映画『キャプテン・ウルフ』の概要:アメリカ海軍特殊部隊のウルフ大佐は、セルビアの反乱軍に拉致されたプラマー教授の救出の任務に就いていた。無事プラマー教授を助け出すことには成功するが、アメリカに戻る前に殺されてしまい、自分も何者かに撃たれ負傷してしまう。
映画『キャプテン・ウルフ』の作品情報
上映時間:95分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:アダム・シャンクマン
キャスト:ヴィン・ディーゼル、ローレン・グレアム、フェイス・フォード、ブリタニー・スノウ etc
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映画『キャプテン・ウルフ』の登場人物(キャスト)
- シェーン・ウルフ(ヴィン・ディーゼル)
- アメリカ海軍特殊部隊の大佐。父も軍人。8歳の頃に全寮制の士官学校に入れられる。家事について疎い。
- クレア・フレッチャー(ローレン・グレアム)
- ゾーイ達が通う学校の校長先生。学費を稼ぐために4年間海軍に在籍していたことがある。子供思いの心優しい人物。
- ハワード・プラマー(テイト・ドノヴァン)
- 国防省トップの防衛の専門家。核発射防止プログラム「ゴースト」を開発する。家族のことをとても愛しているが、仕事のために家を空けることが多かった。
- ゾーイ・プラマー(ブリタニー・スノウ)
- ハワードの娘。長女。車の運転が壊滅的にできない。ウルフに対して冷たい態度を取る。弟や妹や母のために父を失った悲しみに必死に耐え、悲しんでいる姿を見せないようにしている。
- セス・プラマー(マックス・シエリオット)
- ハワードの息子。長男。父の願いでレスリング部に入部しているが、本当は演劇に興味がある。
- ルル・プラマー(モーガン・ヨーク)
- ハワードの娘。次女。オマセさん。ガールスカウトに入っている。ボーイスカウトの男の子達に苛められている。
- マーニー(ブラッド・ギャレット)
- ゾーイ達が通う学校の教頭先生。レスリング部のコーチ。言うことを聞かないゾーイ達を目の敵にしている。プライドが高い。
映画『キャプテン・ウルフ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『キャプテン・ウルフ』のあらすじ【起】
アメリカ海軍特殊部隊に所属しているシェーン・ウルフ大佐は、セルビアの反乱軍に拉致されたハワード・プラマー教授を救出するため、部下を率いて出発した。ウルフ達は反乱軍が乗った小型船を制圧し、人質を救出することに成功する。プラマー教授は助かったことを喜び、ウルフに子供達の写真を見せた。だが、ウルフがヘリコプターの離陸の指示を出しに行くと、操縦士は何者かに殺されて亡くなっていた。プラマー教授に危機を知らせに行こうとしたとき、ウルフも何者かに撃たれてしまう。
2か月後。ウルフは退院することが決まったが、プラマー教授が殺されてしまったことに自責の念を感じており、クビを覚悟していた。だが、提督はウルフに任務に戻るよう指示を出した。プラマー教授は国防省トップの防衛の専門家で、核発射防止プログラム「ゴースト」を開発していた。今回はその「ゴースト」を狙った誘拐だったのだが、プラマー教授は「ゴースト」を持っていなかった。そのため、「ゴースト」を探す必要があった。
スイスにプラマー教授の貸金庫が見つかったため、提督はプラマー教授の妻のジュリーと共にスイスに行き「ゴースト」が中に入っているか確認しに行くことになった。その間、ウルフはプラマー教授の子供達を保護しながら、家の中にないか確認することになった。1週間前、プラマー教授の家に何者かが侵入した形跡があった。ウルフは家に監視カメラや防犯装置を設置した。
プラマー教授夫妻には5人の子供がいた。長女のゾーイ・長男のセス・次女のルル・次男のピーター・末っ子のタイラー。末っ子のタイラーはまだ赤ちゃんのため、シッターのヘルガが面倒を見てくれた。子供達は自由に行動するため、ウルフは初日から苦労の連続だった。銃声と悲鳴が聞こえるため慌てて確認に行くと、ルルがゲームをしているだけだった。さらに、庭に侵入者が現れたので確認に行くと、ゾーイの恋人が壁をよじ登っていた。ウルフはゾーイの恋人に腕立て伏せをやるよう指示を出し、懲らしめた。
