この記事では、映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070663
製作年 | 1972年 |
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上映時間 | 101分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | ルイス・ブニュエル |
キャスト | ジャン=ピエール・カッセル デルフィーヌ・セイリグ フェルナンド・レイ ポール・フランクール |
製作国 | フランス |
映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』の登場人物(キャスト)
- ラファエル・アコスタ(フェルナンド・レイ)
- 架空の国ミランダ共和国の駐フランス大使。裏ではコカインの密輸に手を染めている。また、友人であるフランソワの妻のシモーヌと不倫している。
- フランソワ・テヴノ(ポール・フランクール)
- アコスタの友人。ラファエルのビジネスパートナーでもある。
- シモーヌ・テヴノ(デルフィーヌ・セイリグ)
- フランソワの妻。ラファエルと不倫している。
- フロランス(ビュル・オジエ)
- シモーヌの妹。酒癖が悪い。チェロの音色が嫌い。
- アンリ・セネシャル(ジャン=ピエール・カッセル)
- アコスタの友人。ラファエル、フランソワの仕事仲間。
- アリス・セネシャル(ステファーヌ・オードラン)
- アンリの妻。友人との食事より夫とのセックスを優先する。
映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』のあらすじ【起】
ある日、友人のセネシャル夫妻からディナーに招かれたラファエル、フランソワとシモーヌのテヴノ夫妻、シモーヌの妹のフロランス。四人はセネシャル邸を訪れるが、夫のアンリの姿が見えない。夕食の準備もされておらず、出迎えた妻のアリスは寝間着姿だった。約束は明日だと思っていたと言うアリス。
仕方なくアリスを含め一行は、フランソワの知り合いが経営するレストランへ食事に向かった。店に入り注文をしていると、奥からさめざめと泣き声が聞こえて来る。シモーヌ達が様子を伺いに行くと、店主が今日亡くなってしまい葬儀の最中だということ。店員からは通常通り営業していると言われるが、一行はとても食事をする気にはなれず店を後にする。
ラファエルは、南米にあるミランダ共和国の大使としてフランスに駐在していた。その裏で彼は外交特権を利用して、友人のフランソワ、セネシャルとコカインの密輸に手を染めていた。
翌日、改めてラファエル達はセネシャル邸を訪れる。しかし、夫妻は今日に限って性欲を抑えきれず、客人を待たせたまま愛し合っていた。セネシャル夫妻が一向に二階から降りて来ないので、何か事情があると思い一行は帰ってしまう。
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映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』のあらすじ【承】
情事を終えたセネシャル夫妻が階下に降りると、地区の司教だという男が訪ねて来る。セネシャル邸の庭師が辞めたことを聞いて、自分にその仕事をやらせて欲しいと言うのだ。戸惑いながらも、セネシャル夫妻は彼を雇うことにした。
街中のとあるカフェ。アリスとシモーヌ、フロランスの三人が、ティータイムを楽しんでいると、見ず知らずの軍人の男が近寄って来た。そして、「少年時代に、死んだ母の亡霊に頼まれて父を毒殺した云々…」という不気味な話を聞かされる。注文した飲み物も来ない。すると店員がやって来て、「全て品切れになってしまったので何も出せない」と言った。
ラファエルの自宅に不倫しているシモーヌがやって来るが、そのすぐ後に偶然フランソワも訪ねて来る。何とか不倫がバレることはなかったものの、シモーヌは帰ってしまいラファエルはお預けを食らってしまう。
三たびセネシャル邸で夕食会が催されるが、明日からこの辺りで軍事演習を予定している軍隊の一団がやって来る。さらにそこへ伝令の兵士がやって来て「友人の亡霊たちが自分の前に現れる夢を見た」という気味の悪い話をされ、皆食欲がなくなってしまう。軍の大佐はお詫びに、ラファエル達を自宅へ招く。
映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』のあらすじ【転】
一行は早速大佐の邸宅を訪ねる。しかし出されたウイスキーは不味く、ゴム鞠のような肉を出されて驚く。一行がうんざりしていると、背後にあった緞帳が突然上がる。何とここは舞台の上で、大勢の観客が座っており自分達は見せ物になっていたことが分かる。観客から野次を飛ばされ皆が舞台から降りていく中、アンリは演技をしなければと座っていた。演出家と思しき男が、舞台の下からアンリにセリフらしき文言を伝えるが、当然分かる訳もなくアンリは焦る。
その時、アンリは目を覚ます。これは夢だった。
後日、大佐邸を訪れた一行。皆が歓談する中、大佐とラファエルが些細なことで言い争いになる。祖国について暴言を吐かれて怒ったラファエルは、大佐を銃で撃ち殺してしまう。唖然とする一同。
その時、フランソワは目を覚ました。今度は彼の夢だったのだ。
もう何度目かのセネシャル邸でのパーティー。しかし、またしても邪魔が入る。やって来たのは警察で、コカイン密輸容疑でラファエルら男三人が皆逮捕される。なぜか女性三人も全員捕まって連行されてしまう。
映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』の結末・ラスト(ネタバレ)
一行は留置場の牢屋へ放り込まれ、警官たちがなぜか早々に帰宅して行く。夜になると、かつてここにいた巡査の幽霊が出るというのだ。すると、ラファエル達の前に本当にその男の幽霊が現れ、牢屋を開けて一行を逃がしてくれる。
その時、署のソファでうなされていた刑事が目を覚ます。これは彼の夢だった。その直後、警察署に内務大臣から電話が掛かって来る。外交問題を避けたい大臣の根回しで、ラファエル達は釈放されることになったのだ。
セネシャル家の庭師になった司教のところに、ある病人の懺悔を聞いて欲しいと女性がやって来る。その病人の男の元に行くと、「自分もかつて庭師で、昔仕事をしていた家の主人夫妻を殺してしまった」と告白した。司教は側にあった写真を見て、その主人夫妻が自分の両親だったことに気付くと、その男を銃で撃ち殺してしまった。
いつものようにセネシャル邸に会したー行の元に、また邪魔が入る。今度は何とテロリスト達で全員銃殺され死んでしまうが、ラファエルだけテーブルの下に隠れていた。結局ラファエルも見つかってしまい、銃でズドン…
その時、ラファエルは目覚めた。やはり夢だった。そして、彼はようやく食事にありつけたのだった。
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映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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