映画『BUYBUST/バイバスト』の概要:麻薬局・捜査官のニーナは、前に所属していた隊の仲間を亡くすという辛い過去を持っていた。新たな隊に配属されたニーナは、大物である麻薬の売人チェンを逮捕する任務に就くことになった。だが、そこで予期せぬことが彼女を襲う。
映画『BUYBUST/バイバスト』の作品情報
上映時間:127分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:エリック・マッティ
キャスト:アン・カーティス、ブランドン・ヴェラ、ビクター・ネリ etc
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映画『BUYBUST/バイバスト』の登場人物(キャスト)
- ニーナ(アン・カーティス)
- 麻薬局捜査官。前に所属していた隊の仲間達が亡くなっている。独断で行動しやすい。正義感溢れる人物。
- バーニー・ラクソン(ビクター・ネリ)
- 麻薬局捜査官・指揮官。暴走しやすいニーナのことを心配している。
- ルディ・デラクルス(ラオ・スロドリゲス)
- 捜査官。麻薬の一斉検挙を行うなど活躍を見せる。しかし、裏では犯罪組織と通じており、悪事に手を染めている。
映画『BUYBUST/バイバスト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『BUYBUST/バイバスト』のあらすじ【起】
麻薬局・捜査官のニーナは訓練中に指揮官のラクソンの命令を無視し、独断で行動した。ラクソンは勝手な行動をすれば仲間が死ぬと叱り、自分の命令に従うよう強要した。ニーナはその言葉に反抗した。すると、ラクソンは防弾チョッキの上からニーナを撃った。仲間のヤトコは倒れたニーナに手を貸すが、ニーナはそれを無視して1人で立ち上がった。ラクソンはニーナの様子を見に行き、仲間と協力できるか確認した。ニーナは前の隊の仲間を亡くすという辛い過去を抱えていた。ニーナは協力できると答えた。
ニーナはラクソンがいる隊に正式に配属された。ラクソン達の隊は権力者にも通じている麻薬の売人、ビギー・チェンを捕まえることになった。内通者のテバンは既に逮捕されており、アルバレス捜査官とルディ・デラクルス捜査官によって尋問も行われていた。今回の任務は、デラクルス捜査官が指揮をすることになった。
テバンを囮にし、麻薬の売買を行ってチェンを捕まえることになった。すると、テバンの裏切りを怪しんだチェンが、取引場所の変更を連絡してきた。チェンに怪しまれないようにするため、少数精鋭で動くことになった。ラクソン達は二つの部隊(アルファ隊とブラボー隊)に分か、アルファ隊はデラクルスの指示があるまで待機をすることになった。ニーナはデラクルスのことが信じられなかったが、ラクソンはデラクルスを信じて指示通りに動くことを決定した。
映画『BUYBUST/バイバスト』のあらすじ【承】
デラクルスはテバンやブラボー隊と共に、チェンに会いに行った。アルファ隊は武装して周囲で待機した。チェンが取引場所に選んだところは、迷路のように入り組んでいるスラム街だった。アルファ隊は盗聴器でテバン達の声を聞きながら後を追った。
ニーナは敵のアジトにいる男達の様子がおかしいことに気づき、ラクソンに撤収を求めた。しかし、ブラボー隊が出てくるまで待機を命じられる。その時、盗聴器から嵌められたとの声が聞こえ、アルファ隊はすぐに撤収するよう指示される。ニーナ達は逃げようとするが、建物の中に隠れるので精一杯だった。
ニーナ達の仲間が捕まり、惨殺されてしまう。さらに、一般市民の老人を人質に取り、出てくるよう命令される。ラクソンはその場を動かないよう隊員達に指示を出した。敵は老人を刺殺した後、周囲の捜索に向かった。スラム街の住民は巻き添えを食らって殺されることに不満を爆発させ、武器を持って捜査官達を追うことを決める。
ニーナ達は抜け道を探して逃げようとするが、人々に見つかり襲われてしまう。弾の残量も不安な中、彼らは戦うことになった。その中で、仲間のサントスが刺されてしまう。銃を持った人々が現れたため、ニーナは銃で反撃してサントスを助けようとした。だが、サントスは銃弾を浴びてしまう。ラクソンはニーナを連れて撤収した。
映画『BUYBUST/バイバスト』のあらすじ【転】
ニーナ達はデラクルスと再会する。ブラボー隊は散り散りになって逃げており、居場所が分からなくなっていた。デラクルスはブラボー隊を探すことと弾丸を回収するため、建物に戻ることを提案した。皆は危険だと撤収を求めた。すると、デラクルスが仲間に連絡したことを話した。応援が来ることになっていたため、建物に戻ることになった。皆が話し合っている中、ニーナはほぼ無傷でいるデラクルスのことを怪しんだ。
