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映画『望郷(1982)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『望郷(1982)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『望郷(1982)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0079547

製作年 1982年
上映時間 109分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 アン・ホイ
キャスト ジョージ・ラム
コラ・ミャオ
アンディ・ラウ
シーズン・マー
製作国 香港

映画『望郷(1982)』の登場人物(キャスト)

芥川汐見(リン・ツー・シャン)
世界的に有名な、日本人の報道カメラマン。ベトナム統一のニュースをいち早く世界に伝えた実績がある。カメラを命のように大事にしている。
カム・ヌオン(マー・スー・チェン)
ダナン出身の地元の女の子。弟のニャックとラン、母親と四人で暮らしている。とても貧困な家庭である。
ズー・ミン(アンディ・ラウ)
ベトナム出身の男性。友人たちと船でベトナムを離れる資金を集めるため、新経済区から一時的にダナンに戻った。
マダム(コラ・ミャオ)
ダナンに唯一残っているバーを営業している。中国人。40歳だが、見た目はかなり若く美人である。ズー・ミンの恋人。

映画『望郷(1982)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『望郷(1982)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『望郷(1982)』のあらすじ【起】

ベトナム統一から三年後、日本の報道カメラマンである芥川は再びダナン訪れた。戦後の様子を写真に収めようと遥々やって来た芥川だが、紹介され訪れた街の人々は活気に溢れ、子供たちはとても幸せそうに見えた。

しかし、偶然ダナンの別の街に足を踏み入れた際、これまで見てきた光景とは違った不穏な様子を目にしていく。火事現場に出くわした芥川は、逃走中の放火犯人を撮影しようとする。だが、写真を撮るなと警官に怒鳴られ、挙句の果てに暴力まで受けた。

ダナンの街で撮影していた芥川は、地元の少女カム・ヌオンと出会う。彼女の父親は戦死し、母親は病床に伏しており、幼い弟二人の世話をしなければならなかった。そんな彼女の姿を芥川は写真に収めた。

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映画『望郷(1982)』のあらすじ【承】

芥川はカム・ヌオンと街を歩き、彼女の商売を手伝いながら撮影を続けた。市場での買い物の最中に、突然兵士たちが姿を現し若い男性を連れ去っていった。兵隊が足りないため、彼らは強制的に軍に入隊させられるのである。

兵隊狩りから逃れた芥川は、大きな銃声を耳にする。カム・ヌオンと弟のニャックは、芥川を畜場へと案内する。そこでは処刑された血だらけの死体が転がっていた。貧困の中を生きるため人々は死体の持ち物を漁り、芥川はその様子を撮影した。そして、新経済区から戻ったズー・ミンと出会う。

芥川はとあるバーに出向き、店を営業しているマダムにステーキを振る舞ってもらう。だが、芥川はいきなり嘔吐してしまう。出された肉を見て、子供が死体を運ぶ様子を思い出したのだ。そこで、トイレの通路の角でミンとマダムが一緒にいるのを目撃する。

映画『望郷(1982)』のあらすじ【転】

カム・ヌオンとその家族のために、一尾の大きな魚を買う芥川。弟に見せたら喜ぶと喜んでいたカム・ヌオンだが、突如災難が降りかかる。弟ニャックは運悪く手榴弾を拾い、目の前で爆死してしまったのだ。カム・ヌオンは無残な姿になった弟の名前を何度も呼び、泣き叫んだ。

芥川は、裏の新経済区の話をミンから聞いた。その真相を探るべく、新経済区の通行所の手配をマダムに頼む。そして、ミンと共に現場に足を踏み入れた。現場に着くと、ミンは恋人のマダムとニューオリンズで共に働くという夢を語る。

ミンは友人とベトナムを出るための大金を手にする。しかし、地雷除去隊に任命されたミンは、作業中に友人が爆死するのを目撃する。その後、大金を支払い船に乗せてもらうが、軍に止められ射殺された。

映画『望郷(1982)』の結末・ラスト(ネタバレ)

芥川がカム・ヌオンの家まで向かう途中、兵士に連れられるカム・ヌオンの母親の姿を目にする。母親は、売春をしたことを民衆の前で認めるように強いられた。追い詰められた母親は、娘と息子の目の前で自身の喉を突き自殺した。

母親を亡くしたカム・ヌオンと、彼女の弟ランを救うべく芥川は立ち上がる。彼女たちを密出国させるために難民船を手配したのだ。だが、夜中に街を歩いていた彼らは兵士に見つかってしまう。芥川は自らおとりになり、カム・ヌオンたちを先に乗船させる。そして、兵士をかわし芥川は難民船へと足を向ける。

芥川は兵士をうまくかわしたかと思われたが、運悪く兵士に発砲されてしまう。そのとき燃料タンクに被弾し、彼は火だるまとなり焼死した。

そして難民を乗せた船が出航する。カム・ヌオンは家族と芥川の悲惨な死を目にしたが、幼い弟を抱え大海原へと旅立って行った。

映画『望郷(1982)』の感想・評価・レビュー

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映画『望郷(1982)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『望郷(1982)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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