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映画『ボス・ベイビー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ボス・ベイビー』の概要:ある日、ティムに弟ができた。だが、その弟はスーツを着た赤ちゃんで、ある任務でやってきたのだという。ティムは“ボス”と名乗る赤ちゃんと共に、その任務を遂行しようと奮闘する。

映画『ボス・ベイビー』の作品情報

ボス・ベイビー

製作年:2017年
上映時間:98分
ジャンル:ヒューマンドラマ、アニメ
監督:トム・マクグラス
キャスト:アレック・ボールドウィン、マイルズ・バクシ、ジミー・キンメル、リサ・クドロー etc

映画『ボス・ベイビー』の登場人物(キャスト)

ティム(マイルズ・バクシ)
パパとママから愛情をいっぱい受けて、何不自由なく幸せに暮らす空想好きな少年。しかし、ボスが現れたことで両親を取られてしまい、やきもきする日々を過ごす。
ボス(アレック・ボールドウィン)
ティムの弟として、ある任務を遂行するためにやってきた赤ちゃん。ベイビー社に勤めており、仕事第一。見た目は赤ちゃんだが、中身は大人。大人として生まれたので、子供時代も知らず、家族の愛情も知らない。

映画『ボス・ベイビー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ボス・ベイビー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ボス・ベイビー』のあらすじ【起】

7歳のティムはパパとママの三人で幸せに暮らしていた。空想好きのティムに、両親はいつも付き合ってくれる。お休み前の歌もハグも、全部ティムのものだった。弟がほしくないかい、と両親は言うが、そんなものは全く必要ないほどハッピーだった。だが、ある朝、ベビー服ではなくスーツを着た赤ちゃんがタクシーで家にやってきたことで、状況は一変する。

両親が嬉しそうに見せた赤ちゃんは、スーツを着込み、ブリーフケースを持って現れた。怪しむティムとは対照的に、両親は新しい家族に付きっきり。手のかかる赤ちゃんに振り回される毎日が始まった。赤ちゃんに大好きな両親を取られたティムは面白くない。

ある夜、ティムは赤ちゃんの部屋から聞こえてくる話し声を耳にする。部屋を覗いてみると、なんと赤ちゃんが電話で話をしていた。驚いて部屋に飛び込んだティムに、赤ちゃんは本性を現した。赤ちゃんは子供とは思えぬ大人の声で話し出し、自分のことを“ボス”と呼べという。そして、ティムの両親の愛情は全部、自分がいただくと言いだしたのだ。

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映画『ボス・ベイビー』のあらすじ【承】

ボスを追い出したいティムは、赤ちゃんが喋れることを証明しようと、ボスの声を録音することにした。そんな時、近所の赤ちゃんたちが親たちに連れられて遊びにくる。彼らもまた“喋れる赤ちゃんたち”で、ボスのチームの一員だった。ボスはある任務を課せられており、それについて会議を始めた。ティムは会議中に声を録音することに成功するが、ボスに見つかり、録音テープは破壊されてしまった。挙句には、両親にボスをイジメていると思われてしまい、自宅謹慎を言い渡されてしまう。

部屋で落ち込むティムのところに、ボスがやってきた。ボスは自分の秘密について語りだした。ボスは、生まれる前に“家族”ではなく“経営”に振り分けられた赤ちゃんたちが働く、ベイビー株式会社の社員だった。彼らは成長しないスーパーミルクを飲んでいるから、姿は赤ちゃんのまま。

ボスに課せられた任務とは、“最近は赤ちゃんよりも子犬のほうが愛されている。子犬に奪われた愛情を取り戻せ”というものだった。この任務に成功すると、専用のオフィスとおまるが与えられ、レジェンド入りすることもできる。そして、任務が終われば、ボスは会社に帰るのだという。ティムの家にやってきたのは、ティムの両親がペット会社のワンワン社に勤めていたからだ。ワンワン社は近々、新しい子犬を発表するのだという。

