この記事では、映画『素晴らしき、きのこの世界』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『素晴らしき、きのこの世界』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0065877
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 80分 |
| ジャンル | ドキュメンタリー |
| 監督 | ルイ・シュワルツバーグ |
| キャスト | 不明 |
| 製作国 | アメリカ |
映画『素晴らしき、きのこの世界』の登場人物（キャスト）
- ポール・スタメッツ
- 菌類学者。オハイオで生まれ育つ。以前は木こりだった。多くの人々にキノコの魅力を伝えるため講義を行っている。
- ジェイ・ハーマ
- 生物模倣発明家。
- スザンヌ・シマード
- ブリティッシュ・コロンビア大学の博士。
映画『素晴らしき、きのこの世界』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『素晴らしき、きのこの世界』のあらすじ【起】
「菌類は生命の始まりでもあり、終わりでもある」と菌類学者のポールは語る。キノコは森の消化管であり、キノコがなければ地球は植物の残骸で埋もれるというのだ。そして環境問題の解決策にもなり、流出した石油や汚染物質の除去に役立つのである。
ポールは子供の頃にひどい吃音があり、うまく話せなかった。6年間専門家の指導を受けても改善は見られなかった。どもるのが怖くて、人と目を合わせ話すことができず、常に地面を見ていた。そしてキノコと出会ったのである。
南アフリカの溶岩堆積物から24億年前の菌の化石が見つかった。史上最も古い体細胞生物の痕跡だ。人類は、約6億5千万年前に菌類から枝分かれしたと考えられている。一方は菌類、もう一方は動物となった。動物は物を食べ栄養を取る選択をし、菌類は外部から栄養を吸収する道を取る。つまり人間は菌糸体の子孫で、菌糸体はあらゆる生命の母なのである。
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映画『素晴らしき、きのこの世界』のあらすじ【承】
ポールは以前、幻覚性キノコを試し多くの幻覚を見たという。そのとき、「どもるのをやめよう」と突然頭の中で声がして、何百回もその言葉を繰り返した。翌朝、どもるのが怖くて目も合わせられなかった大好きな女性に挨拶され、ポールは目を合わせて挨拶を返した。それ以来どもらなくなったという。
菌を持った白アリは、に持ち帰らないように自殺する習性を持つ。そこで科学会は、アリが菌を避けなくなる未発見の技術を見つけた。菌を一匹に感染させると、女王アリを感染させ、巣全体をミイラ化させることができる。それは白アリ以外の害虫でも成功が見られた。菌は害虫を駆除できるのである。
西洋学には、ペニシリンのようなたくさんの菌が使われてきた。南北戦争の最中、負傷した兵士はカビの生えたパンで傷口を叩いたという。抗菌効果により兵士は感染症を起こさないのだ。この菌株があったことも第二次世界大戦で勝利した一因だという。それは米国にはあったが、ドイツと日本にはなかったのだ。ペニシリンは何万人もの兵士を救った。
映画『素晴らしき、きのこの世界』のあらすじ【転】
1993年頃、生物化学研究者の日本の河岸氏らがキノコから神経成長因子を発見した。それはアルツハイマーへの効果が期待されるというものだ。まだ薬のない病気だから試すべきだと研究者は語る。
幻覚性キノコを用いることでうつ病、PTSD、アルコール依存などの改善が見られた。多くの被験者は治療が人生で最も重大な経験で、生きるのがずっと楽になったと語る。多くの不安感や憂鬱感を軽くし痛みを和らげ、人間関係までもが改善されたのだ。
ジョンズ・ホプキンス大学のチームは9つの研究を進めた。キノコからとれるシロシビンたった一回の使用で、うつ病の改善が何ヶ月も続くという結果だった。長期で飲み続けなければならない抗うつ薬とは違うのだ。そのキノコの神秘的な体験は、未だ謎だという。
映画『素晴らしき、きのこの世界』の結末・ラスト（ネタバレ）
2006年6月、ポールに特別な出来事があったという。母から突然電話があり、ステージ4の乳がんになったと告げられた。しかし、母は高齢のため放射線治療ができないのである。母は抗がん剤の治療を受けながら、ポールに勧められたカワラタケの錠剤を朝晩4錠飲み続けた。
それから2年、母は腫瘍が見えなくなり健在だと語る。文献で紹介されたように、カワラタケは化学療法の効果を増幅するのだ。厳しい状態であった腫瘍が消え、ポールの母が生きていることに、医師らは口を揃えて信じられないと話した。
理論上、栄養源がある限り菌糸体は永遠に生きられる。ポールは、「我々はいずれ死ぬがそれで構わない。それは菌類の世界に入るだけであり、私たちは朽ちても菌類分子に組み込まれ、永遠の存在になるのである。」と語った。
映画『素晴らしき、きのこの世界』の感想・評価・レビュー
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映画『素晴らしき、きのこの世界』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『素晴らしき、きのこの世界』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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