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映画『BUG/バグ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『BUG/バグ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『BUG/バグ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0045726

製作年 2007年
上映時間 101分
ジャンル サスペンス
スリラー
監督 ウィリアム・フリードキン
キャスト アシュレイ・ジャッド
マイケル・シャノン
リン・コリンズ
ブライアン・F・オバーン
製作国 アメリカ

映画『BUG/バグ』の登場人物(キャスト)

アグネス(アシュレイ・ジャッド)
夫の暴力から逃れ、荒野の安モーテルにひとりで暮らす女性。レズビアンバーで働き細々と生計を立てている。精神的に不安定で、煙草とコカイン中毒、アルコール依存に陥っているが、同僚で友人のR.C.の支えで何とかやっていけている。
ピーター(マイケル・シャノン)
R.C.から紹介されアグネスとモーテルで出会う。アグネスに好意を寄せるが、女性にはあまり興味がないと話す風変わりな男。「人の心が読める」と奇妙なことを言うが、次第にアグネスと心を通わせていくようになる。
ジェリー(ハリー・コニック・Jr)
アグネスの元夫。高圧的な態度の暴力男。服役中だったが予定より早く仮出所されることになり、復縁を迫ってアグネスの元にやって来る。嫉妬深く、ピーターとの関係をしつこく問い正してくる。
R.C.(リン・コリンズ)
アグネスの同僚で友人のレズビアンの女性。独り身で寂しい生活を送るアグネスのために、ピーターを紹介する。恋人のラボイスと養子の親権を巡って裁判で争っている最中。同性カップルのため事態は混迷している。

映画『BUG/バグ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『BUG/バグ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『BUG/バグ』のあらすじ【起】

夫の暴力から逃れ、荒野の安モーテルに一人で暮らす女性アグネス。彼女は毎日のように掛かってくる無言電話に辟易していた。もうすぐ服役していた夫のジェリーが仮釈放されるため、彼の仕業だと思い電話口で罵倒するが返答はない。

アグネスは、レズビアンバーで働きながら食い扶持を繋いでいるが、精神状態は不安定でコカイン中毒に陥っている。ある晩、同僚のRCが気を遣ってアグネスにある男性を紹介する。彼はピーターと名乗る風変わりで地味な男だった。少なくとも暴力的な夫のジェリーとは対照的な心優しい青年のようで、アグネスは不思議な安心感を抱く。

部屋で話をしていると、ピーターが虫の鳴き声が聞こえると言い出す。あたりを探してもそれらしい虫は見つからなかったが、結局壊れた火災報知器の音だと分かった。今晩寝るところがないというピーターをアグネスは泊めてやることにする。

翌朝、アグネスが起きるとピーターの姿がなく、出所した元夫ジェリーが部屋にいた。彼は高圧的な態度で復縁を迫り、拒否したアグネスの顔面を殴打する。そこへピーターが戻って来ると、ジェリーはアグネスの財布から金を奪って去って行った。

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映画『BUG/バグ』のあらすじ【承】

ピーターは彼女の話を聞いてやり慰める。アグネスは、「ロイドという6歳の息子がいたが、ある時スーパーで買い物中にいなくなり、今も行方が分からず10年が経った」とピーターに打ち明ける。2年程前にもう探すのを諦めたが、今でも夢を見るので夜が怖いのだという。アグネスは今夜も泊まってほしいとピーターに頼み、その夜二人は結ばれる。

深夜、突然ピーターが「虫に咬まれた」と騒ぎ出す。明かりを点けて二人で確認するが、そのような虫は見当たらない。ピーターは布団をしらみつぶしに探し、「虫を見つけた。アリマキだ」と言うがアグネスには見えない。その後もピーターは取り憑かれたように虫を探し、「俺は追われているんだ」と口走って出て行ってしまう。

ほどなくして殺虫剤を買って戻ってきたピーターは、実は自分は湾岸戦争の従軍兵だったとアグネスに打ち明ける。戦争中、仲間達と共に軍医から注射や投薬を受けたのち帰国させられ、軍の病院で人体実験のモルモットにされそうになり逃亡してきたという。アグネスは怯える彼を慰めて抱き締めると、頭上にヘリのプロペラの音が響き渡り、爆風と振動で部屋が大きく揺れた。

映画『BUG/バグ』のあらすじ【転】

数日後、ピーターは部屋にある家具や壁をビニールで覆い、天井には無数のハエ取りテープをぶら下げ、大量の殺虫剤を買い込んでいた。するとジェリーがやって来てアグネスを出せとすごむが、ピーターは我関せずという様子で顕微鏡を覗き込んでいる。そこへアグネスがRCを連れて帰って来てジェリーを追い出す。アグネスもRCのことに構わずピーターに急かされて顕微鏡を覗き込んでピーターと真剣に話し始める。終いには心配するRCも追い出されてしまった。

その後、突然ピーターは虫の卵が奥歯の詰め物に仕込まれていると言って、ペンチで無理矢理奥歯を引き抜き、アグネスを唖然とさせる。顔中を血まみれにしながら、抜いた歯を顕微鏡で眺めたピーターは愕然とする。続けて覗き込んだアグネスは「虫が大量に…」と呟き絶句した。

その晩、ピーターを探して一人の男がやって来る。彼は対応したアグネスにスイート医師だと名乗る。スイート医師は、隙間なくアルミ箔で覆われた室内、無数に吊るされた防虫ライトの異様な雰囲気を見て何かを悟ったようだ。虫がウヨウヨいると訴えるアグネスにも特に驚く様子はなかった。

映画『BUG/バグ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ピーターは統合失調症で、4年間精神病院に収容されていたとスイート医師は話した。虫はピーターの幻覚でアグネスにも影響が出ている、彼を引き渡してくれれば虫は見えなくなると告げる。すると、奥の部屋からピーターが出て来て、「そいつはロボットだ」と言ってスイート医師を滅多刺しにして殺してしまう。

ピーターは、世界に暗躍する巨大組織の陰謀で、全人類にはバイオチップである虫が埋め込まれていると言い始める。自分の体に仕込まれた虫をアグネスに感染させてしまったが、これも最初から仕組まれていたのだと言って、理由を考えてみろとアグネスに迫る。彼女はこれまでのすべての出来事を、都合のいいように陰謀論と関連づけ解釈して納得してしまう。

しかし、「自分達がここにいる限り、これ以上繁殖は拡大しないから実験は失敗だ」とピーターが結論づけると、二人は歓喜し抱き合った。すると、部屋はヘリのプロペラによる爆音と共に激しく揺れ、強烈なライトが室内を照らす。そして二人はガソリンを被り、愛しているとお互いに言葉を交わした後、火を放ち炎に包まれた。

その後には虫の声と、ヘリのプロペラ音がはるか遠くにこだましていた。

映画『BUG/バグ』の感想・評価・レビュー

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映画『BUG/バグ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『BUG/バグ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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