だが、なかなか結果を出さないボスに苛立った上司が、2日後の子犬発表会までに結果を出さなければクビにすると言いだしたから、ボスは大慌て。クビになれば家からいなくなるだろうと思っていたティムは、もしそうなったら、ボスは永遠にティムの弟として存在しなくてはならなくなると知って、更に大慌て。

二人は協力して任務を遂行しようと、手を組むことにする。ティムはワンワン社のお仕事参観日に潜入し、新しい子犬の情報を盗みだそうと提案。そのためには、二人が“家族として愛し合っている”と両親に見せなくてはならない。二人の仲良し作戦は上手くいき、自宅謹慎の解けたティムは、ボスと共にワンワン社へとやってきた。

映画『ボス・ベイビー』のあらすじ【転】

資料室に潜入することに成功した二人は、そこで極秘ファイルを見つける。だが、それは罠だった。捕まった二人の前に、ワンワン社の代表・フランシスが現れる。彼はベイビー株式会社の元社員だった。有能だったが、スーパーミルクが効かず、成長してしまったために解雇されたのだ。大人になったフランシスは復讐を誓い、この日を待っていた。

ワンワン社は新しい子犬“フォーエヴァー・ワンコ”を発表する予定でいた。年を取らず、いつまでもかわいい姿のままのワンコ。そんなものが発売されたら、みんな子犬に夢中になってしまう。赤ちゃんへの愛情は、全部子犬に注がれることになり、ベイビー社は潰れてしまうだろう。それがフランシスの復讐だった。ボスが持ってきていたスーパーミルクを奪われ、フォーエヴァー・ワンコ計画は動き出してしまう。

ティムとボスは見張りのベビーシッターと共に家に監禁され、両親は子犬発表会のためにフランシスとラスベガスへ。ベビーシッターの監視から逃れ、両親のラスベガス行きを止めようとする二人。だが、あと一歩のところで間に合わず、飛行機は両親を乗せて飛び去ってしまった。

間に合わなかったことに対して怒ったティムとボスは喧嘩を始めてしまう。ティムの心無い言葉にショックを受けたボスは、その場を立ち去る。しかし、ボスは再びティムに歩み寄り、仲直りする。二人はフランシスの復讐を止めて両親を救うため、ラスベガス行きの飛行機にこっそりと忍び込んだ。

映画『ボス・ベイビー』の結末・ラスト(ネタバレ)

ラスベガスのコンベンションセンターにやってきた二人は、そこでフランシスを発見。フランシスはティムの両親をケースに閉じ込め、ロケットの下へと運んでいった。ロケットにはスーパーミルクを与えられた子犬たちが詰め込まれていた。このまま打ち上げて、世界中に発売するつもりだ。フランシスとの追いかけっこの結果、彼をやっつけたティムとボスは、両親を救い出し、ロケットの子犬たちを解放することに成功する。

子犬への愛情流出を防いだボスは、晴れて任務完了となった。ボスはタクシーに乗り、ベイビー社へと帰っていく。見送ったティムは家に戻ると、ベイビー社の清掃員たちが両親の記憶を消し、ボスに関わる物を全て運び出していた。ティムは清掃員にボスの記憶を消すかと尋ねられるが、消さなくていいと断る。

両親の愛情と、専用のオフィス。お互いに望みのものを手にしたのに、二人の心はどこか寂しかった。ティムは思い立ち、ボスに手紙を出す。そこには“ぼくの分の愛情を全部あげるから、一緒に暮らそう。ぼくの家族に転職しないかい”と書かれていた。ボスは大喜びでティムの家へと戻ってくる。こうして二人は本当の兄弟、本当の家族になったのだ。

大人になったティムは、この話を娘に聞かせていた。本当の話なのかと尋ねてくる娘に、ティムは笑いながら“ぼくの記憶ではね。愛はみんなに行き渡るんだ”と言うと、弟と肩を組んだ。ティムの娘には妹が生まれていた。生まれたばかりの妹は目を覚ますが、ベビー服ではなくスーツを着ていた。驚く姉に、妹は笑ってウインクして見せた。

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