、妹の遺留品に愛用していたイヤリングがなかったと話す。彼は船に戻って犯行時の映像を見直し、犯人がグローリアからイヤリングを盗むところを発見するのだった。

映画『ブラッド・ワーク』のあらすじ【転】

翌日、バディと一緒に砂漠方面へ車を走らせ、ATM事件の被害者の自宅を訪ねる。そして、在宅中の妻から話を聞いた。遺留品に無くなった物はなかったが、車にあったサングラスが無くなっていると言う。テリーの脳裏には1人の男が過っていた。

事件があったATMを見に行った折、体格の良い白人男性と遭遇したことがある。男はグローリアのイヤリングをして、サングラスをしていた。恐らくは被害者から奪ったものだろう。テリーはその足で郡警察へ向かったが、ジェイン刑事は不在。彼女と連絡を取ると、逃走していたロシア人が殺害されたと言う。テリーも急いで現場へ向かった。

調査により、ロシア人の遺体からイヤリングとサングラスが発見される。恐らく犯人がロシア人に罪を被せて殺害したのだろう。市警察は死んだロシア人を犯人だと断定したが、テリーは犯人と思しき人物と会っている。ロシア人は犯人ではないと知っていた。

その後、船に戻るとグラシエラがグローリアの日課リストを持って来てくれる。彼女から妹の話を更に聞くと、隔月で献血へ行っていたと言う。そういえば、ATMの被害者の車にも献血のチラシが落ちていた。テリーは被害者の共通点が血液であることを察する。

バディに子供を預け、グラシエラと共に臓器提供センターへ向かう。グローリアの血液型はテリーと同じで珍しい血液型だ。調べればすぐに分かるだろう。病院へ到着したテリーだったが、医者からはきつく叱られ血液検査をされる。体温は無理をしたせいで38度を超えていた。その代わり、献血者リストの調査を依頼。すると、被害者2人が同じ血液型で、しかもドナー登録をしていたことが判明するのだった。

特殊な血液型であるが故に、その臓器には需要がある。犯人は頭部ばかりを狙って銃撃していた。臓器提供をさせるために違いない。
テリーはジェイン刑事を呼び出し、グローリアの映像を検証。時間から見て、殺害する前に救急車を呼んでいる。銃撃後に再び戻って死なないように包帯をしたのだ。その前に殺害した時は救急車が場所を間違えたため、臓器提供時間を過ぎたせいで間に合わなかったのだ。

映画『ブラッド・ワーク』の結末・ラスト(ネタバレ)

グラシエラと別れ、ジェイン刑事と店から出たテリーは、以前も見た怪しい車が近くに路駐しているのを発見する。彼はおもむろにショットガンを手に取り、怪しい車へ銃口を向けた。すると、車は猛スピードで逃走。銃を発砲しつつ後を追ったテリーだったが、車の逃走を止めることはできなかった。

その足で目撃者の会社へ向かったが、彼は出社していないと言う。次にATMの被害者宅を訪ね窓から室内を覗くと、裸足の足が床に転がっていた。テリーとジェイン刑事は家へ突入し、被害者の妻の遺体を発見するのだった。

疲れ果て帰って来ると、グラシエラと甥っ子がまだいるとバディから教えられる。彼に礼を言って帰宅したテリー。幼い甥っ子が2年前の事件の記事を見て、謎の数字に1がないと言う。だから、これはノーワンだと言うのだった。
グラシエラとその甥っ子を船に泊めることにしたテリーだったが、夜中に何者かの足音を耳にして撃退する。だが、相手は市警察の刑事達で、テリーを呼びに来ただけだった。

翌朝、市警察と共に現場へ。そこは2年前にテリーが発作で倒れた場所で、目撃者の男が頭部に銃弾を浴びて倒れていた。更に遺体の上には因縁のコード・キラーからのメッセージ。そこには、ハッピーバレンタインと書かれているのだった。

そのメッセージで、全ての事件がコード・キラーの仕業だと察してしまったテリー。
恐らくコード・キラーは、テリーとの追いかけっこを楽しんでいたのだ。だが、テリーが心臓の発作で引退してしまったため、彼はテリーに心臓を提供しようとATMにて男を殺害した。しかし、手違いが起きて救急車が間に合わなかったので、次の犯行に及ぶ。前回の失敗を踏まえ、殺害前に救急車を呼びグローリアを脳死状態にした。そして、彼女の心臓をテリーに提供。心臓はコード・キラーからのバレンタインデーの贈り物だった。

船へ戻ったテリーは、バディにやるつもりで書いた小切手の宛名を目にしてはっとする。彼はバディの船へ向かい、銃口を向けた。宛名の苗字がノーワンという文字で構成されていたからだ。バディがコード・キラーだったのである。テリーは逃亡しようとしたバディを銃撃し、グラシエラとその甥っ子の所在を問うた。

