この記事では、映画『欲望のあいまいな対象』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『欲望のあいまいな対象』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070615
製作年 | 1977年 |
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上映時間 | 103分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | ルイス・ブニュエル |
キャスト | フェルナンド・レイ キャロル・ブーケ アンヘラ・モリーナ |
製作国 | フランス スペイン |
映画『欲望のあいまいな対象』の登場人物(キャスト)
- マチュー・ファベール(フェルナンド・レイ)
- 初老のブルジョワ紳士。7年前に妻を失くし、裕福ながらも侘しい生活を送っている。メイドとして家にやって来たコンチータの美しさと若さに魅了され、取り憑かれたかのように彼女を追い続ける。
- コンチータ(キャロル・ブーケ / アンヘラ・モリーナ)
- 母親とパリの古いアパートで貧しい暮らしをしている。ダンサーを目指しているが、生活のためにメイドとして働きに出た屋敷でマチューと出会う。若さゆえに奔放で、マチューの心を弄ぶかのような態度を取る。
映画『欲望のあいまいな対象』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『欲望のあいまいな対象』のあらすじ【起】
スペイン南部のセビリア。ブルジョワの老紳士マチュー・ファベールは、荒らされた部屋の一室を見渡しながら執事に片付けるよう言いつけている。その後、彼は列車に乗るため家を出るが、この街では謎のテロ事件が頻発しており、マチューは「またか」とうんざりしている4
パリ行きの切符を買い、列車に飛び乗ったマチュー。バカンスのシーズンとあって、駅は多くの観光客で混雑している。マチューが乗ったコンパートメントには、気立てのいい婦人とその娘、裁判所の判事、心理学教授が乗り合わせる。
まもなくして、マチューを追って若い女が足速にホームに入って来る。しかし、マチューは追い縋る彼女を見るや否や、頭からバケツの水を浴びせた。マチューと同席した面々は、彼の行動に驚いてその理由を尋ねた。マチューはそれに応じて、ここに至るまでの経緯を徐に語り始めた。彼を追って来たのは、コンチータという名の若い女性だった。
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映画『欲望のあいまいな対象』のあらすじ【承】
マチューがコンチータに初めて出会ったのは、従兄で裁判所の判事だったエドワールを自宅へ食事に招いた日のことだった。マチューは、コンチータがその日新しく雇われてマチューの家に仕えることになったメイドだと執事に聞かされる。一目見てコンチータの若さと美しさにすっかり魅せられてしまったマチューは、食事の後にコンチータを自室に呼んだ。マチューはコンチータにアプローチするが、彼女は思わせぶりな態度を取って結局その場を逃げ去った。翌朝、マチューはコンチータがメイドを辞めて、家を出て行ったことを執事から知らされた。
コンチータが屋敷を去ってからも、彼女のことを忘れられないマチュー。そんな時、マチューはローザンヌのレマン湖畔で偶然コンチータと再会する。同世代の演劇仲間と一緒だった彼女は、興行主に騙されて無一文だとマチューに訴える。彼女の気を引きたいがため、マチューはコンチータに金を渡して家の住所を教えてもらう。
映画『欲望のあいまいな対象』のあらすじ【転】
マチューは、コンチータに聞いた住所をもとに彼女のアパートを訪れた。アパートではコンチータと彼女の母が二人で貧しい生活を送っていた。マチューはコンチータに会いたいがために、母親に金銭援助をし彼女の家を何度も訪問する。そして、最終的にコンチータを自分の元に置くことを母親に承諾させる。しかし、コンチータは自分が金で買われたことを知り、マチューに抗議の手紙を残して行方を眩ました。しかし、コンチータに執心なマチューは、夜も眠れず彼女のことばかり考えていた。
後日、マチューはエドワールと訪れたバーで、コンチータと偶然再会する。今度は逃すまいとばかりに、すぐにコンチータを郊外にある自分の別荘に連れ込んだ。しかし、いざ事に及ぼうとしたマチューは、コンチータが貞操帯を付けていることを知り肩を落とす。欲望が一向に満たされないマチューを他所に、コンチータはギター弾きの若い青年を連れ込んでマチューの怒りを買い追い出されてしまう。
映画『欲望のあいまいな対象』の結末・ラスト(ネタバレ)
マチューはエドワールにコンチータのことを忘れたいと相談する。そして、エドワールの手回しによってコンチータと母親は国外退去を命じられ、故郷のスペインの街セビリアに強制送還させられてしまう。
マチューもコンチータのことを忘れるため海外で静養することにする。その場所は偶然にもセビリアで、彼はそこでコンチータに再会することになる。フラメンコの踊り子をしているというコンチータだったが、以前と変わらず母とぎりぎりの生活を送っていると聞かされる。さらに彼女が観光客相手にヌードダンサーをしていると知って同情したマチューは、彼女に家を買って与える。
マチューがそこまでしてコンチータに愛を注いでも、彼女は釣れない態度を取るばかり。彼の誘いを拒否するどころか、またしても家にギター弾きを連れ込んでマチューの目の前で抱き合う彼女。
さすがに愛想も小想も尽きた彼はコンチータに見切りをつけたのだが、彼女はマチューをパリ行きの列車まで追いかけて来たのだ。そして、マチューが乗るコンパートメントにやって来たコンチータは、逆に彼にもバケツの水を浴びせる。
結局マチューは根負けして、またコンチータと寄り添いながらタクシーに乗り込むのだった。
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映画『欲望のあいまいな対象』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『欲望のあいまいな対象』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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