この記事では、映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0045005
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 76分 |
ジャンル | コメディ サスペンス |
監督 | カンタン・デュピュー |
キャスト | ジャン・デュジャルダン アデル・エネル アルベール・デルピー |
製作国 | フランス |
映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』の登場人物(キャスト)
- ジョルジュ(ジャン・デュジャルダン)
- 鹿革100%のジャケットを求めて山村にやって来た職業不詳の中年男。別れた妻に銀行口座を止められてしまい、宿代が払えなくなり途方に暮れる。バーで出会ったデニースに映画を作っていると偽って金を巻き上げようとする。鹿革ジャケットを偏愛する余り、次第にジャケットと会話するようになり、「世界で唯一ジャケットを着ている人間になる」という謎の妄想に取り憑かれていく。
- デニース(アデル・エネル)
- ジョルジュが訪れた寒村のバーでウェイトレスをしている若い女性。趣味で映画の編集をやっており、ひょんなことからジョルジュの「映画撮影」に引き入れられることになる。ただジャケットを回収したいだけのジョルジュと、映画を撮りたい自分の利害が偶然一致し奇妙な映画製作にのめり込んでいく。
映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』のあらすじ【起】
車を走らせるジョルジュは途中パーキングエリアに立ち寄り、着ていたジャケットを徐に脱いでトイレに流す。その後、山奥の一軒家に到着。ベルを鳴らし、「昨日電話したものです」と言って中に入れてもらう。どうやらここに住む老人からあるものを譲ってもらうためにやって来たようだ。それは、100%鹿革のジャケットで、ジョルジュが長年探し求めていた念願の品だった。大金をはたき購入すると、老人はおまけだと言ってデジタル・ビデオカメラを付けてくれた。
その後、山中のホテルに宿泊することにしたジョルジュ。フロントの男に「1ヶ月泊まりたいが、カードが諸事情で明日まで使えない」と言って、はめていた結婚指輪を預けて了承してもらう。
部屋の鏡に鹿革ジャケットを着た姿を映し惚れ惚れするジョルジュ。その後、カメラを持ってホテルを出て、別れた妻に電話をかける。すると「あなたはもう存在しない」と言われたので、携帯電話をゴミ箱に放り捨てた。傍で少年がこっちをじっと見ていたので、「何を見ているんだ!」と言って追い払う。
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映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』のあらすじ【承】
その後、ジョルジュは気晴らしにバーで一杯ひっかけることにした。店内には女性客が1人。若いウェイトレスと何やら話し込んでいる。ジョルジュはてっきり自分の鹿革ジャケットのことを話していると思い、声を掛けるが違うと言われる。仕事は何かと聞かれ、とっさに「映画を作っている」とくだらない嘘をついてしまう。
ホテルの部屋でカメラを弄るジョルジュ。吊ってあるジャケットを撮りながら、愛おしそうに話しかけるジョルジュ。カメラを切って眠りにつこうとすると、下の階で「ドン」と大きな物音がした。
次の日、使えるようになっているはずのカードが使えない。途方に暮れるジョルジュ。すると、通り掛かった本屋のショーケースに飾ってある「映画撮影の仕事」という本が目に留まる。中で立ち読みした後、店員の目を盗んで懐に入れて万引きする。
カード会社で状況を照会すると、共同名義人の妻によって口座が凍結されたとのこと。ひとまずホテルに戻ってシャワーを浴びるジョルジュ。そして、「心配するな、金は何とかする」とジャケットに話しかけるのだった。
映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』のあらすじ【転】
再び昨晩のバーに訪れたジョルジュ。ウィトレスのデニースから実は映画の編集を趣味でやっているのだと教えてもらい連絡先を聞いて店を出る。ホテルに戻るとまたジャケットと会話を始めるジョルジュ。「俺の偉大な夢を知りたいか?」とジャケットがジョルジュに聞く。ジャケットは「世界で唯一のジャケットになることだ」と答える。
翌朝、ジョルジュはフロントに行き、カードが使えないことを説明する。「二日前にいた受付の男に指輪を預けた。聞けば分かる」と言うと、その男は二日前に自殺したと聞かされる。近くの部屋に安置された男から、鹿革のテンガロンハットを奪い、預けた指輪を取り返してから再度フロントに預けホテルを出る。
ジョルジュはデニースに「編集者が必要だからプロデューサーに紹介してやる」と嘘の映画製作の話を持ちかける。デニースが「編集は脚本がないとできない」と言うので、自分が脚本を書いて素材を撮ると言ってしまう。そして、クレジットカードが盗まれたので金を貸してくれと頼み、着ているジャケットを脱ぐのが条件だと付け加えた。
映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』の結末・ラスト(ネタバレ)
鹿革のブーツを買ったジョルジュは、デニースから借りた金で村の若者達を雇い「生きてる限りジャケットを着ない」というセリフを言わせ、車のトランクに脱いだジャケットを入れさせる。先日の少年がまたいたので、苛ついたジョルジュは石をぶつけて逃走する。
デニースに素材がまだ足りないと言われるが、今度は彼女の口座が止められてしまう。困ったジョルジュは、人を殺してジャケットを奪い撮影素材を集めることにする。リアルな映像に感心したデニースは、鹿革のズボンをプレゼントしてくれる。もっと過激な映像を作って売り込もうと二人は計画し、ジョルジュは飄々と犯行を重ねる。
デニースはバーを閉めて大金が用意できたので、製作を引き継ぐと言い出し立場が逆転してしまう。彼女は最初からジョルジュがただの素人だと見抜いていた。しかし、映画を撮る気はまんまんで、今度は鹿革の手袋を買ってやり撮影を続けようとする。
山奥で撮影を行う二人。その最中、一発の銃弾がジョルジュを撃ち抜いた。ジョルジュが投石して怪我をさせた少年の父親が仕返しに来たのだ。デニースはこれも演出の一部だと思い込み、彼のジャケットを脱がせて撮影を続けるのだった。
映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』の感想・評価・レビュー
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映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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