バディは飽くまでもテリーに執着し、彼を苦しめることを楽しんでいる。そのためにグラシエラと子供を誘拐していた。
案内されたのは座礁した船。その船底の一室に2人は閉じ込められていた。鍵を受け取る際、バディが逃走してしまったが、一先ずは2人を無事に救出。その後、テリーは奴と対決するため、グラシエラ達を先に船へと戻したが、その船にバディが乗り込んでいる。テリーはグラシエラと協力して因縁の相手バディを倒したのであった。

映画『ブラッド・ワーク』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

引退した刑事が因縁の相手である犯人を捜査し、突き止めるという内容。非常によくできたストーリー展開で、さすがクリント・イーストウッド作品と言ったところ。監督を務めつつも主役を演じているので、深みが増している。謎を解明していく中で主人公の心臓移植用に心臓を提供するなど、犯人の異様な執着度合いが判明し、違う意味でも恐怖を覚える。ヒロインとその子供が人質に取られるなど追い詰められる中で老齢の主人公が奮闘する姿はかっこいいと思うと同時に応援したくなる。(女性 40代)


心臓移植を受けた元FBI捜査官マカレブが、提供者である女性の殺害事件に向き合う姿に強く惹き込まれた。犯人が自分に“刺激を与えるために殺人を犯した”という最悪の動機が明らかになる瞬間は背筋が凍る。特に、信頼していた隣人バディが実は犯人という展開は衝撃的で、彼が移植を待っていたマカレブを利用して事件をコントロールしていた事実は許しがたい。終盤のボートハウスでの対決は緊張感があり、弱った体で立ち向かうマカレブの姿に胸が熱くなった。イーストウッドらしい静かな余韻の残るサスペンスだった。(20代 男性)


捜査官としてのプライドを捨てきれないマカレブが、心臓移植後の衰えた身体と戦いながら事件を追う姿が切なくも魅力的だった。バディが犯人と判明するまで、彼の温かな人物像がミスリードとして完璧に機能しており、真相が分かった瞬間の落差が本当に上手い。犯行動機も“自分が追ってきた名捜査官を苦しめたい”という歪んだ執着で、恐怖よりも怒りがこみ上げる。ラストで少女グラシエラとの関係に希望が見えるのも良い余韻。ヒューマンドラマとしても優れた作品。(30代 女性)


イーストウッド自身が演じるマカレブは疲れ切った男だが、その分だけ人間味が強く、観客の心を掴む。事件の裏にある“心臓”というテーマが、主人公の人生そのものと深く結びついているのが印象的だった。犯人がバディだと分かった時、彼との何気ない日常会話がすべて違った意味を帯びて思わず鳥肌が立つ。最終対決も派手ではないが、リアルな緊張感がある。派手さのない静かなサスペンスだが、だからこそ余韻の深い作品だと感じた。(40代 男性)


女性目線で見ると、マカレブがグラシエラや彼女の息子レイモンドと徐々に心を通わせていく過程がとても温かく感じられた。事件の背景が“心臓移植”という繊細なテーマに紐づいているため、犯人の異常性がより際立つ。バディの正体が判明した時のショックは大きく、彼が普通の隣人の顔をしていたことが恐ろしい。弱い身体で必死に戦うマカレブの姿は涙を誘い、最後の船上シーンでは胸が締め付けられた。サスペンスでありながら感情に訴える作品。(20代 女性)


イーストウッド監督作の中でも特に“哀愁”が強く出ている作品。マカレブが体の限界と向き合いながら事件を追う姿には、年齢を重ねた男の苦悩が詰まっていた。犯人がバディだと明かされる流れは決して派手ではないが、じわじわと恐怖が迫る演出が秀逸。彼の“ゲーム感覚の殺人”という動機は受け入れがたく、物語に暗い影を落とす。一方で、最後に小さな希望が差し込む演出が絶妙で、深い余韻が残った。(50代 男性)


ミステリーよりも人物描写が印象に残る作品だった。マカレブの心臓移植後の不安定な体調が丁寧に描かれており、「命を繋いでもらったからこそ真相を突き止めたい」という静かな決意が胸に刺さる。バディの優しそうな振る舞いが実は殺人鬼としての“演技”だったことが分かった時、恐怖よりも悲しさを感じた。ラストの対決も淡々としているが、それがリアリズムに繋がっている。静かな深みのあるドラマ。(30代 女性)


アクション派としては少し地味に感じたが、心理戦に焦点を当てると非常に見応えがあった。特に、犯人が“マカレブが心臓移植で弱った状態を逆手に取る”という卑劣なやり方は怒りを覚えるほど。バディが犯人と分かる伏線も丁寧で、後半に入ると彼の挙動すべてが不気味に見えてくる。最終的にマカレブが勝つものの、彼の身体がギリギリなのが見ていて痛々しい。渋いサスペンスが好きな人には刺さる。(40代 女性)