映画『キャプテン・ウルフ』のあらすじ【承】
ウルフはだらけているプラマー家の子供達に秩序を守らせるため、自分に従うよう指示を出した。子供達は反感を持つが、ウルフは聞き入れなかった。緊急ボタン付きの追跡装置を皆に着けた。しかし、セスがいつの間にかいなくなっていた。部屋に行ったと聞き向かうが、部屋のドアが開かなかった。ウルフはドアを蹴破って開けるが、セスはトイレに行っていただけだった。ウルフは謝罪することなく、追跡装置をセスの腕に着けて立ち去った。
ゾーイとセスはウルフを追い出すため、階段に油を撒いて嫌がらせをした。しかし、ヘルガが誤って足を滑らせてしまい、階段から転げ落ちてしまう。怒ったヘルガは荷物を纏め、家を出ることにした。ウルフがヘルガを引き止めていると、ジュリーから電話が掛かってきた。ウルフはジュリーと電話で話しながら、必死にヘルガを引き止めた。しかし、ヘルガは出て行ってしまう。
ウルフはおむつ替えや食事の支度などをしたことがなかった。トングを使っておむつ替えをし、軍で支給されている戦闘糧食を朝食に出して、何とか世話を行っていた。すると、教頭先生から電話が掛かってきて、ゾーイとセスが今度遅刻すれば退学だと言われる。ウルフは子供達を車に乗せ、学校へと急いだ。あまりにも荒い運転に、子供達は悲鳴を上げた。
教頭のマーニーは偉そうな男で、遅刻してきた子供達を叱り飛ばした。すると、そこにクレア・フレッチャー校長先生が現れる。クレアはマーニーに他の仕事を頼むと、子供達を教室に行かせた。クレアはジュリーからウルフのことを聞いており、子供達を守るためにウルフが任務に就いていることを知っていた。しかも、クレア自身も学費を稼ぐために、4年間海軍にいたことがあった。
映画『キャプテン・ウルフ』のあらすじ【転】
ウルフはクレアの許可を貰い、校内で子供達のことを見張った。すると、セスが6人の男子生徒に苛められているのが見えた。ウルフは止めに入るが、そこにマーニーが現れる。マーニーは男達のやることだと気にした様子もなく、ボンクラのセスには良い勉強だと詰った。しかも、ウルフのことも子守だと馬鹿にしていた。ウルフはあっけにとられるが、セスは庇われたことに腹を立て、余計なことをするなとウルフを怒鳴りつけて立ち去ってしまう。誰かが学校の外に出たため、ウルフはタイラー達をクレアに任せ後を追った。下水道の中で信号を発見するが、追跡装置があるだけだった。ウルフは自宅に帰り、子供達を睨みつけた。
ガールスカウトの日のため、ルルが友達を自宅に連れて来ていた。皆親が出掛けており、追い返すこともできなかった。ウルフはルルに頼まれ、一緒にクッキーを売りに行くことになった。しかし、ウルフが買い物に行っている間に、ルル達はボーイスカウトの男の子達に邪魔をされて居場所を奪われてしまう。ルルは緊急ボタンを押し、助けを求めるが、おもちゃじゃないとウルフに叱られてしまう。
ウルフ達が自宅に帰ると、パーティーが開かれていた。ウルフは子供達をお仕置きし、帰る前に掃除をさせた。その時、ゴーストと書かれたCDを発見する。友達が帰った後、ゾーイがウルフを怒っていると、覆面姿の2人組の侵入者が現れる。ウルフは子供達を逃がし、箒やラケットを使って撃退した。ウルフ達は皆でゴーストと書かれたCDを見るが、それはプラマー教授の発明した品ではなく、映画の『ゴースト』だった。ゾーイ達はやっと自分達が狙われていることを理解する。ウルフは皆の意見も聞く代わりに、自分の意見も聞くよう指示を出した。
映画『キャプテン・ウルフ』の結末・ラスト(ネタバレ)
セスが金髪に染めて、ロッカーにナチスのマークがついたアームバンドを隠し持っていたことで、ウルフは校長室に呼び出される。クレアは父を亡くしたばかりの子供達のことを心配し、話を聞くようウルフに頼んだ。ウルフはセスに声を掛けるが、セスはそれを嫌がった。その後、セスは部屋を抜け出してどこかに出かけて行った。ウルフは家のことをゾーイに頼み、セスの後を追いかけた。すると、セスは舞台に立ち、ミュージカルの練習を行っていた。だが、女の子を持ち上げることができず、演出家が怒って帰ってしまう。ウルフはセスに声を掛けに行った。セスは止められることを恐れるが、ウルフはセスを応援するつもりだった。ウルフは帰って行った演出家の代わりをすると名乗りを上げた。