建物に戻ると、ブラボー隊は全滅していた。テバンは死体の血を使って死を偽装し、生き延びていた。ニーナはデラクルスに銃を突きつけ、皆を裏切ったのではないかと尋問した。デラクルスは否定するが、ラクソン達もデラクルスを怪しむようになる。ラクソンはデラクルスに手錠を嵌めた。
建物内にいることがバレてしまい、ニーナ達は屋根の上を移動しながら逃げた。スラム街の住民や麻薬組織の者が攻撃を仕掛けてきた。仲間のイリアが撃たれて屋根から落ちてしまう。ヤトコとニーナは救出に向かうが、人々の攻撃は激しく戦いながら逃げるだけで精一杯だった。イリアは袋叩きにされ、助けることができなかった。ヤトコ達はラクソン達と離れ離れになった。
ニーナ達は住民に襲われてしまう。ニーナは電気を使い、住民達を感電させて倒した。その場を逃げ出し、ラクソン達と合流した。外へと繋がるフェンスを見つけるが、足を怪我していたラクソンは登ることができなかった。皆で屋根の上で話し合っていると、突然下から撃たれてしまう。その混乱に乗じて、デラクルスが逃げ出した。ラクソンは首を撃たれたため、自分を置いてデラクルスを追いかけるようニーナに命令した。
映画『BUYBUST/バイバスト』の結末・ラスト(ネタバレ)
ニーナとヤトコはデラクルスを捕まえた。そして、テバンが勧める場所に身を隠した。ニーナは罪を認めさせるため、デラクルスに銃を突きつけた。デラクルスは、ニーナが前にいた隊も見殺しにしていた。ニーナは引き金を引いて、デラクルスを撃ち殺してしまう。ヤトコがニーナの行いに苦言を呈したとき、外から銃を乱射される。
ニーナとヤトコはそれぞれ敵と戦った。ヤトコは肩に怪我を負うが、生きていた。しかし、麻薬組織と住民達に取り囲まれてしまう。住民達は麻薬組織に対しても怒りを抱いており、スラム街から出て行くよう迫った。住民達と麻薬組織が争っている間に、ニーナ達はその場を逃げ出した。だが、そのことがバレてしまい、追いかけられてしまう。ヤトコはその場に留まり、ニーナを逃がした。ヤトコは戦うが殺されてしまう。
ニーナは襲ってきた人と戦った。生きていたが、怪我を負ってボロボロの状態だった。その後、ニーナはテバンが麻薬組織の男に殺される現場を目撃する。さらに、麻薬組織の男はチェンと合流して逃げ出そうとしていることが分かった。ニーナは単身アジトに乗り込み、チェンと対面した。
チェンはデラクルスも裏切り者だが、黒幕ではないとニーナに教えた。チェンは検挙されそうになる度にお金を渡し、難を逃れていた。チェンと取引があったのは、アルバレス捜査官だった。アルバレスもただの操り人形に過ぎず、さらに上の存在も悪事に手を染めていた。ニーナがチェンの話を信じられずにいると、チェンの仲間に背後から襲われる。チェンの仲間は始末したが、チェンに攻撃され殴られてしまう。ニーナが殺されそうになったとき、チェンの携帯にアルバレスから電話がかかってきた。アルバレスは今回の件の後始末として更なる金を要求した。ニーナはアルバレスが油断した隙に反撃し、証言させるために捕まえた。
ニーナはチェンやアルバレスと共に警察車両に乗り込んだ。その時、アルバレスがチェンを殺し、ニーナも殺そうとした。ニーナは銃を奪って反撃し、アルバレスを始末した。そして、自分の足を撃ち、チェンに銃を握らせた。ニーナは銃声を聞きつけて駆けつけた警官に、容疑者が刃向かったと証言した。
政府の「麻薬戦争」は成功していると報道された。警察の発表では、グラシアニマリア地区のチェン逮捕の際、売人、麻薬局捜査官、住人、13人が死亡したとなっていた。しかし、実際にはそれよりも大勢の人が傷つき倒れていた。
映画『BUYBUST/バイバスト』の感想・評価・レビュー
戦っている場面がとにかくリアルで、ナイフで敵を刺殺する場面は怖さも感じた。その反面、麻薬の組織の人間なのかスラム街の住人なのか判別しづらく、ニーナ達が今戦っているのはどちらなのかとても分かり難かったのが残念だった。戦っている場面が多いせいで、ちょっと途中で飽きてしまうのももったいなかったと思う。麻薬組織と警察組織の癒着はリアルに描かれているのかも知れないが、善人であるニーナ達捜査官が報われない結末を迎えたのは悲しかった。(MIHOシネマ編集部)
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