初めて観たが、思っていた以上に“人間の弱さ”を描く物語だった。マカレブが体調を気にしながら一歩ずつ真相へ近づく姿は応援したくなるし、彼を支えるグラシエラや医師たちの存在も温かい。バディの異常性が浮かび上がった瞬間は震えた。優しげな表情が一転して冷酷な殺人鬼に変わる場面は、俳優の演技も相まって強いインパクトがある。地味だが、良質なサスペンス。(20代 男性)


年齢を重ねた今の自分だからこそ、マカレブの苦悩に深く共感できた。身体の衰え、過去の栄光、そして新しい命を受け取った責任――これらが彼の捜査に重くのしかかる。バディの裏の顔が明かされるくだりは、静かだが確実に不気味さが増していき、クライマックスへの緊張感が積み重なっていく。最後の救出シーンでのマカレブの決意は胸を打つ。人生の重さが詰まったサスペンスだ。(60代 男性)

映画『ブラッド・ワーク』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ブラッド・ワーク』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

『ミスティック・リバー』(2003)

この映画を一言で表すと?

過去と罪に縛られた男たちの人生がねじれ合う、心に刺さるサスペンスドラマ。

どんな話?

幼い頃の事件をきっかけに運命が狂った3人の男たち。ある日、1人の娘が殺され、残された者たちは過去と向き合いながら真相に迫る。しかし彼らの人生は再び悲劇へ傾き、誰も救われない重い現実が立ちはだかる。深い人間ドラマとサスペンスが融合した物語。

ここがおすすめ!

イーストウッド監督作の中でも屈指の完成度。『ブラッド・ワーク』同様、登場人物の心情を緻密に描き、事件の裏にある“人間の影”が浮かび上がる。重厚なテーマ性と衝撃のラストが忘れられない一本。

『ヒア アフター』(2010)

この映画を一言で表すと?

“死”と“再生”を静かに見つめる、心を揺さぶるヒューマンドラマ。

どんな話?

死に触れた3人の男女が、人生の意味をもう一度探す物語。予知能力を持つ男、死の恐怖を抱えた女性、双子の死に苦しむ少年。それぞれの人生が交錯し、やがて小さな希望に辿り着く。死と向き合う姿を丁寧に描いた落ち着いた作品。

ここがおすすめ!

イーストウッド作品特有の静かな語りと、深い余韻が魅力。『ブラッド・ワーク』にあった“命の重み”“喪失からの再生”というテーマと重なり、より広い視点で人生を見つめ直せる作品。

『トゥルー・クライム』(1999)

この映画を一言で表すと?

落ちぶれた記者が死刑執行の真相を追う、緊迫のタイムリミットサスペンス。

どんな話?

問題を抱える新聞記者が、冤罪の可能性がある死刑囚の記事を任される。わずかな時間しか残されていない中で、彼は真実を追うが、状況は刻一刻と悪化していく。人の命を救えるのか、そして記者としての自分を取り戻せるのかを描く物語。

ここがおすすめ!

イーストウッドが描く「正義を求める孤独な男」の物語は『ブラッド・ワーク』と通じる部分が多い。スピード感のある捜査パートと、命の重さを問いかけるテーマがしっかり融合した秀作。

『逃亡者』(1993)

この映画を一言で表すと?

濡れ衣を着せられた男が真実を追う、疾走感あふれるサスペンスアクション。

どんな話?

妻殺しの冤罪をかけられた医師キンブルが、護送中に脱走し、真犯人を追いながら逃亡を続ける。執拗に追う敏腕捜査官ジェラードとの攻防がスリリングで、真相解明へと走り続ける緊張感が魅力の一本。

ここがおすすめ!

“体の弱さ”や“過去の重荷”と戦う『ブラッド・ワーク』とは違うが、“追われながら真実を掴む男の執念”というテーマは共通。ハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズの名演が光る名作。

『ハート・ロッカー』(2008)

この映画を一言で表すと?

極限状態の男が抱える“心の闇”を描いた骨太の戦争サスペンス。

どんな話?

爆弾処理班に所属するウィリアムズ軍曹は、常に死と隣り合わせの任務に身を投じる。彼は恐怖に囚われながらも刺激を求め続けるという“中毒的な心”を抱えており、それが周囲との衝突を生む。戦場のリアルと人間の内面が交差する作品。

ここがおすすめ!

『ブラッド・ワーク』の犯人バディにも見られた“異常な心理”を、別の角度から鋭く描く作品。爆弾処理の臨場感はもちろん、精神のギリギリを生きる男の孤独が強く伝わり、深い余韻を残す。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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