セスは顧問のマーニーに、芝居をするためレスリング部を止めることを伝えた。マーニーはセスのことを意気地なしと詰った。ウルフはセスを守るために、マーニーに戦いを挑んだ。ウルフは観客の子供達に技を教えながら、マーニーを倒した。それから、ウルフはガールスカウトの子供達に戦い方を教えたり、ゾーイに運転の仕方を教えたり、劇の演出をしたり、子供達と交流を深めた。
ガールスカウトの女の子達は、ウルフに鍛えられたお蔭でボーイスカウトの男達を撃退することができた。ルル達が喜んでいる一方で、ジュリーはパスワードが分からず2週間もスイスに滞在していた。悩んでいたジュリーは、指輪を見て閃く。パスワードは指輪の内側に彫られている言葉と同じ、「僕の天使」だった。
ウルフは地下室にある「ゴースト」を発見し、提督にそのことを報告した。ジュリーは提督と共に自宅へと帰った。ゾーイと子供達の再会を見守った後、ウルフは提督と地下室に行った。しかし、そこに隣人のチャン夫妻が銃を持って現れる。ウルフは反撃するが、提督に殴られ気絶してしまう。提督は金のために国を裏切っていた。
捕らえられていた子供達は、協力して見張りのチャンを倒し逃げ出した。そして、ウルフを起こした。ウルフは子供達に助けを呼ぶよう伝えた。ゾーイ達は車に乗り込み、チャンの追跡を振り切りながら走った。そして、パトカーを発見する。学校にいたクレアは、ゾーイの車の後ろにパトカーが連なって走っているのを見て、異変を察知する。
ウルフは隙を突いてジュリーを助け出すと、提督とチャンの妻に殴り掛かった。そして、無事に「ゴースト」を手に入れる。外に出ると、警官達が子供達に銃を向けていた。ウルフが警官達を止めようとするが、そこに銃を持ったチャンが現れ、警官に銃を置くよう指示を出した。ウルフはクレアがいることに気づき、目で合図を送った。プラマー教授のペットの鴨がチャンに噛みついた瞬間、クレアがチャンに飛びかかり、取り押さえた。
ウルフはクレアに告白してキスをしようとするが、そこにルルが現れる。ウルフはクレアの頬にキスをして、ルルと向き合った。ルルは別れを惜しみ、子供達全員が写った写真を渡して忘れないでくれと頼んだ。ウルフは最高の親友だとルルを抱き締め、忘れないことを誓った。
ウルフ達は皆でセスの劇を楽しんだ。そして、クレアとウルフはキスをした。
映画『キャプテン・ウルフ』の感想・評価・レビュー
アメリカ海軍特殊部隊に所属しているシェーン・ウルフ大佐が、ひょんなことから不慣れな子守に挑戦するドタバタコメディ映画。子供達に対しても、軍隊に指示するかのように言い聞かせているところは思わず笑ってしまった。ウルフ大佐はちょっと頭が固い人だが、悪い人ではないので好感が持てた。
当初はウルフ大佐のことを毛嫌いしていたゾーイが、次第にウルフへの冷たい態度を改めていくようになる。ゾーイが父親が死んで悲しい気持ちをウルフに吐露した場面は、うるっときた。(女性 20代)
徐々に心を開いていく子供達と、不慣れな子育てに奮闘しながら、今まで培ってきた、大佐らしいやり方で距離を縮めていく姿や、子供達一人一人の問題を解決していくところなど、面白くて笑えたり、感動させられるシーンがたくさん詰まっている。連携プレーで黒幕を捕まえるのだが、息が合って、サインも理解できるほどの関係性になっている。子供達のやりたいこと、克服したいことを、ウルフの助けがあり、実現できるようになった所も好きだ。(女性 20代)
『ワイルド・スピード』シリーズの頼れるリーダー、ドムを演じるヴィン・ディーゼルが「ベビーシッター」を演じた今作。彼と言うと『トリプルX』シリーズなどで見せるバキバキの身体にイカつい表情で子供とは「無縁」の存在に思えますが、流石はディズニー作品。彼のチャーミングな部分が全面に押し出されていて、可愛らしくてハッピーな気持ちになれる作品でした。
ヴィン・ディーゼルが演じるのは海軍の特殊部隊大佐でありながら、あるきっかけで子供たちのベビーシッターをすることになる男、ウルフ。戦いでは力を発揮できても、家事や育児となるとダメダメなウルフが少しずつ成長し、子供と心を通わせていく様子はとても微笑ましくて自然と笑顔になれました。
ウルフと過ごすうちに、自分たちの本当の魅力に気付き、成長していく子供たちにも注目です。(女性 30代)
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